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この記事の共著者 : Trudi Griffin, LPC, MS. トゥルーディ・グリフィンはウィスコンシン州に住む認定カウンセラーで、依存症と精神衛生を専門としています。個人治療や地域医療の場で、依存症、精神病、心的外傷に苦しむ患者のカウンセリングにあたっています。2011年にマーケット大学にて臨床精神衛生カウンセリングの修士号を取得。
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ルームメート、同僚、クラスメートなどと付き合うのは危険なことと知りながら、半年前にはそのような理屈には聞く耳を持たなかったのではありませんか。恋愛は心を浮き立たせる一方で、破局後にも相手と毎日顔を合わせなければならないとしたら気まずい思いにもさせます。そうなったら入念に計画を立てて対処したいものです。出来るだけ相手と会わないように工夫を凝らし、明るく前向きなライフスタイルを築き、加えて自分の人生を謳歌することに焦点を当てることで状況を上手く乗り越えられるでしょう。
ステップ
パート 1
パート 1 の 3:気まずい状況を回避する
パート 1
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1破局を認める 恋愛は人生で大きな意味を持ちます。至福の時、またどん底の時にどのように心が動くかを経験することができます。また自分自身を深く知り、愛すること愛されることも学ぶ機会になります。[1] 充実した人生を送るために恋愛経験は欠かせません。しかし別れはいずれ訪れます。それが自らの決断であってもそうではなくても、その深い悲しみに対処しなければなりません。
- 相手には次のように伝えましょう。「私たちの関係を解消することで暗い気持ちになることは重々分かっているつもり。しばらくの間は精神的に辛いだろうし、偶然にも会ってしまえば気まずい思いをすると思う。私、あなたに何かを無理やりさせるような真似はしないと誓うわ。だから、あなたにも同じように誓って欲しいの」。しばらくしてから再び話し合う必要性が出てくるでしょう。その時点で自分の決意を率直に強調できるでしょう。
- 2人の関係の長さや絆の強さに関わらず、この恋愛経験があなた個人の精神的成長に大きな役目を果たしたことを認識しましょう。
- 破局から生じる気持ちを無視して、この経験は取るに足らないものだったと自分に信じ込ませようとすれば、そこからは何も学ぶことができません。[2]
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2失った悲しみを隠さずに表す 私たちは物を手に入れる方法を教えてもらうことはあっても、何かを手放す方法を教えてもらうことはありません。交友関係、愛する人、仕事、身体能力、または人への信頼など失ったものが何であろうと、損失の痛手を理解して対処しなければなりません。悲しみは複雑な感情で色々な形で表面化するものです。
- 深い悲しみが癒えるまでに、人はいくつかの段階を経ると言われます。その1つ1つの段階を自分の感情を理解するための指針として使うことができるでしょう。損失直後には、起こったことを事実として受け入れられない、つまり「否定」が起こります。続いて何も感じられなくなる「無感覚状態」及び「精神的打撃」が襲います。次に目に見えない存在にすがりつこうとする「取引」の感情が芽生え、その後「うつ状態」になり、「怒り」がこみ上げて、最後にようやく起こったことを「受け入れられる気持ち」になれます。[3]
- 日記をつけることで悲しみを克服できるかもしれません。各段階で起こる感情を記しましょう。
- 悲しみ克服のプロセスは個人個人が成長を遂げるための旅とも言えます。その道中で経験する感情は人それぞれ異なるでしょう。[4]
- 最初のステージでかなりの時間が必要になるかもしれません。
- 焦ってはいけません。自分のペースで悲しみを癒すことが大事で、人にせつかせてはいけません。悲しみに浸ることはそれを克服する上で欠かせない行為です。
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3気をしっかり持つ この経験で精神的挫折を感じるかもしれません。立ち直るには全神経を費やし最大の努力を重ねなければならないでしょう。破局から立ち直る準備をしましょう。心が折れ、何も手に付かない状態に陥るのは自然なことです。酷く落ち込んでしまったらその都度気を奮い立たせ、自信が持てるように努めましょう。
- 「私にはできる。私は強い人間だし、この先も絶対に大丈夫だから元カレのことはきっと対処できる」と自分に言い聞かせましょう。
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4想定できるシナリオをいくつか描く 自分自身でよく考えて、または信頼できる友人と相談しながら相手と遭遇するかもしれない場面を想定し、その対処方法を考え行動に移せるように練習しましょう。相談する相手には信頼に足る友人を選ぶことが重要です。人のプライベートな話を簡単に広めてしまうような人を選んでは、状況を更に悪化させるだけです。そのようなリスクは回避しましょう。遭遇場面が想定できたら、それが現実となった時に取るべき態度と言うべき台詞を練習しましょう。不安を軽くすることができ、実際の場面でも慌てずに練習通りに実行できるでしょう。[5]
- 相手に偶然会ったら親しみやすい態度を取りましょう。「あら!元気?」などと声をかけましょう。明るい態度で親しみやすく接すればその場をスムーズに切り抜けられるでしょう。もちろん、できる限り相手に会わないようにすることも1つの方法です。
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5焦らない 自分を急かしたり無理やり相手を忘れようとしても、感情がついて行きません。破局を克服するには時間がかかります。疲れを感じたりソワソワすることもあるでしょう。頭の中を色々な考えが巡って居ても立っても居られなくなったら、破局とは無関係のアクティビティーにエネルギーを向けてみましょう。思考を遮断することができるかもしれません。
- 楽しい気分になれるアティビティーに参加することで時間を忘れ、湧き起こる激しい感情も抑えることができてバランスの取れた精神状態を保つことができるでしょう。 [6]
- 映画を見たりテレビドラマのエピソードを立て続けに見たりして不安を回避しましょう。ただしロマンチックコメディや恋愛物は不安な気持ちを掻き立ててしまう恐れがあるので、避けた方が良いでしょう。
- 囲碁や将棋、チェスなどをしたり読書クラブに参加したりして時間の使い方を工夫し、意識を別のものに向けるようにしましょう。
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6実際に相手から離れる 最も明白で簡単な方法として、仕事を変える、引っ越す、学校の時間割を変えるなど相手に会わないようにすることが挙げられます。一番現実的な対処方法と言えるかもしれません。もちろん仕事を変えることができず、引っ越しも不可能で、授業のスケジュールも変えられない場合もあるでしょう。そんな時には、相手から距離を置けるように人為的「引っ越し」をしてみましょう。
- 職場へはこれまでとは異なるルートを通って行きましょう。
- 相手の日々のルーティンを確認して、会わないようにしましょう。
- クラスでは遠くの席や相手から見えない場所に座りましょう。
- 相手と距離を置くように努力しましょう。そうすることで破局したという事実を徐々に受け入れられるようになるでしょう。
- 相手が離れて行くのを待ってはいけません。あなたから行動を起こさなければなりません。出来るだけ早い時期に彼から離れましょう。
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パート 2
パート 2 の 3:前向きで明るいライフスタイルを築く
パート 2
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1今の状況を最大限に活かす 何かを変えることは良いことです。[7] 彼との関係では感情的負担の方が大きく、楽しい気分よりもストレスを多く感じていたのではないでしょうか。彼との関係から解放された今、自由を得たことを認識しましょう。新しいことを始めるのに良い機会です。
- 相手のことを常に気にしなくても良い、また相手の心配事や問題などを一緒に考えてなくも良いのです。その開放感を満喫しましょう。
- 仕事以外の時間を大切にして、友達や恋に発展しそうな人と健全な関係を築きましょう。
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2元の相手と出くわしても前向きな姿勢を保つ 「気軽に、陽気に」接しましょう。頭を使う深刻な話題、難題や不平不満などを避けることが大切です。破局後の気まずさや悲観的な考え方などを引きずらない穏やかな心で、前向きな態度を示しましょう。
- 前向きな気持ちを持つことに焦点を当てると、悲観的な思考や話には引き込まれません。[8]
- 前向きでいれば、誰もあなたからパワーを奪うことはできません。動揺させることを意図した発言に反応してしまえば、相手にパワーを奪われてしまいます。事態をしっかりと見極めて他人に影響を受けることなく、自分の感情をコントロールすることが重要です。
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3批判しない[9] 自分を受けいれましょう。職場、学校、または同じアパートの誰かと恋愛関係になったことで罪悪感や後悔を覚えている場合には、まず自分を許すことから始めましょう。とは言っても、自分のしたことを許し「忘れ」て、もう一度やり直すという意味ではありません。自分の過ちから学び、自己破壊的な行動を取らないと心に固く決めて自分を許すということです。
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4成功するまで成功している振りをする[10] 俳優は演じることで収入を得ます。俳優に限らず、私たちも元気ではない時に元気の振りをする時があります。元気な振りをするのは、更に傷つくことから自分を守る1つの方法です。あらゆる方法を尽くして気まずくなる相手との遭遇を切り抜けられるように工夫しましょう。
- 信頼できる友人や家族と話すのは後にしましょう。動揺した気持ちを最初に整理しましょう。
- 不安や不満を発散させることは気持ちを整理するための正当な方法で、実際、気分も良くなります。
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5沈黙を自分の有利になるように使う 沈黙を苦手とする人がたくさんいます。[11] 緊張を和らげようとして無理に言葉を発することがよくあります。静寂さの中で快適さを感じられる感覚を養いましょう。何を言えば良いか分からない時には喋る必要はありません。黙っていましょう。沈黙を快適だと思えるようになれば、どんな状況でも気まずさを感じることはありません。
- 沈黙は失礼な行為ではありません。
- ただしほとんどの人が沈黙に慣れていないので、あなたに声をかけたり質問したりするでしょう。適切な判断で対応しましょう。
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パート 3
パート 3 の 3:自分の人生を進む
パート 3
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1過ちを通して学ぶ 恋愛関係を築いたことが大きな過ちだったと感じるなら、それを教訓に同じ間違いを繰り返さないようにしましょう。理由があって世の中にはルールが存在します。ルールを守ることで痛い経験をせずに快適に生きることができます。[12] ルールを守るというシンプルながらも奥の深い原理に従って明るい未来を築きましょう。
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2自力で対処する方法を見つける 自分をしっかりと持つことができれば関係解消にも対処することができます。[13] 何が自分を幸せな気分にさせるのかは自分がよく分かっているはずです。前向きな気持ちになるアクティビティーに参加しましょう。
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4自分自身のために、望む人生が送れるように自力で生きる覚悟をする 自分の人生を生きること、そして人生を楽しむことがあなたの目的です。独り立ちすることで、自分には幸せな人生を送る権利があるのだと改めて気づくことができ、世間もあなたの変化に気づくでしょう。苦い経験をしてもその後気持ちを立て直すことができれば、人はあなたの前向きな変化に気づくはずです。これから先は良いこと尽くしだ、と世間にサインを送ったのも同然です。
- 「何か特別なことでもしたの?エネルギーに満ちて見えるよ」などと声をかけられるかもしれません。そんな時には「ありがとう。そう。幸せになろうと決意したの。それが功を奏しているんだと思うわ」と応えましょう。
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ポイント
- 人間は時として理解不能な行動をとる場合があります。間違いは誰でも犯します。同じ間違いを繰り返さなければ良いのです。
- 元の相手が誰かと一緒にいるのを見て嫉妬心が生まれたとしても、焼きもちを焼いている素ぶりを見せてはいけません。
- 相手には自分が幸せでいること、彼がいなくても全く問題がないことを態度で示しましょう。
- 破局後すぐに別の相手と恋愛関係を築こうとしてはいけません。
- 好きでもないのに恋愛関係を結んで、元の相手に焼きもちを焼かせようとするのは避けましょう。他の人の気持ちも十分に考慮して行動しましょう。
- 元の相手が縒りを戻そうと誘惑してくるかもしれません。よく考えて自分にとって最善の決断をしましょう。
- 彼のことを考えなく済むように新しいことに挑戦しましょう。新しい趣味を見つけたり、今までしたことのないアクティビティーに挑戦したりしましょう。
- 親友には、破局した相手を「元カレ」ではなく、自分の「友達」と呼んでもらうようにしましょう。
- 自信と強い意思を持って自分の人生を歩んで行きましょう。新たに健康的な出会いがあるでしょう。
- 元の相手の恋愛には配慮しましょう。
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注意事項
- アルコールは抑制力を低下させ、後悔するような決断をしてしまう恐れがあることを肝に銘じましょう。
- 挫折や過ちはこれからも経験するでしょうし、人々はあなたの行動にますます不寛容になるかもしれません。
- 職場で常に恋愛沙汰を起こしていれば直ぐに悪い評判が立ち、解雇されるかセクシャルハラスメントの容疑で起訴される可能性があります。
- 必要以上に親切に振舞ったり、遊び心で元の相手にじゃれついたりしてはいけません。縒りを戻したいのではないかと勘ぐられてしまうかもしれません。悪意を持って人を誘惑してはいけません。
- 親しみやすく接しても相手が避けるようなら、そのまま何もせずにいましょう。誰もがあなたの友人である必要はありません。あなたを避ける相手を受け入れる必要などありません。
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出典
- ↑ http://digitalcommons.uri.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1218&context=srhonorsprog
- ↑ http://ist-socrates.berkeley.edu/~ucbpl/docs/51-Hiding%20Feelings97.pdf
- ↑ http://www.webmd.com/mental-health/mental-health-coping-with-grief
- ↑ http://www.csub.edu/~rhewett/english99/Howarth.pdf
- ↑ http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.306.7844&rep=rep1&type=pdf
- ↑ http://www.mayoclinic.org/healthy-lifestyle/stress-management/in-depth/exercise-and-stress/art-20044469
- ↑ http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC61464/
- ↑ http://www.wsj.com/articles/SB10000872396390444327204577615330838623276
- ↑ http://www.jpe.ox.ac.uk/papers/the-morality-of-reputation-and-the-judgment-of-others-2/
- ↑ https://www.psychologytoday.com/blog/the-empathic-misanthrope/201109/fake-it-til-you-make-it
- ↑ http://nursingcenter.com/JournalArticle?Article_ID=685836
- ↑ http://insight.kellogg.northwestern.edu/article/seeking_pleasure_or_avoiding_pain
- ↑ http://www.researchgate.net/publication/5331661_Physical_emotional_and_behavior_reactions_to_breaking_up_The_roles_of_gender_age_emotional_involvement_and_attachment_style
- ↑ http://locator.apa.org/
- ↑ http://www.psychiatry.org/mental-health/key-topics/finding-help
このwikiHow記事について
他言語版
Português:Esquecer Alguém Que Você Vê Diariamente
Bahasa Indonesia:Melupakan Orang yang Harus Ditemui Setiap Hari
Nederlands:Over iemand heen komen die je elke dag ziet
العربية:تخطي شخصًا تراه كل يوم
中文:放下抬头不见低头见的人
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