洪水に備える方法

4 パート:避難計画を立てる非常用持ち出し袋を準備する事前に自宅や重要書類の準備をする浸水時の自宅での対応

悪天候に見舞われた際、誰もが不安を感じます。洪水が起こりやすい地域、そうでない地域に関わらず、非常時に備えて準備をしておくことは大切です。この記事では、自宅や家族を洪水の被害から守るための対策をご紹介します。防災情報の入手先についてはこちらからどうぞ。

パート 1
避難計画を立てる

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    浸水の危険性を知る 引っ越したばかりで状況が分からない場合は、お住いの地域の国土交通省河川事務所や市町村の担当部署に問い合わせるか、国土省が運営するハザードマップポータルサイトを参照しましょう。[1]ハザードマップでお住いの地域の災害リスクを調べることができます。ハザードマップは状況の変化によって更新されるため、時々チェックすることが重要です。[2]
    • 洪水のリスクがあるかを調べるには、お住いの地域が洪水時に冠水する氾濫原かどうかを、洪水ハザードマップで確認します。[3]
    • その他にも、洪水の被害に遭いやすい要因がいくつかあります。例えば、自宅の1階が地域の基準洪水位よりも低い場合は、浸水のリスクがあります。また、湖や河川の近くにお住いの場合も洪水の危険性があります。特に海の近くでは注意が必要です。[4]
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    避難経路を決める 洪水を想定して、自宅付近や市町村内の適切な避難経路を熟知しておきましょう。洪水が発生した際、標高の高い地域へ避難することが重要です。また、家族が離れ離れになった時のために、集合場所を決めておくことも大切です。避難計画を書き留め、家族全員が理解するようにしましょう。[5]
    • 最適な避難経路を決めるには、地域の浸水状況を想定する洪水ハザードマップを利用しましょう。[6]
    • 避難経路を決める際、予め避難場所を確保しておきましょう。例えば、前もって話し合って友達の家を避難場所にしたり、安全な地域であれば職場を避難場所にしてもよいでしょう。または、自治体が定める緊急時の指定避難所も利用できます。
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    子供に緊急時の対応の仕方を教える 緊急時における連絡先の電話番号を、家の中に表示しておきます。緊急時の電話の仕方と、相手への伝達方法を子供に教えます。また、問題が生じた際に助けを求められる、近隣住民も決めておきましょう。[7]
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    県外の連絡先を決める 遠方に住んでいる人を連絡先に決め、家族が連絡を取り合える場所を作りましょう。こうすると、少なくともひとりが安全な状況下で家族の情報を把握できます。[8]
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    ペットも一緒に避難させる 避難計画を立てる際、ペットの避難方法も忘れずに考えましょう。それぞれのペットのキャリーケースを用意し、必要な時には一緒に避難できるようにします。[9]キャリーケースはペットを安全に避難させるために必要です。[10]
    • ペットの必需品も忘れずに携帯しましょう。避難時には、餌と共に餌や水の容器や日常の薬も持参する必要があります。ペットを受け入れない避難所もあるため注意が必要です。また、いつも使っているおもちゃや毛布など、ペットが自宅にいるように安心できる物を持って行くとよいでしょう。[11]
    • 自宅に留まる場合は、家の中の一番高い場所にペットと一緒に避難しましょう。[12]
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    水害保険をかける 可能であれば、洪水による被害が補償されるように、水害保険に加入しましょう。洪水のリスクが低い地域にお住いであれば、保険料はそれほど高額ではないはずです。リスクが高い地域の場合は保険料は上がりますが、洪水の被害に備えて加入することが賢明です。なお、火災保険の種類によっては、大雨や洪水による水害も補償される場合があるため、加入している保険の補償内容を確認しておくことが大切です。

パート 2
非常用持ち出し袋を準備する

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    3日分の食料と飲料水を詰める 飲料水はひとり1日3リットルを目安にします。食料は缶詰などの調理の必要がなく、しかも保存が効く物を用意しましょう。防水の必要がある物は防水容器に入れます。[13]
    • 食器や缶切りも用意しましょう。[14]
    • ペットの餌と飲料水も忘れずに準備しましょう。[15]
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    道具類や必要な小物を用意する ドライバーやナイフなどの多目的に使える道具を準備しましょう。また、予備の携帯電話用充電器やスペアキーも必要です。[16]
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    衛生用品を詰める 消毒液、絆創膏、包帯、綿棒などの救急セット、石鹸、歯磨き粉、歯ブラシ、シャンプーなどのトイレタリー用品を準備しましょう。除菌ウエットティッシュもあると便利です。[17]
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    身を守る製品を用意する 日焼け止めクリーム、虫除けスプレー、非常用毛布、雨靴なども準備しておきましょう。[18]
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    最新の情報を得られる状態にする 防災ラジオと予備の電池、または手回し充電ができるラジオを用意しましょう。また、家族や友達に連絡を取る必要があるため、非常時の連絡先を所持しましょう。[19]

パート 3
事前に自宅や重要書類の準備をする

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    洪水多発地域での家の建設を避ける 前述のように、自治体に問い合わせると、自宅の建設予定地が浸水想定区域であるかどうかが分かります。[20]洪水多発地域に建設せざるを得ない場合は、洪水の被害を避けるために、家を高床構造にしたり補強する必要があるでしょう。[21]
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    電化製品を高い場所へ移動する 冷暖房設備、電化製品、給湯器などを安全な場所に移動します。[22] また、コンセントや電気配線は、浸水が予想される高さの30 cm上に設置しましょう。[23]これらの作業は専門業者に依頼しましょう。
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    重要書類のコピーを作成する すべての保険証書のコピー、所有物と家の写真、その他の重要書類を安全な場所に保管しましょう。書類を防水の箱に入れて自宅に保管するか、または貸金庫に預けましょう。[24]
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    排水ポンプを用意する 排水ポンプは通常、地下室の水を汲み上げるために使われます。自宅が浸水する可能性がある場合は、排水ポンプを用意しましょう。停電に備えて乾電池式のポンプも販売されています。[25]
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    排水口、トイレ、シンクに逆流防止弁を取り付ける 逆流防止弁は、洪水による排水口などの逆流を防止します。[26]
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    浸水防止塀を設置する 専門家の意見を聞き、浸水防止塀を設置しましょう。塀の設置に補助金を支給している自治体もあります。[27][28]
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    地下室の壁に防水処置を施す 自宅に地下室がある場合は、壁に防水塗装をして水の侵入を防ぎましょう。[29]

パート 4
浸水時の自宅での対応

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    ラジオで情報を得る 防災ラジオで気象情報を聴き、お住いの地域の洪水に関する最新情報を入手しましょう。[30]
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    電源を切る 家が浸水した場合は、メインブレーカーをオフにして電源を切ります。また、洪水に備えて避難する場合や、電線が地面に落下した場合も電源を切りましょう。[31]
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    避難時にガスの元栓を締める[32] ガスの種類によって、元栓は道路付近または家の壁面に設置されています。予め元栓の場所を確認しておきましょう。ガスの元栓を閉めるには、通常ハンドルを1/4回転させてガスパイプと垂直になるようにします。元栓を閉めるために、モンキーレンチが必要な場合もあります。[33]
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    避難時に水道の元栓を閉める[34] 水道の元栓は、寒冷地以外では水道メーター付近にあり、寒冷地では家の中にあります。通常、小さなバルブを右へ数回まわして元栓を閉めます。[35]
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    自宅に留まる場合は、シンクと浴槽に清潔な水を張る シンクや浴槽を漂白剤液で洗い、十分にすすいで清潔な水で満たします。また、お手持ちのピッチャーや容器にも水を入れておきましょう。[36]
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    屋外の家具を固定する 屋外に家具やグリルがある場合は、屋内に移動するかまたは縛って固定しましょう。[37]
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    大切な物を高い場所に移動する 時間に余裕があれば、電化製品や大切な家具などを2階や屋根裏などの高い場所に移動しましょう。[38]

防災情報の入手先

  • 日本の地形は山地や丘陵地が多いため、降った雨が急勾配の河川を山から海へ一気に流れ、洪水が発生しやすくなります。また、全人口の約半分の人々が、洪水時の河川水位より低い土地に住んでいます。1時間に50 mmを超える雨や、1日に200 mmを超えるような集中豪雨も増えており、これからもほとんどの地域で大雨の頻度が増加すると予想されています。[39]
  • 各市町村が作成する洪水ハザードマップには、大雨による浸水状況を示す「浸水想定区域図」と共に、避難所や避難時の心得などの情報が記載されています。[40] 日頃から、お住いの地域のハザードマップを確認しておきましょう。
  • 防災気象情報は、居住地の自治体の他に、テレビ、ラジオ、インターネット、携帯電話などで入手することができます。[41]各自治体の情報提供サービス気象庁のホームページ国土交通省の川の防災情報、国土交通省防災情報提供センターの 携帯電話用サイト民間の気象会社の配信サービスなどを利用しましょう。

出典と引用

  1. https://disaportal.gsi.go.jp/
  2. https://www.floodsmart.gov/floodsmart/pages/flooding_flood_risks/understanding_flood_maps.jsp
  3. http://www.mlit.go.jp/river/bousai/main/saigai/tisiki/syozaiti/
続きを 表示する… (38)

記事の情報

カテゴリ: 住まいと暮らし・ガーデニング

他言語版:

English: Prepare for a Flood, Español: prepararte para una inundación, Русский: подготовиться к наводнению, Português: Se Preparar Para uma Inundação, Deutsch: Sich auf eine Überschwemmung vorbereiten, Français: se préparer pour une inondation, Bahasa Indonesia: Bersiap Menghadapi Banjir, Italiano: Prepararsi per una Inondazione

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