ミツバチは庭を豊かにする益虫です。植物の多くが、花から花へ飛び回るミツバチを介して受粉します。ミツバチが活発に飛び回るようになれば、みなさんの庭は一層活力にあふれ、たくさんの花で彩られるでしょう。ミツバチは野性に近い環境を好みます。ぜひ、野草、果物、野菜、ヒマワリなどを植えてミツバチを呼び寄せましょう。さらに、水場やシェルターを提供してみなさんの庭をミツバチの憩いの場にしましょう。以下の項目では、ミツバチを呼び寄せる方法について、さらに詳しくご説明します。

パート 1 の 2:
ミツバチが好む花

  1. 1
    みなさんの地域に自生する花を植えましょう。ミツバチは野草と共に進化した昆虫です。したがって、ミツバチと最も相性が良いのはその地域の“在来植物”といえます。お住まいの地域に自生する花はどのような品種でしょうか?分からない場合は、園芸店で自生種の詰め合わせを購入するか、または、種を植える前にオンラインで調べましょう。あまり自生種だらけにしたくないというみなさんは、自生種の中でも、庭にある他の植物と競合しない品種をいくつか植えてミツバチを呼び寄せましょう。
    • 野草が増えれば飛来するミツバチの数も増え、みなさんの庭はさらに豊かになるでしょう。野草を植えるメリットはたくさんあります!
    • 一つ二つの品種を植えるのではなく、形や質感の違う多種多様な花を植えましょう。庭にある植物の品種が増えれば、様々な種類のミツバチを始め、その他の益虫や野生動物を養うことができます。[1]
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    単弁花を植えましょう。ミツバチは、複数の花びらが組み合わさった合弁花ではなく、1枚の大きな花びらから成る単弁花を好みます。一般的に合弁花に比べ、大量の花粉を生み出す単弁花は、お腹を空かせたミツバチにとって一層魅力的な食糧源になります。また、単弁花は花弁が一続きのため、花粉を求めるミツバチが花びらの表面を移動しやすくなります。[2] ミツバチが好む代表的な花には以下のようなものがあります:
    • シオン
    • クジャクソウ
    • クローバー
    • コスモス
    • クロッカス
    • ダリア
    • ジギタリス
    • ゼラニウム
    • タチアオイ
    • ヒヤシンス
    • マリーゴールド
    • ケシ
    • バラ
    • マツユキソウ
    • ヒマワリ
    • ヒャクニチソウ
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    黄色、白、青、紫の花を植えましょう。ミツバチは、ピンク、オレンジ、赤以上に、黄色、白、青、紫といった色彩に惹かれます。ことさら庭の色調を黄・青・紫にする必要はありませんが、これらの色の花を適度に散りばめれば、ミツバチを長期間引き留めることができるでしょう。
  4. 4
    花は順に咲かせるのが効果的です。庭の花が一斉に咲くと、ミツバチは一挙に群がり、夏が終わる前にすべての食糧を取り尽してしまいます。様々な品種の花を植え、春・夏・秋を通して少しずつ開花させれば、長期にわたって食糧を確保できるため、ミツバチは喜んで周辺に留まるでしょう。
  5. 5
    花を付ける野菜や果実類を植えましょう。ベリー、メロン、スカッシュ、キュウリ、そしてミザクラなどの果樹は、ミツバチ好みの香り豊かな花や果実を付けます。また、それらの植物にとっても、ミツバチは受粉に欠かせない存在です。やがて収穫の季節が来れば、みなさんはきっとミツバチに感謝するでしょう。[3]ミツバチは特に以下のような果物や野菜を好みます:
    • ブラックベリー
    • カンタロープ(マクワウリなど)
    • キュウリ
    • ヒョウタン
    • ミザクラ
    • トウガラシ
    • カボチャ
    • スカッシュ
    • イチゴ
    • スイカ
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    ハーブを植えてミツバチを呼び寄せましょう。花壇用にスペースが余っていれば、ぜひ利用しましょう。ミントを始め、セージ、ローズマリー、ジャコウソウ、モナルダなど、各種ミツバチが好む香草がたくさんあります。[4] みなさんのお好みで、以下のようなハーブを植えてミツバチを喜ばせましょう:
    • モナルダ
    • ルリジサ
    • イヌハッカ
    • コリアンダー(パクチー)
    • フェンネル(ウイキョウ)
    • ラベンダー
    • ミント
    • ローズマリー
    • セージ
    • ジャコウソウ
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パート 2 の 2:
ミツバチが好む場所

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    庭には多少の野性味も必要です。綺麗に草が刈り取られていたり、ぬかるみひとつない手入れの行き届いた庭では、どれだけ野草を植えても、ミツバチは居心地が悪くなってしまいます。れっきとした野生動物であるミツバチには、やはり自然な生存環境が必要です。ミツバチが安心してみなさんの庭を住処にできるように、以下の方法を試してみましょう:
    • 庭や裏庭にいくつかスペースを空けて草地にしましょう。
    • あえて手を入れない場所を作り、天然のクローバーを生やしたままにしましょう。庭にクローバーがない場合は、秋にシロツメクサの種を庭の一角にまくと良いでしょう。
    • 小藪をそのままにして、木の下の落ち葉はなるべく掃かないようにしましょう。ミツバチはそのような場所で巣を作ります。
    • 土がむき出しになった区画は、雨が降ってぬかるんでも、そのままにしておきましょう。種によっては、巣を地下に作るミツバチもいます。それらのミツバチにとって、泥が豊富な場所は格好の営巣地になります。
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    水場を作りましょう。鳥用の水飲み場(バードバス)では水深が深く、溺れ死ぬ危険があるため、ミツバチには有効ではありません。水に触れる前に、ミツバチは着地できる場所を必要とします。安全地帯に着地したミツバチは、手足を使って端まで這って行き、そこで水分補給や水浴びをします。ミツバチ用の水場には広くて底の浅い皿またはトレイを使い、周辺に沿って内側に平らな石を並べておきましょう。石の上から水を注いでトレイの底に流し込みます。トレイはミツバチが最も好きそうな花の近くに置きましょう。飛来したミツバチは一旦石の上に着地し、そこから水に向かって歩くことができます。
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    シェルターを提供しましょう。ジメジメした草木や切株はミツバチが雨風を凌ぐのに理想的な場所です。最近では、ミツバチの営巣地として、養蜂箱やその他自作したシェルターを設置する園芸愛好者も増えています。庭にミツバチを呼び寄せて、その繁殖の手助けをしたいと真剣にお考えのみなさんは、ぜひ試してみましょう。以下の方法に従い、手始めに小さなミツバチの“家”を作ってみましょう:
    • 小さな木箱を用意して明るい色に塗装します。白、黄色、明るい青、紫などが良いでしょう。ミツバチに優しい有機塗料を使いましょう。[5]
    • 木箱の内側に巣穴を詰め込んで真っ直ぐに立てます。巣穴は園芸店で販売されていますが、自作することもできます。茶色の画用紙を鉛筆に巻き付け、端を摘んでテープで固定します。両端の空いた細長い筒が出来上がります。[6]それらの巣穴を詰めた木箱を真っ直ぐに立てれば、ミツバチは穴から入り込むことができます。
    • 出来上がった養蜂箱を立ててみましょう。巣穴が内側に隙間なく詰まっていれば、木箱を動かした際にバラバラになることはありません。木の枝または柱の下といった雨のかからない場所を選び、目線の高さに吊り下げましょう。
    • 養蜂箱の近くの地面を掘り返し、土や粘土をむき出しにしておきましょう。ミツバチはそれらを材料にして巣作りをします。[7]
  4. 4
    農薬や殺虫剤の使用はやめましょう。ミツバチは農薬やその他園芸用の化学薬品に極めて敏感です。化学薬品を含まない天然の駆除剤を使い、無農薬の庭作りを心がけましょう。どうしても駆除剤の散布が必要な場合は、日没後に作業をしましょう。夜間は蜂が最も不活発な時間帯です。ニコチンやピレスロイドといった、ミツバチに有害とされる薬品は避けましょう。
    • 総合的病害虫管理(IPM)は、さまざまな病害虫防除対策を組み合わせ、殺虫剤の使用を削減する取り組みです。総合的病害虫管理について調べ、自宅の庭に適した方法を探してみましょう。
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    花の咲く木を植えて、ミツバチを呼び寄せましょう。満開の花をつけた木々はミツバチにとって最高の餌場となるだけでなく、庭の景観もずっと良くなります。[8]日本にお住まいのみなさんは、以下のような樹木を試してみると良いでしょう。
    • シナノキ(ボダイジュ)
    • タイサンボク
    • サワーウッド
    • アメリカハナズオウ
    • ハナカイドウ
    • ニセアカシア
    • ザイフリボク
    • ユリノキ
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ポイント

  • ミツバチが好む植物は、ハチドリや蝶も呼び寄せます。
  • 殺虫剤の代わりに、クモやテントウムシといった野生動物の助けを借りて寄生虫を駆除しましょう。また、手作業で、あるいは天然素材の駆除剤(玉ねぎ、ニンニク、トウガラシなど)を使って駆除することもできます。
  • 近くの養蜂農家に連絡を取り、そこのミツバチを自宅の庭に放しても良いか尋ねてみましょう。
  • ミツバチは底の浅い水場を好みます。水場を提供すると同時に、水は頻繁に入れ替えましょう。水が汚れるとボウフラが発生し、さらに厄介な問題を抱えることになります!
  • ミツバチをずっと庭に住まわせても構わない場合は、養蜂箱を設置するか、または営巣地を提供しましょう。巣の形態はミツバチの種類によって異なります。マルハナバチのように地面に巣を作るものもあれば、木の穴や枝に巣を作るものもあります。
  • 近所で蚊の駆除剤が散布される場合は注意しましょう。それがミツバチのコロニーに危害を及ぼすようであれば、直ちに対策が必要になります。
  • ミツバチの巣には、あまり光を当てないようにしましょう。

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注意事項

  • みなさんまたはご家族にミツバチに対するアレルギーがある場合は細心の注意が必要です。くれぐれもミツバチを挑発するような行為は慎みましょう。また、外に出る時は靴を履き、蜂が潜んでいそうな藪や植物は避けましょう。さらに念のため、エピペンを携行するのも良いでしょう。スズメバチに比べ、ミツバチはそれほど攻撃的ではありません。アレルギーのある人でも、慎重に行動すれば襲われる心配はないでしょう。
  • 巣にいるミツバチに危害を加えてはいけません。
  • 庭を訪れるミツバチが増えるに従って、さらに注意が必要になります。特に裸足で歩く時や、花の間を歩く時は気を付けましょう。
  • ミツバチに砂糖水、シロップ、または粉砂糖を与えてはいけません。ミツバチに必要なのはあくまでも天然の蜜であって、加工された甘味料ではありません。
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必要なもの

  • 適切な植物
  • 営巣地(任意で)


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