弾道ゼラチンは生身に与える銃弾の衝撃を調査する目的で専門の科学捜査に使用されるものです。プロが使用する弾道ゼラチンは高価で入手も困難ですが、これから説明する方法を用いれば自分の家で弾道ゼラチンを作ることができ、射撃場に持っていくことが可能です。BB銃やペレットライフルに使用する小さめのゼラチンブロックを作る方法も解説します。

方法 1 の 4:
材料を用意する

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    手順を理解する ここで説明するのはピストルやライフルのテストに使用できる弾道ゼラチンのブロックを2つ作る方法です。このゼラチンで銃弾が柔らかいティッシュに与える衝撃をシミュレーションすることができます。
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    ゼラチンを入手する 質の高い弾道ゼラチンの製造には材料となるゼラチンの質がとても大事です。専用のものを購入することもできますが、とても値が張ります。米国では、Knoxというブランドのゼラチンが専用のゼラチンに質が近く、たいていの大手食料雑貨店で入手できます。
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    充分な水を確保する 弾道ゼラチンを作るには、ゼラチン約400グラムに対し、4リットルの水が必要です。高品質の弾道ゼラチンのためには、重量で言うと使用するゼラチンの10倍の水を使用する計算となります。
    • ここで述べる作り方では34リットルの水と約3.3キログラムのゼラチンを使用します。
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    冷蔵庫に充分なスペースがあるか確認する この手順ではゼラチンを2℃まで冷やす必要があります。冷蔵庫に容器をしまうスペースを確保するか、ガレージなどのゼラチンを冷やすことができる場所を用意してください。
    • 冷却時間は最低でも8時間ほど必要ですので、長時間の保管が可能であることを事前に確認しましょう。
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方法 2 の 4:
型を用意する

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    大きいプラスチック製の保存用容器を入手する 高さ30センチ×幅30センチ×長さ50センチほどの容器を使用します。側面や底が平らでないとゼラチンを取りだすのが困難になるので、模様が入っているようなものは避けましょう。
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    型に目安の印をつける 容器の内側を計測し、底からのところに油性マーカーで印をつけてください。このラインまで水を入れます。
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    焦げ付き防止用のクッキング・スプレーを内側に吹きかける 容器の内側全体にクッキングスプレーを吹きかけることで仕上がり時にゼラチンを簡単に取り出せるようにします。余分にかかったスプレーは弾道ゼラチンを曇らせてしまうので拭き取りましょう。
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方法 3 の 4:
ゼラチンを作る

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    容器にお湯を張る 先につけた印のところまでお湯を注ぎましょう。使用するのは水道水でかまいませんが、40℃くらいの水温が適当です。温度計を使用して平均温度を理想的な値に保つようにすると良いでしょう。
    • 熱湯を使用したほうが弾道ゼラチンの完成は早くなりますが、お湯の方が透明度の高いゼラチンを作ることが可能です。
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    かき混ぜる準備をする 撹拌にはとても長い時間を要します。20分ほどかき混ぜていられるように快適な環境を整えましょう。この際、木製か金属製の大きなスプーンを使用するのが好ましいでしょう。
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    ゼラチンを加える 計量カップを使用し、ゼラチンを1カップずつゆっくりとお湯に注ぎましょう。ダマができないように全体を混ぜながら行ってください。ゼラチンは少しずつ加えていき10分ほどかけて全部入れるようにしてください。
    • この作業は二人で行ったほうが簡単です。一人がかき混ぜながら、もう一人がゆっくりとゼラチンを注ぎ、ゼラチンを注ぎ終えたら交代で腕を休めながらかき混ぜてください。
    • この際にシナモンオイルを加えると透明度を高めることができます。水約4リットルに対し1滴、合計で9滴ほどで充分です。シナモンオイルは撹拌の工程の前半に加えましょう。
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    泡をすくい取る かき混ぜているうちに少量の水泡が発生します。泡だけを丁寧にすくい、捨てましょう。ゼラチンにダマや泡ができていないことを確認したら撹拌完了となります。
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    ゼラチンを冷やす 混合物を2℃まで冷やしてください。冷凍してしまうと完成時に曇ったゼラチンになってしまいます。また充分に低い温度でないと必要な密度が得られません。最低でも8時間、できれば一晩冷やしましょう。
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    ゼラチンを取りだす ゼラチンが充分に冷えたら、キッチン台などの平らできれいな場所にコンテナーをそっと逆さまに置きましょう。ゆっくりとコンテナーからゼラチンを取りだします。この際、しっかりと手を添えてゼラチンの塊が壊れないように注意してください。
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    ゼラチンを裁断する 大き目の包丁を使い、ゼラチンの塊を半分に切ります。長辺に沿って切ると、約15センチ×15センチ×50センチの細長いブロックが二つできます。食品用ラップを用いてブロック全体を片方ずつ丁寧に包みましょう。これによりゼラチンブロックの蒸発を防ぎ、密度と品質を保ちます。
    • ゼラチンブロックをラップで包んだら、厚紙などの固いものをそれぞれのブロックの上に乗せ、さらにラップで包んでください。こうしておくと持ち運びが容易になります。
    • 実際に使用するまでは4℃以下で保管してください。最適な密度を保つには持ち運び時にもなるべく冷却しておくことをお勧めします。
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    ゼラチンブロックを射撃する ベニヤ版やのこぎり台のようなしっかりとした平らな面にゼラチンを置きます。15センチ×15センチの正方形の面を正面に設置してください。高性能の銃を使用する際はセメントブロックを弾道ゼラチンの背面に置き、貫通した銃弾を受けとめるようにしましょう。
    • 銃器を扱う際は必ず安全に配慮した方法で行なってください。
    • 射撃に使用する前にゼラチンを壊してしまわないように注意してラップをはずしましょう。
    • 弾道ジェルは通常3メートルくらい離れた位置から射撃します。
    • 一般的な射撃テストには以下の三通りの方法があります。
      1.むき出しの弾道ゼラチンを射撃する
      2.Tシャツ二枚ほどの薄い布をかぶせて射撃する
      3.Tシャツ二枚とジーンズ二枚ほどの厚い布をかぶせて射撃する
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    撮影する 結果を写真に撮る際は弾道ゼラチンを設置するベニヤ板を白く塗装すると、銃弾の破片がより目立つようになります。最適な結果を得るには充分な陽光の下で射撃を行うようにしましょう。
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方法 4 の 4:
ペレットライフル、BB銃、エアソフトガン用の小さなブロックを作る

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    材料を用意する 必要なものは0.5リットルほどの容量のプラスチック製容器2つ、ゼラチン2包み、計量カップ、クッキングスプレー、水です。
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    容器にゼラチンを入れる 2包みとも1つの容器にあけてください。計量カップ3/4の水を用意します。
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    ゆっくりとゼラチンに水を注ぐ 泡ができないようスプーンでそっとかき混ぜてください。撹拌後は冷蔵庫で3、4時間ほど冷やしましょう。
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    シンクにお湯を貯める 冷やした容器を15分ほどお湯につけ、固まったゼラチンを液状に戻します。
    • お湯の温度が低いとゼラチンが液状になりません。水道水の水温が低い時は先に熱してください。
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    もう片方の容器にスプレーを吹きかける ゼラチンを液化している間にクッキングスプレーを別の容器に吹きかけましょう。クッキングスプレーが手に入らなければ、その他の焦げ付き防止用のオイルで代用しましょう。
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    液体化したゼラチンを2つ目の容器に移し替える 水面に気泡が立たないようにゆっくりと注いでください。移し替えたゼラチンを冷蔵庫に戻し12時間ほど冷やします。
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    容器からゼラチンを取りだす ゼラチンが固まったら容器を叩いて取り出しましょう。クッキングスプレーを吹きかけてあるので、割れることなく簡単に出てくるでしょう。
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    ゼラチンを射撃する 安定している平らな面にゼラチンを設置し、エアソフトガンやペレット銃で、3メートルほど離れた位置から射撃してください。
    • 銃器を扱う際は必ず安全に配慮した方法で行なってください。
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ポイント

  • ゼラチンを撹拌する際は気泡が発生しないようにゆっくりとかき混ぜてください。
  • ゼラチンの面が平らになるよう、冷蔵庫で冷やす際はゼラチンが傾かないようにしましょう。

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注意事項

  • 上記の手順は弾道ゼラチンを個人的に楽しむ用途で作るためのものであり、科学的な研究には使用できません。
  • 銃器を扱う際は必ず事前に訓練を受け、適切な環境下で行ってください。
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必要なもの

  • ゼラチン粉末
  • シリコンもしくは焦げ付き防止スプレー
  • 充分なスペースのある冷蔵庫
  • 型の底までかきまぜることのできる長さで、ゼラチンをかき混ぜても曲がったり折れたりしない丈夫なスプーン

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カテゴリ: 趣味・工芸
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