毎年たくさんの食品、化粧品、医薬品が、賞味(消費)期限・使用期限の勘違いが原因で廃棄されています。海外で購入した製品であれば、さらに分かりにくいかもしれません。その製品が当初の品質を保つ期限を意味する表示と、製造された日を意味する表示の違いを理解しましょう。この2通りの表示方法の違いが分かっていれば、いつまで鮮度が保たれるのか(食品)、いつまで効き目があるのか(未開封で正しく保管されている医薬品)、いつまで最も高い効果が期待できるのか(未開封の化粧品)を把握することができます。表示内容を正しく理解することが、より良い消費行動につながり、最終的に無駄もなくなるので、お金の節約にもなるでしょう。この記事では、米国の表示を元に説明します。

方法 1
方法 1 の 2:
様々な期限日を確認する

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    「Use by」「Sell by」あるいは「Best by」という文言を探す 製品の底、容器の側面、蓋、さらにボトルのネック部分などを確認してみましょう。年月日を示す数字が印字されているはずですが、位置によっては読みにくいことや、見つけにくいこともあります。[1]
    • 化粧品の多くには期限が記載されていません(記載されている場合もあります)。こうした製品のほとんどの保存可能期間は30か月であるという点を覚えておきましょう。開封後は1年以内に使い切ることが推奨されていますが、おかしな臭いや質感の変化などが現れていないか慎重に判断したうえで、自己責任で使用し続けることも可能です。
    • こうした期限日の表示は、消費期限や使用期限、賞味期限などを意味しています。消費者や小売店が期限を確認できるようにするためです。その一方で、「製造日」は消費者向けというよりも製造メーカーが参照するための日付です。

    知っていましたか? 米国の食品、医薬品、化粧品の期限は農務省(USDA)や食品医薬品局(FDA)による規制の対象ではありません。つまり、各メーカーが独自に追加しています。これも、こうした日付を正しく読み取り、品質が実際にいつまで保たれるのかを理解するのが容易でない一因です。

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    「Best by」は賞味期限として理解する この「Best by」表示は消費者に向けられた情報です。ただし、この期限が過ぎたからと言って、食品が腐り始める(医薬品や化粧品であれば効果が失われ始める)というわけではありません。この期限内であれば、鮮度や効果が最も高い状態で楽しめる、使用できるということを意味しています。[2]
    • 食品の場合、おかしな臭いが感じられたり、カビや変色に気がついた時は、すぐに捨てましょう。臭いも見た目も変わっておらず、適切に保管されていたのであれば、恐らくまだ食べられるでしょう。
    • 化粧品からおかしな臭いが感じられたり、質感が変わっている場合は、もう使用できない可能性が高いでしょう。例えば、ローションに塊が混ざっていたり、リキッドファンデーションが粘ついている時は捨てましょう。
    • 医薬品の効果がまだ有効かどうかを把握するのは困難です。市販の医薬品のほとんどは使用期限日を過ぎてから最大10年間は効果が継続すると言われています。使用期限を過ぎた医薬品を使用すべきかどうかを判断する際は、確実に劣化していない医薬品が必要かどうかをよく考えましょう。必要だと思えば、新しく買い直しましょう。
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    小売店では販売期限(Sell by)が過ぎた製品は陳列しない 食品の場合、この販売期限を7~10日しか過ぎていなければ安全に消費することはできますが、小売店のほとんどは、販売期限が切れた商品は棚から下げ、新しいものと入れ替えるでしょう。医薬品や化粧品の場合は、鮮度が重要となる原材料が含まれている場合をのぞき、こうした販売期限は書かれていないことが一般的です。
    • 買い物中に販売期限を過ぎた商品が売られていることに気づいた場合、その商品を購入することはできます。ただし、購入後1週間以内を目安に使ってしまうことが大切です。
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    腐る可能性がある製品は「Use by」の消費(使用)期限を確認する この日付を過ぎたからといって食品、化粧品あるいは医薬品が安全ではなくなる、あるいは、すでに腐っているというわけではありません。食品の消費期限とは、これ以後はすでに劣化または腐敗し始めていることもあるので開封した時に注意深く状態を確認する必要があるという意味です。その他の種類の製品の使用期限とは、この日付を過ぎる前と比べると効果が劣る可能性があるという意味です。[3]
    • この「Use by」という表示は安全性よりも品質に関わる日付だと考えると良いでしょう。ただし、この日付は製造元が判断したものであり、食品医薬品局や農務省によって定められているものではありません。
    • 食品によっては「Freeze by」という表示が含まれていることもあります。つまり、食品が無駄にならないように、この年月日までに冷蔵庫から冷凍庫に移したほうが良い、という判断基準になります。
    • おかしな臭いや質感の変化が食品や化粧品に現れていないか注意深く確認しましょう。こうした変化が見られた場合は、使用あるいは消費は止めたほうが良いでしょう。
    • 2~3年前に購入した医薬品であれば、引き続き安全に服用することはできると考えて問題はありませんが、例えば鎮痛剤や抗アレルギー剤など、効き目が落ちたと感じるのであれば、新しく買い直しましょう。
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方法 2
方法 2 の 2:
製造年月日を正しく理解する

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    暗号化された日付を「製造年月日」として読む 化粧品や缶づめ製品の多くには、数字とアルファベットの組み合わせ、あるいは数字のみの暗号が表示されています。この暗号に「Use by」や「Sell by」あるいは「Best by」などの文言が添えられていない場合は製造年月日を意味しています。この暗号の表記方法にはいくつかの種類があります。[4]

    ポイント:食品に表示されている製造年月日は消費期限ではないということを覚えておきましょう。製造元の商品管理や追跡を目的として用いられている日付です。

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    アルファベットを月のように読む 暗号にアルファベットが用いられている場合は、「A」から「L」がそれぞれ異なる月を意味しています。「A」は1月、「B」は2月、「C」は3月というように続きます。その直後の数字が、その月の中の何日、さらに西暦何年に製造されたのかを指しています。[5]
    • 例えば「D1519」は「2019年4月15日」という意味です。
    • 製造年月日と期限の両方が表示されている製品も少なくありません。「Use by」や「Best by」といった文言が添えられていない数字は製造年月日を指し、食品の品質に関する情報ではありません。
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    数字のみの暗号は「月、日、年」として確認する 暗号が6桁の数字のみで構成されている場合は、「月、日、年」である可能性がかなり高いでしょう。米国の場合、「月月日日年年」として読んでみましょう。どれも2桁で表示されています。食品でよく見られる表示方法です。[6]
    • 「121518」は「2018年12月15日」という意味です。
    • メーカーやブランドによっては年月日の順で表示していることもあります。この場合、「2018年12月15日」は「181215」となっているでしょう。
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    3桁の暗号を正しく理解する この3桁の暗号はユリウス番号というものが用いられています。生卵で一般的に用いられている表示方法ですが、缶づめでも見受けられます。1年の365日に番号が割り当てられていて、1月1日は「001」、12月31日は「365」となります。[7]
    • 例えば、オリーブの缶に「213」と表示されていたら、「8月1日製造」という意味です。

    ポイント:生卵の場合、この3桁の日付から30日以内であれば安全に消費できると考えて良いでしょう。自分で 生卵の鮮度を確認することもできます。まずボウルを冷水で満たし、その中に卵を入れましょう。沈めば卵はまだ新鮮です。浮かべば腐っています。

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ポイント

  • 米国では、赤ちゃんのミルクは分かりやすく「Use by」表示を用いるよう米国食品医薬品局によって定められています。この期限を過ぎたものは廃棄しましょう。[8]
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注意事項

  • 消費(使用)期限内の製品であっても、自分の五感を使って中身の状態を必ず確認しましょう。臭いや見た目に違和感が感じられた時は、使用せずに廃棄したほうが安心です。
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カテゴリ: 食・おもてなし
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