新型コロナワクチン接種を受けた人は、「感染を予防できる」という安心感を抱いでいることでしょう。しかし、それと同時に、「家族や友達に会ってもよいのか」「旅行に出かけてもよいのか」など、接種後の安全な(または避けるべき)過ごし方について疑問に思うことが多くあるかもしれません。ワクチン接種後の副反応について知りたいと思っている人もいるでしょう。この記事では、信頼できる情報源の情報を基に、新型コロナワクチン接種後の安全な過ごし方を紹介します。

方法 1 の 13:
ワクチン接種後のマスク着用やソーシャルディスタンスの必要性

  1. 1
    公共の場ではマスクを着用しましょう。2021年4月現在、新型コロナワクチンの感染予防効果は明らかになっていません。ワクチンを接種したことで安心感があるかもしれませんが、公共の場では感染防止対策を徹底して行いましょう。マスクを着用して他人とは2mの距離を保ち、頻繁に手洗いすることが大切です。また、ウイルスにさらされる危険性が高まるため、密集空間や換気の悪い密閉空間は避けるようにしましょう。[1]
    • 多人数が集まる集会などへの参加も避けたほうがよいでしょう。[2]
    • ワクチンを接種した後も感染予防対策を取らなければならないのは少し面倒に感じるかもしれませんが、ワクチンを接種することが、新型コロナウイルスの感染拡大を抑え、元の生活に戻るための第一歩につながるのです。
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方法 2 の 13:
ワクチン接種後の親族や友人との交流について

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    相手もワクチンを接種している場合、または、1世帯との交流であれば安全だと言えます。米国疾病予防管理センター(CDC)は、ワクチンの接種を完了した者同士であれば、屋内でマスクを着用せずに集まることができるとの指針を発表しました。また、ワクチン未接種の人との対面も、単一世帯で重症化リスクの低い相手とならば可能であると述べています。[3]
    • 2世帯以上が集まる集会に参加する場合は、念のためマスクを着用するのが賢明です。新型コロナウイルスの感染は拡大傾向にあり、ワクチンを接種したからといって感染しないかどうかは明確になっていません。
    • 重症化リスクの高い人(がん患者や心疾患患者、慢性閉塞性肺疾患にかかっている人、妊婦など)と交流する際は、安全のためにマスクを着用しましょう。[4] さらに、頻繁に手洗いをする、口や鼻を触らない、よく触れるものの表面を毎日拭いて清潔に保つなどして、感染予防に努めましょう。[5]
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方法 3 の 13:
飲食店で食事をする際に気を付けるべきこと

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    現時点(2021年4月)では外食は控えるのが賢明ですが、外食をする場合はマスクを着用しましょう。ワクチン接種済みの人が飲食店で食事をしている最中に感染する確率は低いものの、多くの人が密集する公共の場で感染するリスクがないとは言えません。ワクチン接種済みであっても、新型コロナウイルスに感染し、他人にうつす可能性があるかどうかは専門家にも分かっていません。レストランや公共の場へ出かける際は、マスクを着用し、他人とは2m以上の距離を保ち、頻繁に手を洗うなどして引き続き予防措置を取りましょう。[6]
    • 少なくとも感染者の数にさらなる減少傾向が見られるまでは、外出や社会的活動は控えるのが最も安全だと言えるでしょう。[7]
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方法 4 の 13:
ワクチン接種後の旅行についての注意点

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    今後もしばらくの間は旅行を控えたほうがよいでしょう。旅行先の環境をコントロールするのは困難であるため、ワクチンを接種した人でもウイルス感染・拡散のリスクが高まります。新型コロナウイルスの流行の勢いが弱まり、制御可能になるまでは、できる限り外出を控えましょう。[8]
    • 米国疾病予防管理センターは、旅行の1~3日間前と5~7日間後にウイルスの検査を受け、公共の場ではマスクを着用し、旅行後7~10日間は自己隔離するなどして感染予防対策を継続し、自分や他人を守るよう注意喚起しています。[9]
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方法 5 の 13:
ワクチン接種後に自身を介して人にウイルスを感染させる可能性

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    現段階では明らかになっていないものの、自分を介して他人にウイルスを感染させる可能性は低いと言えます。ワクチンを接種済みで、免疫がついているとしても、自分がウイルスにさらされれば他人に感染させる可能性はあります。しかし、初期の研究によれば、ワクチンを接種することで感染する確率は低くなるため、他人を感染させる可能性も低いとされています。[10]
    • 仮に、ワクチンの接種が完了している人が感染したとしても、その人の体内に存在するウイルス量は少ないため、ウイルスを拡散させる可能性は低いと説明する研究者もいます。[11]
    • ワクチン接種が完了している人は、無症状感染する確率が低いという報告もあります。[12]
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方法 6 の 13:
ワクチン接種完了の定義

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    必要な接種回数を受けた後、2週間が経過した人は接種完了者とみなされます。ワクチンを接種することでウイルスへの抗体がつきます。ファイザー社またはモデルナ社のワクチンを接種した場合は、2回目の接種後2週間が経過してから、1回の接種で済むジョンソン・エンド・ジョンソン社のワクチンを接種した場合は、接種後2週間が経過すると、免疫が働き始めると言われています。[13]
    • ワクチンを接種した後も、十分に休息をとり、免疫を働かせ、感染予防対策を継続し、自分や他の人を感染から守りましょう。
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方法 7 の 13:
ワクチンの効果持続期間について

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    2021年4月時点では、新型コロナワクチンの効果持続期間は明らかになっていませんが、おそらく数か月程度でしょう。ワクチンの効果が長期間持続するかどうかは不明であり、インフルエンザワクチンのように毎年接種する必要があるだろうと述べる専門家もいます。現段階で分かっているのは、ワクチンを接種すれば短期間の感染予防効果が期待できるということです。しかし、新型コロナワクチンは開発されて間もないため、効果持続期間がどの程度かは研究者にも分かっていません。[14]
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方法 8 の 13:
ワクチン接種後の検査で陽性結果が出る可能性

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    新型コロナワクチンには新型ウイルスそのものは含まれていないため、ワクチン接種によりウイルスに感染することはありません。現時点で接種が行われているワクチンはすべて、無害なスパイクタンパク質の作り方を私たちの体に教え、そのスパイクタンパク質に対して免疫反応が起こることで機能します。新型コロナウイスを引き起こすウイルスは含まれていないため、ワクチン接種によって感染することはありません。[15]
    • しかし、ウイルスと闘うための抗体を作り出すことから、抗体検査では陽性結果が出るかもしれません。
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方法 9 の 13:
ワクチン接種済みの場合の検査を受ける必要性

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    たいていの場合、検査を受ける必要があるのは症状がある場合のみです。ウイルスに曝露したとしても、症状が出ていないのであれば自己隔離をしたり検査を受ける必要はないでしょう。しかし、ワクチン未接種の場合と同様、何らかの症状がある場合は自己隔離をし、検査を受けに行きましょう。[16]
    • ただし、グループホームや矯正施設など複数人が共同生活する施設で暮らしている場合は例外となります。その場合は、新型コロナウイルスに曝露したら検査を受けて、14日間の自己隔離をする必要があります。
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方法 10 の 13:
新型コロナワクチンの変異株に対する予防効果

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    現時点では確実とは言えないものの、新型コロナワクチンはほとんどの変異株にも効果があるとされています。現在接種が行われている新型コロナワクチンは、多くの変異株に対しても効果があるだろうという研究結果が報告されています。[17] しかし、南アフリカで見つかったB.1.351変異株に対してはワクチンの有効性が認められなかったという例もあり、すべての変異株に効果があるわけではありません。[18]
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方法 11 の 13:
新型コロナワクチン接種後に起こる副反応

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    インフルエンザのような症状が出たり、腕に痛みを感じるかもしれません。ワクチン接種によって起こる免疫反応に伴い、インフルエンザのような症状、倦怠感、頭痛、筋肉痛、発熱、悪寒などの副反応が出ることがあります。さらに、接種した部位の発赤、腫脹、疼痛なども症状としてあげられます。[19]
    • ワクチン接種後に、腕に赤みや痒み、発疹なのど副反応が出る人もいます。ワクチンを受けて数日間~1週間以上経過してから症状が出ることもありますが、数日で改善するはずです。[20]
    • 稀に、深刻なアレルギー反応が出る人もいます。そのような事態になった場合に医師がすぐ対応できるよう、ワクチン接種後は15分~30分間は接種を受けた施設で待機するよう指示されるでしょう。[21]
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方法 12 の 13:
ワクチンの副反応による不快感を軽減する

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    副反応の症状を和らげるために市販薬を服用してもよいか医師に尋ねましょう。新型コロナワクチンの副反応は軽微なものがほとんどで、数日も経てば症状はなくなります。症状の緩和には、イブプロフェンやアスピリン、アセトアミノフェン配合の鎮痛薬を服用するとよいでしょう。発熱した場合は、十分に水分補給し、熱が下がるまで涼しい格好で過ごしましょう。[22]
    • 接種を受けた部位に痒みや痛みを伴う発疹が生じたら、抗ヒスタミン薬または鎮痛薬を服用しましょう。[23] 湿らせた布をを注射部位にあてて痛みを和らげることもできます。
    • ワクチン接種から数日間経って副反応の症状が悪化した場合は、医療機関に相談しましょう。[24]
    • 重度のアレルギー反応が生じた場合は、直ちに救急車を呼びましょう。
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方法 13 の 13:
1回目の接種でアレルギー反応が出た場合

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    1回目の接種を受けた後に、突然アレルギー反応が出たり、重度のアレルギー反応があった場合、2回目の接種は受けられません。じんましん、喘鳴、腫脹などの症状が1回目のワクチン接種後4時間以内に現れた場合、2回目の接種を受けてはいけません。モデルナ社またはファイザー社のメッセンジャーRNAワクチンを接種した後にアレルギー反応が出た場合、他のメッセンジャーRNAワクチンも接種してはいけません。[25]
    • 重度のアレルギー反応とは、エピネフリンで治療する必要がある場合や、医療機関での治療が必要になる症状のことを言います。
    • メッセンジャーRNAワクチン1回目を接種後にアレルギー反応が生じ、2回目を受けられない場合、メッセンジャーRNAワクチン以外のワクチン(ジョンソン・エンド・ジョンソン社製のワクチンなど)を接種して感染予防するべきか、医師に相談しましょう。
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    注射部位に発疹が出ても、2回目の接種は受けられます。注射部位に痒みや腫れを伴う発疹が出た場合、2回目のワクチン接種を受けるのが心配になるかもしれません。幸い、2回目の接種を受けることで重い副反応を引き起こすという科学的根拠は報告されていません。ただし、ワクチンの接種を行う医療従事者には1回目の接種後に発疹が出たことを伝えておきましょう。安全のため、1回目とは反対の腕に注射を打つことを薦められるかもしれません。[26]
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  1. https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/question-and-answers-hub/q-a-detail/coronavirus-disease-(covid-19)-vaccines
  2. https://www.health.harvard.edu/coronavirus-and-covid-19/covid-19-vaccines
  3. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/fully-vaccinated-guidance.html
  4. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/expect/after.html
  5. https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/question-and-answers-hub/q-a-detail/coronavirus-disease-(covid-19)-vaccines
  6. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/facts.html
  7. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/fully-vaccinated.html
  8. https://www.who.int/news-room/feature-stories/detail/the-effects-of-virus-variants-on-covid-19-vaccines
  9. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/more/fully-vaccinated-people.html
  10. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/expect/after.html
  11. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/safety/allergic-reaction.html
  12. https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/question-and-answers-hub/q-a-detail/coronavirus-disease-(covid-19)-vaccines-safety
  13. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/expect/after.html
  14. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/safety/allergic-reaction.html
  15. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/expect/after.html
  16. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/safety/allergic-reaction.html
  17. https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/safety/allergic-reaction.html

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David Nazarian, MD
共著者 ::
米国内科医学会指導医
この記事の共著者 : David Nazarian, MD. 認定内科医のデイビット・ナザリアン医師はカリフォルニア州ビバリーヒルズにて先進総合健康管理と高級専門医療を提供するクリニック「My Concierge MD 」を経営。人間ドックやビタミン点滴療法、ホルモン補充療法、減量、多血小板血漿注入療法を専門に行っています。医療従事者として16年以上の経験があり米国内科医学会の指導医を務めています。カリフォルニア大学ロサンゼルス校にて心理学と生物学の学士号を、サックラー医学大学にて医学博士号を取得。南カリフォルニア大学付属ハンティントンメモリアル病院にて臨床研修を修了しました。
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