束縛する親に対処する方法

共同執筆者 Trudi Griffin, LPC

この記事には:自分に自信を持つ状況を改善する関係を修復する境界を維持する16 出典

一般的に子供たちは親に束縛されていると感じています。子供には背伸びしたがる傾向があると共に、親が思っているよりも速い速度で成長していることが原因として挙げられます。さらに、子供を束縛しようとする傾向が親にはあります。完全主義者であったり、子供が失敗をすることを恐れるあまり、ついつい親が口うるさくなってしまうなど、様々な原因があります。これが原因で、子供を守るというよりは、往々にして害を与えてしまっているということにすら親は気が付いていません。

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自分に自信を持つ

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    子供をコントロールする行動を識別する 子供にたくさんの要求を突き付ける親がいますが、だからと言って彼らが束縛することを望んでいるというわけではありません。束縛する人々は他人を束縛するために特定の手法を用います。この手法には明白なものもあれば、見分けにくいものもあります。こういった行動には、直接的な批判から曖昧な強迫に至るまで、様々なものが含まれます。親が子供をコントロールしようとしている兆候として以下のような行動が挙げられます。[1]
    • 友人や家族内の誰かと子供が時間を過ごすことを禁じるといったように、他の家族や友人から子供を隔離しようとする。
    • 外見や作法、また下した決断といった些細な事柄に対して常に批判してくる。
    • 「今すぐに帰宅しなかったら、自殺する!」といったように、子供か自分に害を加えると脅迫してくる。
    • 「部屋を綺麗にしておけばお前のことを可愛がる」といったように、条件付きで愛情を示したり、受容する。
    • 子供に気まずい思いをさせたり、何かをさせる時のために過去の失敗を記録している。
    • 「18時間もかけてお前を産んでやったのに、数時間でさえ私と過ごせないの?」といったように、罪悪感に訴えかけて何かをさせようとする。
    • 部屋にいない時に勝手に侵入したり、携帯電話のメールを盗み読みするなど、常に子供を監視していてプライバシーを尊重しない。
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    自分の行動に責任を取る 親に束縛されているかもしれませんが、どのように反応するかは自分にかかっています。言いなりになるのか、立ち向かうかは自分次第です。敬意を持って対応するか、憤って対応することで状況を悪化させるかも自分次第であると言えます。[2]
    • 自分が取る行動について考える上で、鏡を見ながら話してみましょう。親との会話で起こり得る場面を想定してみます。自分が取る対応を鏡相手に練習してみます。こうすれば、いざその場面になった際に落ち着きを保つことができるでしょう。
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    親を喜ばせることに執着しない 親の仕事は、子供が幸せになるように育てて、健康的で、立派な人間になるように助けることです。自分の幸せが親の思い描いている幸せと一致しない場合には、親を喜ばせるのではなく、自分を喜ばせることを優先しましょう。子供の人生は子供が選ぶべきでしょう。 [3]
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    目的を持った行動計画を立てる 束縛されている状況をすぐに打破できる即効薬はありません。自分自身の決定を下すためにも、緻密に練られた現実的な行動計画が必要になります。例えば毎日自分に向かって、自分に自信を持つことは可能であると言い聞かせてみましょう。こうした簡単なことから計画を開始してみます。こうすれば少しずつですが、自分で決定を下せるようになるでしょう。[4]
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    親を変えることはできないという現実を認める 親が子供の考え方や感情を変えることができないのと同様に、子供も親の考え方や感情を変えることはできません。それでも親への返答方法を変えることはできます。こうすれば子供に対する扱い方も変わってくるでしょう。親自身がいつ、またどのように変わるかどうかは親次第です。[5]
    • 変化するように親に迫ってしまうと、親のしていることと何ら変わらないでしょう。これを覚えておけば、変化するかどうかは親自身が決めるべきであるという事実を受け止められます。

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状況を改善する

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    親から物理的に距離を置く 大抵の場合、人々は感情に訴えかけて相手を束縛することを正当化します。これは怒りや罪悪感、または何かしらの許可を与えないといった形で現れます。束縛したがる人(親や他の人)から離れるために、一緒に過ごす時間を減らしたり、それほど連絡を取らないようにして距離を置いてみてもよいでしょう。
    • 実家に住んでいる場合は(特に未成年者)、距離を置くことが困難になってきます。しかし自分と親の間に境界を設けることは可能です。学校のカウンセラーや教師にアドバイスを求めましょう。
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    自己防衛に走らないようにする 親と過ごす時間を減らすと、親は不機嫌になったり、暴言を吐いてくる場合があります。一緒に過ごす時間が少なすぎると不満を述べたり、大切にされていないと親が批判してくる際には、自己防衛に走らないように注意しましょう。[6]
    • 「不機嫌にさせてしまってごめんね。不機嫌になるのも分かるよ」といったように話しかけてみましょう。
    • 状況が改善される過程で、親との関係がこじれる場合があるという点を覚えておきましょう。距離を置きながらも、強迫に負けないようにするのは大切です。例えば、訪ねて来ないのであれば自殺すると母親が脅迫してくる場合には、119番に連絡すると返答しましょう。母親の要求を飲んだり、家に駆け付けないようにしましょう。
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    親との金銭的繋がりを断つ 子供を束縛するために用いられる別の手段はお金です。自分でお金を稼げるのであれば、親と家計を分けましょう。最初は難しいかもしれませんが、やがて自分一人で請求書を払い、自分の買い物をしたり、資金繰りをする必要があります。こうすれば自立できるだけでなく、親に管理されることも少なくなるでしょう。[7]
    • これは未成年者にとっては困難かもしれませんが、少しずつ行っていけば決して不可能ではありません。家賃や公共料金のためにお金を払っていないとしても、自分のしたいことのためにお金を稼いでみましょう。こうすれば親が何にでも賛同するというわけではありません。しかし映画館に行くためのお金を自分で捻出できれば、子供を束縛する上で親が使う策略を1つ克服できたということになります。
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    親におねだりをしない 親におねだりをすると、交渉時に親が有意な位置に立つことになります。何かをお願いしたら、その引き換えに何かをしなければいけなくなってしまいます。それが本質的に悪いわけではありませんが、決断力を親に譲ってしまうことになります。何かしらの助けが必要な際には、友人や家族の別の人にお願いしてみましょう。[8]
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    虐待を識別する 虐待の被害に遭っている場合には、地元の児童相談所に連絡するか、教師やカウンセラーといった学校の人に相談しましょう。様々な形態の虐待があるので、虐待に遭っているかどうかが判断できない場合には、学校のカウンセラーに相談してみましょう。虐待には次のものが含まれます。
    • 平手打ちや殴打、拘束、火傷、またその他の手段で子供に怪我を負わせるような行動を含む身体的虐待。
    • 悪口や中傷、非難、また不合理な要求といった精神的虐待。
    • 不適切な仕方での愛撫や性交、またその他の性的活動を含む性的虐待。

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関係を修復する

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    過去を水に流す 親や自分に対して恨みを抱き続けるのは、関係を修復する上で健全な方法ではありません。そのためにも、親が犯したかもしれない失敗を許してみましょう。またその失敗に対して自分が取った反応を許すことも大切です。
    • 許すことは、他人のためではないという点を覚えておきましょう。自分を精神的に安定させる上で大切な要素です。[9]親を許すことで、親に抱いていた悪感情を解放することを決意します。しかしこれは自分に対して行った事柄を容認するという意味ではありません。[10]
    • 誰かを許すには、自分が抱いている怒りを意識的に解放する必要があります。そのためにできる方法の1つとして、送らないものの、親宛に手紙を書いてみてもよいでしょう。手紙の中で、起こった事柄に対する自分の率直な気持ちや、なぜ自分が怒ったのか、また何が原因で親がそのような行動を取ったと思うかを表現してみましょう。[11]その後に、「起こった事柄については納得がいかないけど、怒りを解放することにしたんだ。許すよ」という仕方で手紙を終えます。またこの手紙を声に出して朗読してもよいでしょう。
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    敬意を持って親に立ち向かう 自分の感情を親に伝えると共に、なぜ疎遠になったのかを説明する必要があります。親が自分のしでかした事柄に気が付いていなければ、問題に取り組むのは不可能になってきます。批判的になったり、敬意を欠かないようにしましょう。親がしたことに集中するのではなく、自分の気持ちを伝えるようにしましょう。
    • 「あなたが僕の権利を奪ったんだ」と言う代わりに、「自分らしくなる権利が奪われていたように感じていたんだ」と言う方が建設的でしょう。
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    自分と親の間にしっかりとした境界を定める 関係を修復し始めた後は、昔の習慣に後戻りしないように注意が必要です。どの分野において親が介入できるかをあらかじめ決めておきましょう。また親に関連した事柄の中で、自分が決断できるものと、意見を求めるべきものの間に境界を設けておきましょう。[12]
    • 例えば、どの大学に行くか、どの仕事を引き受けるかといったキャリアに関連した大切な決断を下す時には、親に相談すると決めます。しかし、デート相手を誰にするか、結婚するかどうかといったような個人的な決定においては、親を介入させず、自分で決めることにします。
    • 例えば性生活などの特定の問題を持ち出す場合には、親の介入を拒むことができます。しかし、癌や心臓疾患などの医療問題に親が直面している場合には、助けを提供すると決めておいてもよいでしょう。

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境界を維持する

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    親子関係における境界を尊重する 境界が設定されれば、それを尊重しましょう。自分が親の居場所や境界を尊重しなければ、相手から尊重してもらうことは期待できません。設定された境界を尊重しにくく感じる場合には、親とじっくり話し合って解決策を模索しましょう。[13]
    • 親との関係で問題が浮上した際に、結束を強めるような語りかけは役立ちます。[14]「あなたの境界を尊重するように努めているけど、僕の境界が尊重されていないように感じるんだ。双方が満足できるためにお互い何ができるかな?」と聞いてみましょう。
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    個人的な決断に関する侵害に取り組む 親が自分の境界を侵害している場合には、それを伝える必要があります。これは怒ったり不機嫌になるという意味ではありません。落ち着いた状態を保ち、敬意を忘れずに「自分の境界を侵害しているので、それを止めてほしい」と親にお願いしてみましょう。子供のことを本当に尊重しているのであれば、自由を与えてくれるはずです。
    • ユーモアを交えて話してみることは、束縛したがる人に対処する上で効果的です。[15]例えば、仕事の選択についていつも親が批判をしてくるとすれば、「備忘録に書いておこう。母親は僕のキャリアに満足していない、っと。分かったよ、何か他に言いたいことある?」というように笑い話に変えてみましょう。
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    問題が続くような場合には休憩を置く 「元の状態」に戻ってしまうようであれば、再度親と過ごす時間を減らしてみてもよいでしょう。だからといって完全に親と断絶するという意味ではありません。あまりにも双方との距離が接近しすぎてしまった結果、同意した境界を尊重できなくなってしまったということにすぎません。少し距離を置いてみて、しばらくしてから再度挑戦してみましょう。[16]
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    事態が改善されない場合には心理セラピストに相談してみる 場合によっては事態があまりにも深刻なため、両親を含めて心理セラピストに相談することで事態を改善する必要があります。境界を尊重しようと努めても効果がなかった場合には、一緒に相談しにいくことを親に提案してみてもよいでしょう。
    • 「親子関係は僕にとって大切なものだけど、この関係を可能な限り良好に保つためにセラピストに相談してみるのがいいと思うんだ。僕と一緒にカウンセリングを受けに行ってみない?」というように話してみてもよいでしょう。

ポイント

  • 問題について友人や家族の誰かに相談してみましょう。助けが得られる場合があります。
  • 両親と距離を置く前に、よく話し合ってみましょう。よりふさわしい仕方で事態を解決できる場合があるでしょう。
  • 両親が落ち着いた気分の時に話し合ってみます。「お母さん、お父さん、僕のために一生懸命働いてくれてありがとう。でもよかったら僕にも決定権を与えて欲しいんだ。全部決定してもらっているとまるで赤ちゃんみたいな気分になっちゃうんだ。これからは僕にも決定させてくれない?」と伝えてみましょう。さらに両親のどちらかが反論する時のために準備をしておきましょう。
  • 束縛する両親を変えるには数年かかる場合があります。だからと言って、完全に両親と口をきいてはいけないという意味ではありません。しかし、もっともな理由があればそうしてみてもよいでしょう。しばらくの間は、子供が無作法に振舞っており、自分たちのことを気遣っていないと両親は感じるかもしれません。しかし時間の経過と共に、常にあなたの側にいる必要はないということを両親は理解し、あとは放っておいてくれるでしょう。

注意事項

  • 虐待されているように感じて、すぐに助けが必要な場合には、近隣の児童相談所に連絡を取りましょう。
  • 両親が与える助言のすべてを「束縛」と見なさないようにしましょう。大抵の場合、親は常に子供の幸せを気遣っており、子供よりも経験豊富なものです。

出典

  1. https://www.psychologytoday.com/blog/friendship-20/201506/20-signs-your-partner-is-controlling
  2. http://theadventurouswriter.com/blog/coping-with-controlling-parents-ways-to-take-your-life-back/
  3. http://savannahnow.com/column-accent/2013-02-01/family-relationships-find-ways-cope-controlling-parents
  4. http://theadventurouswriter.com/blog/coping-with-controlling-parents-ways-to-take-your-life-back/
  5. http://theadventurouswriter.com/blog/coping-with-controlling-parents-ways-to-take-your-life-back/
  6. http://bpdfamily.com/content/emotional-blackmail-fear-obligation-and-guilt-fog
  7. http://theadventurouswriter.com/blog/coping-with-controlling-parents-ways-to-take-your-life-back/
  8. http://theadventurouswriter.com/blog/coping-with-controlling-parents-ways-to-take-your-life-back/
  9. http://psychcentral.com/blog/archives/2014/12/10/4-reasons-to-forgive-but-not-forget/
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記事の情報

この記事はTrudi Griffin, LPCが共著しています。 トゥルーディ・グリフィンはウィスコンシン州に住む認定カウンセラーです。2011年にマーケット大学にて臨床精神衛生カウンセリングの修士号を取得しています。

カテゴリ:

他言語版:

English: Cope With a Controlling Parent, Español: lidiar con una madre o padre controlador, Italiano: Affrontare un Genitore che Cerca di Controllare la Vita dei propri Figli, Português: Lidar com um Pai Controlador, Русский: справиться с контролирующими родителями, Deutsch: Mit einem kontrollierenden Elternteil umgehen, Français: supporter un parent autoritaire, Bahasa Indonesia: Menghadapi Orang Tua yang Terlalu Mengendalikanmu, Nederlands: Omgaan met controlerende ouders, العربية: التعامل مع والد متحكم, ไทย: รับมือกับพ่อแม่จอมบงการ, 中文: 应对控制型的父母, Tiếng Việt: Đối phó với cha mẹ thích kiểm soát

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