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携帯電話がすっかり普及したことで新年の挨拶もメールやSNSで済ませる人が増え、2020年用の年賀はがきの製造は23億5千万枚と、2004年用の半分近くまで減りました。また、3人に1人が年賀状を送らないとされています。[1] その一方で年賀状は、長年交友を隔てている幼なじみや恩師に近況を伝えて旧交を温めるものとして、ビジネスでは取引先や上司との関係性を円滑にするためのものとして作用する、日本人にとって欠かせない行事です。年賀状離れが進む昨今だからこそ、送ればきっと相手に喜ばれます。しかし、年賀状を書く上で、宛名、差出人、賀詞など、それぞれにマナーとルールがあります。

パート 1 の 4:
宛名を書く

  1. 1
    基本は縦書きで書く 日本語は縦書きで書くのが正式なルールであるため、年賀状も縦書きにしましょう。ただし、表面と裏面で縦書きか横書きかを揃えます。たとえば裏面が横向きの場合は、宛名も横書きとなります。目上の人に出す場合は、宛名面、裏面とも縦書きにしましょう。親しい相手であれば横書きでも構いません。[2]
  2. 2
    文字バランスに気をつける 相手の名前ははがきの中央(郵便番号のはじめの3桁の真ん中あたり)に書き入れます。住所は名前より高い位置から書き始めます。相手の住所は名前より小さく、相手の名前は一番大きく目立つように書きましょう。[3]
    • 横書きの場合は、切手の下を1cmあけて宛先を書きます。宛名は、はがきの中央付近に書きましょう。
  3. 3
    敬称の付け方は相手によって違うので気をつける 年賀状でなくても誰かに手紙を送る場合は、相手の宛名の下に「様」を付けるのがマナーです。年賀状は恩師、法人、家族に向けて送ることも多いので、正しい敬称を使いましょう。送る相手によって異なります。
    • 会社宛:「御中」を付ける。例)○○○○株式会社 御中
    • 部署宛:部署に「御中」を付ける。例)○○○○株式会社 総務部御中
    • 恩師、弁護士、政治家宛:「先生」を付ける。例)○○○○高校 ○○○○先生
    • 家族宛:「御一同様」を付ける。例)○○○家御一同様[4]
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パート 2 の 4:
差出人氏名を書く

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    相手の住所・氏名より小さめに書く 差出人の住所は宛先の住所よりも小さな字で、はがきの半分よりやや上から書きましょう。相手よりも小さめの文字で低い位置に書くことは、相手に対して謙譲の姿勢を伝えることになります。郵便番号の右端に揃えて書くとバランスがよく見えます。
    • 裏面に住所氏名を書いている場合、表面に書かなくてもマナー違反にはなりません。[5]
  2. 2
    結婚した場合は連名で書く その年に結婚した場合、年賀状を送る相手との関係性によっては、夫婦連名で出します。相手と配偶者の間に面識がある、今後、家族ぐるみでお付き合いする可能性がある、夫婦両方の親戚に当たる、この3点に当てはまる場合は夫婦連名で出しましょう。配偶者と面識のない友人やビジネス関係の相手には連名で出す必要はありません。
    • 連名で出すときは、世帯主をフルネームで書いで、左隣に配偶者の名前のみを記載しましょう。相手が世帯主でない方の友人や親戚であっても、世帯主の名前をフルネームにします。[6]
  3. 3
    子供関連の知り合いには子供の名前も付記する 子供の学校や習い事先で知り合ったママ友や、子供の学校の担任教師宛に年賀状を送るときは、子どもの名前を連名で記載します。宛名にも付き合いのあるママ友の名前と、その家の子供の名前を連名で書きましょう。自分の子供が相手との関係の主体になるためです。[7]
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パート 3 の 4:
賀詞(がし)を書く

  1. 1
    目上の人には漢字2文字の賀詞は避ける 表面を書き終えたら裏面を書いていきます。デザインなどは好きにしてよいのですが、気をつけなければいけないのが、「賀詞」です。賀詞とは、年賀状に載せるお祝いの言葉です。「謹賀新年」「賀正」「あけましておめでとうございます」などの定番のフレーズがそれです。いろいろ種類があるのですが、実は目上の人には「賀正」「迎春」などの漢字2文字の賀詞を使ってはいけません。漢字2文字だけですと、丁重さに欠けるという印象になってしまいます。
    • 相手が目上の人の場合は、「謹賀新年」「恭賀新年」など4文字の賀詞を使いましょう。
    • 「謹んで新年のお慶びを申し上げます」「謹んで初春のお慶びを申し上げます」これらも目上の人に使えます。「謹んで」という言葉を入れます。
    • 相手が目下の人や友人・知人の場合は「寿」「福」という1文字の賀詞を使います。
    • 相手を選ばずに使える賀詞は「あけましておめでとうございます」「Happy New Year」などです。[8]
  2. 2
    重複は避ける 賀詞を使えるのは1枚につき1つだけです。「Happy New Year」と書いているのに、「賀正」という言葉を同時に1枚の年賀状に書いてはいけません。賀詞自体の間違いのにも気を付けましょう。
    • 「新年あけましておめでとうございます」…「新年」と「あけまして」の意味は同じですので、どちらかの言葉を削る必要があります。
    • 「A Happy New Year」:冒頭の「A」は要りません。使いがちですが、実は間違っています。[9]
  3. 3
    句読点や忌み言葉は避ける 句読点は「終わり」を意味するので年賀状では使ってはいけません。また、昔の日本語には句読点の文化は存在しなかったため、年賀状のような正式文章で句読点を打つことは、相手を「句読点がないと文章が読めない人」と見下すことになってしまいます。[10]  「忌み言葉」にも気を付けましょう。「去年」という言葉は「去」が「去る」を連想してしまうので新年の挨拶に対してはふさわしくありません。失う、つぶれる、破れる…なども禁止です。
    • 「去年」のことを書きたい場合は「旧年中は」という言葉を使いましょう。[11]  
  4. 4
    日付は元旦と書く 元旦とは「1月1日の朝」のことを指します。ですので、「一月一日元旦」はこれも重複表現になってしまいます。元旦に届かなそうな場合は「元旦」とは書かず、「一月」「正月」という言葉に変えましょう。年号の表記は西暦でも和暦でも構いません。[12]
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パート 4 の 4:
投函し、返事をする

  1. 1
    1月1日に届くように投函する 郵便局では12月25日までに差し出された年賀はがきは確実に元旦につくようにしてくれます。そのため、遅れないように早め早めに年賀状の作成に取り掛かりましょう。ポストに投函する際は、年賀はがき専用の窓口へと投函します。郵便局での年賀状の受付は12月15日からですので、15日〜25日の10日間のうちに出します。[13]
  2. 2
    送っていない人から来ても返事をする 自分が年賀状を送っていない相手から年賀状が来ることはよくあることです。そんな場合は、必ず返礼を出しましょう。元旦に出す場合は、日付は元旦でも構いませんが、2日以降の場合は、その日の日付を書いたり、「正月」などのフレーズにするようにしましょう。送る際にはお礼の言葉と遅くなったことに対するお詫びの言葉も必ず添えましょう。[14]
  3. 3
    喪中の時に来たら寒中見舞いを送る 喪中の際に年賀状が来てしまったら、寒中見舞いとして返礼をします。寒中見舞いを出すのは松の内(1月7日)があけてから立春(2月4日)までで、その寒中見舞いに年賀状を送れなかった事情を説明しておきましょう。その際には「おめでとう」などの言葉はつかってはいけません。
    • 逆に、喪中の人に知らずに年賀状を送ってしまったら、寒中見舞いでそのお詫びをしましょう。[15]  
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ポイント

  • 宛名、差出人を書くときは、縦書きなら漢数字(一、二、三)横書きならアラビア数字(1、2、3)を使います。
  • 年賀状の裏面は、賀詞、本文(謝辞、祈り、お願いを短くまとめた1文)、日付で構成します。送り先に対して1つ1つ、添え言葉を入れると好印象です。
  • 賀詞もそれぞれ意味が細かく異なっているので、意味を調べて、相手に合わせて使いましょう。[16]
  • 書き損じてしまった場合、宛名の場合は修正液などで消さず、また新たな年賀状に書き直しましょう。新年を祝うものに対して修正液を使うのは失礼に当たります。[17]
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注意事項

  • 年賀状は、たとえ正月期間を過ぎても送るようにしましょう。もらった場合は必ず返礼を出すようにしましょう。
  • 子供の写真入りの年賀状などは、プライベート感が強すぎるので、上司や取引先などのビジネス上の相手に出すのは避けましょう。
  • 年賀状をもらったのであれば年賀状で返事を出すようにしましょう。メールでの返信は便利であっても、マナーとしては違反にあたります。[18]
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カテゴリ: 祝祭日・年中行事
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