気圧計とは大気の圧力を計測し、12~24時間以内の天気を予測するために用いられる機器です。居住地、あるいは計測を行う地域によって水銀柱インチ、ミリメートル水銀、あるいはヘクトパスカルといった単位が用いられています。[1] 適切に目盛りを合わせなければ、気圧が上がっているのか下がっているのかを正しく把握することはできません。購入時は必要な設定を行ってから使用を開始しましょう。

パート 1 の 3:
気圧計を用意する

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    気圧計を購入する 気圧計にはアネロイド気圧計、デジタル気圧計、水銀気圧計という3つの種類があります。古風なアンティーク調の気圧計を求めているのであれば水銀気圧計やアネロイド気圧計を探してみましょう。水銀気圧計と比べると、アネロイドやデジタル気圧計は手に入りやすいかもしれません。実際に購入する前に、高度に対する対応を確認しておきましょう。標高の高い場所で正常に機能しない気圧計もあるので、必要な場合は、こうした環境での使用に特化した製品を探しましょう。3つの気圧計には次のような特徴があります。[2]
    • 水銀気圧計:最も古い気圧計で、棒状の温度計のような見た目をしています。開管式になっていて、気圧の変化とともに水銀が上下します。標高300メートル前後までの環境で機能します。[3]
    • アネロイド気圧計:液体は用いられません。内部が真空になった金属製(ベリリウムや銅)容器が気圧の変換に伴って膨らんだり収縮する仕組みになっています。この動きに対して指針が反応し現在の気圧を示します。
    • デジタル気圧計:他の2種類よりも仕組みは複雑です。センサーとひずみゲージを用いて気圧を電気信号に変えて出力し、読み取れるようになっています。
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    目盛りを現在地に合わせる アネロイド気圧計を用いる場合は、まず目盛りを現在地に合わせましょう。天気予報を確認し、所在地の現在の気圧を入手しましょう。この時の値が間違っていないよう注意しましょう。数キロずれているだけでも、最終的な測定値が大きく変わってしまうこともあります。
    • 現在地に合わせることで、標高などによる気圧の違いも考慮されます。
    • 気圧計の初期設定は海抜ゼロメートルになっています。現在地の環境がそれとは異なる場合は調整しなければなりません。[4]
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    指針を調整する 気圧計の裏側に小さなネジがあるはずです。小型ドライバーを用意して、このネジを回転させながら指針を現在地の気圧に合わせましょう。目盛板を確認しながらネジを回すようにしましょう。
    • 水銀気圧計を用いる場合は、単位の変換を行う必要があります。
    • デジタル気圧計であれば、センサーが高度を自動的に測定します。
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    気圧計を設置する 屋内と屋外のどちらの壁にかけても違いはありません。どちらでも気圧は同じです。[5]
    • 閉め切られて空調が管理されている部屋は気圧の変化による影響を受けにくいので、他の場所に設置した方が良いでしょう。
    • 直射日光が当たる場所は気温の変化による影響を受けることがあるので置かないようにしましょう。
    • 扉や窓のすぐ近くといった、すきま風の通る場所は気圧が変わりやすく、気圧計には向きません。
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    時々気圧計が正常に機能しているか確認する 測定が正確でない恐れがある場合は、簡単に気圧計の機能を確認する方法があります。壁に掛けられている状態で、ゆっくりと45度に傾けてみましょう。[6]
    • 水銀気圧計の場合、水銀が管の上まで上昇し「カチっ」という音が鳴ります。手に感触も残るかもしれません。管は上まで水銀で満たされているはずです。
    • アネロイド気圧計の場合、指針が時計回りに目盛板をぐるりと一周します。
    • このような反応が起こらない場合、専門の業者に修理を依頼し再設定した方が良いかもしれません。ほとんどの気圧計は修理をせずに何年も持ちます。
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パート 2 の 3:
気圧計を使用する

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    針を調整する 中央にあるノブを回し、目安針を指針(現在の気圧)に合わせましょう。目安針は針の中央付近に小さな矢印が取り付けられているので目印にしましょう。[7]
    • 目安針は気圧の変動を見る際の基準となります。
    • この仕組みはアネロイド気圧計にしか含まれていません。デジタル気圧計の場合は測定値を確認するのみとなります。
    • 海抜のある場所で水銀気圧計を用いる場合、補正する必要があります。
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    海抜、標高を考慮して補正する(水銀気圧計) 水銀気圧計を用いる際は、正確に気圧を測定するために変換表を使って海抜を補正しましょう。変換表はインターネット上で検索することができます。[8] まず、目の高さに気圧計を合わせ、水銀が位置している目盛を確認しましょう。これがミリメートル水銀単位(mmHg)の気圧となります。
    • 標高を調べ、変換表を用いて関連する補正因子を見つけます。こうした補正値を反映させると天気予報の情報と一致するでしょう。
    • 標高が300メートルを超えている場所では、水銀気圧計は機能しません。[9]
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    1時間後に確認する 気圧計を用いた天気予報の基本は気圧の「変化」です。2~3時間起きに値を確認し、気圧に変動が見られないか目を配りましょう。
    • アネロイド気圧計や水銀気圧計の場合は、目盛板などの表面を優しくたたき、残っていた気圧変化に関する情報をを一旦消しましょう。針あるいは水銀の動きが止まった段階で値を読みます。
    • アネロイド気圧計の場合、前回の計測時から気圧が変化したのであれば目安針を指針と同じ位置に合わせましょう。こうすると、次回計測する際に気圧がどちらの方向に変動したのかを簡単に把握することができます。
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    変化を記録する 測定値を記録しておきましょう。1日の変化をグラフにすると分かりやすいでしょう。気圧は上がっていますか?下がっていますか?それとも変化は見られませんでしたか?天気を予報するうえで、こうした情報が重要になります。[10]
    • 気圧はわずかにしか変化しないことのほうが多いでしょう。1日の変動の幅は0.68~3.39ヘクトパスカルほどでしょう。また、場所や高度によって違いが生じます。[11]
    • 頻繁に(2~3時間おき)に測定し直し、値をグラフにしておきましょう。
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パート 3 の 3:
天気を予測する

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    気圧が下がっている時は雨を予測する 一般的に、気圧が下がっている時は天気は下り坂で嵐や雨が近づいていることを意味しています。ただし、下がり始める前の基準となる気圧も大切です。つまり、元の気圧が高ければ、下がっても悪天候にはならないかもしれません。[12]
    • 1023ヘクトパスカルよりも高い数値から急速に下がっている場合、曇りつつも温かい天候でしょう。
    • 1009ヘクトパスカル~1023ヘクトパスカルから急速に下がっている場合、雨が降りだす可能性が高いでしょう。
    • 1009ヘクトパスカルよりも低い状態から急速に気圧が下がっている場合、嵐が迫っています。
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    気圧が上がっている時は天気は回復している 気圧が上がると天気も良くなります。[13]
    • 1023ヘクトパスカルを超えている場合、良い天気が続くでしょう。[14]
    • 1009ヘクトパスカル~1023ヘクトパスカルの場合、現在の天候状態が恐らく続くでしょう。
    • 1009ヘクトパスカルを下回っている時、天気は回復に向かっていますが気温が下がるでしょう。
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    気圧が安定している時は天気も良好 安定した気圧は良好な天気を意味し、大きく崩れることもないでしょう。現在晴れていて気圧も安定しているのであれば、良い天気が続きます。気圧が高いほど気温が高く、気圧が低いほど気温も低いでしょう。[15]
    • 1029ヘクトパスカル前後は強い高気圧であると考えることができます。およそ1016ヘクトパスカル以上であれば高気圧だと考えられるでしょう。(絶対的な基準ではありません。)[16]
    • 999ヘクトパスカル前後が低気圧として一般的です。1013ヘクトパスカルを下回っている場合は低気圧だと考えられるでしょう。(絶対的な基準ではありません。)
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このwikiHow記事について

Bess Ruff, MA
共著者 ::
環境科学者
この記事の共著者 : Bess Ruff, MA. ベス・ラフはフロリダ州立大学の地理学専攻博士課程の学生です。2016年にカリフォルニア大学サンタバーバラ校の環境科学専門学部にて環境科学と資源管理の修士号を取得後、カリブ海の海洋空間計画プロジェクトに関する調査研究を行い、大学院生としてSustainable Fisheries Groupの研究サポートを行っています。
カテゴリ: 科学・技術
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