液晶モニターは複雑な部品が多いので、不具合が発生することも珍しくはありません。重大な物理障害以外の不具合は、ほとんど自宅で修理することができます。ただし、修理によっては深刻な感電の危険にさらされる恐れもあるので、安全のためにも説明書はしっかり読みましょう。

方法 1 の 3:
不具合を診断する

  1. 1
    保証書を確認する 新しいパソコンは、最低でも1年間の保証が付いているものがほとんどです。保証が有効であれば、メーカーに問い合わせて、無料または割引価格で修理してもらいましょう。自分で修理しようとすると保証が無効になってしまう恐れがあります。
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    電源ランプを確認する モニターに画像が映らない場合は、モニターの電源を入れて、その端にある電源ランプを確認します。電源ランプが1つ以上点灯している場合は、次の手順に進みましょう。電源ランプが点灯していない場合は、電源ユニット(または電源ユニットに付属しているもののいずれか)が壊れていることが考えられます。これは通常、コンデンサの破裂が原因です。自分で修理することもできますが、電源ユニットには危険な高電圧部品が含まれているので、注意しなければなりません。相当な電子機器の修理経験がない限り、モニターは専門の修理サービスに持って行くようにしましょう。
    • コンデンサが破裂している他の兆候としては、大きなハムノイズが生じたり、画面に線が入ったり、画像が二重に映ったりするなどが挙げられます。
    • 電源ユニットはモニターの中でも高価な部品の1つです。コンデンサの破裂よりも深刻な場合は、修理代がかなりかかる恐れがあります。モニターが古くなってきたら、交換したほうがよいかもしれません。
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    モニターに懐中電灯を当てる モニターには黒い画面しか映っていないけど、電源ランプは点灯している場合に試してみましょう。画面に懐中電灯を当てた時に画像が見える場合は、モニターのバックライトに問題があります。こちらの手順に従って、バックライトを交換しましょう。
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    ドット抜けを直す 同じ色で「ドット抜け」している画素が数点あるが、画面はほとんど映っている場合、通常は簡単に直すことができます。モニターの電源を入れたまま、次のことを試してみましょう。
    • 鉛筆の芯などの先端が丸く細いものを湿った非研磨布で包み、ドット抜けしている画素を優しく擦りましょう。ただし、強く擦り過ぎると、さらに悪化してしまう恐れがあります。[1]
    • ドット抜け修復ソフトをインターネットで検索しましょう。このソフトで色調を細かく調整して、画素を再び動作させます。
    • モニターに接続してドット抜けを直せるハードウェアを購入しましょう。
    • 上記で解決しない場合は、画面を交換する必要があるかもしれません。
  5. 5
    蜘蛛の巣状のひび割れや黒い斑点を直してみる 蜘蛛の巣状のひび割れや黒い斑点は物理障害の兆候です。この段階では、モニターを修理できない場合が多く、修理しようとするとさらに悪化してしまう恐れがあります。ただし、現状では画面が使えないのであれば、買い替える前に修理をしてみて損はありません。
    • 柔らかい布などで画面を拭き、ガラスが割れているようであれば、修理せずにモニターを交換しましょう。
    • きれいな消しゴムで傷をできるだけ優しく擦り、消しカスが溜まったら拭き取りましょう。
    • 液晶修理キットを購入しましょう。
  6. 6
    ディスプレイを交換する 独立した液晶モニターを使っている場合は、買い替えを検討しましょう。寿命の短い古いモニターに新しい部品を取り付けるより費用対効果が高いかもしれません。ノートパソコンや比較的新しいモニターを使っている場合は、交換用の液晶パネルを購入しましょう。液晶パネルを取り付ける際は専門業者に依頼します。
    • シリアル番号は、モニターのどこかに記載されているはずですが、たいていは背面に記載されています。新しいパネルをメーカーに注文する際には、このシリアル番号を使いましょう。
    • 自分でパネルを交換することはできますが、工程が難しく、高電圧の危険にさらされる恐れもあります。できるだけうまく、そして安全に交換するためにも、各モデルの取扱説明書に従うようにしましょう。
  7. 7
    他にも修理してみる 液晶モニターが故障する原因は多々ありますが、上記の診断で代表的な不具合には対応できます。まずは、その不具合に対応した修理を試してみましょう。上記に該当する不具合がない場合、または修理を試みたけどモニターが映らない場合は、以下の不具合も考慮に入れましょう。
    • 入力には反応するが、カラフルな四角いモザイクのようなもの(ブロックノイズ)が発生するなど、画像が乱れている場合は、AV(オーディオ・ビジュアル)基板が故障しているかもしれません。通常、このAV基板はAVケーブルの近くにある長方形の回路基板を指します。明らかに故障している部品は、はんだごてを使って交換するか、交換用基板を購入して同じネジやリボンケーブルに慎重に取り付けましょう。
    • 主要操作ボタンに不具合が発生している恐れもあります。金属クリーナーで汚れを落とすか、強く押して接触不良部を接触させましょう。また、必要に応じてボタンが取り付けられている回路基板を確認し、接触不良部は再度はんだ付けします。
    • 入力ケーブルが壊れていないか確認するか、同じ種類の他のケーブルを試してみましょう。また、必要に応じてケーブルが取り付けられている回路基板を検査し、接触不良部は再度はんだ付けします。
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方法 2 の 3:
不良コンデンサを交換する

  1. 1
    危険性を理解する 電源を切ってもコンデンサには電気が大量に残っているかもしれません。取り扱いを誤ると感電の危険や、場合によっては致命傷を負う恐れもあります。自分の身を守り、モニターの部品を保護するためには、以下の手順を行いましょう。[2]
    • 自分にできることを見極めましょう。回路基板の交換や電子機器の取り扱いの経験がない場合は、専門業者を依頼します。これは初心者向けの修理ではありません。
    • 静電気防止作業服を着用し、静電気の発生しない環境で作業します。ウールや金属、紙、糸くず、ほこり、子ども、ペットは遠ざけておきましょう。
    • 乾燥した環境や湿度の高い環境での作業は避けましょう。湿度は35〜50%が理想的です。
    • アース(接地)を取って静電気を逃がしてから始めましょう。アースを取るには、モニターの電源は入っていないが、アース付きコンセントには接続されている状態で、モニターの金属シャーシに触れます。
    • 摩擦の少ない面で作業しましょう。カーペットで作業する場合は、帯電防止スプレーで処理してから行います。
    • 関連部品を扱うことができる場合は、ぴったりしたゴム手袋をはめましょう。
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    電源を切断する モニターのプラグを抜きます。モニターがノートパソコンなどのバッテリー駆動機器に接続されている場合は、バッテリーを取り外しましょう。以下の手順を踏むことにより、感電の危険性を減らすことができます。
    • ノートパソコンに「取り外し不可」のバッテリーが付いていたとしても、通常は機器を開けたら取り外すことができます。各モデルのオンラインマニュアルに従いましょう。
    • ノートパソコン内部の部品の中には充電が保持されるものがあります。それが特定できるまでは部品に触れないように注意しましょう。
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    進捗管理を行う それ以外のものはすべてどかして、広く平らな面で作業します。ネジなどの外せる部品は、それぞれ小さな容器に入れておきましょう。また、各容器にはネジで止めていた部品の名前、または本記事のステップ番号をラベル付けします。
    • 部品を取り外す前にモニターの写真を撮っておくとよいでしょう。モニターを元に戻すのに役立ちます。
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    ケースを取り外す 四角のプラスチックケース、または前面フレームと背面フレームをネジで固定しているものを外します。薄くて柔らかい工具を使ってこじ開けましょう。プラスチック製のパテナイフがよく使えます。
    • 金属製のもので部品をこじ開けると、チッピングやショート(短絡)で部品が壊れてしまう恐れがあります。最初のステップでは金属製のものでも大丈夫でしたが、これ以降のステップでは使わないようにしましょう。
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    電源基板を探す 通常、電源基板は電源ソケットの近くにありますが、他にもパネルを取り外さないと見つからないかもしれません。この電源基板には大型コンデンサ1個を含む円筒形のコンデンサが複数搭載されています。ただし、これらのコンデンサは通常、電源基板の裏側に搭載されており、基板を取り外さないと見えません。
    • どれが電源基板かわからない場合は、インターネットで検索して、該当モデルの画像を探してみましょう。
    • 電源基板の金属ピンには触れないようにしましょう。感電する恐れがあります。
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    回路基板を取り外す 回路基板を固定しているネジとリボンケーブルをすべて外します。リボンケーブルは、必ずソケットから直接引っ張って外しましょう。水平方向のソケットにつながっているリボンケーブルを垂直方向に引っ張ると、簡単に断線してしまう恐れがあります。
    • リボンケーブルの中には、引っ張って外すための小さなタブが付いているものがあります。
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    一番大きいコンデンサを取り外す 金属ピンや付属の部品に触れないように、基板の端をゆっくりと持ち上げましょう。基板の裏側には円筒形のコンデンサが搭載されており、それぞれ2本のピンで基板に取り付けられています。以下のようにして、帯電している電気を放電して危害のリスクを減らしましょう。[3]
    • 1.8〜2.2KΩ、5〜10Wの範囲で抵抗器(レジスタ)を購入しましょう。ドライバーを使うよりはるかに安全です。ドライバーを使うと火花が出たり、基板が壊れたりしてしまう恐れがあります。
    • ゴム手袋をはめましょう。
    • 大型コンデンサに接続されているピンを探し、抵抗器の2本のリード線をピンに数秒間接触させましょう。
    • ポイントとしては、マルチメーターでピン間の電圧を測定することが挙げられます。かなりの電圧が残っている場合は、抵抗器をもう一度使いましょう。
    • 大型コンデンサごとに上記の手順を繰り返します。一般的に、小型コンデンサで重大な危害が及ぶ恐れはありません。
  8. 8
    壊れたコンデンサを特定して写真を撮る 頭が平らなものではなく、ドーム型または膨らんでいるコンデンサを探します。各コンデンサに液体が漏れていないか、乾燥した液体がカサカサに溜まっていないか確認しましょう。取り外す際は、各コンデンサの位置と側面のマークを写真に撮るか記録しておきます。どのピンがコンデンサの負側に接続されていて、どのピンが正側に接続されているかを知っておくことはとても重要です。数種類のコンデンサを取り外す場合は、それぞれどこにあるかを確認しましょう。
    • どのコンデンサも壊れていないようであれば、マルチメーターで抵抗値を設定してそれぞれ測定してみましょう。
    • コンデンサの中には、円筒形ではなく、小さな円盤のような形をしているものもあります。滅多に壊れることはありませんが、外側に膨らんでいないかを確認しておきましょう。
  9. 9
    壊れたコンデンサのはんだを除去する はんだごてとはんだ吸い取り器を使って、壊れたコンデンサを接続しているピンを抜きましょう。壊れたコンデンサは脇に置いておきます。
  10. 10
    新しいコンデンサを購入する コンデンサはどこの家電量販店でも低価格で販売されているはずです。以下の条件でコンデンサを探しましょう。
    • サイズ—元のコンデンサと同じ
    • 電圧(V、WV、WVDC)—元のコンデンサと同じか少し高い
    • 静電容量(F、µF)—元のコンデンサと同じ
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    新しいコンデンサをはんだ付けする はんだごてを使って、新しいコンデンサを回路基板に取り付けましょう。各コンデンサの負(縞模様)側を、元のコンデンサの負側に接続されていたものと同じピンに接続するようにします。この時、各接続部がしっかりと接続されていることを確認しましょう。
    • 電子工作用はんだを使いましょう。
    • コンデンサがどこにあったかわからなくなった場合は、そのモデルの電源基板図をインターネットで探してみましょう。
  12. 12
    取り付け直してテストする ケーブルやパネル、部品をすべて元通りに取り付け直しましょう。最後のプラスチックパネル以外のすべての部品が接続されていれば、プラスチックパネルを取り付ける前にモニターをテストすることができます。それでも映らない場合は、専門業者に依頼するか、買い替える必要があるかもしれません。
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方法 3 の 3:
バックライトを交換する

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    電源を切断する モニターのプラグを抜くか、ノートパソコンからバッテリーを取り外します。
  2. 2
    モニターを開ける 四角のプラスチックケースのネジを外して、プラスチック製のパテナイフでケースをゆっくりとこじ開けます。ディスプレイパネルに取り付けられている部品をすべて取り外して、それぞれどこにあるかをメモしましょう。
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    バックライトを探す このガラス製のライトは、ガラス製のディスプレイのすぐ後ろにあるはずです。ただし、他にもパネルを外すか、保護カバーをそっとめくらないと見つからないかもしれません。
    • 部品によっては危険な感電を引き起こす恐れがあります。ゴム手袋をはめていない限り、バックライトを探している間は回路基板に触れないようにしましょう。
  4. 4
    家電量販店でまったく同じバックライトを購入する バックライトの種類がわからない場合は、写真を撮って店員に見てもらいましょう。ついでに、バックライトのサイズを測ったり、モニターのサイズやモデルをメモしたりしておきます。
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    古いバックライトを取り外して、新しいバックライトを取り付ける バックライトが冷陰極蛍光灯(CCFL)の場合は注意しましょう。冷陰極蛍光灯には水銀が含まれており、現地の法律により特別な処分が必要になる場合があります。
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    他にも修理してみる それでも映らない場合は、バックライトに電源を供給している回路基板に問題があるのかもしれません。この回路基板は「インバーター」基板と呼ばれ、通常はバックライトの近くに設置されており、各ライトには「キャップ」が1個ずつ付いています。この基板を買い替え、慎重に取り付けましょう。ポイントとしては、モデルの取扱説明書に従うことが挙げられます。
    • これを試してみる前に、画面に光を当ててもモニターに画像が映るかどうかを確認しましょう。画像が全く映らなくなった場合は、ライトを交換したが正しく接続できていない恐れがあります。接触不良がないかをよく確認しましょう。
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ポイント

  • 古い部品を捨てたりリサイクルしたりする前に、現地の法律を確認しましょう。
  • 液晶モニターのパネルを交換すると、ディスプレイの色が大きく変わることがあります。モニターを再調整して修正しましょう。調整がうまくいかない場合は、バックライトを交換します
  • 上記のいずれの手順でも画像の問題が解決しない場合は、モニターがグラフィックボードの診断中で、それが原因だということもあります。

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注意事項

  • 修理中にケーブルが断線すると、液晶モニターが映らなくなってしまいます。専門の修理サービスに持って行ってみるのもいいですが、おそらくこれが寿命です。
  • ヒューズが飛ぶと、そのヒューズはそもそもの原因で切れてしまうことが多いですが、ヒューズは交換しても切れてしまうことがあります。ヒューズが切れていた場合は、回路基板ごと交換するか、新しいモニターの購入を検討しましょう。他の部品が壊れたり、火事になったりする恐れがあるので、大容量(高アンペア)のヒューズは絶対に使ってはいけません。
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必要なもの

  • ドライバー
  • 柔らかい布
  • 懐中電灯
  • ドット抜け修復ソフト
  • パテナイフ
  • 交換部品
  • はんだごて
  • 電子工作用はんだ
  • はんだ吸い取り器
  • 抵抗器

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カテゴリ: コンピューター
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