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貧乏学生であっても、お金がなくても、倹約家であっても、寒い家に住むのは健康によくありません。ヒーターがなくても家の暖かさを保つ方法があります。その方法を実践していく過程で、家の効率性すら改善できるかもしれません。

パート 1
パート 1 の 3:

暖房無しに家を暖める

  1. 1
    家中の窓をしっかり閉める 雨戸を含むすべての窓をしっかり閉め、鍵までしっかり閉めます。日中、外気温のほうが室内の気温より高くなったら、窓を開けましょう。
    • 窓から空気が漏れないようにする 窓から空気が漏れないようにするために、窓につけるための取り外し可能なコークかプラスチックを購入するとよいかもしれません。それがなくとも、空気が漏れる箇所には少なくともタオルやシャツを詰めておきましょう。
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    日光の入る窓には安くて透明なシャワーカーテンをかける これにより冷たい空気が入るのを防ぎ、日光を通すので家が暖まります。透明のプラスチック製シートを窓から下げてもいいでしょう。
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    カーテンを使う 重いカーテンはすきま風を防ぎます。日が明るいときは開けておき、そうでないときは閉めましょう。
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    ドアのすきまをふさぐ ドアフレームやドアの下の部分をチェックしましょう。ドアのすきま風ストッパーなどを購入してもよいでしょう。似たようなものを手作りするか、ドアの下にタオルをしきつめるのも一案です。
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    できるだけ多くの日光が家に入るようにする 日光を遮るもの(納屋や植物)がないかチェックしましょう。日の当たる方の壁に何か立てかけている場合はそれを取り去ります。理想的なのは、夜には、取り去ったものを断熱材代わりに再度立てかけることです。
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    使っていない部屋のドアを閉める 極寒の外と自分のいる部屋を遮るバリアになるように、ドアを閉めます。ドアを閉めることにより、必要以上に空気が循環し熱が奪われるのを防ぎます。
    • ホームセンターなどで売っているマグネット製の通気口カバーを使えば、外から入る冷たい空気を遮断することができます。使っていない部屋の通気口をカバーすると、ヒーターをつけても、使っている部屋だけの通気口から熱が逃げます。だから、ヒーターで効率的に部屋を暖められます。
    • 配管が凍結する可能性がある場合は特に、通気口がすべて開いていることを確認しましょう。 冷たい空気が暖房の効いた部屋に戻るようにすることでので、熱を効率的に循環させられます。(空気の流れが家具や敷物でふさがれている可能性がある場合はそれを取り除いてください。)
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    ラグやカーペットを敷く ラグとカーペットを敷けば、熱が床を通して逃げません。一般的にラグやカーペットは木や石そのものより触り心地が暖かいものです。その上を歩くのに、表面がより暖かい心地のものを選びましょう。
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    屋根裏部屋や床下の物置に断熱材を仕込む 空気には暖かいと上に上がり、冷たいと下にいく性質があり、屋根裏部屋をとおして暖かい空気がたくさん逃げます。屋根裏部屋に断熱材を仕込みましょう。
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    火で暖まる  暖炉があるなら、火をつければ家は暖かくなります。暖炉がないなら、暖炉の設置を検討しましょう。火がついている間は常に火を監視しましょう。
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    料理する 料理は、オーブン自体の暖かさはもちろん、暖かくて美味しいものを食べることによって体を暖めることができる一つの活動と言えます。
    • クッキーやパイを焼きましょう。オーブンが空気を乾燥させて暖めます。料理中はキッチンが暖まり、料理のあとは、手作りの美味しい料理も食べられます。
    • 料理の後は、オーブンの電源を入れたままにしてオーブンの扉を開け、熱が部屋に流れこむようにしましょう。10〜20分ほどのみ放置し、エネルギーを無駄にしないようにします。
    • 水蒸気の出る料理は部屋の湿度を上げるため、頻繁には作らないようにしましょう。部屋の湿度を低く保つことで体感温度が暖かく感じます。湿度の高い空気は乾燥した空気よりずっと多くの熱を吸収します。したがって、湿度の高い空気は体感温度がより冷たく、暖めるのにより多くの熱量を必要とします。
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    ろうそくを灯す ろうそくは熱を多く発生させます。どこに置くかは慎重に考慮し、誰もいないところでは決して灯さないようにしましょう。スーパーマーケットなどでとても安く手に入れることができます。
    • キャンドルヒーターを使いましょう。暖炉や本物のヒーターほどではありませんが、とても安く暖かさをつくりだすことができます。
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    ライトをつける 一般的な白熱電球は、そのエネルギーの最大95%を光ではなく熱として放出するため、非常に効果的な熱源となります。
    • 蛍光灯とLEDライトは、部屋を暖めるのには役立ちませんので、暖かい日がくるまでそれらをしまっておきましょう。そして暖房費用を支払うために貯めてきたお金をつかって白熱電球を買いましょう。
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パート 2
パート 2 の 3:

寒い家でも温かく過ごす

  1. 1
    温かい飲み物を飲む 温かい飲み物で体の中心から暖まります。体の中心から暖まるとリラックスし、元気になります。紅茶やコーヒーを入れましょう。温かいスープを飲みましょう。
  2. 2
    暖かい服を着る 三分の一の体熱を頭部から失うと考えている人が多数ですが、実は、体熱は体中から均一に放熱されます。どちらにしても、頭の放熱を防ぐために帽子をかぶるのは名案です。タートルネックのセーターか、上下一体型の服も、体の放熱を防ぐのにとても効果的です。ウールか綿の服を重ね着しましょう。室内履きや暖かい靴下を履きましょう。座っているときは、ウールの厚いブランケットを巻きましょう。保温性のある下着を買ってセーターの下に着ると、セーターの着心地もよくなり暖かさも増します。
    • 足が寒いようであれば、黒タイツを2足買いましょう。透明でないものを選びましょう。黒タイツを重ね履きすることで、体に熱を閉じ込める層を作ることができます。男性はタイツの代わりに長ズボン下を使えばよいでしょう。
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    小さい部屋を使う 寝室が居間よりずっと小さいつくりである場合、その部屋を中心に生活をしてもよいでしょう。
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    運動する 20分間強めに運動すると、体が暖まり、運動のあとも暖かさを保つことができます。加えて、体が強く健康的になると寒さにも強くなります。
    • アクティブになる 動き回ることで体が暖かくなります。動くことにより血流がよくなり指先や足先まで暖かい血が行き渡るからです。
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    すり寄るための友達やペットを見つける 体温の高い動物はたとえると暖炉です。お互いに暖かくなるために、猫や犬と寄り添いましょう。
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    ドライヤーを使う 体の一部や、靴や服をすばやく温めましょう。寝る前にベッドを暖めるのも一案です。布団などですっかり覆ってしまった部分を暖めないように気をつけましょう。熱くなりすぎ、火事につながります。
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    50ワットの温熱パッドに座る 家や部屋全体を暖めるのではなく、ワット数の低い温熱パッドの上に座りましょう。温熱パッドは自作できます。:
    • 湯たんぽを使いましょう。座っているときに手や膝を暖めるのにも、また寝ているときに布で覆った上で足を暖めるのにも、申し分のない道具です。
    • 米や乾燥とうもろこし、乾燥豆を詰めた布袋を電子レンジで1分温めて、ほっかいろとして使いましょう。寝床を暖めるのにも使えます。
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    厚いバスローブやガウンを買う これらは、大きくてふわふわしたブランケットに袖がついているのと同じです。とても暖かくて着心地がよく、それを着て寝てもよいほどです。
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    どこかにいく 無料でも暖かい場所はあるので、そこで過ごしてみましょう。図書館や教会、友達の家などです。
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    電気ひざ掛けを使う 電気ひざ掛けは暖かくて心地がよく、高くて非効率的なヒーターよりずっと経済的です。立って歩いても使えるものもあり、たいていふわふわした暖かい素材でできています。
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    気温0度にも対応する寝袋を買う 寝袋はキャンプのためにだけあるのではありません。寝袋は居眠りするときに、体を暖めるのにもちょうどよいのです。 ひと晩中、体を暖かく保温できるようにベッドの上に寝袋を広げましょう。
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パート 3
パート 3 の 3:

予防策

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    なぜこのような状況になったのか整理する 一時的なエネルギー不足により短期的に家の寒さに苦しんでいるのであれば、この緊急事態を乗り越えるのに上述のアドバイスが役立つでしょう。しかし、壊れたヒーターの修理費用を払えないがために生じる寒さに困っているような場合であれば、このような事態に備えるために始めるべきはまず貯金でしょう。どんな事態が起こっても無事乗り越えられるように、先取り貯金を行い、寒さに耐えなければならない事態を防ぎましょう。
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    光熱費を払えない場合、エネルギーの供給会社に連絡する 経済的に無理のない範囲で支払いできるようなプランを紹介してくれるかもしれません。加えて、請求書の支払いをするために、地方自治体や国から補助が受けられる可能性もあります。
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ポイント

  • ヒーターを使いたいなら、自分の周りだけ暖められるような小さなものを買いましょう。部屋から部屋に移動させて使えるのに加え、ずっと安価な選択肢です。.
  • 1分間ブランケットを頭にかぶせてみましょう。少し変に見えるかもれませんが、吐いた息が循環して、見る間に暖かくなります。
  • 寝る前に気温が低すぎたら、ベッドの上に即席で布を張ってテントを作りましょう。自分の呼吸によってテントの中がすぐに暖まります。年代物のベッドに屋根とカーテンがついているのにはもっともな理由があったのです。
  • ベッドに寝具を追加しましょう。追加でキルトや羽毛布団を足し、暖かさを確保しましょう。
  • ホットチョコレートを飲みましょう。たくさんの炭水化物が含まれており、エネルギーの源になることはもちろん、素晴らしい美味しさです。
  • 熱いシャワーを浴びるかお風呂に入り、出るときに肌にオイルやローションを塗りましょう。そうすることにより、もう一枚の薄い服のように機能してくれます。
  • もし子どもがいるのであれば、ヒーターが直るまで滞在させてもらえないか親戚か友人に聞いてみましょう。寒い環境は子どもにとっては危険になる場合があります。
  • 送風機の設定値を最も低くして、放射暖房機が暖めた熱を循環させることができる位置に設置しましょう。
  • 髪が薄い場合や非常に短い場合は、暖かい帽子をかぶって寝ましょう。胸部、頭および顔は、体の中でも特に熱の変化に敏感な部分です。寒い家において帽子は必需品です。[1]
  • 暖かいベッドに横になって、すっかり毛布にくるまります。かぶるものに穴が開いていないことを確認しましょう。
  • 上下一体型の服を着るか、ブランケットにすっかりくるまりましょう。
  • 温かいお風呂に入り、紅茶を飲み、気持ちよく横たわり映画を見ましょう。
  • ベッドで丸まって足を素早くこすります。少し変には見えますが、暖まります。
  • 運動はしすぎないようにしましょう。運動しすぎると、汗をたくさんかき、体が冷えます。汗は体を暖めず、冷やしてしまうのです。
  • 綿製ではない柔らかいブランケットを使いましょう。ウール製だと、よりよく熱を吸収してくれるでしょう。
  • 火傷しない程度で我慢できるくらいのぎりぎりの熱さのお湯に手を浸からせましょう。そうすると体温をすぐに上げることができます。
  • 長い靴下と短い靴下では、効果がまるで違います。ズボンの下に長いニーハイソックスを履くと、室内の低いところを流れる冷たい空気をよけることができます。
  • 紅茶かコーヒーを飲み、温かいブランケットにくるまり、映画を見ましょう。
  • 乾燥機をお持ちの場合は、温度設定を最高にして約10分間毛布を乾燥機にかけましょう。暖かさが長く続くわけではありませんが、寄り添えば、自分の体温が暖かさを保ってくれるでしょう。
  • 寝床に入ったあとベッドがとても冷たいと感じた場合、ベッドの中で少し動き回りましょう。摩擦熱で暖かくなります。
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注意事項

  • 湿度も同時に上げてしまう部屋の暖め方(バスタブや加湿器)は、カビの成長や結露によを促す可能性があります。外側に面した壁や窓の周りに立っている家具の後ろを定期的にチェックするようにしましょう。
  • 外部への空気の循環を完全に遮断してしまうと、空気中に一酸化炭素が危険なほど増える可能性があります。 まだ持っていないなら、必ず一酸化炭素検知器を設置しましょう。 すでに設置している場合は定期的にチェックしましょう。
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このwikiHow記事について

Mark Spelman
共著者 ::
建設業者
この記事の共著者 : Mark Spelman. マーク・スペルマンはテキサス州オースティンに住む総合建築業者です。内装、プロジェクト管理、プロジェクト見積もりを専門とし、1987年より30年以上建築の仕事に携わっています。 この記事は2,906回アクセスされました。
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