引越しそのものを心待ちにしている人でも、荷造りを楽しみにすることはそう多くありません。荷造りを楽に進めるには、引越し予定日の少なくとも1か月前には(できればもう少し前から)箱を集め始めることが鍵となります。スーパーや病院にはちょうどよい大きさの清潔な箱を置いていることがよくあります。依頼して取っておいてもらったり、買い物に行くたびに持ち帰ったりするとよいでしょう。慌てずに済むよう早めに荷造りを始めて、いざ引越し準備開始です。

パート 1 の 3:
準備と整理

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    大小各種の引越し用の箱と荷造りに必要なものをすべて集めましょう。大小さまざまのものを収めるには、大きさが異なる頑丈な箱を用意する必要があります。必ず質のよい梱包資材と引越し用の頑丈な箱や段ボール箱を購入しましょう。おすすめのものを専門のスタッフに尋ねてみるのもよいかもしれません。また、以下のものも準備しておくとよいでしょう。
    • 緩衝用の詰め物
    • 気泡シート
    • 包装材
    • 新聞紙、新聞用紙
    • はさみ
    • 強力なガムテープ
    • ラベルシール
    • マーカー
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    引越しに当たって常に必要となる重要書類をまとめた「引越し用ファイル」を作成しましょう。ファイルにはトラックの予約情報や引越し業者への支払いコード(適宜)、動物病院の受診記録(適宜)、業者への心付け、ホテルの予約情報、重要な連絡先(不動産会社や賃貸主)など、荷解き前に必要となる可能性がある重要書類をすべてまとめておきます。
    • このファイルは、誤って箱に梱包してしまうことがない安全な場所(バッグまたは手荷物など)に保管しましょう。引越しに付き物である混沌の山に埋もれない場所であることも重要です。
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    引越しの数日前に、家族一人ひとりのスーツケースや箱を荷造りしましょう。個人用の小さな石けん、新品の歯ブラシと歯磨き粉、洗面タオルとバスタオル、使い捨てかみそり(適宜)、着心地のよい服(スウェットなど数着)、着替え一式(2セット)など、最初の数日間(すべてがまだ箱の中にある期間)に各人に必要となるものをすべて詰めます。こうしておけば、必要なものをすぐに取り出すことができます。
    • これらの箱やスーツケースは、他のものに紛れることがない安全な場所に置いておきましょう。車もしくはもっと離れた所(職場や近所の家など)がよいでしょう。車など当日の移動手段で手荷物として運びます。
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    緩衝用の詰め物として使える古い洋服を数着準備しましょう。気泡シートや緩衝材を大量に購入する代わりに、洋服を緩衝材として使用します。お金の節約になるのはもちろんのこと、洋服はいずれにしても荷造りしなくてはならないのですから、まさに一石二鳥です。紙や気泡シートに比べると洋服のほうが柔軟性に優れている場合も多々あります。
    • ガラス製品などは一つずつ靴下に包みましょう。まるで靴下はこのためにあるのではないかと思うほどに効果があり、互いにぶつかり合っても割れたりしません。
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    テレビの背面などといった取り付け手順が複雑なものは、写真に収めておきましょう。細かい調整に何時間もかけて取り付けたにもかかわらず、また取り外さなければならないなんて、とうんざりしているものはありませんか。そのようなものは写真を撮っておき、後で参考にするとよいでしょう。
    • 額やインテリアの飾り付けなども写真に収めておくとよいかもしれません。もちろん記念にもなり、懐かしい思い出に浸ることができます。
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パート 2 の 3:
効果的かつ効率的な荷造り

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    現在の住まいに荷造りの作業スペースを十分に確保しましょう。荷造りを効率的に行うには、荷物を引っ張ってきて置いておけるようなゆとりある広々とした空間が必要です。箱や梱包用品、ペン、ガムテープ、ラベルシールなどはこの場所に置きましょう。ここが引越し作業専用の部屋になります。
    • 箱に荷物を詰めて封をする際は、搬入先の部屋や箱の中身に加え、番号も記しておきましょう。こうしておけば引越し業者に箱の個数を正確に知らせることができるだけでなく、一つでも紛失したときにすぐにわかります。
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    荷物を隙間なく詰めましょう。包装材や気泡シート、洋服などを十分に重ねて一つひとつ丁寧に包みます。壊れることがないように箱の中の最善の場所を選んで、細心の注意を払いながら詰めていきます。重いものは箱の底に、軽いものは上のほうに入れましょう。箱の数を最小限に抑えられるよう、できるだけたくさんのものを詰めます。
    • 本やおもちゃなどといった重いものは小さな箱に詰めましょう。ただし、箱が膨れ上がって破れそうになるほど詰め込むのは禁物です。
    • 壊れやすいものや割れものを取り扱う際は、特に注意して丁寧に行います。必要であれば、包装材や気泡シートをさらに重ねて包みましょう。ボトルとキャップの間には食品保存用のラップを巻いて液漏れを防ぎます。また、壊れやすい化粧用品の間には脱脂綿を挟んだほうがよいでしょう。
    • 箱の中の隙間を埋めるには、丸めた新聞紙やクシャクシャにした紙を使います。
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    搬入先の部屋を記載した箱には、その部屋に入れるものをすべてまとめましょう。引越し先での荷解きが楽になります。荷造りは一度に一部屋ずつ行うようにし、小さなものから始めれば作業の邪魔にもなりません。荷物を解いたときにものを見つけやすいように、箱にはすべて必要事項をきちんと記して封をします。
    • こうしておくと引越し業者も作業がしやすくなります。時間に追われていない丁寧な業者であれば、ラベルが貼られた箱をそれぞれしかるべき部屋に搬入してくれるはずです。
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    大きなものを分解しましょう。金具類はすべて中身と搬入先の部屋ごとに分別し、厚手の食品保存用の袋に入れます。これを六角レンチやスクリュードライバー、ペンチなどといった必要な工具と一緒に一つの箱にまとめて梱包しておくと、引っ越してからの組み立て作業が楽に行えます。
    • 金具と工具類が入った箱は必ず、誰にとってもわかりやすい中心的な場所に置いておきましょう。こうすると組み立て作業がずっと楽になります。箱の中にはイヤホンやリモコン、釘が入った箱など、引越したらすぐに必要となる小物を一緒に入れておきましょう。
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    作業は台所から始め、一部屋ずつ行いましょう。不要なものは処分し、使うものだけを箱に詰めます。台所や机、家中のテーブルの引き出しから出てくるバラバラになりがちな小物は、食品保存容器にまとめましょう。容器には中身と搬入先の部屋を記したラベルシールを貼り、しっかりとふたをするかテープで留めます。大小各種の袋を使っても構いません。「ステレオ用ケーブル」「筆記用具」など、袋の内側にはそれぞれ中身を記した付箋を貼っておきましょう。大きめの箱に部屋と中身を正しく記したラベルを貼り、上記の容器や袋をまとめて入れます。
    • 皿はレコードと同様、垂直方向に積み重ねましょう。食器洗浄機の中も忘れずに確認してください。
    • ネックレスなど(絡まってしまわないように)形状を保ちたいものはありませんか。そうしたものは、広げたまま食品保存用ラップやストレッチフィルムで包んでから箱詰めするとよいでしょう。
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パート 3 の 3:
仕上げ

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    「最初に開ける箱」は最後に梱包しましょう。この箱にはおそらく、引越し当日まで使い続けるものを入れることになるでしょう。荷解きが終わる前に使いたい便利な小物を頭に浮かべてみましょう。食器用洗剤やスポンジ、キッチンペーパー、ティッシュペーパー、ペン(数本)、はさみ、プラスチック製または紙製の皿やフォーク、栓抜き、家族全員分のバスタオル、鍋、フライパン、プラスチック製の調理用スプーン、予備のカッターナイフなどを入れておくと便利かもしれません。
    • 引越し後、荷解きを終えるずっと前の段階で手洗いや食事、入浴が必要となることを覚えておきましょう。上記の箱があれば、こうした日常生活が楽に行えます。
    • 引越し当日にお腹が空いたり低血糖に陥ったりした人が出た場合に備えて、飴玉などの甘いお菓子も入れておくとよいでしょう。イライラせずに済む効果的な方法です。
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    荷詰めの後、封をしてラベルを貼り終わった箱から順に積み重ねましょう。箱は梱包作業をしたのと同じ部屋に積んでおきます。テーブルタップや延長コード、接地アダプターは一つの箱にまとめて梱包すると、後で探すときにずいぶんと楽です。
    • 金具類や延長コードを入れた箱には、それとわかるようにはっきりと中身を明記します。どちらの箱も明るい黄色や赤色のスプレーペイントで印を付けるのがよいでしょう。
    • 取り外したネジやボルトはすべて元の穴に戻しておきましょう。ベッドや電灯の傘を組み立てる際にネジ類を探し回る必要がなく、すぐに作業できます。
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    箱の個数を記録してきた場合は、数をひととおり数えてみましょう。何がどこにあるか把握していますか。頑丈に封をしなおす必要がある箱はありませんか。箱の数が予想を上回り、大きめのトラックを準備してもらうよう業者に手配する必要はありませんか。
    • 壊れものとそうでないものは判別できますか。万が一に備えて自分で取り扱いたいものはありませんか。どこにあるのかを常に把握しておけるよう、別にしておきたい箱がいくつかあるかもしれません。
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    各部屋を見て回り、残されたものがないことを確認しましょう。新居へ移動する直前まで必要になるものを一つの部屋にまとめましょう。トラックに荷物が積み込まれ、業者から荷積みが完了したとの報告があった後は、全室を見て回って積み残しの有無を確認するのはあなたの責任です。すべての部屋がきれいになったことを確認できたら、ドアを施錠して出発しましょう。
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ポイント

  • 普通の皿の間に発泡スチロール製の皿を挟むと割れるのを防止できます。
  • 掃除用品は新居で必要になるため、トラックには最後に積み込みます。
  • クリスマス用の電飾やコート、ガーデニング用品などといった季節ものは、新居に移るまで使う予定がないのであれば、引越し予定日よりもだいぶ前から梱包を始めて早めに荷造りを終わらせます。
  • 使わないものはすべて処分するか寄付しましょう。
  • 袋に詰めた衣類は壊れものの間に入れる緩衝材として使うことができ、またトラックをレンタルして自分で作業する場合には、荷物を積み込んだときにできる隙間を埋めるのにも便利です。袋には内容物や部屋を明記したラベルを貼りましょう。
  • 箱に封をする際には粘着テープではなく、必ず梱包用のガムテープを使用しましょう。
  • タオルやシャツ、壊れにくいものはゴミ袋に詰めて構いません。必ず結び手の付いた頑丈な袋を使用します。持ち運びがしづらくなるため、詰め込みすぎには気を付けましょう。誤って捨ててしまうことがないよう、袋にはラベルを貼ります。
  • 段ボール箱の購入に困ったときや、小屋や屋外に置いておく箱がある場合にはプラスチック製の大型容器を入手することを考えましょう。ディスカウントストアでは、ラバーメイド社製などの大型の容器を段ボール箱とそれほど変わらない価格で取り扱っていることがよくあります。これらは段ボール箱よりもずっと頑丈で備え付けの持ち手や耐水性もあり、積み重ねたときの安定性にも優れています。
  • 壊れやすいものを箱に詰めるときにはバスタオルや洗面タオル、靴下が梱包材として大いに力を発揮することを覚えておきましょう。薬局で買い物をした際にもらうプラスチック製の袋も空気をよくはらむため、優れた梱包材になります。
  • 転居する日が確定したらすぐに引越し用のトラックを予約します。引越し当日の一週間「前」に電話を入れて、予約の確認を行いましょう。
  • 鏡や飾り棚などガラス製のものにはすべて、大きな「X」字型にマスキングテープを貼りましょう。運搬の際に揺れて割れることは避けられないかもしれませんが、割れたガラスのほとんどがテープに貼り付くため、破片が散乱しません。ガラス板は外して引き出しや鏡専用の箱の中に水平に梱包することを検討しましょう。ガラス板のサイズを測って梱包資材専門店に持参すれば、オーダーメイドの箱を作ることができます。
  • 家具を分解する必要がある場合、ネジ類は包んでどの家具のものかを明記したラベルを貼り、くるんだ家具に貼り付けておきましょう。通常、海外に引っ越す場合にはこの作業が重要になります。
  • 多くのスーパーでは、スペースを大幅に節約できる真空パックを販売しています。寝具が箱に入りきらず、汚れてしまうのではないかと不安になってはいませんか。その場合は大型の真空パックを購入して目一杯に詰め、ごく普通の家庭用掃除機にノズルを取り付けて、中の空気を残らず吸い出します。すると何ということでしょう。かさばっていた袋が小さくきれいにまとまりました(重さは変わらないので気を付けましょう)。
  • トートバッグははじめのうちは高く付くかもしれませんが、保管しておけば家の中や屋根裏、地下室、物置小屋などの収納に使うことができます。防虫剤を2、3個入れておくと埃や損傷、嫌な臭いを防止できます。
  • タンスの引き出しの中身はそのままの状態にしておきます。壊れものが入っている場合には、タオルや靴下を上や周囲に詰めて損傷を防ぎましょう。
  • 写真や絵画を入れた額は枕カバーに包みましょう。抜群の効果を発揮します。
  • 部屋がきれいに片付いていると荷造りがしやすくなります。
  • 衣類や枕、毛布などのリネン類には、スペースを節約できる食品保存用袋を使いましょう。真空状態にすることで防腐作用や保護効果が生まれるだけでなく、保管するためのスペースも削減できます。
  • 荷解きの作業は一度にすべてを行うのではなく、一日当たり数箱に留めましょう。ストレスが軽減できるかもしれません。
  • 衣類の梱包にはスーツケースを利用しましょう。

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注意事項

  • 新居に到着したら、荷降ろしは引越し業者に任せましょう。破損しているものがあった場合に業者が責任を取ってくれます。手伝ってしまうと補償は効かなくなります。
  • 引越しの作業中に手に怪我をしないよう、軍手やガーデニング用の手袋は梱包せず、手元に置いておきましょう。荷物の積み込みや荷降ろしの際に必要です。
  • 引越し予定日が近くなったら、すべての箱を一つの部屋にまとめましょう。家具や重い荷物を先に積み込む際、最後に積み込むこうした箱に足を取られずに済みます。
  • 必ずしも無料のものがよいとは限りません。食料品店など食品を扱う店から段ボール箱をもらうのはやめましょう。虫やその卵が付着している可能性があります。酒店(ガラス瓶を入れるため、頑丈に作られているものがほとんどです)を当たってみるか、あるいは引越し業者から購入するなどしましょう。また事務所や事務用品店などに尋ねてみるのもよいでしょう。大量の紙が入ってくる箱は梱包用として実に重宝し、子どもでも十分に持ち運べる大きさです。
  • ウォーターベッドは必ず、引越しの2日ほど前には水を抜いておきましょう。水抜きには時間がかかり、引越しの当日にはベッドが乾燥した状態でなければなりません。ウォーターベッドと庭用のホースを同梱して一緒に運べば、トラックから荷物を降ろしたときにすぐに水を入れ始めることができます。
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カテゴリ: 家具
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