PDF形式でダウンロード PDF形式でダウンロード

植物を大切に育てようとして、水をやり過ぎてしまうことはよくあります。特に鉢植えの場合は、根の周りの水が排水されず、鉢内に水が溜まります。そのため、過剰に水を与えると、根が水浸しになり枯れてしまいます。それでも、根を乾かすことで、水をやり過ぎた植物を救える場合もあります。

方法 1
方法 1 の 3:
根を乾かす

  1. 1
    根の乾燥中は水やりを中止する 植物に水をやり過ぎたと思ったら、しばらく水やりを控えましょう。さもないと、問題はさらに悪化します。根と土が乾燥するまで、植物に水を与えてはいけません。[1]
    • 根や土が乾くまで数日かかる場合もあるため、水やりの間隔があいても心配はいりません。
  2. 2
    鉢を日陰に移動し、株上部の葉を保護する 植物に水をやり過ぎると、株の上部へ水が行き渡らなくなります。そのため、日光に当たっていると、株の先端が乾燥しやすくなります。鉢が日当たりの良い場所にある場合は、日陰に移して株を守りましょう。[2]
    • 株の状態が安定したら、鉢を日向に戻しても構いません。
  3. 3
    鉢の側面を軽く叩き、根と土を緩める 手や小さなシャベルで鉢の側面を軽く叩きます。違う場所を数回叩き、根と土を緩めましょう。こうすると、鉢の中に空気が入り込み、根の乾燥を助けます。[3]
    • また、鉢の側面を叩くと、株を鉢から出しやすくなります。
  4. 4
    根の状態を確認して早く乾燥させるために、株を鉢から取り出す 必ずしも株を鉢から取り出す必要はありませんが、取り出して確認するのが理想的です。こうすると、根が早く乾燥するとともに、より水はけの良い土に植え替えることができます。株を鉢から簡単に取り出すには、片方の手で株の根元を掴みます。そして、株をゆっくりと逆さにし、根鉢が鉢から滑り出るまでもう片方の手で鉢を揺さぶります。[4]
    • 株を手に持って逆さにしましょう。
  5. 5
    指で古い土を取り除き、根を観察する 土をやさしくほぐし、根に付いている土を取り除きます。根を傷つけないように、土を指で軽く払い落しましょう。[5]
    • 土にカビや緑色のコケが生えていたら、廃棄しましょう。土をそのまま使うと、植物にもカビやコケが移ってしまいます。また、土が腐敗臭を放っていたら、根が腐っている可能性があるため、同様に廃棄しましょう。
    • 土が新鮮できれいな状態であれば、再び使うこともできますが、新しい土を使うほうが安全です。
  6. 6
    茶色く変色し腐敗臭がする根は、剪定バサミかハサミで切り戻す 健康な根は白くしっかりとしており、腐った根は柔らかく茶色または黒色をしています。剪定バサミまたはハサミを使い、健康な根を残して腐敗した根をできる限り取り除きましょう。[6]
    • 大部分またはすべての根が腐っているようであれば、その株は救えないかもしれません。それでも、根を根元まで切り戻し、植え替えてようすを見てもよいでしょう。

    ご存知ですか? 腐った根は堆肥化し、腐敗臭を放ちます。腐敗した根を切り戻さないと、株は枯れてしまいます。

  7. 7
    剪定バサミやハサミを使い、枯れた葉や茎を切り戻す 茶色く変色したり、枯れたりした葉や茎を最初に切り戻します。たくさんの根を切り取った場合は、健康な葉も何枚か切り取る必要があります。株の上部から剪定を始め、株全体の大きさが根鉢の倍以上にならないように茎や葉を切り取りましょう。[7]
    • どれほど剪定すべきか分からない場合は、根と同程度に葉と茎を切り戻しましょう。
    広告

方法 2
方法 2 の 3:
植物を植え替える

  1. 1
    水抜き穴と受け皿が付いた鉢に株を植え替える 余分な水が排水されるように、底に小さな水抜き穴がある鉢を選びましょう。こうすると、根鉢の周りに水が溜まることがなく、根腐れを防ぎます。鉢に受け皿がない場合は、受け皿も購入しましょう。受け皿が鉢から排水された水を受け、鉢の下の台が汚れるのを防ぎます。[8]
    • 受け皿と一体となった鉢もあります。この場合は受け皿を外すことができないため、鉢の内側を調べ、水抜き穴があるかを確認しましょう。

    ポイント: 元の鉢に水抜き穴がある場合は、株を元に戻しても構いません。ただし、中性洗剤で鉢をよく洗い、腐敗した植物片、カビ、コケを洗い流しましょう。[9]

  2. 2
    鉢底石を3~5cm鉢底に敷き、水はけを良くする 必ずしも鉢底石(またはマルチング材)を使う必要はありませんが、こうすると水のやり過ぎを防げます。鉢底に鉢底石またはマルチ材を3~5cmの厚さで入れます。マルチ材は押し固めずにゆるく敷きましょう。[10]
    • 鉢底石を敷くと水が素早く排出されるため、根が水浸しになることがありません。
  3. 3
    必要であれば、株の周りに新しい培養土を入れる 腐敗したりコケが生えたりした土を取り除いた場合、または新しい鉢が大きい場合は、新たに培養土を加える必要があります。まず、根の周りに新しい培養土を入れます。そして、株の根元まで土を入れ、土の表面を軽く押し固めて株を安定させましょう。[11]
    • 必要であれば、株の周りの土を押し固めた後に少量の土を加えましょう。土から根が出ないようにすることが大切です。
  4. 4
    土の表面が乾燥したら水やりをする 植え替えをした直後は、土に水をかけて湿らせます。その後、土に触れて乾燥していたら、植物が水を必要としているため水やりをします。根に水が行き届くように、土に直接水をかけましょう。[12]
    • 日光が当たって土が早く乾くため、水やりは朝に行うのが理想的です。
    広告

方法 3
方法 3 の 3:
水をやり過ぎた植物を見極める

  1. 1
    葉が薄緑または黄色に変色していないか調べる 植物に水をやり過ぎると、葉が徐々に変色します。緑色が薄くなり、薄緑から黄色に変化していきます。また、葉に黄色の斑点が現れる場合もあります。

    注:水分量が多すぎると、植物は通常の光合成ができなくなり変色します。そして、植物は十分な栄養を得られなくなります。

  2. 2
    植物が生長しない、または茶色の斑点があったら注意する 根が水浸しになると、株の上部に水を供給できなくなります。また、土から栄養を得られなくなり、株は萎れて枯れてしまいます。新しい葉や茎が生長しなかったり、葉が枯れたりしていないかに注意を払いましょう。[13]
    • 水が足りていない場合も植物は枯れるため、水が不足しているのか過剰なのかが判断できないかもしれません。水を与えていても枯れる場合は、水のやり過ぎが原因といえるでしょう。
  3. 3
    茎の根元や土の表面にカビやコケが生えいていないかを調べる 土が水浸しになっていると、土の表面や茎の根元に、緑色のコケや黒または白いカビが生えてきます。こうなると、水をやり過ぎている証拠です。
    • カビやコケは、一部分あるいは広範囲で見つかるかもしれません。カビやコケが発生していたら、注意が必要です。
  4. 4
    植物のにおいを嗅ぎ、悪臭やカビ臭がしないか確認する 長期間水に浸かっていると、根は腐り、腐敗臭を放ち始めます。土の表面近くに鼻を近づけ、悪臭がしないかを確認しましょう。[14]
    • 根の腐敗が始まったばかりの場合や、土が深い場合は、腐敗臭を確認できないかもしれません。
  5. 5
    鉢底の水抜き穴を確認する 鉢底に水抜き穴が付いていないと底に水が溜まってしまうため、水分が過剰になりがちです。その場合は、株を鉢から取り出して根を調べましょう。そして、鉢底に穴をあけるか、水抜き穴が付いた鉢に植え替えましょう。[15]
    • プラスチックの鉢であれば、ナイフやドライバーを使って穴をあけることができます。怪我をしないように、慎重に作業を行いましょう。
    • 陶器や素焼きの鉢の場合は、割れる恐れがあるため、穴はあけないほうがよいでしょう。
    広告

ポイント

  • 栽培している植物の世話の仕方を調べ、適切な水やりの量を確認しましょう。水をあまり必要としない植物もあるため、与え過ぎないように注意する必要があります。
広告

必要なもの

  • 日陰になる場所
  • 水抜き穴が付いた鉢
  • 鉢の受け皿
  • 新しい培養土
  • ベーキングラックなどの金網
  • スプレーボトル
  • 小さめの剪定バサミまたはハサミ
  • 小さめのショベルまたは移植ゴテ(任意)
  • 鉢底石またはマルチング材(任意)

関連記事

レモンの種を植えて育てるレモンの種を植えて育てる
ダリアの球根を保存するダリアの球根を保存する
バラを種から育てるバラを種から育てる
カタツムリを駆除するカタツムリを駆除する
レモンの木を室内で育てるレモンの木を室内で育てる
デーツの種を発芽させるデーツの種を発芽させる
発根促進剤を作る発根促進剤を作る
枯れそうなアロエベラを復活させる枯れそうなアロエベラを復活させる
木材の焦げ跡を除去する木材の焦げ跡を除去する
木の根を枯らす
ミリオンバンブーを増やすミリオンバンブーを増やす
きのこを駆除する
ポインセチアを復活させるポインセチアを復活させる
観葉植物の変色した葉先を切り取る観葉植物の変色した葉先を切り取る
広告

このwikiHow記事について

Chai Saechao
共著者 ::
植物スペシャリスト
この記事の共著者 : Chai Saechao. チャイ・サエチャオは、サンフランシスコにある観葉植物専門店「Plant Therapy」の設立者、そして経営者です。プラントドクターを自称する彼は、植物が持つ癒し効果を信じ、植物に興味を持つ人達と「植物への愛」を共有し続けて行きたいと考えています。 この記事は35,504回アクセスされました。
このページは 35,504 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?

広告