革製品は、その天然さと高級感を兼ね備えたエレガントな仕上がりによって、いかなる合成繊維からもかけ離れた位置に存在します。今日の市場では、革の外観に類似した合成素材がその何倍も安価に手に入ります。また、一部のみに純粋な革を使用した製品が「本革」または「本革で作られた」と銘打って売り出されていたりします。販売者側はこれらの不明瞭な用語を、消費者に誤解させる目的で使用します。とても高価な高品質の革製品を購入する予定があるのなら、どれが本革でどれが合成皮革(合皮)かを自分自身で見分ける必要があります。

パート 1 の 2:
本革と合皮の区別

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    本革だと謳っていない製品には、ご注意ください。「人工素材」と記されている物は間違いなく合皮でしょう。しかしながら、素材に関して何も触れていないのであれば、製造者が本革ではないという事実を隠そうとしている可能性が高いです。[1]もちろん中古品であれば、繊維品質表示ラベルが取れている可能性もあります。ただ殆どの製造者は本革を使用しているという事実に誇りを持ち、次のような呼称で告知するでしょう。
    • 本革
    • 天然皮革
    • リアルレザー
    • 獣毛繊維の製品[2]
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    製品表面の真皮、シボ(革に出るシワ)や凹凸の不完全性とユニークさが天然皮革の印です。革製品における不完全さは、実は良いことなのです。本革は動物の皮から作られています。その為、動物が1頭1頭違うように、その皮も不揃いでそれぞれの個性が出ます。非常に規則的で、均等、全体が類似した仕上がりになっている場合は、しばしば機械製のことが多いでしょう。 
    • 本革には傷や折り目、シワなどがあるかもしれませんが、それはいい兆候です!
    • 熟練した製造者は、本革を模倣するためのより質の高い技術を持っています。特にインターネットで販売されている物は写真でしか確認できず、それだけでは見分けがつかない可能性があるので注意が必要です。
  3. 3
    革製品を押して、折り目やシワを確認しましょう。 本革は、素肌と同じよう押されるとシワができます。通常それが合皮であれば、剛性と形状を保ったまま、指を押し入れることができるでしょう。[3]
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    革の匂いを嗅いでみて、プラスチックや化学物質的な匂いではなく、自然でカビのような匂いがするかを確認しましょう。どんな匂いか見当もつかない場合は、信頼できる販売店で、いくつかの革製品の匂いを嗅いで試してみましょう。さらに合皮製の製品が無いかどうか尋ねてみて、あればその匂いも確認してみましょう。一度匂いの違いを知ったなら、「革利き」で間違えることはまずないでしょう。
    • 本革は生きていた動物の皮膚です。合皮はプラスチックから作られています。一見、当たり前のことのようですが、本革は革の匂い、そして合皮はプラスチックの匂いがします。
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    製品の一部を台無しにする覚悟で火を使用したテストをするのも一つの方法です。殆どの場合、良い製品を燃やすのは好ましいことではありませんが、例えば、ソファ下部の隠れている小さな部分で試すことは出来るでしょう。その部分に5秒から10秒間、火を当ててみてください。
    • 本革だと少し焦げるだけで、焦げた髪のような匂いがするでしょう。
    • 合皮だと実際に火が着き、焦げたプラスチックの匂いがするでしょう。[4]
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    縁に関して、本革は作りが粗く、合皮は均等で完璧な仕上がりになっています。一方、機械製の革は機械切りされているのがすぐわかります。本革は縁のところで自然に擦り切れている、幾つものヨリ線からなっていますが、合皮はというと、プラスチック製のためヨリ線などは無く、縁は綺麗にカットされているでしょう。[5]
  7. 7
    革を折り曲げてみて、本革だと微妙に色が変化することを確認してください。「シワのテスト」と少し似ていますが、本革は曲げた時に、変色したり自然にシワが寄ったりするなどの独特な柔軟性があります。合皮だと、比較的それよりもさらに堅く、均一でほぼ曲げることは難しいでしょう。[6]
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    製品に少量の水滴を垂らしてみましょう。合皮の場合は、単純に水分が表面で弾かれて水たまりができます。一方本革は、わずか数秒でその水滴を吸収するため、それによって即座に判別することができるでしょう。[7]
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    本物の革製品に安価な物は、まずありません。完全に純粋な革で作られている製品はとても高額で、通常それらは固定価格で販売されています。本革、一部本革、合皮を使用した製品の価格帯を広く理解し、それらの違いに関する感覚を身につけましょう。本革の中でも、牛革はその耐久性と日焼けのしやすさから最高額で取引されています。床革(とこがわ)、すなわち本革を何層かに分割した際に革表面(銀面)の付いていない部分は、銀面の付いている革や革製ベルトよりも安価で手に入ります。
    • 信じられないほどお得な製品は、ほぼ信用できないでしょう。本革は高価ですから。
    • すべての本革製品は合皮よりも遥かに高価ですが、実際には様々な種類の本革が存在し、それにより価格帯も変動します。
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    派手に着色された本革製品も存在するため、製品色での判断は避けましょう。眩しいほどの青に着色された革で作られた家具は、本革には見えないかもしれません。だからと言ってこれが本革ではないという根拠にはなりません。着色染料は天然の革と合皮どちらにも使用可能です。その為、色で判断することはせず、価格帯や匂い、触り心地で本革か合皮かを見分ける方がよいでしょう。
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パート 2 の 2:
本革の種類を知る

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    市場においては、「本革(ジェニュイン レザー)」が唯一の本物で正統な革だということを理解しましょう。本革と本革と偽る革製品、もしくは合皮を差別化することに重きを置いている人は多いですが、皮革に関して詳しい愛好家は、 「本革(ジェニュイン レザー)」は複数ある革の階級のうち下から2番目だということを知っています。最高級から順に、革には次のような種類があります。
    • フルグレイン レザー(銀付き革)
    • トップグレイン レザー(床革の上部)
    • ジェニュイン レザーもしくは本革(床革の下部)
    • ボンデッド レザー(再生革)
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    ハイエンド製品の為にのみ「フルグレイン レザー」を購入しましょう。フルグレイン レザーとは、とても丈夫で耐久性があり、最も愛されていている皮革の最上層部(空気に一番近い部分)のことを示しています。未完成で、完全にユニークな特徴や折り目、色味を持っていることを意味します。各動物の皮革表面の面積の少なさと、フルグレインを扱う作業の困難さの為、その価値は当然のことながら高くなります。
    • 一部の製造者は椅子やソファの数か所だけがフルグレインというだけで「フルグレイン レザー製」と宣伝することがありますので注意が必要です。これは製品を見ずに購入することが好ましくない理由の一つでもあります。
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    遥かに適正な価格で高品質な製品を手に入れたければ、「トップグレイン レザー」を探してみるといいでしょう。最も一般的な「高級」皮革といえばトップグレインです。これはフルグレインのすぐ下の層(床革)の欠陥部分を取り除いた物です。フルグレインよりも滑らかで整っていますが、作業工程がより簡単なため価格を抑えることができます。
    • フルグレインよりは耐久性が劣りますが、精巧な皮革です。
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    通常「ジェニュイン レザー」にはスエード面または、その感覚があります。それは堅くて、高価なトップ(表層部分)を削ぎ落とした後の、柔らかく扱い易い下部層の皮革を使用した物のことを示します。フルグレインやトップグレイン程の耐久性はないものの、様々な製品への加工が安易な為、価格をさらに抑えることが出来ます。
    • ジェニュイン レザーとは皮革の一階級を示す言葉であって、本物の革製品を総称する言葉ではないということを念頭に置いてください。革製品専門店で、ジェニュイン レザーを探していると伝えた場合、その店員はあなたが特定の皮革の種類を探していると考えるでしょう。
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    「ボンデッド レザー」は、革屑粉砕物や切り屑をまとめて糊で固めた物を示し、一般的な本革の購入を検討している場合は避けるべきでしょう。ボンデッド レザーは皮革の一種ではありますが、通常の動物皮革とは異なります。代わりに、他階級の皮革から出た削り粉を集め、粉砕し、粘着性液体と混合して皮革を作り上げます。安価ですが、品質はとても劣ります。
    • 品質面が芳しくない為、ブックカバーなど、摩擦の少なく小さな製品に使用されることが多いです。[8]
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Tips

  • 誤って合皮を選んでしまわないように、革製品は常に評判の良い販売者から購入しましょう。(ビーガンでない場合に限ります。)

Warnings

  • 詐欺に遭わないように、インターネットでの購入を検討する際は大手の販売者かどうかと、口コミ等を必ず確認しましょう。

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