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生まれつき美しい歌声を持つ人もいますが、プロの歌手でさえ、歌い続けるためには練習や努力が必要です。歌が上手くなるためには、多くのツールや方法があります。専門的なトレーニングを受けたり、身体および喉を訓練することで歌は上手くなります。また姿勢を正して適切に呼吸するだけでも、歌唱力は向上します。
ステップ
歌声を鍛える
呼吸に注意する 上手に歌うためには、正しい呼吸法を身に着けることが不可欠です。1フレーズ歌う前に十分に息を吸い、歌詞の一語一語まではっきり歌いましょう。[6]
ポイント:おへその後ろに風船があるとイメージしてみましょう。息を吸うと風船が膨らみ、息を吐くと風船がしぼむように呼吸します。
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- 吸った空気が胸までしか届かない浅い呼吸法ではなく、腹の底まで届く腹式呼吸を行います。[7] 正しい呼吸法によって、声質そして歌唱のコントロール力が向上します。呼吸法が適切かどうかを確認するには、腹に手を置きます。息を吸い込む時に、腹が手を押し出すのが正しい呼吸法です。
- 数分間の腹式呼吸の練習を毎日行います。立ったままでも横になっていても構いません。深く息を吸う度に腹が突き出ることを確認しながら練習します。
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2自分の声域を確認する 自分が出せる音域を認識し、 その音域内で歌うことも上手く歌う秘訣の一つです。音域が非常に広くて歌の音域にさほど注意が必要のない人も中にはいるかもしれませんが、声域が合った歌を歌うと、自分の一番美しい声が出るものです。
- 声域には主に7種類の分類があります。ソプラノ、メゾソプラノ、アルト、カウンターテナー、テノール、バリトン、バスです。一般的に、最初の3つが女性、残りの4つが男性の声域です。
- 声域を確認する際は、観覧車をイメージするとよいでしょう。一番高い域、一番高く出せるキーから始めて、一番低く出せるキーを探し当てます。
- ピアノを使って、自分の声のピッチとピアノの音程を比べ、自分の声域を確認します。
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3歌う前にウォームアップをする 歌うのはウォームアップのうちに入りません。上手く歌うことに気をとられ、歌唱法や技術に集中できないからです。ウォームアップは特定の問題部分の練習であり、喉を温めて声域を広げるために行うものです。
- ウォームアップは美しい歌唱を目的としたものではありません。実際、ウォームアップのルーチンは、プロの歌手だったとしても、少々馬鹿馬鹿しく、不快に聴こえることさえあります。周りの邪魔になるのが気になるなら、一人になれる場所を探しましょう。
- ウォームアップは必ず高音域と低音域の両方で行うようにします。低音域ではしっかり響く声、高音部は軽く響き、より息が出ていくような印象があるかもしれません。高音を上手く出すにはオペラ歌手の歌唱法を真似てみるのもよいでしょう。低音部は通常、普段の喋り声の音程に近くなります。
- 喉を温め、口の筋肉を伸縮する練習をします。「ウーウィーウーウィーウーウィーウー」と、口を大きく広げて歌う音階練習を行います。あるいはタングトリル(トゥルルルルの巻き舌)で、高音から低音に下がる音階練習を行います。[8]
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音程を鍛える ピアノやキーボードがあれば、音を出して自分の音程を合わせるのが最適な練習法です。鍵盤を押し、出てくる音に「アー」と音程を合わせて歌う練習です。音符一つずつ、「ド、ドのシャープ、レ、レのシャープ、ミ、ファ、ファのシャープ、ソ、ソのシャープ、ラ、ラのシャープ、シ」、と全ての音程で練習します。
ポイント:音程を認識しにくい場合は、Sing Sharpなどのアプリを使用しましょう。
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- シャープの音は、白鍵の右側にある黒鍵で出します。
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2歌唱練習を毎日行う 練習すればするほど、歌唱力がしっかり身につきます。歌声は筋肉を使って出すものであり、筋肉にはエクササイズが必要であることを忘れないようにしましょう。[9]
- 誰しも持って生まれた音域はありますが、頻繁に練習し、エクササイズすることで、音域は徐々に広がっていくものです。
- 好きな歌をかけて、一緒に歌って練習しましょう。憧れの歌手とあなたは声質が同じではないかもしれませんが、他の歌手の歌まねをするだけでは歌は上手くなりません。自分独自の声質を生かす歌い方を身につけましょう。
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3ボイストレーニングを定期的に行う 歌が上手になりたいなら、ボーカルトレーニングが最適な方法の1つでしょう。歌声を改善するには、スポーツやエクササイズと同じように、筋肉のトレーニングが必要です。プロのボイスコーチに指導を受けることで、歌声を向上する技術を学ぶことができます。喉は楽器です。ピアノのお稽古と同様、コーチの指導のもとで技術を習得していくことが可能です。[10]
- 自分独自の歌声を生かして歌唱力を向上させるテクニックを教示してくれるボイスコーチにプライベートレッスンを受けることも検討してみましょう。
- 学生の場合、合唱団に入ることも検討の価値があります。良い歌い手になるには、合唱団に入団するのは素晴らしい方法です。周りとのアンサンブルを大切にしつつ歌えるようになり、楽譜の読み方も身につきます。一人で歌う必要なしに、歌うことにも自然と自信がついていきます。
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喉の健康管理
水分をたっぷり取る[11] いくら良い歌手でも、水分不足では上手く歌えません。毎日少なくともグラス8杯の水分を摂りましょう。
ポイント:カフェイン抜きの緑茶やホット蜂蜜レモンは、潤滑剤となって声帯の状態を向上させると言われています。[12]
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- 歌う前にはアルコールやカフェイン飲料は避けましょう。喉が乾燥します。
- 砂糖入り飲料も避けます。
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2歌う前は、乳製品やスイーツは避ける ヨーグルト、チーズ、アイスクリーム等の乳製品は、喉に過剰な粘液が形成され、歌唱の妨げとなります。
- また喉と声帯に過剰な刺激を与えるため、塩辛い食べ物やスパイシーな食品も控えます。
- また重い食べ物や辛い料理は、酸逆流を起こしやすく、呼吸の妨げになり、声帯を刺激する場合もあります。
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3自分用の加湿器を使用する 正しい食事や飲み物に加え、加湿器を使用することも声帯の調子を整えるのに有効です。加湿器には水を入れます。薬の袋を入れてはいけません。ウォーミングアップの前や、喉を休めるときに加湿器を使用するとよいでしょう。
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5頻繁に呼吸の練習をする ウォームアップのルーチンをすべてこなす時間がない場合、あるいは毎日歌唱練習ができない場合でも、呼吸練習は毎日欠かさないようにします。長期間続ければ、これだけで大幅に歌唱力が向上します。広告
喉を酷使しない 過度な大声、高音で、または長時間歌い過ぎると、声帯を損傷する恐れがあります。他の筋肉と同様、喉も休息および回復時間を十分にとる必要があります。[15]
注意: 喉に違和感や痛みを感じたり、声が荒れた場合は、歌うのは控えましょう。
ポイント
- 自分の好きなスタイル、好きな歌で練習します。練習する歌に思い入れがあれば、自然に上手く歌えるようになるものです。
- 思い悩むことはありません。立ち上がって、遠慮せずに思いのたけを歌い出しましょう。それが歌が上手くなる第一歩です。
- 自分の歌唱の録音を聴いてみましょう。自分の声に慣れることも大切ですし、改善点について具体的な目標を立てる上でも役に立ちます。
- 自信を持ちましょう。自分自身の歌唱に自信がなければ、いくら練習しても潜在能力を最大限に発揮できません。
- 歌唱中は正しい呼吸を心がけます。呼吸法が正しくないと、歌声に悪い影響を与えます。
- 歌いだしたら迷いは捨てます。躊躇すると、喉が緊張し、上手く歌えなくなります。
- ボーカル部の音域が広い曲を選び、1日に1〜2回練習をします。
- 人前で歌うことに慣れましょう。小規模なライブやリサイタルで経験を積み、自信を付けていきます。
- 自分の音域に合う無理のない音階で毎日音程練習を行います。
- 実際には歌が上手いのに、自覚がない場合もあります。周りに率直な意見を聞いてみるのも良いアイデアかもしれません。
- 本気で歌が上手くなりくて、そのための努力は惜しまないなら、ボーカルレッスンを受講したり、合唱団に参加しましょう。
- お茶を飲むなら緑茶がよいでしょう。長時間の歌唱で疲労した喉に鎮静効果があると言われています。
- ウェブには無料で歌唱の向上のヒントや適切な技術を紹介するハウツービデオが多くアップロードされています。検索してみましょう。
- 様々な歌唱練習や技術が習得できるハンドブックも読んでみましょう。
- 週に一度ボーカルコーチのレッスンを受けることも検討します。適切なトレーニングを受けることで、喉を痛めずに適切な技術が身に付きます。また自分の歌唱に即座にフィードバックが受けられ、貴重な勉強になります。
- 舞台を前に緊張してしまって、自分から無理やり殻を打ち破らなければならない場合もあるでしょう。最初は緊張しているかもしれませんが、歌うにつれて緊張はほぐれていくはずです。歌で伝えたいことを多くの人の耳に届けましょう! 場数を踏む必要があるかもしれませんが、あなたにはできるはずです。まずは家族や親戚の前で歌うことから始めて、だんだん聞いてもらえる人を増やしていきます。
- 声域が合わない歌に無理やり挑戦するのはやめましょう。自分でもがっかりする結果に終わるだけでなく、喉を痛めます。(移調が可能ならば、)キーを変えて自分の声域に合わせて歌いましょう。
出典
- ↑ http://makingmusicmag.com/12-tips-to-become-a-better-singer/
- ↑ http://www.essortment.com/become-better-singer-basic-vocal-techniques-64268.html
- ↑ http://www.essortment.com/become-better-singer-basic-vocal-techniques-64268.html
- ↑ http://www.essortment.com/become-better-singer-basic-vocal-techniques-64268.html
- ↑ http://cmed.faculty.ku.edu/gummposture/posture.html
- ↑ http://www.essortment.com/become-better-singer-basic-vocal-techniques-64268.html
- ↑ http://www.essortment.com/become-better-singer-basic-vocal-techniques-64268.html
- ↑ http://www.entnet.org/content/vocal-warmup-put-your-best-voice-forward
- ↑ http://www.essortment.com/become-better-singer-basic-vocal-techniques-64268.html
- ↑ http://www.singingforaliving.com/articles/faq/
- ↑ http://www.chorusamerica.org/singers/7-ways-be-better-singer
- ↑ https://www.voices.com/blog/how_much_does_honey_really_help/
- ↑ http://www.chorusamerica.org/singers/7-ways-be-better-singer
- ↑ http://www.rollingstone.com/music/features/mick-jagger-im-not-thinking-about-retirement-20150407
- ↑ http://www.essortment.com/become-better-singer-basic-vocal-techniques-64268.html