水彩色鉛筆で絵を描く方法

水彩色鉛筆とは、塗った色を水で溶いて水彩画のような美しいタッチを作り出すことのできる色鉛筆です。はじめは少し使いづらく感じるかもしれませんが、使い方をマスターすれば綺麗な絵を簡単に描くことができる優れものです。

ステップ

  1. 1
    鉛筆で下書きを描く 基本的な形や輪郭を決めましょう。細かな部分や影を描く必要はありません。
  2. 2
    試し塗りをする 使いたい色を紙に塗り、実際に水で塗ってみましょう。水彩色鉛筆は、水を付けると色の印象が大きく変わることがあります。試し塗りをすると、発色の感覚を掴むことが出来ます。
  3. 3
    混色の試し塗りをする 2色以上の色鉛筆で重ね塗りすると、原色とは違った美しい色合いや深みを表現出来ます。
  4. 4
    下地の色を塗る いよいよ色付けに取り掛かります。下地となる色を使って、全体を薄く塗りましょう。影は付けず、均等に塗ります。 
  5. 5
    基本の色を塗る 基本の色を使って、下地の上に色を重ねましょう。この時は、光が当たる部分を残して暗い部分に影を付けます。
  6. 6
    影を付ける 黒(または基本色より暗い同系色)を使い、さらに影を付けていきましょう。複数の色を使って影を塗ると、絵に深みが出ます。
  7. 7
    光を塗る 白(または基本色より明るい同系色)を使い、光が当たる部分とその周辺に薄く色付けします。
  8. 8
    色塗りを完成させる
  9. 9
    水を塗る 細め~普通の水彩用の筆を使い、色鉛筆の絵に水を塗りましょう。この時に筆をやみくもに動かすと、その跡が残ってしまうことがあります。筆は物体の輪郭に沿って動かしましょう。水分を増やすと色鉛筆の筆致が消えて、水彩画らしい風合いになります。ただし、水が多すぎると絵がにじむので、一度にたくさんの水は付けずに様子を見ながら調整しましょう。また、細部を塗る時には細い筆を使うなど、塗りたい部位の面積に合わせて筆を使い分けます。
  10. 10
    濃い線で引き締める はじめに塗った水分が乾いたあと、色鉛筆の先を直接水に浸けて、さらに濃く、細かに塗り込んでいきます。ただし、これを行うと線がくっきりと出て、非常に修正がしづらいので注意しましょう。
  11. 11
    仕上げ 必要であれば、乾いた色の上からさらに色を重ねます。水を付けるかどうかは好みに応じて決めましょう。

ポイント

  • 水を塗る時は明るい(薄い)色から暗い(濃い)色へという順番で塗りましょう。暗い色を先に塗ると筆に色が残り、明るい色で塗りたい部分にその色が移ってしまいます。
  • 色鉛筆と筆は、描く物体の輪郭に沿って動かしましょう。
  • 色鉛筆が濃すぎると思ったら、水を付ける前に練り消しで少し消しましょう。練り消しを潰して、色を薄くしたい部分にぴったりと押し付けます。紙から一旦剥がし、延ばして丸めます。これを再び紙に押し付けて、目指す濃さになるまで同じ作業を繰り返します。紙をこすって消す他の消しゴムとは違い、練り消しは紙を傷めません。
  • 背景を描く場合は、はじめに描きましょう。
  • 水が乾かぬうちに色鉛筆を塗り足すのはやめましょう。とても濃く色が付き、修正が効きません。
  • 大きな面積の背景に水彩画らしい風合いで色を塗りたい場合、はじめに紙全体を薄く水で塗ってからすぐに色鉛筆で色を塗り、溶けだした色素をさらに水で周りに伸ばすという方法もあります。
  • 様々な混色を試してみましょう。オレンジと青、黄色と紫のような反対色を試してみるとどうなるでしょうか?ただの黒の色鉛筆を塗るのと、紺とこげ茶の混色を塗るのではどちらが豊かな黒を生み出すでしょうか?茶色や灰色もそのまま使うのではなく、明るい色同士をしかるべき順序で正しく組み合わせるとさらに深みのある色になります。実験気分であれこれ試して、自分だけの色を見つけましょう。
  • 水彩用に売られている「水筆」を使ってみましょう。水筆とは、筆の柄にあたる部分が小さな容器のようになっていて、筆先に常に水分を補充し続けることができる筆です。ダーウェント・ステッドラー・ホルベインなどの海外製品のほか、ぺんてる・サクラ・呉竹など日本メーカーも人気です。別の色を塗る前に布で筆先を綺麗に拭けば、筆一本ですべてを塗ることが出来るので、水彩色鉛筆で絵を描く時に水筆はとても便利です。
  • 少しの間違いであれば、間違えた部分に水を多めに付けてペーパータオルで拭えば修正できます。この方法は、明るく光の当たる部分に色を塗りすぎてしまった場合には特に効果的です。ただし、一度乾燥した色については、使っている水彩色鉛筆のメーカーや種類によっては修正が効かないこともあります。ダーウェント社のInktenseやファーバーカステル社のAlbrecht Durerは一度乾くと再び水を含んでも元に戻りません。プリズマカラー社の水彩色鉛筆やダーウェント社のGraphitint、黒鉛全般など、水で復活可能な製品も多く存在します。色を取りたい部分を清潔な水で濡らし、やさしく叩いて拭いましょう。ただし、やりすぎると紙を傷めるので気を付けましょう。
  • 影は軽く、均等に付けましょう。濃く塗りすぎると、意図せぬ跡が紙に残って取れなくなる可能性があります。

注意事項

  • 間違いを修正するのは困難です。

必要なもの

  • 鉛筆
  • 水彩色鉛筆一揃い(通常の色鉛筆ではありません)
  • 容器に入った水
  • 消しゴム(練り消しが最適ですが、普通のプラスチック消しゴムなども使用できます。いろいろと試しながら、それぞれの特性を理解して使うと良いでしょう)
  • 筆(太さの異なる筆を数種類)
  • 画用紙(多目的用または水彩画用)

記事の情報

カテゴリ: 絵画・描画 | アート・エンタメ

他言語版:

English: Use Watercolor Pencils, Español: pintar con lápices acuareables, Português: Usar Lápis Aquarela, Italiano: Utilizzare i Pastelli Acquerellabili, Русский: пользоваться акварельными карандашами, Deutsch: Aquarellstifte verwenden, Français: utiliser des crayons aquarellables, Bahasa Indonesia: Melukis dengan Pensil Cat Air, Nederlands: Aquarelpotloden gebruiken, 中文: 使用水彩铅笔, العربية: استخدام ألوان الخشب المائية, ไทย: ใช้ดินสอสีระบายน้ำ, Tiếng Việt: Dùng bút chì màu nước, 한국어: 수채화 연필 사용하는 방법

このページは 2,276 回アクセスされました。

この記事は役に立ちましたか?