性感染症(STD)の検査を受ける方法

この記事には:性感染症(STD)検査の受け方検査のタイミングを知る陽性反応が出た場合

最近「下半身」に起きた変化について怖くなったり、恥ずかしく思ったりしていませんか?性の健康管理をきちんとしたいと思っていませんか?心配することはありません — 性感染症(STD)の検査は簡単に手早く済ますことができ、ごく一般的なものです。性器周辺の変化は必ずしも性感染症(STD)が理由で起きるわけではありませんが、STDの検査の受け方を知っておくことで気持ちの面だけでも安心することができます。もちろん、必要な場合には適切な治療をできるだけ早く受けることにもつながります。

パート 1
性感染症(STD)検査の受け方

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    かかりつけの医師の診察予約をする 性感染症(STD)の治療へ向けた最初の大きな一歩は、普段の健康診断などで通っているかかりつけの医師に診てもらうことです。あなたの症状に合った適切な検査を受けることができるようサポートしてくれるはずです。医師たるもの、あなたの抱える問題を批判したり、からかったりすることはできません。アメリカなど海外では、13歳以上であれば、患者の抱える医療上の問題について保護者に説明することなく治療を行うことにほとんどの医師が同意してくれます。ただし、日本では病院によって保護者同伴の規律は異なるので注意しましょう。[1]
    • 性感染症について他人に話すのは気が引けるものですが、診療の予約の際に電話で症状を詳しく説明する必要はほとんどありません。もし受付の人から症状について尋ねられた場合は、「気分がすぐれない」または「健康診断を受けたい」などの答えを述べておけばよいでしょう。診療室でプライバシーが保たれた環境で初めて、医師に本当の状況を説明すればいいのです。
    • 親に事実が知れて怒られるのが心配ならば、上記と同じような言い訳を親に使うのも1つの手です。
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    気になる点について医師に相談する 医師のもとを訪れた理由を怖がらずにきちんと説明しましょう。患者を助けるのが医師の仕事ですから、検査結果をできるだけ早く患者に伝えようとしてくれるはずです。もし性感染症(STD)にかかっていた場合、医師が治療にあたってくれます。医師はあなたの味方だということを覚えておきましょう。質問があれば遠慮せずに医師に尋ねることが大事です。
    • あなたの状況をサポートしてくれる可能性のある個人や団体などを医師が紹介してくれる可能性もあります。安価または無料でコンドームや避妊具を提供してくれる団体などが1つの例です。
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    性病の検査や治療専門のクリニックを受診する 病院での診療費の支払いや、親に秘密がバレるのが心配なのであれば、公共のセクシャルヘルス・クリニックを受診するのが良いでしょう。アメリカでは、「Planned Parenthood(家族計画連盟)」などが安く、または無料で検査を実施しています。[2]通常、このようなクリニックでは避妊具やコンドームも配布されています。
    • セクシャルヘルス・クリニックが近くにあるかどうか調べたければ、 こちらのサイトを利用してみましょう。このウェブサイトでは、自分の居住エリア近辺にあるクリニックを探すことのできる簡単なツールを提供しています。[3] さらに、HIV検査・相談マップでは、電話窓口相談も用意されています。
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    学校のクリニックを受診する 高校や大学の中には、キャンパス内に学生のためのヘルスクリニックが用意されているところもあります。多くの場合、普通のクリニックと同じように、このような学校のクリニックでも秘密厳守で性感染症(STD)の検査及び避妊関連のサービスを受けることができます。診療費はすでに学費に含まれている場合もあります。電話、または受付で直接、詳しい情報について尋ねてみましょう。
    • 学校によっては(特に、宗教的な学校の場合)、キャンパスのクリニックで提供されているセクシャルヘルス関連のサービスに制限がある場合もあります。
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    STDホットラインに電話してみる 性感染症(STD)の検査を「どこで」「どうやって」受けることができるのか情報を知りたいのであれば、HIV検査・相談マップにアクセスしてみましょう。検査施設を検索したり、様々な言語で電話相談をしたりすることができます。[1]
    • 自分の居住地域近くにあるSTD検査施設について知りたい場合は、上記のウェブサイトで条件や地図から検査施設を絞り込むことができます。
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    受診を希望する検査施設のプライバシー情報について調べて確認しておく STD検査関連のアドバイスについては秘密厳守であることがほとんどです。つまり、あなたが検査を受けたことを家族に知られることはありません。ただし、このようなルールが必ずしも適用されるとは限らないので、あなたの希望を検査施設のスタッフに伝えておくようにしましょう。例えば、次のような事項を確認する必要があるでしょう。[4]
    • 検査結果の通知書を自宅住所に送付したり、自宅の電話番号に検査結果報告の電話をすることはあるか。
    • 請求書は自宅住所に郵送されるのか。
    • その他の書類が自宅住所に郵送されることがあるか。
    • 保護者の保険請求書に検査について記載されるのか。
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    自宅での検査も検討する 最近では、HIV、クラミジア、淋病などを含む一般的な性感染症(STD)を自宅で安く簡単に受けられるようになっています。このような検査では、尿のサンプルか、体の粘液を綿棒で採取する必要があります。このサンプルを検査施設へ郵送して分析してもらうというシステムになっています。このような検査キットは、通販などで比較的安く手に入れることができます。
    • 自宅検査を使用した場合、クリニックで検査を受ける場合よりも偽陽性の結果が出る可能性が高くなるということが明らかになっているため、この点には注意しておきましょう。[5] つまり、自宅検査を行い、STDの陽性反応が出た場合、医師やクリニックに受診して陽性反応が正確な検査結果であるかどうかを確かめる必要があります。これは、結果が誤りである可能性もあるためです。

パート 2
検査のタイミングを知る

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    性器に何らかの変化が見られた場合に検査を受ける 性感染症(STD)の検査を受けるきっかけは様々です。最も急を要するケースは、性器周辺に何らかの目に見える変化が見られる、または違和感を感じる場合です。基本的に、性器に「異常」を感じた場合は、STDの可能性が疑われます。ただし、そのような状態を引き起こす理由はSTD以外にもたくさんあります。性感染症(STD)の種類によって、潜伏期は様々です。潜伏期とは、感染したと思われる時期から検査に適した時期までの期間のことを言います。性感染症の種類によって、潜伏期は1日から3ヶ月と大きな違いがあります。性感染症(STD)の検査を受けるべき症状には次のようなものがあります。
    • 排尿時の違和感
    • 湿疹や腫れ
    • 持続的な痒みや炎症
    • いつもとは違う分泌物やにおいがある
    • ただし、このような症状は、性感染症(STD)以外の理由で引き起こされる場合もあります。例えば、女性の場合はカンジタ膣炎による痛みやおりものをSTDの症状と勘違いすることがあります。
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    パートナー(または自分自身)がどのような性的活動を行ってきたのかよく分からない場合は検査する 誰かと性行為を行うということは、その相手が性行為を行った別の相手と間接的に関係を持つことを意味します。自分のパートナーが、最後に性感染症(STD)の検査を受けてから活発に性的活動を行ってきたのであれば、性行為を行う前にパートナーにもう一度検査してもらうのが賢明でしょう。性感染症(STD)には自覚症状が長い間出ないケースもあるので、本人が気づいていなくても感染している場合があります。
    • 逆に、自分自身が活発な性的活動を行っており、STD検査を一定の期間受けていないのであれば、パートナーと性行為を行う前に検査をしておくのが良いでしょう。
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    クラミジアや淋病の検査を受けるタイミングを知る 性感染症(STD)の種類によって、医療専門家により推奨される検査の時期は異なります。例えば、最も一般的な性感染症である淋病とクラミジアの場合、次の項目に当てはまる人には1年に1度検査を行うことが勧められています。[6]
    • 25歳以下の性的に活発な女性
    • 25歳以上で、STDに罹患するリスクのある女性(複数の相手と性行為を行っている、または新しいパートナーの性行為の履歴について知らない場合)
    • 男性と性行為を行っている男性
    • HIV陽性である
    • 自分の意思に反して性行為を強要された場合
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    HIV、梅毒、C型肝炎の検査のタイミングを知る その他の検査では、検査の頻度が少ない、または特定の条件を満たした場合にのみ検査を受ける必要があります。例えば、次のような条件に当てはまる場合にのみ、上に挙げた3種類の疾患の検査を受けることが推奨されています。[7]
    • 別の性感染症(STD)で陽性反応が出たことがある
    • 最後に検査を受けてから1人以上と性的関係を持った
    • 静脈注射を使うドラッグを使用している
    • 自分自身も男性で、性行為を行う相手も男性である
    • 妊娠している、または近い将来の妊娠を希望している
    • 自分の意思に反して性行為を強要された
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    性感染症(STD)の種類によっては検査できないものもある 残念ながら、性感染症(STD)の中には100%正確な結果を出せる検査手段がないものもあります。検査を行うことはできても、完全な精度を期待することはできません。偽陽性や偽陰性の結果が出てしまう可能性もあります。このような場合、実際に医師に症状を確認してもらい診断を受ける必要があります。
    • ヘルペスは、決定的な検査手段のないSTDの1つです。性器の炎症から採取した細胞組織の検査、または血液検査によりヘルペスを診断することはできますが、どちらの検査も精度が確かなものとは言えません。
    • HPV(ヒトパピローマウイルス)には、男性用の検査がありません。実際に炎症部を見て診断してもらう必要があります。
    • ただし、女性の場合はパップテストを行いHPVの検査を受けることができます。通常このテストは、21歳以上65歳未満の女性が3年一度受けることが推奨されています。

パート 3
陽性反応が出た場合

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    時間をかけて自分の気持ちを受け止める 性感染症(STD)の検査で陽性反応が出た場合、人によってはとても感情的になることもあります。恥ずかしく感じたり、イライラしたり、悲しくなったり、怒りを感じ、どうすればいいのか分からなくなるかもしれません。そのような気持ちになるのは当たり前です。自分の心に湧いてくる感情を受け止める時間をつくりましょう。性感染症(STD)にかかってしまったことで罪悪感を感じる必要はないのです。きちんと検査を受けたのですから、一歩前に進んだということです。自分が性感染症(STD)にかかっていることが分かったので、あとは治療を開始するだけです。
    • 性感染症(STD)の陽性反応が出たからといって孤独を感じる必要はありません。性感染症(STD)の中には、極めて一般的なものもあります。例えば、アメリカでは、性的に最も活発な男性と女性の場合、一生のうちに少なくとも一度はHPVに罹患すると言われています。[8]
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    性行為のパートナーに結果を知らせる 性感染症(STD)に陽性反応が出た場合、考えられる感染期間以後に性的関係を持った相手に陽性の事実を伝える責任があります。このような事実を相手に伝えるのはもちろん気が引けますが、きちんと実行する必要があります。性的関係を持った相手にあなたの状況を伝えることで、彼ら自身が検査を受けるきっかけになります。もし彼らが感染していた場合は、できるだけ早く治療にあたることができます。もし、HIVのような深刻な性感染症(STD)の陽性反応が出たら、過去に性的関係を持った相手に知らせることで誰かの命を救える可能性もあるのです。
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    医師により推奨される治療プランを開始する 性感染症(STD)の検査結果について医師に相談しましょう。通常は、検査結果を受け取った時に医師へ相談する機会があるはずです。性感染症の結果が陽性であった場合は、その場で次の診療予約を入れることがほとんどです。治療をできるだけ早く始めることで、回復の過程も容易なものになりやすいでしょう。
    • 細菌、イースト菌、または寄生虫により引き起こされる性感染症(STD)には、「治療法」があるものもあります。この治療法とは、病気を完全に除去することのできる薬の服用です。例えば、通常、淋病は抗生物質を服用することで治療することが可能です。
    • ただし、ウイルスによって引き起こされる性感染症(STD)には治療法がありません。場合によっては、体から自然にウイルスが除去されるのを待つしかないこともあります。また、ウイルスが永久的に体内に残る場合もありますが、こういった場合には治療によって症状を抑え、ウイルスが拡散するのを防ぐことができます。[9]
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    もし性感染症(STD)に罹患している場合は、自分が感染源とならないよう気をつける 自分がSTDを持っているのであれば、性行為を行う前に相手にその事実を伝える責任があります。避妊具の種類によっては、性行為による感染の拡大を防ぐ効果を発揮するものもあります。
    • 性感染症(STD)への感染を防ぐための簡単で最も一般的な方法は、コンドームを使用することです。ただし、感染した部位を完全に保護した場合のみ、コンドームの使用は効果的です。とはいえ、コンドームは100%の感染予防効果があるわけではないので、性行為を行う前にお互い十分な情報を伝えあった上で判断を下す必要があります。[10]
    • さらに詳しく知りたい方はコンドーム関連の記事 をご覧下さい。

ポイント

  • STD(性感染症)は、医療関係者によりSTIという名称で呼ばれる場合もあります。
  • STDに感染していても、症状がまったく現れないこともよくあります。STDに感染しているかどうかを確実に判断する方法は検査を受けることです。
  • 地方自治体によっては性に関する悩みの相談窓口で受け付けているところもあるので、必要に応じて調べてみましょう。

記事の情報

wikiHowは「ウィキ」サイトの一つであり、記事の多くは複数の著者によって共著されています。 この記事は、匿名の筆者を含む10人が執筆・推敲を行い、時間をかけて編集されました。

カテゴリ: 健康

他言語版:

English: Get Tested for STDs, Español: hacerte exámenes de detección de ETS, Português: Ser Testado para DSTs, Italiano: Eseguire gli Esami per le Malattie Sessualmente Trasmissibili, Deutsch: Sich auf sexuell übertragbare Geschlechtskrankheiten testen lassen, Français: dépister une IST

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