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美しい花を押し花にして、鮮やかな色と独特な形を何年間もそのまま保存してみましょう。押し花にすれば、カードや日記、スクラップブックなどの装飾に使ったり、フレームに入れて飾ったりすることができます。また、押し花にはアイロンを使って1日で完成させるものから、重さのある本や木材を使って数週間かけて完成させるものまで、様々な方法があります。どの方法を選んだとしても、押し花にすれば花を長期間楽しめるようになります。

方法 1
方法 1 の 5:
花を切って下準備をする

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    朝露の降りていない新鮮な花を選びましょう。花屋もしくはスーパーで買った花を使用するか、庭に咲いた花を自分で摘みましょう。自分で花を摘む場合は、朝露が蒸発した後の午前中に切り取り、雨の日に摘むことは避けます。なぜなら、花をできるだけ乾燥した状態にしなければならないからです。最も押し花にしやすいのはスミレやヒナギク、シュラブローズ(半つる性バラ)などの平たい花ですが、シャクヤクやランのような厚みのある花を使用することもできます。[1]
    • ホウセンカやベゴニアなどのかなり厚みがある花は避けましょう。花が非常に厚いため、普通は乾燥する前にカビが生えてしまいます。

    ポイント: 花に雄しべ(花の中央から伸びる細長い茎のような部分)がある場合は、花びらが汚れないようによく切れるはさみを使って根元にできるだけ近いところから切り取りましょう。

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    茎を自分の作品に必要な長さに切りましょう。この長さは自分の好みと花を使う目的次第で変わります。茎は押し花にした後にもいつでも切ることができますが、1度切ってしまうと長さを追加することはできないということを覚えておきましょう。[2]
    • 主に花びらの部分を保存しようと考えているなら、茎を2.5〜5cm程度に切りましょう。
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    茎の低い位置にある葉やふぞろいな葉を取り除きましょう。葉はむしり取るのではなく、よく切れるはさみを使ってできるだけ茎に近い部分から切り取ります。好みに合わせて、数枚の葉をデザインとして残しておくのも良いでしょう。[3]
    • どちらが良いか分からない場合は、茎に葉を数枚残した花と完璧に葉を取り除いた花を1つずつ乾燥させてみましょう。
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    厚みのある花は半分に切って、乾燥させた時に平らな形になるようにしましょう。シャクヤクやラン、バラなどの花はかなりの厚みがあるため、押し花にしにくいことで有名です。そのため、はさみや鋭い包丁を使って花と茎を縦半分に切りましょう。花を平らな所に置き、りんごを切るような要領で花を半分に切ります。また、茎も等しく半分に切るようにしましょう。きれいに切ることができれば、その両方を押し花に使うことができます。[4]
    • 切り方が完璧でなくても、また花の裏側にほとんど花びらが残っていなくても問題はありません。押し花にした後には見えなくなります。
    専門家情報
    Jeanne Walker

    Jeanne Walker

    フローリスト
    ジーニー・ウォーカーはカリフォルニア州のウォルナットクリーク市にて花の定期便、ウエディング、特別イベントのフラワーデザインを専門に行うフラワーショップ「Fringe Flower Company」を経営しています。手結びブーケや花瓶生け、鉢植え、多肉植物の寄せ植え、チューリップのフレンチバスケットアレンジ、そしてリースの制作を得意とし、同店を運営するかたわら、サンフランシスコ・べイリアにてフラワーデザインのワークショップやパーティーを開催しています。
    Jeanne Walker
    Jeanne Walker
    フローリスト

    専門家のコツ:押し花にする花を選ぶ時には、花びらが何層にもなっているものや広がっているものではなく、1層になっているものを選びましょう。ヒナギクやビオラ、パンジー、サクラソウは押し花に適しています。また、シャクヤクやバラのように押し花にしづらい花は、花びらだけを使うこともできます。

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    使用する準備ができていない場合は花を2〜3日間冷蔵庫に入れておきましょう。花を用意した後に、何らかの理由で押し花を始める準備ができていない時には、冷蔵庫に入れて鮮度を保ちます。花はプラスチック製のジッパー付き袋に入れましょう。[5]
    • この方法は、旅行中に押し花にしたい花を見つけた時にも重宝します。自宅に帰るまでの間、花は冷蔵庫で保管しておきましょう。
    • 冷蔵庫が使えない場合は、押し花ができるようになるまでクーラーボックスや似たような環境で保管しましょう。
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方法 2
方法 2 の 5:
重さのある本を使用する

  1. 1
    下準備した花を2枚のクッキングシートの間に挟みましょう。クッキングシートは、花が乾く時に出る余計な水分を吸収するために使います。花びらや葉、茎が重ならないように挟みましょう。[6]
    • クッキングシートがない場合は、コーヒーフィルターを使えば同じ効果を得ることができます。
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    重い本のページの間にクッキングシートを挟みましょう。ここでは、花を完全に覆うことができる大きさの本を使用します。ページから花の端がはみ出してしまうと、その部分を押し花にすることができません。本の重さが花にしっかりとかかるように、花は本の背の方向に向けましょう。[7]
    • 数週間使う必要のない本を選ぶようにしましょう。
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    上に2〜3冊本を積み重ねてさらに重さをかけましょう。繰り返しになりますが、本は重さをしっかりとかけられる重いものを選びましょう。また、人や物などがぶつかりにくいところに積み重ねておきます。[8]
    • 本の代わりにレンガを使用しても同じ効果が得られます。
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    花を1〜2週間放置して完全に乾燥させましょう。カレンダーに通知を設定して、数週間後に花を確認できるようにしておきましょう。1〜2週間後、花はきめの細かいティッシュペーパーのような手触りになっているはずです。まだそのようになっていない場合は、慎重に本の間に戻してさらに1週間花を押し続けましょう。[9]
    • 木材で作った押し花器を使うよりも、重さのある本を使う方が短い時間で押し花を完成させることができます。なぜなら、本によってかけられる重さがかなり大きいからです。

    ポイント:クッキングシートから花を取り除く時には、ピンセットを使いましょう。乾燥した花は非常に繊細で、指でつまむと簡単に破れてしまいます。

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方法 3
方法 3 の 5:
木材を使用して押し花器を作る

  1. 1
    23cm×30cmの大きさの木材を2つ購入するか、自分で木材を切りましょう。押し花器を手作りするのにはそこまで時間がかからず、自分専用の押し花器があれば重い本やレンガを探し回る必要もありません。木材の厚さは2.5〜5cmのものを使用しましょう。また、木材は合板やその他の木片を使用しましょう。[10]
    • 近所のホームセンターに行けば押し花器に使えるような木材が見つかるでしょう。
    • 自分で木材を切る場合は、押し花器を自分の好きな形や大きさにすることができます。丸型の押し花器にする人もいれば、1度に乾燥させる花の数に応じて小さめもしくは大きめの押し花器を作る人もいます。押し花にする花の種類にもよりますが、23cm×30cmの押し花器であれば10〜20個の花が入ります。
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    2枚のクッキングシートの間に準備しておいた花を挟みましょう。花同士が重ならないようにしてクッキングシートの上に花を並べます。そしてその上にもう1枚のクッキングシートを乗せ、両手で軽く押さえつけます。[11]

    ポイント: クッキングシートがない場合は、コーヒーフィルターを使用することもできます。吸水性のある紙であれば何でも使えるはずです。

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    クッキングシートを2枚の段ボールで挟みましょう。段ボールは、少なくともクッキングシートと同じ大きさ、もしくはそれより大きいものを使用します。花に不必要な湿気や細菌が入らないように、清潔で乾いた段ボールを選びましょう。[12]
    • 段ボールによって花の水分を吸収する層がもう1つ作られます。この方法では押し花が完成するまでに約1か月を所要するため、完全に花が乾くように花から出る水分の行き先を確保することが重要です。
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    2つの木材の間に段ボールを挟みましょう。木材の角ができるだけ完全に揃うように木材を重ねます。木材の位置を直す必要がある時には、段ボールに接触している状態で動かすのではなく、1度持ち上げてから置き直しましょう。そうしなければ、下にある花の位置がずれてしまいます。[13]
  5. 5
    シャコ万力を使って押し花器の各角を固定しましょう。シャコ万力とは片端を固定したまま、もう片端はハンドルを回してねじを上下に動かすことで締まり方を調節できる道具です。まず、各シャコ万力の口を木材が収まる広さに開きます。次に、押し花器の角に配置します。そしてねじを調節してできるだけきつく締めます。この作業を他の3つのシャコ万力でも繰り返しましょう。[14]
    • 近所のホームセンターもしくは通販でシャコ万力を手に入れましょう。凝ったものを購入する必要はありません。シャコ万力は1つ当たり500円程度で買えるはずです。
    • 手作りの押し花器ではなく、木製の押し花器を購入して使用する場合はシャコ万力を使用する必要がありません。押し花器にボルトが付いているはずです。
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    花を約30日間乾燥させましょう。少なくとも3週間経過するまでは、押し花器を開けて花を確認するのは我慢しましょう。万一開けてしまうと、花の位置がずれて元に戻すのが難しくなり、その結果として花が完全に乾かなくなってしまいます。念のため、30日間待ってからシャコ万力を開き、花を取り出しましょう。[15]
    • 待っている間に他の花を押し花にしたい場合は、進行中の押し花を邪魔しないように別の押し花器を使用するか、他の方法を試しましょう。
    • この方法は、重さをかけたり、熱を加えたりして押し花にする訳ではないため非常に時間がかかります。押す時間を短縮したい人は、木材の上にレンガや本をいくつか乗せてみましょう。
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方法 4
方法 4 の 5:
アイロンを使用して花を加熱する

  1. 1
    押し花を始めるために、重さのある本を使って花を平らにしましょう。他の道具を準備する間に、下準備しておいた花を大きな本の下に敷いておきます。こうすれば、花を切り取った当時の厚みがなくなるため、アイロンを当てやすくなります。[16]
    • これは1〜2日前に前もって行っても、アイロンを当てるほんの10分前に行っても構いません。ただし、花を平らにする時間が長ければ長いほどアイロンを当てやすくなります。また、本が湿気にさらされるのが気になる人は、本と花の間にクッキングシートを挟みましょう。
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    アイロンから全ての水を抜き、最も低い温度に設定しましょう。花にアイロンを当てる際に最も避けるべきものは湿気や蒸気です。そのため、タンク内の水を抜いた後には水を入れ直してはいけません。アイロンの電源を入れたら、最も低い温度及びドライに設定しましょう。[17]
    • 早く作業が進むように高温のアイロンを使用したくなるかもしれませんが、高温でアイロンを当てると花が焦げたり、茶色っぽくなったりして美しい色が失われてしまいます。
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    アイロン台の上で、2枚のクッキングシートの間に花を挟みましょう。まずアイロン台を準備し、その上にクッキングシートを敷いてから花同士が重ならないように並べます。そうしなければ、花同士がくっついてしまいます。そして、もう1枚のクッキングシートを花の上に乗せましょう。[18]
    • 花が少しもずれてしまわないように、1度乗せたクッキングシートを動かすのは止めましょう。

    ポイント: この方法の場合、クッキングシートはパラフィン紙で代替できます。ただし、ロウがアイロンに付着するのを防ぐため、アイロンを当てる前には上に乗せたパラフィン紙に清潔な薄い布をかけることを忘れないようにしましょう。

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    10秒間花にアイロンを当てましょう。衣類にアイロンがけをする時のようにアイロンを前後に動かすのではなく、じっとそのまま当てておきます。クッキングシートがアイロンよりも大きい場合は、少しずつ分けてアイロンを当てます。アイロンを次の部分に移動させる時には、アイロンを持ち上げてから当て直しましょう。[19]
    • アイロンを長時間花に当てたままにしておくと焦げてしまうため、時間を数えておいて最長でも10〜15秒経ったらアイロンを離しましょう。
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    アイロンを当てる作業を繰り返す時には、クッキングシートを完全に冷ましてから行いましょう。10秒間経過したらアイロンを離し、15〜20秒間もしくは手で触れるようになるまでクッキングシートを冷まします。こうすれば、花がうっかり長時間熱にさらされて焦げるのを防ぐことができます。[20]

    注意:アイロンは、必ずアイロン台に立てて置くようにしましょう。寝かせて置くと、アイロン台が焦げて火災の原因になる恐れがあります。

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    水分が完璧に抜けるまで、10秒ずつ花にアイロンを当てましょう。シャクヤクやランなどのかなり厚みのある花を使用しない限り、花を押す時間は合計で5分を超えないはずです。花の状態を確認するには、上に乗せたクッキングシートをそっと持ち上げて花を触ってみましょう。紙のように薄く、乾いていれば完成です!まだ水分が残っている場合は、アイロンを引き続き当てましょう。[21]
    • 作業が終わったらアイロンのコンセントを抜き、次に衣服にアイロンをかける時のためにタンクに水を入れておきましょう。
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方法 5
方法 5 の 5:
押し花をガラスフレームに入れて飾る

  1. 1
    飾りたい押し花を集めましょう。一緒に飾ると素敵だと思う花や草木を自由に組み合わせることができます。できるだけシンプルなデザインにしたい場合は、特別な花を2〜3個選ぶと良いでしょう。花をふんだんに使いたい場合は、フレームに入れる花を10〜15個(もっと多くても可!)選びましょう。[22]
    • 花の色や種類を大胆に組み合わせてみましょう。
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    ガラスフレームを拭いて指紋や汚れを取り除きましょう。花をフレームに入れる前に、ガラスの外面と内面を拭いておくと、綺麗な状態で作業を始められます。窓用クリーナーもしくはガラスクリーナーと糸くずが残らない柔らかいマイクロファイバータオルを使用しましょう。[23]
    • この方法には、壁掛けもしくは立て掛けのガラスフレームを使用することができます。完成した時にどこに飾りたいかによって選択しましょう。
    • ガラスフレームは通販や近所の画材店、そして多くの日用品店でも購入できます。
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    ガラスに花を貼る前に、花を並べましょう。両面テープを使って花をフレームに貼る前に、花の配置を色々と試してみます。大きなものから小さいものまで順番に並べても、ばらばらにしても構いません。[24]
    • 必要であれば、はさみで茎や花びらを切って適切な大きさにしましょう。
    • 花の背景としてパターンペーパーをフレームに追加する人もいます。好みによって、同様にパターンペーパーを使用しても構いませんし、後ろが透けて見えるようにガラスフレームをそのまま使用しても構いません。

    ポイント:花の取り扱いが難しい場合は、ピンセットでつまみましょう。

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    小さく切った両面テープで花をガラスに貼り付けましょう。それぞれの花を貼る場所を決めたら、非常に小さく切った両面テープを花の裏に付け、しっかりと、ただし優しくガラスに貼り付けます。花が大きければ大きいほど、大きな両面テープを使用しましょう。ただし、花を上から見た時にテープが見えない程度の大きさにしましょう。[25]
    • 両面テープを小さく切るのが難しい場合は、はさみを使って長いテープを小さく切りましょう。
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    フレームを閉じて部屋に飾り、作品を楽しみましょう。全ての花をしっかりと固定したら、ほとんど完成です!フレームの両端を留めて、壁に掛けるか机やテーブルに置いて飾りましょう。誰かにプレゼントするのも良いですね。[26]
    • 自分や他の人への記念品として最適です。
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ポイント

  • 短時間で押し花をしたい人は、通販で電子レンジを使用する特別な押し花器を購入しましょう。
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必要なもの

花を切って下準備をする

  • よく切れるはさみ
  • 密閉できる袋(任意)

重さのある本を使用する

  • クッキングシート
  • 重さのある本3〜4冊
  • ピンセット

木材を使用して押し花器を作る

  • 23cm×30cmの木材2個
  • クッキングシート
  • 段ボール
  • シャコ万力4個

アイロンを使用して花を加熱する

  • 重さのある本
  • アイロン
  • アイロン台
  • クッキングシート

押し花をガラスフレームに入れて飾る

  • 押し花
  • 両面テープ
  • はさみ
  • ガラスフレーム
  • ガラスクリーナー
  • マイクロファイバータオル

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このwikiHow記事について

Jeanne Walker
共著者 ::
フローリスト
この記事の共著者 : Jeanne Walker. ジーニー・ウォーカーはカリフォルニア州のウォルナットクリーク市にて花の定期便、ウエディング、特別イベントのフラワーデザインを専門に行うフラワーショップ「Fringe Flower Company」を経営しています。手結びブーケや花瓶生け、鉢植え、多肉植物の寄せ植え、チューリップのフレンチバスケットアレンジ、そしてリースの制作を得意とし、同店を運営するかたわら、サンフランシスコ・べイリアにてフラワーデザインのワークショップやパーティーを開催しています。 この記事は1,418回アクセスされました。
カテゴリ: 趣味・工芸
記事のサマリーX

押し花をするには、まず余分な茎や葉、傷んだ葉などを切り落とします。次に、花を挟める大きさの本を用意し、本の間にパーチメントペーパーを敷いてから、花を置きます。次に、花の上にパーチメントペーパーをもう1枚置きます。本を閉じて表紙を押さえ、花を平らにします。その本の上に、さらに本を2、3冊重ね、花が完全に乾燥して平らになるまで、数週間放置します。花が分厚すぎて本のページが閉じない場合は、花の茎と頭の部分を縦に切って薄く半分にします。また、花を平らにできるほど厚い本がない場合は、2枚の板の間に花を挟み、重しをのせましょう。 アイロンなどの熱を使って押し花をする方法については、記事を読み進めましょう!

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