生命の維持に水は欠かすことができません。水をろ過する方法を心得ていると、いざという時に生死を分けることになるでしょう。食べ物がなくても人間は最大1週間、生き延びることができますが、水がなければ2~3日しかもちません。自然の中に取り残されたり緊急事態に見舞われた時、清潔な水の確保が難しいこともあります。自分で飲み水を手に入れなければならない時は体に害を及ぼす可能性のある不純物を取り除くことが不可欠になります。この記事を参考に浄水器を手作りできるようになりましょう。

パート 1 の 3:
浄水器を手作りする

  1. 1
    材料を集める 複数の層に水を通すことでろ過する仕組みを作ります。この水を飲むことを想定している場合は、最後に沸騰させる必要があります。[1] まずは下記の材料を用意しましょう。
    • キャップ付きのペットボトル
    • クラフトナイフ
    • 金づちと釘
    • コーヒーフィルター
    • 大きなコップかマグカップのいずれか(どちらでも可)
    • 活性炭
    • 砂利
    • ろ過した水を集めるための容器(瓶、コップ、マグカップなど)
  2. 2
    クラフトナイフでペットボトルを底から2.5センチほどの位置で切る ボトルの側面にナイフの刃を差し込み、ゆっくりと切っていきましょう。小刻みに、のこぎりを引くように動かすと作業がやり易くなるかもしれません。
    • 小さな子供は必ず大人の監督のもと、この作業を行いましょう。
    • 持ち手を作っておくと、後でろ過をする際にボトルを吊り下げておくことができます。切り口の近くに穴を2つあけましょう。筒の正反対の位置に作ることがポイントです。紐を通し、結びましょう。
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    金づちと釘を使ってキャップに穴をあける 穴があることで水の流れが緩やかになり、ろ過の効果が高まります。金槌と釘がない場合は、クラフトナイフの先端をキャップに突きさし「X」を刻みましょう。
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    ボトルの口にコーヒーフィルターをあてキャップを閉めて固定する コーヒーフィルターがボトルの中の活性炭がこぼれることを防ぎます。キャップを閉めればフィルターがずれることもありません。
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    ペットボトルの上下を逆にしマグカップ(あるいはコップ)に差し込む こうすることで、ボトルに水を注ぐ際も安定しています。コップやマグカップがない場合は、ボトルをテーブルの上に置き、一方の手でしっかりと押さえましょう。
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    ペットボトルの口から3分の1まで活性炭を敷き詰める 活性炭の塊が大きい場合は、小さく砕く必要があります、袋の中に塊をいれ、金槌などの硬いものでたたきましょう。最大でもグリーンピース一粒程度の大きさが目安です。
    • 木炭を扱うとかなり汚れます。手袋を着用すると手が汚れず楽でしょう。
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    ペットボトルの中段部分に砂を敷き詰める どのような砂を使っても構いませんが、クラフト用のカラーサンドは避けましょう。カラーサンドを用いると色が抜けて水に混ざる可能性があります。活性炭の層と同程度の厚みになるよう砂を敷き詰めます。この時点で半分をやや上回る高さまでボトルの中が埋まっているということになります。
    • 砂は2つの異なる種類(粒の細かいものと粗いもの)を用いてみましょう。粒の細かい砂を活性炭の次にまず入れます。その次に目の粗い砂を上から加えます。こうすることで水が通過する層が増え、浄化の性能が高まります。
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    残っている部分に砂利を敷き詰める 切り口の縁一杯まで敷き詰めるのではなく、2.5センチ程の空間を保ちましょう。縁一杯まで砂利を敷き詰めてしまうと、ろ過の速度が遅い場合、水がこぼれてしまいます。
    • 砂利も2つの異なる大きさ(小さいものと大きいもの)を用いましょう。砂の層の次に、まず小さな砂利を敷き詰めましょう。その上から大きな砂利を加えます。
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パート 2 の 3:
浄水器を実際に使う

  1. 1
    ろ過された水を集める容器を用意する 清潔で、ろ過された水がすべて収まる十分な大きさのある瓶を選びましょう。瓶がない場合は、ボウル、コップ、鍋、マグカップなどで代用しましょう。
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    浄化器を容器の上に添えて構える キャップが下になった状態で用います。瓶の口が大きければ、ペットボトルを固定できるかもしれないので試しに置いてみましょう。固定できれば、ろ過を行う間、ペットボトルを手で持っている必要がなくなります。持ち手を作っておいたのであれば、吊り下げることもできます。真下に瓶を配置しましょう。
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    水を注ぐ ゆっくりと注ぎましょう。急ぎ過ぎると、こぼれる可能性があります。水が溢れそうになった時は一旦手を止め、水位が下がるのを待ちましょう。再び砂利が見えるようになったタイミングで水を足します。
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    水が瓶に流れ込むまで待つ 7~10分ほど要します。複数の層を通っていくことで、徐々にろ過されていきます。
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    十分にろ過されなかった時は水を戻し繰り返す[2]  水がすべて瓶に溜まったら浄化器から瓶を取り出しましょう。取り出した瓶の中身を再び浄化器に注ぎ直します。必要な純度になるまで、この手順を2~3回繰り返す必要があることもあります。
  6. 6
    最低でも1分は水を沸騰させたものを飲む ここまでろ過を行ってもまだ、水の中には危険なバクテリア、化学物質、微生物が含まれています。最低でも1分間、水を沸騰させ、殺菌しましょう。[3]
    • 海抜1000メートルを超える場所では最低3分間、水を沸騰させましょう。[4]
  7. 7
    清潔な密閉式容器に入れて水を冷まし保管する 水は長時間放置しておくと新たなバクテリアが内部から発生するので注意しましょう。
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パート 3 の 3:
その他の方法を用いる

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    濁っている水はコーヒーフィルターを通し再度ろ過する コップのように丸い形状のコーヒーフィルターを用意しましょう。上下を逆さにし、蓋のようにコップの口にあてましょう。輪ゴムで固定します。その上から濁っている水を注ぎ、コーヒーフィルターを通します。容器に集めた水は必ず沸騰させてから飲みましょう。
    • コーヒーフィルターがない場合は、ペーパータオルや綿製の布で代用しましょう。コップの縁をしっかりと覆うことができる十分な大きさが必要です。また、布は白いもの、ペーパータオルは無地のものを選びましょう。色がついていると、染料が抜けて水に混ざる可能性があります。
  2. 2
    果物の皮を用いる 果物の皮はバクテリアを吸収します。バナナの皮を剥き、皮をブレンダーにかけましょう。実の部分は使いません。食べてしまっても、場合によっては廃棄しても良いでしょう。ブレンダーで細かく粉砕されたバナナの皮をコーヒーフィルターに入れます。フィルターをコップの上で持って構えます。フィルターに水を注ぎましょう。バナナの皮がバクテリアの吸収を助け、コーヒーフィルターがさらに水の純度を高めます。[5]
  3. 3
    ペットボトルと松の枝で木質部を利用した浄水器を作る 松などの辺材には木質部があります。木質部は汚れやバクテリアを吸収しろ過する働きをします。水に含まれるバクテリアの最大99.9%を取り除くことができますが、肝炎ウィルスやロタウィルスといったウィルス類を取り除くことはできません。[6] [7] 飲み水として安全に使用するには、ろ過した水を沸騰させる必要があります。下記の手順で浄水器を作りましょう。[8]
    • 松の枝を10センチ切り取ります。
    • 皮を剥き、ペットボトルの口に通すことができる太さであることを確認します。太すぎる場合は、紙やすりやポケットナイフを使って必要なだけ削ぎましょう。
    • 先端から2.5センチほどボトルの口に差し込みます。
    • ボトルの底を切り落とし、上下を逆さまにします。
    • ペットボトルに水を注ぎ、枝を通すことでろ過します。
    • 枝を乾燥させないようにしましょう。乾いてしまうと効果が薄れます。[9]
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ポイント

  • 木炭、砂、砂利で3段階の厚い層を作るのではなく、3段階の薄い層を繰り返すというのも良いでしょう。ボトルの縁に到達するまで、順番に何度も層を重ねていきましょう。
  • キャンプ用品の専門店で浄水器を購入することもできます。こうした専門店で取り扱っている浄水器は、即席の浄水器よりもバクテリアや微生物を取り除く機能が優れています。
  • コーヒーフィルターがない場合は、丸めてシワの寄った綿製の布、または枕やぬいぐるみの詰め物で代用しましょう。
  • 沸騰させた水が味気ない場合は、塩をひとつまみ加えてみましょう。また、清潔な容器を2つ用意し、何回か移してみてもよいでしょう。[10]

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注意事項

  • 水をろ過したからと言って安全に飲める状態になったわけではありません。飲む、洗う、あるいは料理といった用途で用いる前に必ず浄化しましょう。
  • 歯を磨く、料理をする、飲む、あるいはコーヒーやお茶をいれる、食器を洗うといった目的で、ろ過済みの水を用いる時は、必ず先に沸騰させましょう。[11]
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出典

  1. Practical Primitive, Water Purification: Improvised Charcoal Filter
  2. Practical Primitive, Water Purification: Improvised Charcoal Filter
  3. United State Environmental Protection Agency, Emergency Disinfection of Drinking Water
  4. United State Environmental Protection Agency, Emergency Disinfection of Drinking Water
  5. Survivopedia, The Bizarre Use of Banana Peels for Your Survival Water
  6. Massachusetts Institute of Technology, Water Filtration Using Plant Xylem
  7. Technology Review, How to Build a Plant Xylem Water Filter
  8. Common Sense Homesteading, 3 Emergency Water Filtration Options to Get the Funky Chunks Out
  9. Massachusetts Institute of Technology, Water Filtration Using Plant Xylem
  1. United State Environmental Protection Agency, Emergency Disinfection of Drinking Water
  2. United State Environmental Protection Agency, Emergency Disinfection of Drinking Water
  3. Videos provided by Ultimate Survival Tips

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カテゴリ: 飲み物
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