歯茎の腫れ物を除去する方法

共同執筆者 Cristian Macau, DDS

歯肉下膿瘍(歯茎の腫れ物)ができると、ひどい痛みのほか、食べたり飲んだりがしにくく、しゃべる時に違和感を感じます。この記事では、何の前触れもなく現れ、いつまでも残ることが多い歯茎の腫れ物について、除去・治療方法のほか再発予防法を紹介します。

パート 1 の 3:
歯茎の腫れ物を医学的に除去する

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    外科的に除去する 歯茎の腫れ物が慢性的にできる場合、または腫れ物によって見た目が気になる場合は、外科的除去を考慮します。外科的除去を行うと再発の可能性がかなり低くなります。歯科医や歯周治療専門医など歯肉に詳しい専門家に相談し、専門家の意見や推奨方法を聞きましょう。[1]
    • 歯科医や歯周治療専門医が推奨する方法は、腫れ物が発生した場所や除去がしやすいかどうかによって、切除ではなく腫れ物の中の膿を出すだけの簡単な方法の場合もあります。このような場合は、膿を出す処置をした後、5日間以上の抗生剤が処方されます。
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    歯周治療について調べる 歯茎の腫れ物の原因は、歯周病をはじめとする歯周疾患です。こうした疾患は歯周膿瘍を引き起こします。こうしたことが原因で腫れ物が発生している場合は、腫れ物の原因となる活性細菌を除去するため、歯科医院で歯肉の下まできれいにする歯のクリーニングを受けましょう。[2]
    • クリーニングが有効なら、定期的に歯医者に通ってクリーニングを受けると、口腔細菌の量を減らし、口腔全体の健康を維持することができます。
    • 外科的処置が今後の感染や腫れ物の予防に最もよい方法だと歯周治療専門医が判断した場合は、その処置を受けることを考えてみましょう。
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    根管治療を考慮する 歯の膿瘍によって歯茎の腫れ物が発生することがあります。この場合、根管治療を行い、細菌やう蝕した部分を除去する必要があります。根管治療の後、今後の歯や口腔内の感染を防ぐため、被せ物や詰め物をします。[3]
    • 根管治療はある程度費用が掛かり、何度も通院しなければなりません。このため、根管治療を受ける際にはかかる費用についてよく確認しましょう。
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パート 2 の 3:
家庭療法で歯茎の腫れ物を除去する

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    塩水でうがいをする 塩水でうがいをすると腫れが抑えられ、歯茎の腫れ物の原因となっている感染を取り除いたり排除したりできます。ぬるま湯をコップの半分くらいまで入れ、小さじ1/2杯の食卓塩を加えます。塩が溶けるまでかき混ぜます。溶けきらない塩がコップの底に残っていても問題ありません。一般的な洗口剤と同じようにうがいし、ゆすぐ際は腫れ物がある部分を重点的に行います。塩水を飲んではいけません。[4]
    • 1日1~2回継続して塩で患部を洗うと治癒に向かいます。こうすることで再発頻度が少なくなります。同時に、歯科医院での定期的な歯のクリーニングをお忘れなく。
    • これは、口腔衛生の専門家が推奨する方法です。また、臨床的に効果があることが証明されていますが、歯科医院への受診の代わりになるものではありません。
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    エッセンシャルオイルを塗る  エッセンシャルオイルを局所的に腫れ物に塗ると、細菌の量が減少し、歯茎全体の健康が向上します。こうした効果のあるエッセンシャルオイルを組み合わせることで、受診しなくても歯茎の腫れ物が消失することがあります。エッセンシャルオイルを数滴加えた水で口をよくすすぎます。[5]
    • スペアミントやペパーミントのオイルを使うとよいでしょう。
    • エッセンシャルオイルを加えた水を飲んではいけません。
    • この方法はあくまでも家庭療法のひとつであって、科学的根拠によって効果が証明されたわけではないことを忘れてはいけません。
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    生の玉ねぎを食べる 生の玉ねぎを食べる方法は、歯茎の腫れ物を治す大変効果的な家庭療法のひとつです。玉ねぎには硫黄化合物が多く含まれており、この成分は歯茎の腫れ物のある部分の温度を上げ、消失する働きがあると考えられます。[6]
    • これも家庭療法のひとつですが、医療専門家が検証した解決方法よりも効果が劣ります。
    • 生の玉ねぎの味が苦手な人は、サラダやサンドイッチなど、玉ねぎの香りが紛れる料理にして食べましょう。
    • 玉ねぎに含まれる硫黄化合物が流出してしまうような調理法は避けましょう。
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パート 3 の 3:
歯茎の腫れ物を予防する

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    毎日歯を磨く 定期的(1日2回以上)な歯磨きは歯茎の腫れ物を予防し、積極的に口腔内の健康を得るために自分でできる唯一かつ重要な方法です。歯を磨くことによって口腔内の細菌を減らすことができるだけでなく、歯垢や食べかすを除去することができます。[7]
    • 毛の柔らかい歯ブラシを使い、歯科医院で正しいブラッシング方法を習いましょう。
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    毎日デンタルフロスを使って歯間を掃除する デンタルフロスを使うと口腔内にたまった歯垢や細菌を減らすことができます。歯茎の腫れ物を予防するには口腔全体の健康が欠かせません。特に腫れ物が繰り返し発生したり、再発したりしている場合は、定期的にデンタルフロスを使うことがとても大切です。[8]
    • 歯科医師の多くは1日2回のデンタルフロスの使用を推奨しています。
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    抗菌作用のある洗口液を使う 腫れ物の主な原因は口腔内に細菌がたまることですので、口腔内の悪い細菌の量をできるだけ最小限にすることが重要です。このため、毎日の口腔ケアに抗菌作用のある洗口液を取り入れるとよいでしょう。デンタルフロスを使った後や就寝前に洗口液でうがいをします。
    • 洗口液を選ぶ時は、ブランドにこだわる必要はありません。品質の良いものを選ぶには、抗菌作用があるという表示があるかどうか、また歯科医が推奨する製品かどうかを確認すればよいのです。[9]
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    定期的に歯医者を受診する 歯茎の腫れ物を予防する最も良い方法は、正しい口腔ケアをきちんと続けることです。これには、定期的な歯科医院でのクリーニングと検診も含まれます。歯科医や歯科衛生士はたまった歯垢を除去し、口腔内の問題やそれに対する具体的な処置方法を提示してくれます。[10]
    • また、歯科医は虫歯や歯周の問題に関する兆候を自分で気づくよりも早く見つけることができます。これによって、腫れ物の症状や原因を早期に知ることができます。
    • 定期的な受診は年に2回(6カ月ごと)が理想的です。
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ポイント

  • 口腔ケア製品メーカーの中には、麻酔薬としても作用する抗菌ジェルを製造しているメーカーもあります。近くの薬局で一般的な鎮痛剤ではなく局所的に痛みを抑える作用のある製品が置いてないかを聞いてみましょう。
  • イブプロフェンとパラセタモールを同時に投与すると鎮痛効果が2倍になります。

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注意事項

  • 歯茎に腫れ物ができたことがある場合や、なかなか治らない場合は、歯に問題が隠れている可能性があるため、すぐに歯科医に相談しましょう。
  • 塩水のうがい液を飲み込むと吐気や嘔吐が起こることがあります。
  • このような感染症に気付いたときは、自分で対処せず必ず専門家に相談しましょう。
  • イブプロフェンとパラセタモールは用法用量に従って服用しましょう。
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このwikiHow記事について

口腔外科医
この記事はCristian Macau, DDSが共著しています。 マカウ医師は2015年にキャロル・ダヴィラ大学医学部から口腔外科博士号を授与されています。現在はロンドンの歯科医院「Favero Dental Clinic」にて口腔外科医および歯周病専門医を務め、同医院で審美歯科の施術も行っています。
カテゴリ: 健康
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