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歩く、自転車に乗る、に続き簡単にできること第3位として木にペンキを塗ることを思いうかべる人もいるでしょう。古い納屋に取り付けられているような木材であれば実際に簡単かもしれませんが、木材にペンキを塗る際の選択肢は実は2つしかありません。上手に塗れるか、ひどい手抜き作業になるかです。多少の忍耐とテクニックを用いればプロ顔負けに仕上げることができるようになる可能性もあります。努力して腕を磨きましょう。

パート 1
パート 1 の 3:
準備をする

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    ペンキを塗る前の準備に時間をかける 木材にペンキを塗る際に見落とされがちですが、実は最も重要な手順だとも言えます。例えば、創作した絵画の良さは土台となるキャンバス次第で決まることと同じです。ペンキでは木材の表面のひび、へこみ、穴といった欠陥を埋めて隠すはできないので、乾いた時に依然として目立ったままになります。それどころか、塗る前よりも目立って見えるかもしれません。
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    必要に応じて古いペンキを取り除く ペンキを塗ろうとしている木材に古い塗料が残っている場合は、先に取り除く必要が恐らくあるでしょう。パテナイフを使ってできる限りこそぎ取りましょう。あまり几帳面になる必要はありません。少し残っていても後でやすりがけをするので心配ありません。
    • 表面に油性ステインあるいは仕上げが施されている場合を除き、ペイントストリッパー(薬品)は使用しないようにしましょう。できる限りパテナイフでこそぎ取り、その次にリン酸三ナトリウム溶液で残っている塗料や油汚れを取り除きます。最後によくすすぎましょう。
    • ステインあるいは仕上げ材が用いられている場合は、リン酸三ナトリウム水溶液を表面に用いましょう。ステインあるいは仕上げ材を全て取り除こうとするのではなく、表面の汚れを落とし、やすりがけをすること(後でさらに説明します)に集中しましょう。こうすることで、木の多孔質な表面に新しいペンキが密着しやすくなります。
    • 必ず古い塗料を取り除かなければならないというわけではありません。事実、既存のペンキの上から重ねて塗ることができることも多々ありあす。ただし、こうした場合でも新しいペンキののりが良くない場合はプライマーが必要になるかもしれません。
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    可能であればウッドパテで、へこみや深くえぐれた箇所を埋める 柔軟性のあるパテナイフを使い、埋める必要のある箇所に対処しましょう。少なすぎるよりも多すぎるくらいがちょうどよいでしょう。パテが乾き硬化した後やすりがけをするので、この段階で完璧に整える必要はありません。
    • 小さい傷や浅い割れ目には一般的なスパックルあるいはジョイントコンパウンドを用いましょう。プライマーが含まれているスパックルがあると便利です。完全に乾いてからやすりがけをします。
    • 長く深い割れ目にはコーキング材を用います。少量のコーキング材を平らに伸ばしましょう。完全に乾いてからやすりがけをします。
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    目の粗い紙やすりを使って表面をこすり、次に目の細かい紙やすりで整える パテやフィラーを用いた部分から、まずやすりがけを開始し、次に、それ以外の部分もこすることで表面を均一に整えましょう。80~100番の紙やすりを用いて、表面に残っている塗料も必ず全て取り除きましょう。次に150番あるいはそれ以上の紙やすりに切り替えて表面を滑らかに磨き、プライマーが塗りやすい状態にします。やすりがけは、木目に抗うのではなく、必ず木目に沿って行い、電動サンダーを動かす手は止めないようにしましょう。

    やすりがけのための道具:
    ランダムサンダー:強力ですが高額で、サンディングディスクも必要になります。
    オービタルサンダー:ランダムサンダーほどの効果は見込めませんが良心的な価格で手に入り、一般的な紙やすりを使うことができます。平らな表面に適しています。
    サンディングブロック:かなりの重労働になります。対象範囲が小さい場合、最後の手直しにのみ用いるようにしましょう。

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    埃やおがくずをタッククロスで取り除く 掃除機がある場合はしっかりと吸い取り、その後にタッククロスで表面をふき取りましょう。掃除機がないのであれば、タッククロスで埃やおがくずを取り除き、最後に湿らせた布で表面をふき取るようにしましょう。木が完全に乾くのを待ちます。
    • 表面が汚れていると、ペンキもプライマーも密着しにくくなります。表面に汚れがない状態で塗料本来の効果が最も現れるでしょう。
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    ペンキをつけたくない部分は養生する ペンキをつけたくない部分が含まれている場合、あるいは部分的に異なる色を塗りたいといった場合は養生しておきましょう。ラテックス塗料に特化した養生テープをほとんどの工具店やホームセンターなどで購入することができます。こうした養生テープは木材の表面への貼りつきが良く、ペンキが木材表面の気孔に染み込むことを最小限に抑える効果があります。
    • ペンキを塗りたくない部分がある場合は、この段階でその部分を覆っておきましょう。別の色で塗りたい部分がある場合は、全体にプライマーを塗った後に、必要に応じて養生テープで覆うようにしましょう。
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    プライマーを塗る プライマーを塗っておくと、均一で発色が鮮やかな仕上がりになります。まず1回、塗りましょう。プライマーを塗ったことで木目がより目立つようになった場合は、目の細かい紙やすりで表面を整え、青の後にもう1度プライマーを塗ります。[1] (重ね塗りをする前に過剰分は必ずふき取ります。)用いるプライマーの使用方法を読み、乾くまでにかかる時間、重ね塗りの回数といった点を正しく把握しましょう。
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パート 2
パート 2 の 3:
ペンキを塗る

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    ペンキの種類を選ぶ 家庭でのペンキ塗りでは、ラテックス塗料(水性)が用いられるのがほとんどでしょう。いくつかの例外をのぞき、木製の表面にはこの種類の塗料が最も適しているでしょう。

    その他の選択肢:
    油性塗料:耐久性に優れているので、かなり酷使される場合に用いています。乾きが遅いものの、刷毛の跡があまり残らないという特徴があります。[4] [5]
    コンディショナーあるいはエクステンダー:ラテックス塗料に加えると乾きが遅くなり、刷毛の跡が減ります。

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    艶の種類を選ぶ 艶あるいは光沢とは、ペンキが塗られた表面がどの程度光を反射するのかを指しています。光沢の強いペンキを用いるほど光に当たった時に輝きが増したように見え、マットなペンキを用いるほど光が吸収され表面の不均一さが目立ちにくくなります。ペンキを選ぶ際は、艶の程度も確認し好みの製品を選びましょう。

    一般的な艶の種類:[6]
    フラット:反射しないないので、表面の不均一さがよく隠れます。色の深みが出やすく、手直しも簡単です。
    マット: わずかに光を反射します。フラットよりも表面んp掃除が楽であるものの、より反射の強い種類のペンキはさらに楽になります。
    エッグシェル、サテン:上記よりも反射の強い種類です。メーカーごとに大きな違いがあります。
    セミグロス、グロス:最も反射が強く、持ちの良い艶です。

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    品質の良い塗料と刷毛を用いる ペンキの価格と品質は比例しています。出費を抑えようとして安価な製品を用いても仕上がりに影響し、買い直し、やり直すことになるのでは節約にはならないでしょう。
    • フォームブラシを使おうと考える人も多いかもしれませんが、フォームブラシを用いると塗料が染み込みにくくなり、普通の刷毛を用いた時よりも気泡が生じやすくなります。良質な刷毛とは圧倒的な差があります
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    刷毛にペンキをつける 容器の中に刷毛の先端から3分の1ほどまでを沈めましょう。容器の側面を使って刷毛を軽くトントンとたたきます。刷毛を180回転させ、もう一方の側も容器の側面を使ってトントンとたたきましょう。これで、広範囲を塗ることのできる適量です。
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    ペンキのついた刷毛を木材の上から下に向かって動かす 刷毛運び(ストローク)をある程度短めにしながら均等に動かしましょう。その部分が完全に覆われるまでこの動きを3~4回繰り返します。1つの層と次の層の間に長時間ペンキを放置しないよう注意しましょう。
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    ペンキのついていない刷毛で塗った面をなぞる これはティッピングと呼ばれることもあります。刷毛の跡を極力目立たなくさせながら、より均一な見た目に整える手法です。刷毛でなぞることで乾き途中のペンキの跡が平らに馴染みます。ゆっくりと乾くペンキを使うべき理由の一つです。
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    ペンキが乾くのを待ち、さらに1~2回重ね塗りをする 用いているペンキの種類や目指している仕上がり具合(あえて木目が見えるようにしたい人もいれば、そうでない人もいます)によっては、重ね塗りをする必要があるでしょう。最後の層を塗る前は、目の細かい紙やすりで表面を軽く整えましょう。こうすると最後の層がしっかりと密着します。
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パート 3
パート 3 の 3:
仕上げをシーリングあるいは保護する

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    シーリング材あるいは無色トップコートの使用を検討する 最近のペンキには水や消耗から表面を保護するための成分が含まれている製品も多く、乾いた表面に念入りに保護材を塗り重ねる必要がありません。それでも、屋外に設置する木製家具などの場合は特に、別途保護材を塗り天候や風雨から守ろうと考える人もいます。
    • シーリング材あるいはトップコートの中には、一定の種類のペンキと相性が悪いものがあります。例えば、ラテックス塗料は呼吸できる状態を好むので、いくつかのシーリング材に合いません。ペンキを封じる必要があるのか、どのようなシーリング材が適しているのか分からない場合は、ペンキを販売している工具店やホームセンターの店員に相談してみましょう。
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    軽くやすりがけをし、かすを吸引して表面を整える 塗られたペンキの艶が目に見えて変わったり、色味にばらつきが生じることはないはずです。
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    最大3回シーリング材またはポリウレタン製トップコートを塗る 好みや、用いる製品の使用方法によって異なります。シーリング材またはトップコートが乾くのを待ち、使用方法で指示があればやすりがけを行います。目指していた状態に到達するまで手順を繰り返します。
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ポイント

  • 古いペンキをこそぎ落とす際は頑丈なパテナイフを、ひび割れなどを埋める際は柔軟性のあるパテナイフを用いましょう。
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注意事項

  • やすりがけをしたり塗料をこそぎ取る作業を行う際は防塵マスクを着用しましょう。古い木材には特に鉛が含まれていることがあり、有害です。
  • リン酸三ナトリウムを用いる際は必ず保護着、保護グローブ、ゴーグルを着用しましょう。かなり強力な洗浄剤で、皮膚に直接触れると炎症や、しゃく熱感を引き起こす恐れがあります。触れてしまった部位はしっかりと水で洗い流しましょう。
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必要なもの

  • 頑丈なパテナイフ
  • 柔軟性のあるパテナイフ
  • 複数の種類(番号)の紙やすり
  • コーキング材
  • 良質な刷毛(様々な大きさのもの)
  • 良質な塗料

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このwikiHow記事について

Sam Adams
共著者 ::
建築業者
この記事の共著者 : Sam Adams. サム・アダムスはシアトル広域都市圏にて13年以上の運営歴を持つ住宅設計・建築会社、「Cherry Design + Build」の社長を務めています。現在は元建築家の経験を活かし、住宅のリモデリングや増築に関する総合建築業務を請け負っています。
カテゴリ: 趣味・DIY
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