水質検査 をしてpHが高かった場合、その水は塩基性つまりアルカリ性であることを意味します。pHが高い水は、飲んだり、プール、魚の水槽、庭などで使ったりした際に深刻な影響を与える可能性があります。例えば魚の水槽の場合、高いpHによって魚が病気になることがあります。プールでは、高いpHによって肌や目が痛くなったりします。幸い、水のpHは自分で下げられます。

方法 1 の 4:
飲料水

  1. 1
    コップ1杯の水の場合、レモン汁を加えて調節します。大元の水質は変えたくない場合で、柑橘系の風味が嫌でなければ、240mlの水に対して2、3滴のレモン汁を垂らしましょう。レモンによって水の酸性度が上がり、自然とpHが下がります。[1]
    • よりレモンの風味を強めたい場合、切ったレモンを水の中に入れてみましょう。
    • クエン酸を加えても同じ効果があります。
  2. 2
    水道に浄水器を付けてpHを下げます。浄水器はpHを上げる要因となるナトリウム、フッ化物、カリウムといった水中のミネラルを取り除きます。ねじるだけで蛇口に取り付けられる浄水器もあります。水を流すと、浄水器によって水のpHが下がります。[2]
    • 浄水器はホームセンターやスーパーセンターで購入できます。
    • 多くの家庭用浄水器は、1時間で約38Lの水を浄水できます。[3]
  3. 3
    酸性の食品添加物で多量の水のpHを下げます。リン酸、硫酸、乳酸の食品添加物は、発酵など、低いpHが必要な調理をする際によく使われます。これらの酸の入れる量は、酸の種類やpHをどれだけ下げたいかによります。説明書きをよく読みましょう。[4]
    • これらの酸は、食料品店、発酵食品やビールの原材料店でよく売られています。

    知っていましたか? 水に酸を加えるのに抵抗を感じるかもしれませんが、中和すると無害な化合物になります。必ず注意書きをよく読み、正しく使いましょう。

  4. 4
    酸の注入装置を取りつけて問題を解決します。酸の注入装置は、出てくる水のpHを測定し、中和させる装置です。酸性の食品添加物を水流に注入するので、蛇口からは中和された水が出てきます。このような装置の取付は専門家に頼むのが賢明です。興味がある場合は近くの水道業者に相談しましょう。[5]
    • 装置代は取付も含めると16万円を優に超えますが、水のpHが高くて悩んでいる場合は有効な解決策です。[6]
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方法 2 の 4:

  1. 1
    育てている植物に合った水のpH値を調べましょう。水のpHを下げる前に、育てている植物が酸性の環境を好むかどうか確認します。ツツジやサツマイモなど、酸性の環境を好む植物もあります。一方、フジやビートなど、中性または弱アルカリ性の環境を好む植物もあります。[7]
    • 多くの植物はpH5.5-7.0の環境で育ちます。
  2. 2
    じょうろにレモン汁を垂らして調節します。3.8Lの水に対して0.6mLのレモン汁を加えると、pHの値を1.5下げられます。レモン汁は絞ったものでも瓶のものでも構いませんが、必ず100%果汁を使いましょう。[8]
    • クエン酸を代用することもできますが、まず少量の水に溶かす必要があります。
    • 水のpHを測り直す場合、果汁を入れたらかき混ぜ、約5分間待って水中で均等に分散させます。
  3. 3
    費用のかからない方法として、酢を水に加えます。大匙1(15mL)のホワイトビネガーを3.8Lの水に加えます。酢は酸性なので、水のアルカリ度を中和させ、7.5-7.7のpHを5.8-6.0くらいまで下げます。[9]
    • 酢のpHは2-3で、レモン汁のpHは2なので、これらが水に与える影響は似ています。[10]
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方法 3 の 4:
プール

  1. 1
    プールでは、塩酸を加えて急速にpHを下げます。塩酸はプールのpHを下げるのに通常使われます。選んだ製品によって、プールに直接入れるか、バケツで薄めてから入れるかが異なります。塩酸を注ぐ際は、容器を水面に近づけ、跳ねて自分にかからないようにしましょう。また、水の循環口に塩酸を直接注ぎ、より速く水中内で広がるようにします。その際、循環口の穴が下を向いていることを確認しましょう。[11]
    • 塩酸はプール用品が売られている店で購入できます。
    • 注意書きをよく読んで、プールに入れる塩酸の量を確かめます。
    • 必要だと思う量より少し少なめに加え、4時間待って再度検査します。必要に応じてさらに加えます。

    注意: 塩酸と硫酸水素ナトリウムはどちらも腐食性の化学物質です。注意書きをよく読み、それに従いましょう。換気の良い場所で作業し、ゴーグルと手袋を使いましょう。塩酸を加えたら、プールを使うまで少なくとも4時間は待ちます。

  2. 2
    硫酸水素ナトリウムは、より刺激性の低い選択肢です。硫酸水素ナトリウムは粒状のものが多く、プールに直接入れるか、バケツで溶かしてから入れるかは説明書きを読んで判断します。硫酸水素ナトリウムは下げたプールのpHを維持する働きがあるので、長期的な管理に向いています。[12]
    • 硫酸水素ナトリウムも危険な化学物質ではありますが、塩酸ほどではありません。しかし、反応速度が遅く、必要以上に総アルカリ度を下げる可能性があります。
    • 説明書とpH測定器を活用し、プールに入れる硫酸水素ナトリウムの量を求めましょう。
    • 硫酸水素ナトリウムもプール用品を売っている店で購入できます。
  3. 3
    CO2添加システムでプールを長期的に管理します。完全自動のCO2添加システムもあり、機械がプールのpHを測定し、必要に応じてCO2を添加してpHを下げます。手動の場合は毎日値を測定し、それに応じてCO2の添加量を調節する必要があります。どちらが良いかは、プールのことに詳しい人に聞いて決めましょう。[13]
    • これらの機械は、求める機能によって3万円から100万円を超えるものまでありますが、pH値を化学物質で調節するのに多額の費用をかけている場合は節約になります。
  4. 4
    少なくとも1週間に2回はpH値を測りましょう。プールに入れた化学物質は、放っておくとバランスを崩すため、pH値は一度調整した後も、週に2、3回は測り直すことが重要です。リトマス試験紙を使っても問題ありませんが、DPDテストキットの方が正確に測定できます。キットを使うと、pHや総アルカリ度だけでなく、プールの塩素レベルも分かるので、水質管理を総体的に行うことができます。[14]
    • 皮脂、日焼け止め、ローション、汚れなどによってプールのpH値は変化します。毎日使うプールの場合、pHを毎日確認する必要があります。
    • テストキットはプール用品の店で購入できます。
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方法 4 の 4:
水槽

  1. 1
    CO2拡散器で一時的に水槽内のpHを下げます。CO2拡散器を使うと、水槽内のpHを無害で下げることができ、即効性があります。そのため、pHが急激に上がった場合に適しています。しかし、CO2は値段が高いうえ、CO2が消えるとpHはまた上がってしまいます。そのため、長期的な解決方法としては適しません。[15]
    • 水槽用CO2は、水槽関係の専門店で購入できます。

    注意: 水槽のpHを急激に変えると魚にショックを与えてしまいます。それを避けるため、pHを下げる前にまず魚を水槽から出しましょう。

  2. 2
    大きな水槽では逆浸透膜フィルタを試してみましょう。逆浸透膜フィルタは、イオンを取り除き、水の汚染物質を99%除去する非常に効果の高いフィルタで、魚を健康に保ちます。汚染物質が水のpHを上げる要因なので、フィルタが水を浄化するのに伴いpH値は自然と下がります。[16]
    • これらのフィルタは5,000円以上し、場所も取るため、大きい水槽に向いています。
  3. 3
    流木を水槽に入れると、天然のフィルタと装飾の役割を果たします。流木は水槽の見栄えが良くなるだけでなく、自然と水も浄化します。小さな天然の流木でも、水槽内のpH を下げ、その値を保つのに貢献します。加えて、魚たちの新たな探検の場にもなります。
    • 流木は水槽内の水を変色させることがあります。それを避けるため、バケツに汲んだ水に流木を数日間浸けてから水槽に入れましょう。
    • 爬虫類用に売られている流木を魚の水槽に使ってはいけません。化学物質が浸み込ませてある場合があり、それが水に溶け出て魚に害を与える可能性があります。
    • 小さな流木でも水槽内の水の浄化に役立つので、自分の水槽の雰囲気に合ったものを選んで入れましょう。
  4. 4
    他の自然界のものでは、水ごけをフィルタに加えても効果があります。水ごけは凝集し、水槽を掃除する際に取り除いてしまう可能性があるため、網の袋に入れて、その袋をフィルタ内に入れましょう。水ごけは自然とフィルタの機能を高め、水槽内のpH値を下げます。フィルタの大きさから、どのくらいの量の水ごけが必要か割り出しましょう。[17]
    • 水ごけも、水槽内の水を変色させやすい問題があります。これを避けるため、バケツに汲んだ水の中に数日浸けてから水槽に入れましょう。
    • 必要な水ごけの量は、水槽の大きさや目指すpH 値によって変わります。量を変えて実験し、水槽に与える変化を調べましょう。
    • 水ごけはオンラインか水槽関係の製品売り場で購入できます。
  5. 5
    クタパンの葉を2、3枚入れるのは、見栄えも良く簡単な方法です。クタパン、別名インドアーモンドの葉は、水の汚染物質を浄化させる化学物質を含んでいます。この化学物質のおかげで水のpH値がより安定した値に下がるだけでなく、魚が病気にかからなくなったり、治癒したりする効果まであります。そのため、この葉を入れると魚がより健康になります。[18]
    • クタパンの葉のタンニンにより、水の色が少し変わるかもしれませんが、水ごけや流木ほどではありません。
  6. 6
    サンゴの破片を水槽に入れている場合は取り除きます。水槽内のpHが高くて困っている場合、基質に原因があるかもしれません。見た目は良くても、サンゴの破片は実は水のpH値を上げるので、アルカリ性の環境を好む魚を飼う場合にのみ使うようにしましょう。
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カテゴリ: 化学
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