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一流の俳優になるには、自然に役を演じられるように努力しなくてはいけません。プロは台本を読んだり、一人芝居を練習したり、演技の授業で創作力を磨いたりします。自然に演技できるようになるには、たくさんの努力が必要です。真の俳優になるための方法を見ていきましょう。

方法 1 の 3:
自主練習する

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    一人芝居の台本や短い場面を読んで録画します。一人芝居の台本はインターネット上で購入でき、演じたい役を見つけられます。1つ選んで2、3回練習したら、録画しながら読みましょう。見返す際は、直したいところ、上手く言えた台詞、気づいたこと等をメモしながら見ます。そして再度録画しながら読み、これを納得がいくまで繰り返します。
    • 得意なものだけでなく、様々な一人芝居を選ぶようにしましょう。練習なので、自分自身を試すべきです。[1]
    • また、単調ではないものに挑戦しましょう。オーディションで披露する予定なら、有名な作品やよく演じられている作品は避けるべきです。[2]
    • 完璧を目指すより、色々と試してみる方が有益です。異なる角度からの演技により、一人芝居が際立つことも少なくありません。以下のようなことを試したらどうなるでしょうか。
      • 台詞の速度を遅くしてみる。
      • 強調する言葉を変えてみる。
      • 間を長くしてみる。
      • 冷笑的、気まぐれ、命令的、横柄等々、雰囲気を変えて言ってみる。
  2. 2
    憧れの俳優の研究をします。好きな場面を何度も見返しましょう。その俳優はどのような動きをしますか?台詞中、どの言葉に重きを置いていますか?台詞が無い間は何をしていますか?上手な俳優をただ見るだけでなく、彼らを研究してどうやったら上手になれるのか学びましょう。
    • あなただったら同じ台詞を同様に読むでしょうか?違う場合はどう読みますか?
    • YouTubeで何人かの異なる俳優が同じ役を演じている動画を探しましょう。シェイクスピアの演劇や映画でよくあります。それぞれの俳優は、全く同じ台詞を通して役にどのように個性や特徴を出しているでしょうか? [3]
    • 憧れる俳優は必ずしも同じ性別、年代、人種である必要はありません。
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    自分の言い回しや話し方に注目します。俳優ははっきり、自信をもって話さなければいけません。録画はこのときにも役立ちます。自分の声を聞き直して不明瞭な台詞を見つけられるからです。様々な声量や速度ではっきり話すことに注力し、全ての言葉に力と信念を込められるようになりましょう。
    • 肩を後ろに引き、顎を上げ、真っすぐ立って読みましょう。こうすることで、はっきりと、抑制されずに発声できます。[4]
    • 一人芝居の台本や文章を、動きは付けずに声に出して読みます。単語や言い回しをはっきり明瞭に発音すること、そして均等な速度を保つことに注意しましょう。講演者の話し方を意識します。
  4. 4
    一つの台詞に感情を込める練習をします。演技には、人生経験を最大限見せることが求められます。そのため、感情をほぐす簡単なゲームで練習しましょう。単純だけれど用途が広い台詞、例えば「大好き」「何も覚えてない」等を選び、楽しそうに、愛情をこめて、怒って、傷ついて、希望に満ちて、恥ずかしがって等、できるだけ多くの言い方で言う練習をします。これを鏡の前で行います。または、録画して自分の声色だけでなく表情も確認しましょう。
    • 感情の種類をリストにし、毎回それに沿うようにします。苦手な感情表現はありますか?
    • 1つの感情から別の感情に自然に移れるように挑戦すると、練習のレベルが上がります。例えば、楽しい気分だった人が急に衝撃的なニュースを聞いたらどうなるでしょう?
  5. 5
    「コールド・リーディング」を練習します。コールド・リーディングは、与えられた台詞を練習無しで演じることです。これはオーディションでよくあります。怖く思えるかもしれませんが、技術を上げるのに非常に効果的な方法で、即興劇に慣れることができ、俳優としての自信にもつながります。
    • 集中して台詞を読み、心の中で素早く練習し、見る人に視線を向け、そして台詞を発します。
    • 表現豊かな間も自分のものにしましょう。通常、速すぎるよりゆっくり話す方が賢明です。
    • 新聞や雑誌、あるいは短編小説を手に取り、それを声に出して読みます。
    • 短い場面や一人芝居の台本をネットで探し、事前準備をせずに読み始めてみましょう。
    • 録画し、それを見直して反省点を確認します。
    • これは準備運動としても効果があり、演技をする前の心と体の準備になります。[5]
  6. 6
    様々な人たち、人格、役柄に触れるようにします。最高の俳優はカメレオンのように一つ一つの役柄に溶け込み、馴染みます。しかしそうなるためには様々な経験を積む必要があります。映画や演劇を見るのも大切ですが、読んだり書いたりすると、新しい視点を得られたり、演技のヒントを得られたりします。これは特定の役になろうとする際に特に重要です。少し掘り下げて研究し、完全に役になりきれるようにしましょう。[6]
    • 少なくとも1日1回は脚本や台本を読むようにします。読んだら、映画を観て出演者たちがどのように原文を演じているか確認しましょう。
    • 有名な役や一人芝居について勉強します。それらはどのように発展し、変化してきているでしょうか?何が評価の理由でしょうか?原文をより理解するため、重要な部分を確認し、注釈を入れ、そして知らない言葉があれば調べましょう。[7]
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方法 2 の 3:
特定の役を極める

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    脚本を何回か読みます。期待される役を果たすためには、自分の役柄だけでなく、話全体を理解する必要があります。目立つことではなく、全体の話の一部になることが期待されています。そのためには、自分自身の役だけでなく、話のテーマや主題を理解しなければいけません。
    • 話の全体像を把握できたら、自分の部分に取り掛かり、そこをさらに1、2回読みます。そうしたら、自分の役と台詞に集中します。
    • その映画の内容を1、2文でまとめるとしたら、どうまとめられるでしょうか?自分の役についてはどうでしょうか?
  2. 2
    自分の役柄の基本的な背景を考えます。自分の役に本当になりきるには、その役がどんな人物なのかを知る必要があります。伝記を書く必要はありませんが、基本的な背景や人生は考えるべきです。この点について監督と話す機会が得られる場合もあれば、自分自身の直感を信じなければいけない場合もあります。あまり詳細まで深堀する必要はありません。ただいくつかの基本的な質問に答えれば十分です。
    • 自分は誰か?
    • 出身は?どこを目指しているのか?
    • なぜここにいるのか? [8]
    • また、服装、話し方、歩き方等、自分の役柄にはどのような特徴があるか、考えてみると演技に厚みが出ます。[9]
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    自分の役柄が望んでいることを考えます。ほぼどの脚本においても、全ての登場人物が「何か」を望んでいます。その望みによって登場人物にまつわる物語が決まります。望みが一つの場合もありますが、相反する望みを持っていることも少なくありません。この望みが、あらすじ全体を通してその役の行動を左右します。
    • 登場人物の望みは変わることもありますが、脚本中のどこで変わるかを理解する必要があります。
    • 練習として、好きな役や俳優の望みを考えてみましょう。例えば、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」でダニエル・プレインヴューは石油を得たいという欲求で完全に行動を支配されています。全ての行動、表情、感情がこの留まることを知らない激しい欲望によるものなのです。[10]
  4. 4
    暗記するまで台詞を練習します。台詞をしっかり理解すれば、覚える必要はありません。どのように言うかだけ考えましょう。自分の役だけを練習できるように、友達に他の役をやってもらいます。そうすれば実際の会話のようにやり取りできます。
    • 台詞を色々試します。言い方を変えてやってみましょう。場面にどのような違いが出るでしょうか?
    • 完璧にする前に台詞を覚えます。言葉を覚えようと意識してしまうと、台詞が不自然に聞こえます。
  5. 5
    監督と、自分の役柄のイメージについて話しましょう。自分のためでなく、作品全体のために演じるのが役割だということを忘れてはいけません。監督と話して、自分の役柄に期待する特徴、性格、考え等があるか確認しましょう。そうは言っても、自分の役柄に対する自分自身の考えも持っていなくてはいけません。自分が考える人物像を監督に伝えつつ、監督の考えも取り入れる姿勢を示しましょう。
    • オーディションの場合は、その役柄の方向性を1つに決め、ブレさせてはいけません。オーディションではアドバイスを聞いて人物像を変える時間はありません。そのため、自分自身の直感を信じましょう。[11]
  6. 6
    自分自身の性格と経験をその役に結び付けます。人の感情の基本は万人共通です。あなたは宇宙人による侵略から世界を救ったことは無いかもしれませんが、恐怖を感じた経験はあるはずです。問題に直面したら、勇気を振り絞って立ち向かってきたのではないでしょうか。どのように演じたらいいか迷ったら、役と関係性のある感情や経験を振り返ってみましょう。一流の俳優たちは、彼ら自身の異なる側面を私たちに見せているのです。例え役柄が俳優自身と全く似ていなくても、どこか関連し得るし、どちらも人間であることに変わりありません。
    • 喜び、後悔、悲しみ等、場面ごとの基本の感情を考えることから始めます。そしてそこから構築していきましょう。
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方法 3 の 3:
仲間と練習する

  1. 1
    友達と短い場面を練習します。自分で台本を書いても、本から引用しても構いません。インターネットで台本を検索し、好きな映画や劇を再現する方法もあります。演技の練習として一番やるべきことは演じることであるため、友達を誘って技術を向上させましょう。
    • YouTubeには短くて面白い場面や動画がアップされています。友達と短い動画を上げていくことも検討しましょう。
    • 可能なときには練習を録画するか、他の友達に見てもらって改善点を指摘してもらいましょう。
  2. 2
    芝居の授業に通います。俳優になりたければ、勉強する必要があります。先生だけでなく、他の生徒にも注意を払いましょう。例え相手の演技が気に入らなくても、全ての人から何かしら学ぶことができます。それぞれの役に対し、自分ならどう演じるか考え、クラスメイトの長所や短所から学びましょう。
    • 後にクラスメイトと共演する可能性があり、また、いつ誰が大ブレークを果たすか分かりません。クラスメイトには優しく親切に接しましょう。後にあなたと共に俳優界に入る人たちだからです。
  3. 3
    即興劇の授業を受けて対応力を磨きましょう。即興は、例えあなたに即興喜劇をするつもりが全く無くても、重要な技術です。これは即興ではどのような状況にも対応し、役を演じ続けることが求められるからです。台詞を伝えることだけが演技ではなく、舞台上や画面の中で何が起ころうとも、役を全うしなければいけません。[12]
    • マイズナーテクニック等の演技の技術は、即興力、直観力、瞬発力、本能、ひらめきなどを兼ね備えた俳優になることを目指すものです。[13]
    • 授業料を払いたくない場合、芝居友達と一緒に即興ゲームをネットで探してみましょう。それを使って自宅で練習します。
  4. 4
    異なるタイプの演技に挑戦して苦手を克服します。1つの種類の役や形式に閉じこもってはいけません。仕事を獲得するのが難しくなるだけでなく、技術が伸びず、俳優としての成長が停滞します。映画からコマーシャル、演劇、そして漫談まで、誰かの前に立つことであれば何でも演技の技術向上につながります。
    • ポール・ラッドは俳優になる前は結婚式のDJをしていましたが、そのときの経験を通して、多くの人と接する方法を学びました。
    • 漫談は基本的には独演なので、台本を書いて演じるということを1人で行わなければいけません。これは非常に良い練習になります。
    • 映画俳優を目指している場合でも、演劇での芝居を試してみましょう。1つの役に時間を費やすことや、一貫性の追求は、どの俳優にとっても非常に貴重な体験となります。[14]
  5. 5
    映画や劇場に関する仕事であれば、どのような機会も逃さないようにしましょう。演技はできなかったとしても、関係者と知り合いになることで、舞台に立つ機会を得られるかもしれません。監督、演出家、他の俳優と知り合える仕事であれば、例え見習いのPAでもいいので挑戦するべきです。昔から「縁故採用」という言葉があります。次の大役の獲得につながるのは、履歴書や顔の見えないEメールではありません。演技をしていない間の時間に、その世界に飛び込み、関係者と出会い、行動を起こすことが必要です。[15]
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ポイント

  • 自分自身の感情は押し殺します。雑念を払って自分の役に集中しましょう。
  • 練習の際はメモ帳を用意しましょう。悪かった点や監督が指摘する改善点を覚えておくのに役立ちます。
  • 自信を持って演じましょう。
  • 他の人の前で演じるのに緊張する場合、家族が目の前に座っているのを想像しましょう。.
  • 役に本気でなりきり、自分自身を忘れ、役そのものであるかのように振舞いましょう。
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このwikiHow記事について

Lesly Kahn, MFA
共著者 ::
演技講師、演技コーチ
この記事の共著者 : Lesly Kahn, MFA. カリフォルニア州ロサンゼルス在住のレスリー・カーンは「Lesly Kahn & Company」の設立者です。同演技学校では俳優たちが映画、テレビ番組、劇場での仕事を獲得するための訓練に力を入れています。レスリー・カーンは同校で演劇講師として30年以上後進の育成にあたり、現在まで何百人もの俳優たちを有名にしてきました。メリーマウント・マンハッタン大学にて演劇学の学士課程プログラムを実践。ニューヨーク州にある劇場やその他の地域劇場、そしてテレビ局にて指導を行ってきました。ニューヨーク大学にて学士号を、イェール大学演劇大学院にて芸術学修士号を取得。 この記事は2,895回アクセスされました。
カテゴリ: 演劇・舞台
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