服についたボールペンのシミを消す方法

4 方法:シミを見極めるボールペンのシミを抜く(油性ボールペンの場合)ローラーボールペンのシミを抜く(水性インクの場合)ゲルインクのシミを抜く方法

シャツの胸ポケットに入れたペンからインクがしみ出たり、まだ乾いていないインクの上を気づかずに袖でこすってしまったりすることがあります。お気に入りのシャツやジーンズにシミを付けてしまったら気分もふさぎます。いつものように洗濯機に放り込んでしまうと、恐らくシミが消えることはないでしょう。しかし、洗濯前に家にある物を利用してひと手間かければシミを完全に抜くことができます。インクの種類を特定し、その種類に合ったシミの抜き方を説明します。

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シミを見極める

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    まず、どんな種類のインクかを見極めます。全てのボールペンが同じ種類のインクを使っているわけではありません。ペンの種類によってインクのタイプも異なるので、それぞれのインクに合った方法でシミを抜きます。昔からある、一般的なボールペン(ジェットストリームなど)は速乾性の油性インクを使用しており、シミを抜くためには溶剤を使います。一方でローラーボールペン(ボールPentel、VボールRTなど)は水性インクを使用しており、比較的簡単にシミを抜くことができます。また、ゲルインクボールペン(ユニボールシグノ、サラサなど)は色素がしっかりと定着するタイプのインクを使用しており、シミを抜くのは他のタイプのインクほど簡単ではありません。[1]
    • どのペンのインクがしみたのかわかっていれば、文房具店などのインターネットサイトでペンの名前や型番などを入力して調べます。製品の詳細説明を読めば、油性か水性もしくはゲルインクなのかわかります。
    • ペンの製造元のウェブサイトを調べると、より詳しい説明が得られるでしょう。その製品のシミ抜きの方法を見つけられるかもしれません。
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    インクの種類が分からなくてもシミ抜きをしましょう。どのペンのインクがしみたのかわからない場合には、まず油性ボールペンのシミ抜き方法を試してみます。それでシミが落ちなければ、水性ボールペンのシミ抜き方法を試し、最後にゲルインクのシミ抜き方法を試します。それぞれの方法を試す前に、水で一度きれいに洗い流しましょう。シミがおちる前に乾燥機に入れてはいけません。
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    衣類についている取り扱い表示を確認します。通常の綿製品のように洗濯機を使用できる衣類であれば、シミ抜きを自分で行っても問題ないでしょう。取り扱い表示にドライマークや手洗いのみという表記があれば、自分でシミ抜きをせずにクリーニング店に出します。シャツのクリーニング代は500円位なので手間と時間をかけるよりも得策です。
    • クリーニング店にどんなペンのシミか説明します。または、ペン本体を持っていくとわかりやすいでしょう。その際はインクが再び染みないようにビニール袋に入れておきましょう。

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ボールペンのシミを抜く(油性ボールペンの場合)

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    家庭にあるもので溶剤として使えるものを探します。衣類を傷めずに油性インクのシミを取るのにはエタノール(エチルアルコール)が適しています。家庭にある溶剤によく含まれている成分です。[2] アルコールフリーではない、できればエアロゾル製のヘアスプレーや消毒用エタノール、アルコール性の手指消毒ジェルなどを利用することができます。
    • 他に見当たらなければ、ウェットティッシュや赤ちゃんのおしりふきなどの中にも使用できるタイプのものがあります。
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    乾いたタオルなど水分を吸収する物の上にシミの付いた衣類を置きます。この際、白いタオルを使用すれば後で漂白できます。もしくは、ペーパータオルや紙ナプキンを何枚か重ねてタオルの代わりに使用します。衣類のインクをタオルやペーパータオルに移すためです。シミの付いた衣類が他の部分に重なっていないことを確認しましょう。重なっていると、シミを他の部分に広げてしまいます。
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    アルコール性の溶剤をかけます。消毒用エタノールを使用する場合はコットンパッドなどに染み込ませてシミの部分を軽くたたきます。手指消毒用ジェルを使用する場合は、シミの部分に直接振りかけコットンパッドや指でこすります。ヘアスプレーを使用する場合は、しっかり浸るくらいシミの部分にスプレーします。[3]
    • ウェットティッシュやおしりふきを使用する場合は、ぎゅっと絞って液体がシミの部分にかかるようにします。もしくは、ウェットティッシュなどをシミの上に置き、その上にお皿や本、缶詰など重いものを置き数分待ちましょう。
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    3~5分待ちます。インクの濃度やシミが付いてからの時間にもよりますが、溶剤がインクの油分を溶かすのには数分かかります。
    • アルコール性の溶剤は比較的早く乾いてしまうので、インクの成分が溶ける前に乾かないように、必要に応じてつぎ足して湿らせておくようにします。
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    シミの部分を吸い取ります。清潔で乾いた布を使い、シミの部分を吸い取ります。シミの部分を押すようにしてインクを吸い取ったり、下に敷いたタオルに押し付けるようにしましょう。全てではないにしても、ほとんどのインクがこの時点でとれるでしょう。
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    必要に応じてこの作業を繰り返します。アルコール性の溶剤でインクのほとんどを取り除けたら成功したも同然です。まだ少し残っているのであれば、下に敷いたタオルのきれいな部分に衣類を移動させたり、下に敷いたペーパータオルを新しいものに替えましょう。溶剤を足して少し待ち、再度吸い取らせます。
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    シミの付いた部分に洗濯洗剤をつけて手洗いします。シミが少し残っていたり、完全にとれたように見えるものの念のため確認したい場合には、普段使用している洗濯用の洗剤をシミのついた部分にかけます。しみ込むまで数分待ち、こすり洗いをした後、お湯でしっかりと洗い流します。
    • シミが完全になくなっていれば、普段通りに洗濯機で洗います。
    • シミが消えていない場合は、この手順を繰り返すか、他の種類のインクのシミ抜き方法を試してみましょう。

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ローラーボールペンのシミを抜く(水性インクの場合)

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    シミの付いた衣類を牛乳に浸します。中でもスキムミルクが効果的です。衣類全体を浸す必要はありません。シミの付いた部分だけを浸しましょう。少なくとも30分程度そのままにします。歯ブラシや豚毛のブラシのような柔らかい毛先のブラシを使って軽くこすります。その後お湯で洗い流します。[4]
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    残ったインクのシミを色柄物にも使用できる漂白剤できれいにします。漂白剤と水少々を混ぜペースト状にします。これをシミの部分にこすりつけ30分から1時間おきます。その後、毛先の柔らかいブラシでこすり、お湯で洗い流しましょう。
    • この時点でシミは完全に、もしくはほとんど消えているでしょう。
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    必要に応じてこの手順を繰り返します。この方法でシミがまだ残っていても、薄くなっている場合はこの手順を繰り返し行いましょう。全く効果が見られない場合は、きれいに洗い流してゲルインクを抜く方法か油性インクを抜く方法を試します。
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    普段使用している洗濯洗剤で衣類を洗います。乾燥機に入れる前にシミが消えているかよく確認しましょう。シミが完全に抜けていなければ、シミ抜きの手順を繰り返します。乾燥機の熱はシミを定着させてしまうので、シミを抜くことができなくなります。

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ゲルインクのシミを抜く方法

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    シミに気が付いたら直ちに石鹸か洗濯洗剤で手洗いします。製造元によると、ゲルインクは色素の沈着が強いため、そのシミを取り除くのは不可能ではないが難しいということです。とにかくできるだけ早いうちに洗剤でシミを洗い流すことが重要です。少量の洗濯洗剤やシミ抜き用のジェル、または液体石鹸をシミに直接付け流水で洗い流します。その後、タオルやペーパータオル、紙ナプキンなどの間にシミの付いた衣類を挟んで残ったインクを吸い取ります。[5]
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    アンモニアを使ってみましょう。お湯に小さじ1のアンモニアを溶かします。シミの付いた衣類をこのアンモニア水に1時間ほど浸けます。きれいに洗い流した後、洗濯洗剤で手洗いします。必要に応じて毛先の柔らかいブラシでシミをこすって洗います。[6]
    • この方法で効果が見られれば、インクが消えるまで何回か繰り返します。インクが消えたら普通に洗濯します。
    • インクが抜けないようであれば次の方法を試しましょう。
    • 絶対にアンモニアと塩素系漂白剤を混ぜてはいけません。
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    アルコールと酢を混ぜた溶剤を使います。240mlの消毒用エタノールと同量の酢を混ぜます。清潔で乾いたタオルの上にシミの付いた衣類を置き、スプレーボトルや雑巾を使ってシミの部分に溶剤を十分にしみ込ませます。溶剤がしみ込むまで5分ほど待ちます。その後シミの部分に食塩を少々振りかけます。10分ほど置き毛先の柔らかいブラシでシミの部分をこすり、熱いお湯で洗い流します。
    • この方法でインクが少しでも消えるようなら、完全に消えるまでこの手順を繰り返します。
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    他の方法を試してみます。ゲルインクの成分によって、全く落ちないものもあれば、方法によっては落ちるものもあります。ゲルインクのシミを抜く方法を試しても効果がなければ、油性インクや水性インクのシミ抜きの方法を試してみましょう。薬品が混ざらないように、違う方法を試す前にはしっかりと溶剤を衣類から洗い流します。いろいろと試してみると、シミが抜けるかもしれませんし、残念ながら、シミの付いたシャツを我慢して着ることになるかもしれません。

ポイント

  • 対処が早ければ早いほどシミ抜きが成功する確率が高くなります。
  • できれば、シミ抜きの方法を衣類の目立たない部分で試してから実行しましょう。これまでに紹介した方法は、洗濯機で洗える衣類には害のないものですが、高価な凝った作りのシャツなどにはダメージを与えてしまう恐れもあります。
  • シミの付いてしまった衣類が普段漂白剤で洗濯している白いものであれば、今までに紹介した方法でできる限りのシミを落とした後、漂白剤を入れて洗濯し、残ったシミを落とします。
  • 濃度10~15%のクリームに浸すだけ(こすってはいけません)で、インクが浮かび上がってきてシミが抜ける場合もあります。

注意事項

  • 洗剤の中には皮膚に刺激を与えるものもあります。皮膚を守るために手袋を使用しましょう。
  • 絶対にアンモニアと漂白剤を混ぜてはいけません。アンモニアを使用する場合は、漂白剤入りの洗剤を使う前にきれいに洗い流します。
  • 乾燥機の熱はインクを定着させてしまいます。シミ抜きが完全に終わるまでは乾燥機を使用しないようにしましょう。

記事の情報

カテゴリ: 衣服

他言語版:

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