服を作る方法

この記事には:基礎を学ぶデザインを決める服を縫う別のスタイルの服を作る5 出典

ファッションデザインに興味があったり、自分のために作りたい服があったり、単に持っている服を少し直す必要があるなど、服を作る理由は様々です。いずれにしても、一から服を作る方法を覚えると役に立つでしょう。仕立て屋にならなくても、自分自身にピッタリ合う服の作り方を学ぶことができます。

パート 1
基礎を学ぶ

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    必要な道具について知りましょう。服を作るには、裁縫道具、型紙用の道具、体のサイズに合う服を作るために計測する道具など、多種多様な道具が必要です。道具の種類やそれぞれの使い方を覚える必要があります。初めは、道具を使いこなせないかもしれませんが、練習を繰り返すたび、上達するでしょう。
    • アイロンとアイロン台。どんなものでも構いません。すでに持っているアイロンを使うこともできますが、いずれ上質のアイロンが必要になる可能性もあります。裁縫の過程で、縫った部分をアイロンで押さえ、縫い目をしっかり開くために使います。
    • リッパー。間違って縫った時に縫い目をほどく道具です。
    • 布にしるしをつける洋裁用チャコ。しるしをつけると、縫う個所や切る個所がわかりやすくなります。
    • 布専用の鋭い上質のはさみが必要です。布以外のものを切ると切れ味がすぐ鈍り、布地が傷ついたりほつれることがあります。
    • トレーシングペーパー。型の製図や裁縫の過程で型を変更するときに使います。
    • 定規。製図やパーツを組み立てる(デザインと裁縫の両過程において)際の計測に使います。
    • 巻き尺、特に柔軟な巻き尺が便利です。採寸や、場合によっては試着時の調整に使います。
    • 待ち針。裁縫前に布地を適切な位置に止めるのに使います。布地がゆがむことがあるので、待ち針は控えめに使いましょう。
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    ミシンを用意します。基本的に、家庭用ミシンと工業用ミシンの2種類があります。どちらも長所と短所があるので、自分にとってどちらが最適かを少し考えてから決めましょう。[1]
    • 家庭用ミシンは、持ち運びやすく多目的に使えます。縫い目の種類も豊富なタイプが多くあります。ただし、スピードや動力は今一つで、厚手の生地を縫うのには適しません。
    • 工業用ミシンは、家庭用のものよりスピードが速く動力もありますが、縫い目が一種類(直線本縫い)しかないものがほとんどです。また、家庭用ミシンより場所を取ります。
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    ミシンの各部を知りましょう。ボビンを巻く方向やボビンケースの場所などが記載されているので取り扱い説明書があると便利です。実際に縫い始める前に、少なくともミシンの基本的な構成部分を知っておきましょう。
    • 糸立て棒は糸巻を固定する場所で、ミシンの各部を通る糸の方向を調整します。糸立て棒は、ミシンによって垂直または水平に設置されています。
    • ボビンは糸を巻き付ける糸巻きのことです。ボビンに糸を巻き付けて、ボビンケース(針板の下にあります)にセットします。
    • また、ミシンには一目の縫い目の長さを決め、縫い目が適切になるように糸の張りを調整し、縫い目の種類を変更する(複数の縫い目を選択できるミシンの場合)機能が付いています。
    • 天びんで糸の張りを調整します。糸の張りが適切でないと糸がからみ、ミシンが動かなくなります。
    • 近くの手芸店などでミシンの教室が開かれていないか、または基本的なことを教えてくれる人がいないかを尋ねてみましょう。ミシンに詳しい家族や友人に助けてもらう方法もあります。
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    最初は簡単なものから始めましょう。初めて服を作るときは、シンプルなデザインを選びましょう。いきなり複雑な服に挑戦すると、失敗してすぐにあきらめてしまうでしょう。最初はスカートが最適です。スリーピーススーツのような複雑なものに比べて、採寸する箇所も少なく簡単に作れます。
    • 初めて服を作る際は、ボタンやファスナーを使わないデザインが適しています。ゴムを入れたエプロンやパジャマなどを作りましょう。道具やミシンの扱いに慣れてから、複雑な服に挑戦します。
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    試作品を作ります。実際の服を作る前に試作品を作ると、デザインやサイズの微調整ができて、完成品が自分の体にピッタリ合う最高の仕上がりになるでしょう。
    • 実際に作る服と同じ生地で試作品を作りましょう。
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    正確に採寸して型紙を作ります。自分で型紙を作らずに、既成の型紙を利用するにしても、採寸すると自分のサイズに合った服を作れます。
    • パンツを作る場合は、ウエスト、ヒップ、股上、ウエストから床までの脚の長さを採寸します。ショートパンツの場合は、パンツの採寸の数値を利用して、長さだけを好みに応じて短くします。
    • シャツを作る場合は、首回り、胸囲、肩巾、袖丈、袖ぐり、着丈を採寸します。
    • スカートを作る場合は、ウエストとヒップを採寸するだけです。長さや幅はデザインによって異なります。

パート 2
デザインを決める

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    型紙を作ります。採寸した数値を使って、パターンを描きます。実際に作る服と似たデザインの服を参考にすると、型紙の製図や配置を正確にできます。様々な場所でデザインのアイデアを得ることができます。[2]
    • 古着屋や手芸店で面白い年代物のデザイン(特にワンピース)や型紙が見つかることもあります。また、インターネットで簡単な型紙を多く見つけることができるでしょう。
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    広く平らな場所に生地を広げ、型紙を置きます。注意深く計画的に型紙を配置する必要があります。
    • 生地を折ります。生地の耳を揃えて中表に折ります。「耳」は生地の両端のことで、ほつれないように処理されています。生地を折ると、同じ型が二つ必要なもの(袖や脚など)や左右対称の大きな型を切るのが簡単です。
    • 左右対称で中心で折ることができる大きな型(シャツの後ろ見ごろなど)は、型紙を中心で折り、型紙の折った部分と生地の折った部分をピンでとめておきましょう。こうすると、型紙に合わせて生地を切るのが楽になり、完璧な左右対称に切ることができます。
    • 体にぴったりした服を作る場合は、型紙を生地のバイアスに(折った端に対して45度の角度になるように)置きましょう。
    • 服が伸びないようにするには、生地の折った端に対して90度の角度で型紙を置きます。
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    生地にアイロンをかけてしわを伸ばします。生地にしわがあると、切ったパターンが型紙通りにならず、出来上がりが台無しになる可能性があります。
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    型紙を生地にまち針で止めます。これで裁断する部分がはっきりします。生地にしわがないことを確認し、型紙と生地がずれないように気を付けましょう。
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    型紙に沿って生地を裁断します。2重の生地をまとめて切りましょう。
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    切った生地から型紙を外します。これで縫う準備ができました。

パート 3
服を縫う

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    縫いつける部分の端と端を揃えて、まち針で止めます。生地のどちら側を縫い合わせるのか見極めて、中表に2枚の端を合わせまち針で止めましょう。生地に直角にまち針を刺すと、取らずにそのまま縫えて便利です。
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    生地を縫い合わせます。片方の端を上から下まで縫います。これを繰り返して服の形に仕上げていきます。
    • 時間がかかる作業ですから、根気よく続けましょう。間違えてもあわてる必要はありません。こういう時のためにリッパーがあります。
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    ミシンを適切に使います。生地に対応したミシン針や糸を使いましょう。生地によって、最適なミシン針や糸が異なります。
    • 綿や亜麻のような天然素材およびレーヨン、ポリエステルなどの合成繊維とは対照的に、絹、羊毛、アルパカなど動物繊維の生地には異なる技法が必要です。使用する生地の種類を確認し、最適な糸や針を用意しましょう。
    • ミシンで縫う際は、生地を手で軽く誘導します。ミシンが生地を送るので、押したり引っ張ったりする必要はありません。無理に押したり引っ張ったりすると、糸がからんで生地が傷みます。
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    裾を折り返して縫います。裾を始末して、きれいに仕上げましょう。
    • 裏が内側を向くように、適当な幅で裾を折ってアイロンをかけます。再度折り込んでアイロンをかけましょう。三つ折りにした裾に沿って服の内側で縫います。
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    仕上げます。ボタン、ゴム、ファスナー、刺繍、アクセントになる縫い目などの装飾を施して仕上げます。せっかく自分自身の服を作るのですから、装飾でオリジナリティーを出しましょう。

パート 4
別のスタイルの服を作る

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    スカートを縫います。服のデザインはそれぞれ少しずつ異なるので、何をどのように作るのかを決める際に、覚えておくと良いそれぞれのキーポイントがあります。[3]
    • スカートのデザインは様々です。Aラインスカート、サーキュラスカート、フレアースカート、ギャザースカート、マキシスカート、ミニスカート、ペンシルスカート、プリーツスカート、ほかにも多種多様なスカートがあります。どのスカートを作るか決めましょう。[4]
    • 最も基本的に作れるスカートはチューブスカートです。ゴムと布(伸びる素材が適しています)で作れます。1時間ほどで、楽しんで作ることができるでしょう。また、着心地もよく、はきやすいスカートです。[5]
    • スカートを縫う一般的な順序は、脇、前、後、ファスナーなどスカートを閉じる部分、ウエスト、裾です。
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    スタイルをカバーするパンツの形を選びましょう。パンツは使いまわしが大変良く、どんな生地でも作ることができるので、基本を習得したらぜひ挑戦してみましょう。ウエストをゴムにすると簡単に作れますが、ファスナー、ボタン、ウエストベルトなどで仕上げる複雑なデザインに挑戦することも可能です。
    • ジーンズ(ほかの種類のパンツでも)を縫う一般的な順序は、ポケット、脇、前、後、ファスナーなどパンツを閉じる部分、ウエストベルト、裾です。
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    ワンピースを作ります。ミニ丈のワンピース、夏用の木綿のワンピース、正装用のロングドレスなど、様々な種類のワンピースやドレスを作れます。ワンピースはスカートを作るより工程が複雑なので、服作りの基礎を習得してから挑戦しましょう。
    • ワンピースを縫う一般的な順序は、芯地、肩の成形、脇、裾以外の上半身部分、スカート部分、後、前です。その後、スカート部分と上半身部分をウエストで縫い合わせ、ファスナーやボタンホールを付けて、裾を始末します。
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    シャツを縫います。シャツを作るのは楽しい作業ですが、ボタンをつけたり、曲線(首から肩にかけて)を縫うので、難易度が上がります。また、使用する型紙の種類も増えます。
    • 一番簡単に作れるトップスは、ボタンやポケットのない、かぶって着るタイプのニットトップです。
    • シャツ(またはジャケット)を縫う一般的な順序は、芯地、肩の成形、ファスナーまたはボタンホール、肩の縫い合わせ、脇、首回りと前端、袖ぐり、袖、裾です。
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    ジャケットのデザインを選びましょう。ジャケットやコートは、作るのが最も複雑な服の一つです。ボタンやポケットが付いて、直線よりも輪郭を縫うことが多く、型紙の種類も多いので、経験を積んでから挑戦したほうが賢明でしょう。
    • 一番簡単に作れるジャケットは、裏地をつけないものや、袖に裏地を縫い込まないタイプのジャケットです。

ポイント

  • 裁断する前に生地を洗って乾かしましょう。生地が縮む可能性を考慮した対策です。
  • ポケットを付ける場合は、まずポケットを作り待ち針で止めてから、身ごろを縫い合わせましょう。
  • 型紙を作る際は、採寸した数値に縫い代を加えましょう。例えば、1.25cmの縫い代で縫う場合、そのまま縫い合わせるとサイズが両方で2.5cm小さくなってしまいます。それぞれの端にあらかじめ縫い代を足して型紙を作りましょう。
  • まずデザインを描いて、マネキンに着せて試します。
  • 生地に型紙を置くときは、柄に注意しましょう。柄合わせが必要な場合は、よく考えて生地に型紙を配置しましょう。
  • 実際の生地を裁断する前に、端切れなどを利用して試作品を作りましょう。こうすると、必要に応じて型紙を調整することができ、体のサイズにより合った仕上がりになります。

注意事項

  • アイロンを使い終わったら必ずスイッチを切りましょう。やけどや焦げの原因になります。

必要なもの

  • 巻き尺
  • 鉛筆
  • 型紙
  • 生地
  • アイロン
  • 待ち針
  • ミシン
  • 装飾用の部品(ボタン、ファスナー、ゴムなど)

記事の情報

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カテゴリ: 裁縫・編み物・布地

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