泳ぐ方法

4 パート:水に慣れる手足の掻き方や立ち泳ぎを覚える上級技術を学ぶ緊急事態に備える

金槌だとしたら、泳ぎを習うのが怖いかもしれません。しかし、心配はありません。恐怖をあまり感じずに、水泳を習うコツがあります。慣れてしまえば、泳ぎは楽勝です。

パート 1
水に慣れる

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    恐怖を取り除く 溺れるのが怖いという理由で、泳ぎの練習を後回しにする人がたくさんいます。溺死事故を完全に回避することは不可能です。しかし、これまでの水の事故でも、安全対策を取っていれば防げたものが、たくさんあります。これから紹介するガイドラインを守れば、水の事故を大幅に減らすことができるでしょう。
    • 一人で泳ぎに行ってはいけません。グループで行けない場合は、泳ぎが得意な人と一緒に行きましょう。理想的なのは、監視員のいる場所で泳ぐことです。
    • 初めての練習では、水流の多い場所を避けましょう。海や川で泳ぐ場合には、水の流れを理解しなければなりません。やむをえず流れがある場所で泳ぎを習うなら、海や川に慣れている人の下で練習するとともに、激流や流れの速い川に巻き込まれた場合の脱出方法(後述)を把握しておきましょう。
    • 平静でいられる水深で練習しましょう。初めて水泳を習う時には、足がつかない場所を選んではいけません。自分のコントロールが効く範囲内にいれば、不具合が生じても、立って呼吸することができるでしょう。
    • 悪天候の時には泳いではいけません。小雨がぱらつく程度なら問題ないでしょうが、音や空模様で台風が接近していることがわかったら、即水から上がりましょう。どんなに泳ぎが上手でも、この規則は守らなければいけません。
    • 冷たすぎる水の中で泳いではいけません。酷く冷たい水の中では、手足を動かして水を掻くのが一気に難しくなります。
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    浮く練習をする プールの縁などに掴まって体を水平に伸ばし、脚を身体後方に運んで浮かせてみましょう。楽にしていれば、脚は自然に浮きます。人によっては、上半身が浮いたまま、脚が底の方に沈んでしまうことがありますが、焦らずに、何度も挑戦しましょう。お腹や背中を水面に平らにつけて、体半分が浮くようになるまで、練習を繰り返しましょう。
    • 慣れてきたら、背中やお腹を水面につけて、体全体が浮く練習をしましょう。失敗してもすぐに立てるように、浅い場所で練習しましょう。最初は、口や鼻が水から出ていて、耳の周辺が水に浸かっているのを奇妙に感じるかもしれませんが、すぐに慣れるでしょう。腕を体から直角に出してTの字を作ると、安定が取り易いでしょう。
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    慌てない 足がつかない時や、動けなくなった時の対処方法は、背中で浮くことです。必ず覚えておきましょう。泳げないと、体を激しく動かしたり、呼吸を速めたりする傾向がありますが、決してそのような行動をとってはいけません。できるだけ体をまっすぐにして、仰向けで体を浮かせましょう。落ち着きを取り戻すまで、水に体を任せましょう。
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    水中で息を吐く練習をする 足が立つ場所で練習します。まず深く息を吸い、その後に、顔を水につけて鼻から息を吐きましょう。吐き切ったら、顔を上げましょう。気泡が起こります。口から息を吐くこともできます。その場合は大きな気泡が出ます。
    • 鼻から息を吐くのが難しい場合は、鼻を手で閉じるか、鼻栓をして、口から息を吐きましょう。
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    ゴーグルをつける(自由選択) ゴーグルをつけると水中で目を開けることができ、物が鮮明に見えます。弾力性のある素材でレンズの周りを覆っているものがよいでしょう。使う前に水につけると、皮膚に密着し易くなります。また、ストラップを後頭部で堅く締めると、ぴったりと装着できます。

パート 2
手足の掻き方や立ち泳ぎを覚える

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    足を蹴る練習をする 背中で浮いた状態で、またはプールの縁に掴まって、足を蹴ってみましょう。(ひと蹴りでどれくらい進むのかを確認するには、ビート板を使って練習するとよいでしょう。頭を楽に上げたまま、足蹴りの練習に集中できます。)
    • バタ足を練習しましょう。バレリーナのように、つま先をまっすぐにします。また脚全体も、できるだけまっすぐに保ち、左右交互に小さく蹴りましょう。水を蹴る時に足首がしなる感覚が起こるはずです。
    • ウィップキック(平泳ぎの脚)を練習しましょう。まず、腰から足首まで、両脚をしっかり閉じます。次に、膝を曲げて脛が90度になったら、両方の脛を素早く離し、それぞれ半円を描くように動かします。この時、両腿はつけたままにしておきます。(右脚を右側に、左脚を左側に出し、片脚ずつ半円を描く動きです。)最後に、両足の脛を閉じて元の位置に戻し、再びキックを練習しましょう。
    • 立ち泳ぎ(エッグビーター)を練習しましょう。エッグビーターは立ち泳ぎをする時に使います。頭と肩を水面から出して、水中でまっすぐに立ちましょう。両膝を曲げ、肩幅よりも若干広く足を広げます。次に、自転車を漕ぐ様に両脚を動かしますが、片脚は前方に、もう一方の脚は後方に漕ぐ様に動かします。慣れるのに多少の練習が必要ですが、足が立たない場所で休憩する時に便利です。
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    手の掻き方を覚える 初心者にとって、クロールで水を掻く動きは習い易いでしょう。また、水中でとても速く進むことができます。次に、その方法を説明しましょう。
    • まず、背泳ぎを練習しましょう。水面で仰向けになり、バタ足で蹴りましょう。腕は「クロール」の動きで水を掻きましょう。腕を水中からまっすぐに出し、そのまま曲げずに、顔の横に来るように下ろします。水中に戻したら、腕を曲げて体の脇に運び、まっすぐにします。左右の腕を交互に動かしましょう。指は閉じ、手のひらは、できるだけ平らに保ちましょう。
    • 次に、クロール(自由形)を練習しましょう。お腹を水面につけ、足をバタ足で蹴り、腕で這うように前進しましょう。片腕を水面から上げて、前方に出します。前方にある物を「伸ばして掴む」感覚です。「掴んだら」元の位置に引き寄せ、手をお椀の形にして水を背後に押します。次に、もう片方の腕を同じ様に動かします。息継ぎは、掻いている側の腕の下で行います。顔は、息を吸うのに必要なだけ、横に上げましょう。息継ぎは、常に同じ側で行いましょう。つまり2回掻く間に、1回息継ぎをします。
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    立ち泳ぎを練習する 立ち泳ぎは、実際に泳ぐことなく、頭を水面から出したまま呼吸をするのに便利です。先に説明したエッグビーターを行いましょう。両手はバランスを保てる様にスカーリングさせます。スカーリングは、両腕の肘から手首までを水面上に浮かせ、トーストにバターを塗るような感覚で動かします。片方の腕を時計回りに、もう一方の腕を反時計回りに動かしましょう。
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    両腕を使って水中から水面に出る 水中から水面に上がりたい時には、両腕を使って体を押し上げましょう。まず、両腕を頭の上にまっすぐに上げます。次に、下に向けて勢いよく下げると、数十センチ体が押し上げられます。顔が水面から出るまで繰り返し行いましょう。

パート 3
上級技術を学ぶ

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    上級者向けの泳ぎ方を習う 水に慣れてきたら、より速く進めるストロークや、エネルギーを使わずに泳ぐ方法を習いましょう。次に挙げる泳法に挑戦しましょう。
    • ドルフィン泳法
    • バタフライ
    • 平泳ぎ
    • 横泳ぎ
    • プールの往復
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    飛び込み(ダイビング)に挑戦する ダイビングは水に潜って泳ぐ楽しい泳法です。まずは、基本的なダイビングを練習しましょう。その後で、両手を広げ伸ばして逆さまに飛び込むスワンダイブ、背面飛び込み、回転飛び込みなど、難度の高いダイビングに挑戦しましょう。
    • 飛び込む前に、水深が十分にあることを必ず確かめましょう。最低でも2.5〜3メートル必要です。背の高い人の場合は、少なくとも3.5〜4メートルの深さが必要です。

パート 4
緊急事態に備える

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    離岸流に流されないようにする 海で泳ぐと、離岸流に巻き込まれる恐れがあります。巻き込まれた場合の対処法を知っておくと、命を落とすことがありません。海で泳ぐ前に、次の注意事項を守りましょう。
    • 慌ててはいけません。慌てないことが、何よりも大切です。体をバタバタ動かしたり、呼吸を速めたりすると、水の中に引きずり込まれてしまいます。
    • 海岸に対して水平に泳ぎましょう。海岸に向かって、あるいは沖に向かって泳いではいけません。岸に対して体を平行にして泳ぎましょう。
    • 息継ぎができる方法で泳ぎましょう。自分にとって、息継ぎが一番良くできる泳法で泳ぎましょう。横泳ぎ、クロール、平泳ぎと、泳法は問いません。息継ぎが一番得意な泳ぎ方を選びましょう。
    • 離岸流から完全に離れられるまで、泳ぎ続けましょう。かなりの距離を泳がなければならない場合もありますが、立ち止まらずに泳ぎ続けましょう。うっかり岸に向かって泳ごうとすると、それまでの努力が水の泡になります。
    • できれば助けを求めましょう。できるだけ早く水難救助員に合図を出したり、「助けて」と大声で叫びましょう。ただし、息を止めたり、泳ぐのをやめなければならないなら、助けを求めてはいけません。泳いで危険から逃れることが、何より重要です。
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    急流から逃れる方法を知る 流れの速い川に入ってしまったら、または水中へと引きずり込まれたら、次の方法で安全を確保しましょう。
    • 慌ててはいけません。離岸流に巻き込まれた時と同様に、慌てて体をバタバタ動かすと、水の中にどんどん引きずられてしまいます。落ち着いて、規則正しいリズムで呼吸をしましょう。
    • 岸に向かって斜めに泳ぎましょう。岸に対して直角に泳ぐと、水の流れに対抗する形になり、すぐに疲れてしまいます。岸に対して斜めに泳げば、流れに乗ることができます。
    • 流れに逆らって泳いではいけません。かなりのエネルギーを消耗する上、あまり前進できません。鋭い岩や、滝など、下流に危険がある場合にのみ、流れに対抗し上流に向かって泳ぎましょう。
    • 下流に猛スピードで流されたら、流される方向に足を向けましょう。そうすれば、岩やその他の障害物に頭を打つことがありません。

ポイント

  • 救命具か腕浮き輪を着用すれば、水面で浮くことができます。
  • 初心者は、危険時にプールの縁などに掴まることができるように、プールの端で泳ぎましょう。
  • 1人で自信を持って泳げるようになるまで、家族と練習しましょう。
  • 泳ぎの習得には時間がかかります。忍耐強く練習しましょう。
  • より多くを学びたい時には、熟練者と練習をしましょう。
  • 泳ぎの練習を始める時には、水流や波のない場所で行いましょう。
  • 安全用具を使いましょう。初めての練習で緊急事態に陥った時に役立ちます。
  • できれば、訓練を受けた水難救助員の下で練習しましょう。救助員は、人が水中で困っていても、助けが呼べない状態でも、危険を察知する訓練を受けています。
  • 水が入らないように口を閉じましょう。
  • 水の中で不安を感じるなら、ビート板、救命具、腕浮き輪などを使いましょう。

注意事項

  • 急いではいけません。泳ぎを習得するには時間がかかります。自分の能力以上の事をしてはいけません。
  • 海や湖など、水流が多い場所で泳ぐ時には、細心の注意を払いましょう。離岸流に巻き込まれると、突然、沖の方に流されてしまいます。
  • 雷を伴う嵐の時には、決して泳いではいけません。雷は時として水に落ちることがあり、水中にいると感電してしまいます。雷の音がしたら、稲妻に打たれる恐れがあります。

必要なもの

  • 一緒に泳いでくれる人
  • ゴーグル(自由選択)
  • 鼻栓(自由選択)
  • ビート板(自由選択)

記事の情報

カテゴリ: スポーツ・フィットネス

他言語版:

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