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手作りの本はどんなトピックでも書き込めるため、誕生日、結婚式、記念日などの贈り物として最適です。また、至って普通のものを独特で個性溢れるものに変えられる素晴らしい方法でもあります。基本の材料を揃え、本作りのための時間を確保して、童心に帰って創造性を膨らませたり、花嫁を喜ばせたりしましょう。
ステップ
方法 1
方法 1 の 2:
接着剤と布で製本する
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1表紙の材料を選び2枚同サイズにカットする 初めての場合は段ボールを使うと作りやすいでしょう。慣れてきたら木製素材の固いシートや古くなったゲーム盤などを使ってみましょう。[1]
- 表紙は内側の各ページよりも幅を0.6 cm広く、長さを1.25 cm長くする必要があります。コピー用紙を使う場合は、A4サイズ(横210mm×縦297mm)を選びましょう。
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26枚の紙を半分に折る 紙を半分に折ったら折り目で8の字を描くように縫い合わせます。開始点と終了点が同じになるように、また結び目が内側にくるようにしましょう。折り目が本の背になります。[2]
- 背は幅6mm程度が適切です。
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3縫い合わせた6枚の束をいくつか作り重ね合わせる 重ね合わせたら全ての束の端をきちんと整えましょう。重ね合わせた束を重い本の間に挟み背の幅を計りましょう。
- 全て平にしたら、上記と同じパターンで重ねた束を縫い合わせます。
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4布をカットする 布の長さはページの長さに一致させ、幅は背よりも2 cm広くとってカットしましょう。
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5布の片面に接着剤をつける たっぷり使いますが、滴るほどに使うのは避けます。布を先ほど作ったページの背の部分に貼り付けきれいにならします。布に沿って定規を当てて気泡をなくし滑らかにしましょう。
- 束をワックスペーパーの間に挟み、その上に重い本を1〜2冊置いて接着剤が乾くのを待ちます。20分ほどで乾くでしょう。
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6最初にカットした段ボールシートを最初と最後のページに接着する その前に、背の部分の接着剤が乾いていることを確認しましょう。段ボールシートは2枚が上下左右揃うように接着し、背の部分にもきちんと合わせましょう。
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7布をもう1枚カットする 長さは段ボールシートと同じにし、幅は各ページを繋ぎ止めている(背の部分につけた)布切れよりも2cm程広くします。カットした布は本の背に当て、表表紙と裏表紙の段ボールシートに被せるように接着し、先に背に接着した布切れに押し込みます。
- 再び本をワックスペーパーに挟み、その上に重たい本を1〜2冊載せて、乾くまで待ちましょう。
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8乾いたら飾り紙をカットする 幅は表表紙、裏表紙、背を全て足し合わせた寸法よりも5cm広く、長さも表紙・裏表紙よりも5cm長くします。
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9飾り紙の上下それぞれから2.5cm離れた場所に折り目をつける 背の部分は中に折り込むことができないため、その部分4箇所にスリットを入れて切り取ります。
- 飾り紙は背の部分も折り込めるようにカットしますが、背の真上かつ真下の折り込み部分はその後切り取ります。全体として折り込み部分は本の上2箇所、下にもう2箇所の全部で4箇所になります。
- 折り込み部分を本の内側に折り込み、のり付けします。
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10用紙を新たに2枚用意しカットする 幅を表紙よりも0.6cm狭く、長さを1.25cm短くします。カットしたら表表紙・裏表紙の内側に接着します。飾り紙がカバーしていない部分、つまり折り込み部分以外を覆い、かつ背の部分にも隙間なくピタリと貼り付けます。
- 全て乾いたら好きなように本に装飾を施しましょう。
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方法 2
方法 2 の 2:
和綴じを使う
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1材料を揃える ここで使うものは全て工芸品店で購入でき、数百円しかかかりません。まず、作業台として使うキッチンテーブルをきれい片付け、次の物を用意しましょう。[3]
- 白紙のコピー用紙(30〜100枚。本の厚さにより変わる)
- 段ボールシート2枚
- 異なるデザインの綺麗な生地(または飾り紙)2枚
- リボン:長さ150 cm、幅6 mm
- 穴あけパンチ
- スティックのり
- ハサミ
- 定規
- ダブルクリップ(強力な紙挟み)
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2白紙を用意する 作る本の種類によって紙の厚さが変わります。また、用紙を何枚用意するべきかも考えましょう。フォトアルバムなら約30枚、日記帳なら50枚以上必要でしょう。[4]
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3ハサミを用意する 用意した紙の寸法に一致するように段ボールシートを2枚カットします。小さすぎず、大きすぎないサイズにしましょう。大きすぎて持ち運びが難しくなるようでは行き過ぎです。
- 片方の段ボールシートに2本の垂直線を引きます。まず左端から2.5cm離れたところに上から下に1本引きます。次に左端から3.5cm弱のところに1本目の線と並行に引きます。もう片方の段ボールシートにも同じように2本の線を引きましょう。
- 間隔狭く引いた2本の線は蝶番をそこに設けるためで、それにより背の部分と本の中身とが分離されます。
- 片方の段ボールシートに2本の垂直線を引きます。まず左端から2.5cm離れたところに上から下に1本引きます。次に左端から3.5cm弱のところに1本目の線と並行に引きます。もう片方の段ボールシートにも同じように2本の線を引きましょう。
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4引いた線に沿って切る つまり、2本の線の間(約1cm)を切り取り破棄します。これで、幅2.5cmの段ボールシートが2枚できました。
- 工作用ナイフの方がハサミよりも使いやすいかもしれません。工作用ナイフがあればそちらを使いましょう。
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5表表紙と裏表紙を作る 表表紙と裏表紙用に綺麗な装飾が施された生地(または飾り紙)を2枚用意し、表紙のサイズにカットします。それぞれ、長さを内側のページよりも約4cm長く、幅も約4cm広くとってカットします。内側の用紙(空白の紙)が20 x 25 cmの場合は、飾り紙を24 x 29 cmのサイズにカットします。
- 生地(または飾り紙)を「表を下にして」置きましょう。白地のキャンバスが現れます。生地(または飾り紙)の周辺から2cm離れたところに鉛筆で線を引きます。
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6生地(飾り紙)に段ボールシートを接着する 前のステップで引いた境界線に合わせます(先程線を引いたのはこのためです)。端だけでなく、ページ全体に接着剤をつけましょう。スティックのりを使えばむらなくスムーズに塗れます。
- こちらが裏表紙です。先ほどカットして破棄した段ボールシートの約1cmの隙間が、本を簡単に開いたり閉じたりする「蝶番」部分になります。
- 生地(または飾り紙)に接着剤を塗布します。表紙の面がしわや凸凹になるのを防ぐと同時に、段ボールシートに貼り付ける前に生地(または飾り紙)が接着剤の水分を十分に吸収できるようにするためです。
- 面表紙も同様の手順で作りましょう。デザインや柄が正しい方向を向くように注意しましょう。
- こちらが裏表紙です。先ほどカットして破棄した段ボールシートの約1cmの隙間が、本を簡単に開いたり閉じたりする「蝶番」部分になります。
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7表紙の四辺を中に折り込む 段ボールシートを生地(飾り紙)の中央に置き、四隅を隙間なく中に折り込みます。折り込むと四隅に生地(飾り紙)の表面の三角形ができます。
- 四隅を折込んだら、四辺を中に折り込みます。四隅を先に折り込むことで、幾何学的かつ流線型の折り込みできギフトラップのように見えます。
- 表表紙と裏表紙の両面を行い、全てをきちんと接着します。2枚の段ボールシートの間には約1cmの隙間があるはずです。
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8見返しと裏見返しを作る 装飾ペーパーを2枚用意し本の用紙よりも長さと幅それぞれを1.25 cm短くカットします。用紙のサイズが20 cm × 25 cmなら、見返しは19 cm弱 × 24cm弱にカットします。
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9パンチで穴を2つ開ける どんな素材をどのくらい使うかによって、穴開けの容易さが決まります。穴は上下の端それぞれから約3.8 cm離して開けましょう。
- 穴あけパンチがなければ(理想的には1穴パンチ)、ドリルを使いましょう。テーブルの上に電話帳など厚手の物をおいてその上で穴を開けると良いでしょう。ドリルを使う際には表紙の裏側から開けるようにすると、穴を開けた後の荒さが外にでません。
- ダブルクリップ(強力な紙挟み)で本全体を抑えましょう。
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10和綴じの要領で穴にリボンを通す リボンは本の高さの6倍にします。本の高さが15 cmなら、リボンの長さは90 cmにします。リボンが通せたら完成です![5]
- リボンを上の穴に上から通します。リボンの右端は最後に蝶結びができるように長めにとっておきます。
- 通したリボンの先端をもう一度同じ穴に上から通します。
- 続けてその先端を下の穴に上から通します。
- 下に通ったリボンの先端をもう一度下の穴に上から通します。
- 次に本を下から包み込むようにリボンを返し下の穴に上から通します。
- 今度は通したリボンの先端を上の穴に通します(背に沿って十字のパターンが形成されます)。
- 本の上部で包み込むように巻き、もう一方の先端と結びます。結び目は上の穴の辺りで作りましょう。
- そこで蝶結びをします。
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ポイント
- 表紙と裏表紙には古いゲーム盤やその他の木製素材の固いシートが使えます。本はルーズリーフのリング、蝶番、またはナットとボルトで固定します。
- 日記を作成する場合は、表紙にひもやリボンを巻いて、カードや写真を添えられるようにすると便利です。
- 寸法は正確に測りましょう。
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注意事項
- ページ同士を接着してはいけません。接着剤はつけるよりも剥がす方が非常に困難です。気をつけましょう。
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必要なもの
接着剤と布で製本する場合
- 段ボール(または厚紙)
- ハサミ
- 定規
- 針と糸
- 2種類の装飾紙
- コピー用紙
- 木工用またはクラフト用接着剤
- 布(古いシートが最適)
- ワックスペーパー
- 飾り
和綴じを使う
- 白紙のペーパー(30〜100枚)
- 段ボールシート2枚
- 異なるデザインの綺麗な紙(または生地)2枚
- リボン:長さ150 cm、幅6 mm
- 穴あけパンチ
- スティックのり
- ハサミ
- 定規
- ダブルクリップ(強力は紙挟み)
出典
- ↑ https://www.homemade-gifts-made-easy.com/how-to-make-a-book.html
- ↑ http://www.readwritethink.org/files/resources/printouts/HowToBindBook.pdf
- ↑ https://www.designsponge.com/2013/03/bookbinding-101-japanese-four-hold-binding.html
- ↑ https://www.ibookbinding.com/bookbinding-styles/japanese-binding/top-10-japanese-stab-binding-tutorials-on-the-internet/
- ↑ https://www.westdean.org.uk/study/school-of-conservation/blog/books-and-library-materials/intro-to-binding-japanese-stab-binding-tutorial-flexible-cover-with-three-hole-stitching
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