ハードディスクからファイルやデータを完全に消去するには、それらのファイルやデータが占有していた領域を埋めなければなりません。機密ファイルや機密データは、Deleteキーを押してごみ箱を空にしても完全には消去できず、ハッカーやセキュリティのプロによって取り出されてしまう可能性はあります。Macには、削除したファイルやデータをハードディスクから完全に消去できるユーティリティがあらかじめインストールされていますが、Windowsを使っている場合は、サードパーティ製のソフトウェアをインストールしないと完全に消去することはできません。この記事では、「Secure Empty Trash」(Mac)や「Eraser」(Windows)を使って、削除したファイルやデータを完全に消去する方法を解説します。

方法 1 の 4:
「Eraser」を使う(Windows)

  1. 1
    Eraser」を開発者サイトからダウンロードする 「Eraser」はセキュリティのプロが推奨するプログラムで、右クリックメニューからどんなファイルやフォルダでもワンクリックでセキュア消去(=完全消去)することができます。[1]また、「Eraser」を使えば、以前に削除したファイルが保存されていた領域を新しいデータで埋めることも可能です。
    • インストーラーは、デフォルトのダウンロードフォルダ(一般に「ダウンロード」と呼ばれる)にダウンロードされます。
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    インストーラーを起動する 「Eraser」のインストーラーをダブルクリックして、使用許諾契約に同意します。設定タイプに「Complete(すべて)」を指定したら、「Next(次へ)」をクリックして、最後に「Install(インストール)」をクリックしましょう。「Finish(完了)」ボタンの画面が表示されたら、クリックしてインストールを完了します。
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    「エクスプローラー」で消去するファイルを検索する[2] 完全に消去したい特定のファイルがコンピューター上に存在する場合は、 Win+Eを押して「エクスプローラー」を起動し、ファイルが入っているフォルダを参照しましょう。
    • 複数のファイルやフォルダを一度に選択するには、Ctrlキーを押しながらファイル名やフォルダ名をクリックします。
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    ファイルを右クリックして、「Eraser」>「Erase」を選択する 「ごみ箱」を経由して、コンピューターからファイルが完全に消去されます。ただし、コンピューターの処理速度やファイルサイズによっては、処理に数分かかることがあるかもしれません。
    • 上記の方法でフォルダごと消去することも可能です。
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    「Eraser」を起動して、以前に削除したファイルからデータを完全に消去する 以前に削除した機密データを完全に消去するには、「Eraser」で新しいタスクを作成して実行します。 Win+Sを押して、Windowsの検索ボックスが表示されたら、検索フィールドにEraserと入力しましょう。「Eraser」というプログラムが検索結果に表示されたら、そのプログラムをクリックして起動します。
    • 「Eraser」をドライブから実行すると、コンピューターやドライブのサイズによっては、処理に数時間かかることがあります。また、コンピューターは処理の実行中でも使うことができますが、処理が遅くなってしまうかもしれません。「Eraser」は、就寝前に実行するようにしましょう。
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    「設定」をクリックして、消去方式のオプションを確認する 消去方式とは、ファイル削除後に残ったデータを上書きする際に入力される特定パターンのことです。各方式では、いくつかのパターンを通して(各インスタンスは「パス」と呼ばれる)、データの完全消去が確実に行われます。「デフォルトのファイル消去メソッド」と「デフォルトの未使用領域消去メソッド」は、どちらも指定しなければなりません。
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    消去方式を「US Army(米国陸軍方式)」または「Air Force(米国空軍方式)」に指定する 「US Army(米国陸軍方式)」および「Air Force(米国空軍方式)」に指定すると、データの完全消去が高速かつ効率的になります。これより高いパスのオプションは他にもありますが(35パス方式まである)、「US Army(米陸軍方式)」や「Air Force(米空軍方式)」などの3パス方式でも少し保険をかけることが可能です。消去方式を指定したら、「設定を保存」をクリックしましょう。
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    「スケジュール消去」の左側にある下向き矢印をクリックしたら、「新規タスク」をクリックする すぐに実行できるタスクを設定します。
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    「Run manually(手動で実行)」>「データを追加」を選択して、消去するデータを選択する ファイルはすでに削除されているので、「未使用のディスク領域」を選択し、リストからプライマリディスクを選択して、「OK」をクリックします。
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    プログラムをすべて閉じる 「Eraser」が問題なく動作するように、「Eraser」以外に開いているプログラムのウィンドウをすべて閉じましょう。
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    「スケジュール消去」を右クリックして、タスクリストにアクセスする 作成したタスク(「未使用ディスク領域」と表示されているはずです)をクリックして、「すぐに実行」を選択すると、タスクの進行状況を示すプログレスバーが表示されます。このプログレスバーが100%になると、以前に削除したファイルがハードディスクから完全に消去されます。
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方法 2 の 4:
ゴミ箱を安全に空にする(Mac OS X)

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    ファイルやフォルダを「ゴミ箱」に入れる[3] ファイルやフォルダをDockの「ゴミ箱」アイコンにドラッグします。
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    「ゴミ箱」を開いて、削除したファイルを確認する 削除したファイルは「ゴミ箱」に入っています。Dockの「ゴミ箱」アイコンをクリックして、「ゴミ箱」の中身を確認しましょう。
  3. 3
    Dockの「Finder」アイコンをクリックして、「Finder」メニューを開く 「ゴミ箱」に入れたファイルを完全に消去するオプションには、このメニューからアクセスすることができます。
  4. 4
    「Secure Empty Trash」を選択する 「Secure Empty Trashを使用して、ゴミ箱にある項目を完全に消去してもよろしいですか?」というダイアログボックスが表示されるので、「OK」をクリックして、完全に消去しましょう。ただし、「ゴミ箱」の容量によっては、この処理に数分から数時間かかることがあります。
  5. 5
    ハードディスクをフォーマットする[4] 一部のファイルを選択するのではなく、コンピューター上のすべてのファイルを削除したい場合は、ハードディスクをフォーマットしましょう。このオプションを選択すると、コンピューター上のすべてのデータが完全に破棄され、Mac OS Xの再インストールが行われます。ただし、ハードディスクに大容量のものがある場合は、処理に数時間かかることがあるかもしれません。
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方法 3 の 4:
ハードディスクをフォーマットする(Mac)

  1. 1
    インターネットに接続して、Macを再起動する[5] ハードディスク上の個人設定やデータなどをすべて削除したい場合にこの方法を用います。起動音が聞こえたらすぐに Command+Rを長押しして、リカバリーモードを起動しましょう。デスクトップ画面でコンピューターが起動した場合は、もう一度再起動して、必ず起動音が聞こえたらすぐに Command+Rを押さなければなりません。
  2. 2
    「ディスクユーティリティ」をクリックして、「続ける」をクリックする フォーマットしたいハードディスクを選択して、「消去」タブをクリックします。
    専門家情報
    Gonzalo Martinez

    Gonzalo Martinez

    パソコン・スマートフォン修理スペシャリスト
    ゴンザロ・マティーネズはカリフォルニア州のサンノゼ市にあるApple製デバイスの修理会社「CleverTech」の社長を務めています。2014年に設立された同社は地球環境の保全、及び部品の再利用を目的として、アルミニウムやディスプレイアセンブリ、マザーボードの超小型部品などのリサイクルを実践。一般的なリペアショップと比べて一日に平均1~1.5キログラムも多くの電気電子機器を産業廃棄物にせず、リサイクルに回しています。
    Gonzalo Martinez
    Gonzalo Martinez
    パソコン・スマートフォン修理スペシャリスト

    「ディスクユーティリティ」を用いてデータを完全に消去する Apple製品の修理を専門に行うゴンサロ・マルティネス氏によると、「ゴミ箱」にデータを入れてから「ゴミ箱」を空にしても、ハードディスクではデータに「0」が上書きされるだけなので、「ゴミ箱」のデータを完全に消去するには、「ディスクユーティリティ」を起動して、空き領域を消去をクリックする必要があるといいます。

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    「フォーマット」エリアから「Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選択する ディスクに新しい名前を付けることもできます(「Mac」とだけ表示されていることもある)。
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    「セキュリティオプション」をクリックして、スライダーを右に1目盛り動かす インストール前にすべてのデータが消去されます。
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    「消去」をクリックする フォーマットが完了すると(この処理には数時間かかる場合がある)、Mac OS Xの新規インストール画面でコンピューターが起動します。
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方法 4 の 4:
DBANでハードディスクをフォーマットする(Windows)

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    Windowsインストールディスクをさがす[6] こちらの方法は上級者向けです。ハードディスクをフォーマットすると、Windowsを含むコンピューター上のデータがすべて消去されます。ただし、ハードディスクをフォーマットした後にOSを再インストールするには、インストールディスクが必要です。現在インストールされているバージョンと同じインストールディスクを持っている友だちがいる場合は、その友達から借りてもよいでしょう。
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    「DBAN(Darik's Boot and Nuke)」をダウンロードする ハードディスクを完全に消去するには、「Nuke(ヌーク)」というサードパーティ製のツールを使うしかありません。とくに、上級者の間では「DBAN」という無料のツールが推奨されています。ダウンロードボタンをクリックすると、DBANのISOイメージがコンピューターにダウンロードされます。
  3. 3
    「DBAN」をCDまたはDVDに書き込む ISOファイルをディスクに正しく書き込みポイントについては、ISOファイルをDVDに書き込むを参照しましょう。
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    「DBAN」を書き込んだCD/DVDを挿入して、コンピューターを再起動する[7] DBAN画面でコンピューターが再起動して、ハードディスクのフォーマットが実行されます。
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    「Enter」キーを押して、「対話モード」にする DBANでハードディスクをどのようにフォーマットするか指定することができます。
  6. 6
    スペースキーを押してフォーマットするドライブを選択し、F10を押してフォーマットを開始する この処理には数時間かかりますが、実際の長さは、ハードディスクの容量や処理速度によって異なります。画面右上の「Remaining(残り)」の時間を見て、進行状況を把握しましょう。
  7. 7
    「Pass(パス)」という文字が表示されたら、「DBAN」を書き込んだCD/DVDを取り出す 「Pass(パス)」という文字が表示されたら、データの完全消去は完了です。ハードディスクは消去され、書き換えられました。
  8. 8
    Windowsインストールディスクを挿入して、コンピューターを再起動する フォーマットしたばかりのハードディスクにWindowsをインストールする処理が開始されます。コンピューターを再起動すると、Windowsのインストーラーが直接起動するので、「インストール」または「次へ」をクリックしてインストールを開始し、画面の指示に従ってインストールオプションを選択しましょう。
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ポイント

  • ハードディスクのフルフォーマット(通常フォーマット)を行わずにOSを再インストールしても、データを復元されないようにすることはできません。
  • ハードディスクに企業秘密などの機密性の非常に高い情報が含まれている場合は、プロのデータ破壊サービスに依頼するようにしましょう。
  • リムーバブルドライブでも、このうちのいずれかを行うことができます。

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Gonzalo Martinez
共著者
パソコン・スマートフォン修理スペシャリスト
この記事の共著者 Gonzalo Martinez. ゴンザロ・マティーネズはカリフォルニア州のサンノゼ市にあるApple製デバイスの修理会社「CleverTech」の社長を務めています。2014年に設立された同社は地球環境の保全、及び部品の再利用を目的として、アルミニウムやディスプレイアセンブリ、マザーボードの超小型部品などのリサイクルを実践。一般的なリペアショップと比べて一日に平均1~1.5キログラムも多くの電気電子機器を産業廃棄物にせず、リサイクルに回しています。
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