活性炭を作る方法

共同執筆者 Bess Ruff

この記事には:炭を作る炭を活性化する活性炭を使う活性炭フィルターのガスマスクを作る21 出典

活性炭は汚染された水や空気を浄化するのに役立ちます。緊急時には危険な毒素や毒物を体内から除去するために活性炭が用いられることもあります。炭を活性化する前に、木材や繊維性植物材料から自家製の炭を作りましょう。その後、塩化カルシウムやレモン汁などを加えて炭を化学的に活性化すると活性炭が出来上がります。

パート 1
炭を作る

  1. 1
    まず安全な場所で火を起こします活性炭を作るためには屋外で火を起こすほうが簡単ですが、室内の暖炉でこの手順を行っても構いません。木材を焼くのに十分熱い火を起こしましょう。[1]
    • 安全上の注意として、火を起こす際は必ず近くに消火器を用意しましょう。
  2. 2
    小さめの硬材を金属製の鍋に詰めます。ココナッツの殻のような密度の高い繊維質の植物なら何でも、硬材の代わりに使えます。[2] 硬材や植物材料を金属製の鍋に詰めて蓋をします。
    • この手順では鍋内部への空気の流れを制限するべきですが、蒸気穴の開いた蓋を使いましょう。キャンプ用のやかんを使うと、注ぎ口が蒸気の逃げ道になるでしょう。
    • 硬材などはできるだけ乾燥した状態で鍋に入れましょう。[3]
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    3~5時間鍋を直火にかけて炭を作ります。材料が燃えるにつれ煙やガスが鍋の蒸気穴から出てきます。そのうちに材料すべてが焼け落ちて炭だけが残ります。[4]
    • 鍋から煙やガスが出なくなったら、炭ができているでしょう。[5]
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    出来上がった炭を水で洗います。鍋の中で焼き上がったばかりの炭はしばらく熱を持っています。たっぷり時間をかけて冷ましましょう。触れられる状態まで冷めたら清潔な容器に炭を移し、冷水で灰やごみを洗い流します。[6]
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    炭をすり潰します。洗った炭をすり鉢に移して微粉末にすり潰します。丈夫なビニール袋に炭を入れて、肉たたきや木槌で叩いて微粉末にする方法もあります。[7]
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    炭の粉を自然乾燥します。ビニール袋を使った場合は、炭の粉を清潔なボウルに移します。すり鉢の粉はそのままで構いません。24時間そのままおくと粉が完全に乾燥するでしょう。
    • 指で乾燥具合を確かめます。粉が完全に乾燥してから次の手順に進みましょう。[8]

パート 2
炭を活性化する

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    塩化カルシウムと水を1:3の割合で混ぜます。混ぜると溶液が非常に熱くなるので気を付けましょう。炭を完全に覆う量の溶液が必要です。通常サイズ1回分の炭なら、塩化カルシウム100gと水310mlで溶液を作れば十分でしょう。[9]
    • 塩化カルシウムはホームセンターや園芸店で取り扱っています。
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    塩化カルシウムのかわりにレモン汁や漂白剤を使うことができます。塩化カルシウムが手に入らなければ、漂白剤やレモン汁を使いましょう。塩化カルシウムと水を混ぜた溶液のかわりに、漂白剤310mlまたはレモン汁310mlをそのまま使います。[10]
  3. 3
    炭の粉に溶液を注ぎよく混ぜます。炭の粉をステンレス製またはガラス製のボウルに移します。スプーンで混ぜながら塩化カルシウム溶液(又はレモン汁か漂白剤)を少しずつ加えます。
    • 粉がペースト状になったら、溶液を加えるのをやめましょう。[11]
  4. 4
    ボウルに蓋をして24時間そのままおきます。ボウルに蓋をしてそのまま動かさずにおきましょう。その後、ボウルからできる限りの水分を流します。水分をなくし炭が少し湿った状態にします。[12]
  5. 5
    炭をさらに3時間過熱して活性化します。炭を清潔な金属製の鍋に戻し、直火にかけます。炭を活性化するには、水分が沸騰する熱さの火が必要です。この温度で3時間過熱すると炭が活性化します。[13]

パート 3
活性炭を使う

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    活性炭がどのように作用するかを理解しましょう。活性炭は、悪臭、雑菌、汚染物、アレルゲンを空気や水から取り除くのに役立ちます。活性炭に開いた小さな孔が、臭気、毒素、雑菌、汚染物、アレルゲンを吸い取って閉じ込めます。
  2. 2
    室内の空気を浄化します。麻や布で活性炭を包み、必要な場所に置きましょう。麻がなければコットンなど目の細かい通気性のある布を使います。[14]
    • 洗剤や漂白剤のにおいがついた布は避けましょう。活性炭がそのにおいを吸い取るので、効果が減少してしまいます。[15]
    • 空気が活性炭の上を通るように扇風機を使うと、室内の空気が効率的に浄化できます。
  3. 3
    靴下で活性炭の浄水フィルターを作ります。市販の浄水フィルターは高価ですが、活性炭で手作りすると安いうえに同様の浄水作用を得られます。洗剤や漂白剤のにおいのない清潔な靴下に活性炭を入れ、水を通して浄水します。[16]
  4. 4
    粘土炭のフェイスパックを作ります。小さめのボウルにベントナイト粘土大さじ2杯(30ml)、活性炭小さじ1/2杯(2.5ml)、ターメリック大さじ1杯(15ml)、リンゴ酢大さじ2杯(30ml)、はちみつ小さじ1杯(5ml)を混ぜます。水を少しずつ加えて滑らかに整えます。
    • このフェイスパックは、肌の毒素を除去し毛穴の詰まりを解消する効果があります。
    • このフェイスパックに使用した天然成分は、ほとんどの肌タイプに安全に使えるものです。
    • このパックを顔に厚めに塗って10分間おいてから洗い流します。[17]
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    お腹のハリや膨満感を活性炭で解消します。水350mlに活性炭500㎎を混ぜます。おなかにガスが溜まりやすい物を食べる前やお腹のハリを感じた時に、この活性炭水を飲んで症状を緩和します。
    • 活性炭をそのまま飲むより、酸性ではないジュース(人参ジュースなど)に混ぜたほうが飲みやすいでしょう。活性炭の効力が減少するので、オレンジやリンゴなど酸性のジュースに混ぜるのはやめましょう。[18]

パート 4
活性炭フィルターのガスマスクを作る

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    2リットルのペットボトルでガスマスクを作ります。ハサミで2リットルペットボトルの底を切り取ります。次にペットボトルの側面から幅7㎝を切り取ります。切った底の部分からペットボトルの注ぎ口に向けてカーブし始める位置まで幅7㎝を切り取りましょう。
    • ハサミで切った部分がギザギザになるので、医療用テープで切り口を覆い保護します。
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    フィルター部分をアルミ缶で作ります。ハサミやドライバーでアルミ缶の底に空気穴を開けます。その後、丈夫なハサミや金切り鋏で缶の上部を切り取りましょう。[19]
    • アルミ缶の切り口は鋭いので、注意しながら作業しましょう。切り口に医療用テープを数回巻いて保護します。
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    ガスマスクに活性炭を入れます。アルミ缶の底にコットンを数枚敷きます。そのコットンの上に活性炭を置いてコットンで覆い、さらにその上に活性炭、コットンの順に重ねます。アルミ缶の上部をコットンで覆いテープで止めて、そのコットンに小さな穴を開けます。
    • 気を付けながらアルミ缶に活性炭を入れましょう。特に、缶の切り口をテープで覆って保護していない場合は注意が必要です。[20]
  4. 4
    アルミ缶とペットボトルを貼り付けてガスマスクを作り、必要な時に使います。2リットルペットボトルの注ぎ口をアルミ缶上部のコットンの穴に差し込みます。アルミ缶とペットボトルをテープで貼り付けると完成です。ペットボトルの注ぎ口を通して息を吸い込むと、アルミ缶内の活性炭で浄化された空気を吸い込むことになります。[21]

注意事項

  • 炭を焼く際は近くで火を監視します。途中で火が消えたり火力が落ちたりすると炭を活性化できません。
  • 塩化カリウムは適切に取り扱わないと危険です。製品に添付の安全のための手順に従って使用しましょう。

必要なもの

  • 金属製の鍋と蒸気穴の開いた蓋
  • 硬材(又はココナッツの殻のように繊維質の植物材料)
  • 清潔なボウル又はバケツなどの容器
  • すり鉢とすりこ木又は丈夫なビニール袋と肉たたき
  • 塩化カルシウム又はレモン汁か漂白剤
  • ステンレス製又はガラス製のボウル
  • スプーン
  • 麻又は目の細かい通気性のある布
  • 清潔な靴下
  • ハサミ
  • 2リットルのペットボトル
  • 医療用テープ
  • アルミ缶
  • コットン
  • 活性炭

記事の情報

この記事はBess Ruffが共著しています。 ベス・ラフはフロリダ州に住む地理学を専攻する博士課程の学生です。2016年にカリフォルニア大学サンタバーバラ校の環境科学専門学部、「Bren School of Environmental Science & Management」にて環境科学と資源管理の修士号を取得しています。

カテゴリ: 救急処置・緊急医療

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