歯茎の腫れを抑える方法

2 方法:歯茎の腫れを治す歯茎の腫れを予防する

歯茎の腫れにはさまざまな要因があります。このwikiHowでは歯茎の腫れへの対処法をいくつか紹介します。ただし、原因を正確に突き止める唯一の方法は、歯科医に相談することだと覚えておきましょう。

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歯茎の腫れを治す

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    腫れの原因を突き止めましょう。歯茎が腫れる原因はさまざまですが、歯周病の兆候として現れる場合が多くあります。自宅で対処するにしても、歯科医に相談する場合でも、適切な処置を施せるように腫れの原因を明らかにすることが大切です。以下は、歯茎の腫れを引き起こす主な要因です。
    • 誤った歯磨きとフロスの使用方法 歯と歯肉線の間に歯垢が溜まり、口内が不衛生になったことで歯茎が腫れる場合が多くあります。この状態を改善するにはしっかりと歯を磨き、日頃からデンタルフロスで歯垢を除去する習慣を身に付けることが大切です。また、デンタルフロスで歯間の手入れをしている人でも力を入れすぎていることが多く、こうしたことも歯茎の腫れを引き起こす可能性があります。
    • 歯肉炎および歯周炎 口内が清潔に保たれていないと、歯肉炎や歯周炎などといった歯周病にかかりやすくなります。歯肉炎は歯周炎に比べて症状が軽く、早期に発見すれば治療が可能です。一方、歯周炎はさらに深刻で、歯を失うケースもあります。歯茎が赤みと艶を帯びて腫れているのは歯肉炎の症状です。歯肉炎が進行すると、歯茎の後退や骨の破壊が起こります。これが歯周炎です。歯肉炎や歯周炎が疑われる場合は、歯科医に相談したほうがよいでしょう。
    • 口腔潰瘍 歯茎にできる口腔潰瘍が痛みや腫れを引き起こす場合もあります。「口内炎」とも呼ばれるこの口腔潰瘍は通常、外見で判断することが可能です。口腔潰瘍は中央が白く、周囲が赤くなっています。一度に複数できることもありますが、通常は治療が可能で、伝染性もありません。
    • 化学療法 残念なことに、化学療法には多くの副作用が伴います。そのうちの一つが歯茎の痛みや腫れ、出血です。化学療法を行うと免疫機能が低下するため、痛みを伴う口腔潰瘍や歯肉炎が発生する場合があります。こうした症状を緩和することは可能ですが、化学療法を継続する限り、症状がなくなることはありません。
    • 喫煙 喫煙が歯茎の痛みや腫れの一因となる場合が多々あります。実際に、喫煙者における歯周病の発生率は、非喫煙者に比べるとはるかに高くなります。したがって、歯茎の腫れを緩和するには禁煙が第一歩です。
    • ホルモン 歯茎への血流を促すホルモンの分泌が急激に高まった結果、歯茎が腫れる場合があります。その中には思春期や月経中、妊娠中、更年期に生成されるホルモンもあります。また、避妊ピルの中にもこうしたホルモンの分泌を促すものがあります。[1]
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    歯の噛み合わせ部分と前面、裏側(舌と隣り合った面)を優しく磨きます。歯ブラシは横方向ではなく円を描くように動かしましょう。主に下歯は上方向に、上歯は下方向に動かします。先に述べたとおり、歯茎の腫れは歯に蓄積した歯垢が原因である場合がしばしばです。最良の対処法は、歯垢を除去して歯周病を予防することです。歯ブラシとデンタルフロスを使って優しくかつ隅々まで歯磨きを行えば、歯周病は簡単に改善できます。目標としては朝と夜、少なくとも一日に2回は(可能であれば毎食後に)歯を磨きましょう。
    • ナイロン製の軟らかい歯ブラシを使用しましょう。症状を悪化させることなく、効果的に歯磨きを行うことができます。「ふつう」や「かため」の歯ブラシは避けましょう。歯茎の腫れが悪化し、エナメル質の浸食や損傷を招くおそれもあります。
    • 歯磨きは力を入れればよいというわけではありません。歯茎は繊細な組織でできているため、力を入れて磨くとかえって歯に悪影響が及びます。前後に激しく動かすといった歯間の溝に沿わない磨き方はやめましょう。
    • 歯磨きの際に力を入れすぎるのは、歯磨きを一切行わないのと同じくらいに危険な行為です。強く磨きすぎたことで歯根が露出し、知覚過敏に悩む人はたくさんいます。
    • 歯茎を保護する効果がある歯肉炎予防用の歯磨き粉を選びましょう。主要メーカーであれば、ほとんどが歯肉炎の予防効果がある歯磨き粉を製造しています。
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    一日に1回、デンタルフロスを使って歯間を磨きましょう。フロスを毎日行えば、歯ブラシでは届かない場所の歯垢を除去することができます。ただし、これ以上の頻度でデンタルフロスを使用するのはやめましょう。歯茎をさらに傷める可能性があります。
    • デンタルフロスの使用を怠る人はたくさんいますが、使用してはいてもやり方が乱暴で、歯茎の腫れをさらに悪化させている人もいます。デンタルフロスをはじくようにして歯間に挿入してはいけません。繊細な歯茎の組織を傷めるおそれがあります。歯の曲線に沿って、ゆっくりと水平方向に滑らせながら歯間に挿入しましょう。[1]
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    食塩水で口をすすぎます。食塩水によるうがいは、歯茎の腫れを緩和する際に昔から用いられている方法ですが、これは今日においても最も効果的な対策の一つです。食塩が抗菌剤として作用し、口内の汚れを取り除いて歯茎の腫れを緩和します。
    • うがいと口内の洗浄を行いましょう。カップ1杯のぬるま湯に、普段使う食卓塩を小さじ1杯溶かして食塩水を作ります。食塩水が歯茎に行き渡るように、口内と歯間を隈なくすすぎます。食塩水は飲み込んではいけません。あくまでも、うがい薬として使用しましょう。
    • 食塩水はまた、のどの痛みの緩和やピアスの穴を開けた後の洗浄、傷口の消毒にも使用できます。
    • お湯でうがいをするのもよいかもしれません。ただし、火傷には気を付けましょう。
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    温湿布や冷湿布を使いましょう。温湿布や冷湿布は手軽に使うことができ、歯茎の痛みや腫れの緩和に即効性があります。痛みの緩和には温湿布が最適です。一方、冷湿布には腫れを効果的に抑える作用があります。湿布は歯茎ではなく顔に当てましょう。不快感をあまり伴わず、急な温度変化による腫れの悪化を防止できます。
    • 温湿布 清潔なタオルをぬるま湯(お湯は不可)に浸たして余分な水気を切ったら、痛みが治まるまで顔に当てます。
    • 冷湿布 小さめの清潔なタオルもしくはキッチンペーパーに氷をいくつか包みます。他にも、袋入りの冷凍野菜(グリーンピースなど)や冷凍庫に保管しておいた冷却パックを使用する方法があります。冷却パックを顔に当てる時間は、15分以下に留めましょう。
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    歯茎を刺激するものは避けましょう。歯茎に痛みや腫れの症状があるときには、タバコやアルコールなどといった腫れを悪化させるようなものを控えることが大切です。また、刺激が強い洗口液(口内の消毒目的で使用している人もいるかもしれません)は、実際には歯茎の腫れを悪化させるおそれがあるため、しばらくの間は使用を控えたほうがよいでしょう。
    • 洗口液は必ず薄めて使用しましょう。カップ1/2の水に同量の洗口液を加えます。これを使って2週間毎日うがいを行い、1週間の休止期間を置いた後に、再び同じ要領でうがいを行います。
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    水をたくさん飲みましょう。口内に残った食べ物のカスや細菌を洗い流す効果があり、歯垢の蓄積を抑制できます。また、水をたくさん飲むと唾液の分泌が促されるため、自然に殺菌できます。[2]
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    歯茎を優しくマッサージしましょう。歯茎の血流が促され、痛みと腫れを緩和できます。円を描くように、腫れた歯茎を1分間ほど優しくマッサージしましょう。マッサージの前には手を洗い、爪も清潔で短く保たれていることを確認しましょう。細菌の繁殖防止に効果的です。
    • 指でのマッサージが難しければ、歯茎専用のマッサージ器具を購入するのもよいでしょう。
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    丁子油を塗りましょう。丁子油は歯茎の腫れに対する自然療法の一つで、痛みと腫れの緩和に効果があることが明らかになっています。綿棒に少量を取り、一日に3回、腫れた歯茎に直接塗りましょう。また、カップ1杯の水に丁子油を数滴垂らし入れて口内をすすぐ方法もあります。丁子油は、たいていの薬局や健康食品店で販売しています。[3]

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歯茎の腫れを予防する

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    一日に2、3回歯を磨きましょう。歯磨きにより歯垢が除去され、歯周病や虫歯を予防できます。実際に口内疾患のほとんどは、歯磨きを隅々までしっかりと行う習慣を身に付けることで予防が可能です。少なくとも朝晩に1回ずつ、可能であれば毎食後にも歯磨きを行ったほうがよいでしょう。
    • 歯の正しい磨き方がよくわからない場合は、次回の定期検査の際に、かかりつけの歯科医に簡単に指導してもらいましょう。きっと喜んで教えてくれるはずです。
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    毎日忘れずにフロスを行いましょう。フロスを使用すると、歯ブラシでは届かない歯と歯の隙間に溜まった歯垢や細菌も除去できるため、歯茎の腫れを未然に防止できます。
    • フロスは繊細な歯茎を傷めないように優しく行いましょう。細菌を右から左へと移動させることがないように、一カ所ごとに使用する部分を変えます。
    • デンタルフロスを使うことに抵抗がある人は、薬局でデンタルピックを探してみましょう。デンタルピックは木製またはプラスチック製の小さな楊枝で、歯間に挿入してデンタルフロスと同様の効果を得ることができます。
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    食事にはさまざまな食材を取り入れ、ビタミンCやカルシウム、葉酸に富むものを選びましょう。栄養が不足すると、何よりもまず歯茎の腫れを招きます。毎日の食事の中でビタミンCやカルシウム、葉酸を十分に摂取することが大切です。これは、ビタミンCや葉酸が健康な歯茎に大きく寄与して歯肉炎を予防するという事実から言えることであり、カルシウムの摂取量が不足している人では、歯周病にかかる確率がはるかに高くなることもすでに証明されています。マルチビタミンを毎日摂取し、新鮮な果物や野菜をたくさん食べましょう。[2]
    • ビタミンCの含有量が最も高い食物にはパパイヤやパプリカ、いちご、ブロッコリー、パイナップル、芽キャベツ、キウイ、オレンジ、メロン、ケールなどがあります。
    • カルシウムを最も多く含むものには牛乳やチーズ、ヨーグルトなどといった乳製品の他に、いわし、豆腐、鮭、豆乳、シリアル、コラードグリーンなどがあります。
    • 葉酸を豊富に含む食品には濃い色の葉もの野菜やブロッコリー、アスパラガス、グリーンピース、豆類、レンズ豆、セロリ、アボカド、柑橘類などがあります。
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    絶対に酢やレモン果汁を使ってうがいをしてはいけません。歯を保護する上で不可欠なエナメル質が酸によって浸食されるおそれがあります。口をすすぐ際は水で行いましょう。
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    十分な睡眠を取り、ストレスを軽減しましょう。極度の疲労が原因で歯茎や顔全体がむくむ場合があります。毎晩7~9時間の睡眠を取るように心がけましょう。また、ストレスもできるだけ軽減したほうがよいでしょう。ストレスによって体からコルチゾールと呼ばれる化学物質が分泌され、これが歯茎や体の他の部位に腫れを引き起こします。[1]
    • 定期的な運動によりストレスを軽減することができます。運動を行うと「幸せホルモン」が分泌され、確実に気分が良くなります。また、運動で体が疲れると夜によく眠れるようにもなるため、まさに良いこと尽くしです。
    • 散歩や読書、入浴などといった「自分の時間」を設けることもストレスの軽減やリラックスに効果があります。また、就寝前にあまり神経を高ぶらせるのはよくありません。テレビやパソコンは、少なくとも就寝の1時間前には電源を切りましょう。
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    タバコをやめましょう。先にも述べたとおり、タバコは歯茎をひどく刺激する可能性があり、喫煙者では歯周病にかかる危険性がはるかに高くなります。可能であれば禁煙を試みるか、最低でも量を減らすように心がけましょう。
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    歯科医を受診して、歯のクリーニングと検査をしてもらいましょう。歯茎の腫れは歯垢や雑菌、虫歯によって起こる歯周炎など、深刻度が高い歯科疾患の兆候である場合がよくあります。腫れが長く続くようであれば、歯科医を受診したほうがよいでしょう。口内の状態を正確に説明してもらえるとともに、適切な対処法に関する情報も得られるはずです。歯や歯茎にまったく問題がないように見受けられる場合でも、少なくとも年に2回は歯科医や歯科衛生士を受診するように習慣付けるのが望ましいでしょう。[4]

ポイント

  • 注意:食塩水によるうがいは最も一般的な手法ではありますが、これはあくまでも歯茎の腫れを抑えるための方法であって、治癒効果は期待できません。治療を目的とする場合は、感染症とその原因に作用する過酸化水素などを使用した対策を講じましょう。
  • 歯垢はいずれ歯石となり、歯茎の下に蓄積します。これが歯茎を刺激して、さらなる合併症を引き起こします。歯石を除去する方法もありますが、徹底的なクリーニングを行わなければ問題は必ず再発して、後々、取り返しのつかない状態になるでしょう。そうした理由から、歯石の除去は歯科医師に任せたほうが賢明です。
  • 歯を磨く際には、あまり力を入れすぎて歯茎を傷めないように気を付けましょう。軟らかい歯ブラシを使用し、ゆっくりと優しく円を描くように磨いて歯茎を守ります。歯茎は縦方向にブラッシングしましょう。
  • 古い歯ブラシには細菌が繁殖している可能性があるため、歯ブラシは3カ月に1回交換しましょう。
  • デンタルフロスの使用をしばらく中止していた場合は、使用を再開後、はじめの1週間は歯茎に痛みや少量の出血、腫れが見られることがあります。そのままフロスを継続していれば歯茎は元に戻ります。

注意事項

  • 歯茎の痛みを抑える自宅療法を見つけた場合でも、腫れが長く続くようであれば、必ずかかりつけの歯科医の診察を受けましょう。歯茎の腫れの背後に潜む口腔疾患が、歯と歯茎に深刻な損傷を与えるおそれがあります。
  • 極端に高温もしくは低温の食べ物や飲み物には気を付けましょう。特に年齢を重ねてくると、温度に対して歯茎がとても敏感になったと感じる人が多くいます。そのため、ひどく冷たい飲み物や熱いお茶、コーヒー、スープなどは控えたほうがよいでしょう。しかし、こうしたものを一切口にできないというわけではありません。冷たいものは少し温度が上がるまで、熱いものはやや冷めるまで待ってから飲んだほうが無難です。

記事の情報

カテゴリ: 全般的健康

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