PDF形式でダウンロード PDF形式でダウンロード

歯列矯正装置を使用していると、装置が頬や唇の裏側に擦れることがあるかもしれません。それにより、とりわけ装置を付け始めた最初の頃、口内が痛む場合があります。この痛みを治す最善の方法は、少量の歯列矯正用ワックスを装置に付けることです。ワックスを付けることで、唇、頬、舌、歯茎と装置の間にバリアを作ることができます。[1] ワックスは簡単に装着でき、ほとんどの場合かかりつけの矯正歯科医から渡されているはずです。

パート 1
パート 1 の 2:
ワックスを付ける準備をする

  1. 1
    歯列矯正用ワックスを1ケース購入する 最初に歯列矯正装置を付けたとき、矯正歯科医から必需品一式を受け取っていることでしょう。ワックスもそのなかに含まれているはずです。[2] ワックスを失くしてしまったり、使いきってしまった場合は、近隣のドラッグストアで購入するか、かかりつけの矯正歯科医に頼みましょう。
    • 歯列矯正装置によって最も口内に痛みを覚えやすいのは装置を付け始めたばかりのときなので、その時期はワックスがより多く必要になります。
    • 時間が経つにつれて口内の粘膜が強くなり、必要なワックスの量が減るかもしれません。[3]
  2. 2
    手を洗う 石鹸を使い、最低20秒間両手を擦るようにして洗い、水気を完全に取り除きます。口内に傷や痛みがあるときに、細菌を口の中に入れないようにしましょう。
  3. 3
    ワックスを小さく丸める ワックスを小さくちぎり、指で丸めます。痛みの原因となっているブラケットやワイヤーをちょうど覆う程度の大きさにします。通常、グリーンピースや小豆ほどの大きさで十分です。
    • 少なくとも5秒間、ワックスを指で丸めます。指から体温が伝わることでワックスが柔らかくなり、使いやすくなります。
    • 量が多すぎると、ワックスが取れる可能性があります。
  4. 4
    痛む箇所を特定する 唇や頬の内側の痛みの原因となっている、尖っていたり出っ張ったりしている金属の部分であればどこでも歯列矯正用ワックスを使うことができます。最も一般的なのは、前歯のブラケットと一番奥の尖ったワイヤーです。頬を引っ張り、粘膜が赤くなっていたり腫れている場所を探すか、頬を細い棒でそっと触って痛みのある箇所を見つけましょう。傷となったり感染が起こる前に、こうした箇所をすべて保護しなければなりません。
    • 口内が見づらい場合は、金属の棒や小さなスプーンで頬を外側に向かって押し広げましょう。
  5. 5
    歯を磨く 歯を磨くことは必須ではありませんが、細菌を減らしワックスを清潔に保つのに役立つかもしれません。[4] 少なくとも、ワックスを付ける箇所に詰まった食べ物は取り除きましょう。
  6. 6
    歯列矯正装置を乾かす 歯列矯正用ワックスを付ける前に、ティッシュで装置を乾かします。[5] ワックスを付ける場所が乾いているほど、ワックスは長持ちします。
    広告

パート 2
パート 2 の 2:
歯列矯正用ワックスを装着する

  1. 1
    痛みのある箇所にワックスを付ける 親指と人差し指で、痛みの原因となっているブラケットやワイヤーに丸めたワックスを押し付けます。ワイヤーが口内の奥にある場合は、できる限り奥にワックスを置いたら親指を引っ込め、人差し指と舌でワックスの位置を調整します。
    • ワックスは食べられる素材でできており毒性はないため、飲み込んでしまっても問題ありません。[6]
  2. 2
    ワックスを擦りつける 人差し指でワックスを数回擦りつけて、その場にしっかり固定させます。擦りつけた後もワックスはやや突き出していて、膨らみがあります。
  3. 3
    ワックスの効果が出るまで待つ 歯列矯正装装置にワックスを付けたら、口内の状態はすぐに改善するでしょう。[7] ワックスがバリアとなって痛みが治まり、痛む場所が治癒していきます。装置に慣れてくるにつれ痛みを感じることが減り、ワックスを頻繁に使用する必要がなくなるでしょう。
  4. 4
    定期的にワックスを付け直す 外出する際はワックスを携帯しましょう。1日に2回、もしくはワックスが取れ始めたときに付け直します。細菌がワックスの中に溜まる可能性があるため、2日以上装着したままにしてはいけせん。
    • 食事をするとワックスに食べ物が付きます。ワックスなしでは痛くて食べられないのであれば、食後に汚れたワックスを取り換えましょう。
    • 歯を磨く前にワックスを取り外しましょう。歯ブラシにワックスが付いてしまいます。
  5. 5
    歯科用シリコンを検討する 歯列矯正用ワックスの一般的な代用品に歯科用シリコンがあります。細長い形状で、歯列矯正装置に装着します。シリコンは口内の唾液と酵素を通さないので耐性があり、交換する頻度が減ります。
    • 欠点としては、装着する前に歯列矯正装置を完全に乾かさなければならない点です。[8]
    • 歯科用シリコンを試したいなら、歯科医に試供品をもらうか、少量を購入して数日間試してみましょう。
  6. 6
    痛みが続く場合は矯正歯科医に相談する 歯列矯正用ワックスおよび歯科用シリコンを使用しても痛みが治まらない場合は、かかりつけの矯正歯科医に相談しましょう。刺激や痛みが続くと感染が起こり、深刻な問題に発展する恐れがあります。歯列矯正装置が大きな悩みの種となっているなら、遠慮せずに矯正歯科医に連絡しましょう。快適に装置を付けられるようにしてくれます。[9]
    広告

ポイント

  • ワックスを付ける場所をしっかりと乾かしましょう。それによりワックスが長持ちします。
  • 市販の矯正用ワックスがない、もしくは入手できない場合、代わりにエダムチーズを使うこともできます。少量のエダムチーズを清潔な手で温めます。柔らかくなったら、口内の痛みの原因となっている箇所にチーズを付けます。
  • ワックスを無料で提供している矯正歯科医もいます。
  • ワックスが装置に張り付いたままになるのではと心配する必要はありません。1日ほど経てばポロポロと取れ始めます。
  • ワックスは必要な分だけ使うようにしましょう。ワックスがなくなってしまったら、矯正歯科医に新しいワックスを頼みましょう。
広告

注意事項

  • 絶対に歯列矯正装置にチューインガムを付けてはいけません。装置に張り付いたままになったり、誤って飲み込む可能性があります。
  • ワックスを付けると、その大きさにより話し方が舌足らずになることがあります。
  • 歯のうずきは鋭い金属によるものではなく、ワックスでは解消しません。歯列矯正装置を付けたり、装置の締め付けをきつくすると、歯はしばらくうずきます。歯が数日以上うずくようなら、かかりつけの矯正歯科医に相談しましょう。
広告

このwikiHow記事について

Jeremy Silverman, DMD
共著者 ::
歯科医
この記事の共著者 : Jeremy Silverman, DMD. 歯科医のジェレミー・シルバーマン博士は、アリゾナ州チャンドラーにある歯科医院「Peace of Mind Dental Studio」を開業しています。歯科医師として10年にわたる経験を生かし、メンタルヘルスを取り入れた口腔ケアを核とした診療に力を注いでいます。また、継続教育にも取り組み、新技術、テクノロジー、製品の最新情報にも精通しています。カリフォルニア大学ロサンゼルス校にて心理生物学の学士号を、ミッドウエスタン大学にて歯科医学博士号を取得。アメリカ歯科医師会、アリゾナ歯科医師会、中央アリゾナ歯科医師会会員。世界臨床レーザー学会よりレーザー治療認定を取得。
カテゴリ: 健康
このページは 627 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告