木材の塗料の色が暗すぎると、家具や部屋全体の見た目に影響します。幸い、塗料を塗った部分を好きな明るさに調整する方法があります。色を明るくする1番効果的な方法は、薬剤による漂白です。色をそこまで大きく変える必要がない場合は、スチールウールやミネラルスピリットを使用すれば、塗料が塗ってある部分の色を少し明るくすることができます。また、色が濃すぎる未使用の塗料がある場合は、薄めて色を変えてから使用すると良いでしょう。

方法 1 の 3:
木材を漂白する

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    色を明るくしたい木材に剥離剤を塗り、20分放置する 有毒な空気を吸い込まないよう、しっかり換気をしながら作業を行います。ゴーグル、手袋などで目や手を保護しましょう。天然毛を使用した長さ5cmほどの刷毛を剥離剤につけ、明るくしたい木材に塗ります。木材全体に剥離剤が浸透するよう、満遍なく塗りましょう。剥離剤が固まるまで、そのまま20分間放置します。[1]
    • 木製の床材を漂白する場合は、剥離剤を塗るか、電動サンダーを使用しましょう。
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    プラスチック製のスクレーパーでコーティング剤を削り取る スクレーパーを木材に対して45度の角度で持ち、しっかりと圧をかけながら削り、古いコーティング剤を剝がします。木材に傷や跡がつかないよう、木目に沿って削るのがポイントです。古いコーティング剤がすべて剥がれるまで、木材の表面を削り続けましょう。[2]
    • 養生布を敷いておけば、剥がれたコーティング剤を簡単に集めて捨てることができます。
    • コーティング剤を削る際に、塗料も一緒に削れる場合があります。

    ポイント: 木材を濡らし、色が均一に変わるかを確認してみましょう。周囲よりも明るいまたは暗い箇所がある場合は、その部分にまだコーティング剤が残っている可能性があります。

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    木材用の漂白剤を混合する 木材の漂白には、効果がマイルドなシュウ酸、または強力な2剤式の漂白剤を使用します。漂白剤を混合するときは、目や手の炎症を防ぐため、ゴーグルと手袋を着用しましょう。シュウ酸を使用する場合は、付属の説明書に従って結晶を水に溶かします。2剤式の漂白剤を使用する場合は、小さめのボウルに2つの溶剤を同量ずつ入れ、混ぜ合わせます。[3]
    • シュウ酸は塗料を僅かに明るくする効果があり、元々の色が明るめの木材に最適です。
    • 2剤式の漂白剤は色の大部分を落とせるため、元々暗い木材の色を明るくすることもできます。
    • いずれの漂白剤も、油性および水性の両方の塗料に使用できます。
    • 木材用の漂白剤やシュウ酸は金物店やホームセンターで購入できます。
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    混合した漂白剤を木材に塗り広げる 長さ5cmほどの刷毛を使用し、漂白剤を木材に薄く塗ります。色が均一に明るくなるよう、木材の表面全体に薄く塗るようにしましょう。漂白剤を塗り終えたら、木材と塗料の色が変わるまで約30分放置します。[4]
    • 木製の床材に漂白剤を塗る場合は、モップを使って床の表面に漂白剤を塗り広げます。
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    30分経ったら、白酢で漂白剤を中和する 大きなボウルまたはバケツに白酢とお湯を1対1の割合で入れ、混ぜ合わせます。これに雑巾を浸し、余分な水分を絞ります。木材の表面を酢で拭き取ると、反応が止まり、塗料がそれ以上明るくなるのを防ぐことができます。[5]
    • 漂白剤の中和は、木材の色を見ながら、好きなタイミングで行いましょう。
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    濡れた雑巾で木材をきれいに拭く 新しい雑巾を用意し、できるだけ温度の高いお湯で濡らします。余分な水分を絞ったら、木材をきれいに拭きましょう。全体を丁寧に拭き取り、表面に残った漂白剤や酢を落とします。[6]
    • 木製の床材の場合は、モップをきれいな水で濡らし、床を拭きましょう。
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    木材を1晩乾燥させてから、色を確認する 水分を蒸発させた状態で塗料の最終的な色を確認できるよう、木材を乾燥した涼しい場所に置きます。翌日、木材が好みの色に仕上がっているかを確認しましょう。仕上がりが気に入らない場合は、同じ方法で木材に再度漂白剤を塗り、次の日に色の明るさを確認しましょう。[7]
    • 木材の色が濁ったり、灰色っぽくなる場合があるため、漂白剤の使用は2~3回までにしましょう。
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    180グリットのサンドペーパーで木材を磨く 木材を漂白すると木目も一部剥がれてしまいますが、サンドペーパーで磨けば表面を滑らかにすることができます。180グリットのサンドペーパーを使ってしっかりと圧をかけます。傷が目立たないよう木目に沿って動かしましょう。木材の表面が滑らかになるまでサンドペーパーで磨きます。[8]
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    上から新しいコーティング剤を塗って木材を保護する 木材に塗るためのポリウレタン系コーティング剤を購入し、しっかりとかき混ぜます。天然毛を使用した長さ5cmの刷毛を使い、ポリウレタンを木材の木目に沿って薄く塗ります。ポリウレタンを塗り終えたら、刷毛を大きく動かしながら、塗った個所の気泡や塗りムラをなくしましょう。[9]
    • ポリウレタンの缶は振らないよう注意しましょう。振ると木材に塗ったときに気泡が発生し、仕上がりが悪くなる場合があります。
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方法 2 の 3:
スチールウールで塗料を落とす

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    スチールウールを使い、木目に沿って木材をこする スチールウール(#0000)をお湯で濡らし、余分な水分を絞ります。軽く圧をかけながら、色を明るくしたい木材をこすります。木目に沿って前後に大きく動かすのがポイントです。同じ場所を繰り返し擦ると、塗料や木材が削れ過ぎてしまう場合があるため注意しましょう。スチールウールを使用することで、少量の塗料やコーティング剤が剥がれ、木材の色が明るくなります。[10]
    • 必ず超極細(#0000)または極細(#000)のスチールウールを使用します。硬いものを使用すると、削りすぎてしまう場合があります。

    注意: 木目に逆らって擦ると、木材に傷が残ってしまうため注意しましょう。

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    ミネラルスピリットで木材を拭き、塗料を落とす ミネラルスピリットは目や手の炎症を引き起こす恐れがあるため、使用前にゴーグルと手袋を着用しましょう。雑巾をミネラルスピリットで濡らし、木目に沿って拭くことで、塗料を少しずつ落とします。拭いた部分の木材の色が、周囲よりも若干明るくなるはずです。木材を拭き続け、雑巾が汚くなったら新しいものに替えましょう。[11]
    • ミネラルスピリットは有害なガスを発生させる恐れがあるため、作業はしっかりと換気をしながら行いましょう。
    • 火災の危険があるため、雑巾は完全に乾いてから捨てます。
    • スチールウールとミネラルスピリットは油性の塗料に効果的ですが、水性の塗料にも一定の効果があります。
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    好みの色になるまで、スチールウールとミネラルスピリットを交互に使用する 再びスチールウールに持ち替え、木材の表面を優しく擦ります。スチールウールで擦った後、再びミネラルスピリットで拭くと、塗料が落ちて色が明るくなります。木材が好みの色になるまで作業を続けましょう。最後に、きれいな布で残ったミネラルスピリットを拭き取ります。[12]
    • ミネラルスピリットとスチールウールは、塗料の色を僅かに明るくする効果しかないため、何度か作業を繰り返さないと、変化を実感できないかもしれません。
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方法 3 の 3:
塗る前に塗料を薄める

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    明るくしたい塗料と同じ性質のうすめ液を購入する うすめ液は透明な溶剤で、通常の塗料と混ぜ合わせて塗料を希釈すれば、色を薄くすることができます。手元にある塗料が水性か油性かを確認し、どのタイプのうすめ液を購入すればよいかを判断しましょう。同じ分量を混合できるよう、 手元にある塗料と同じ分量のうすめ液を購入します。[13]
    • うすめ液が見つからない場合、油性の塗料にはミネラルスピリット、水性の塗料には水を使用することもできます。
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    明るくしたい塗料とうすめ液を1対1の割合で混ぜ合わせる 空の塗料缶またはその他の蓋付きの金属製容器を使って、塗料を混ぜ合わせます。同量の塗料とうすめ液を容器に入れ、塗料用のスターラーで混ぜます。塗料がしっかりと混ざり合うまでかき混ぜましょう。ここでよく混ぜないと、ムラができる原因となります。[14]
    • 空の塗料缶は金物店やネットショップで購入できます。
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    木材の破片で塗料をテストする 混ぜ合わせた塗料に刷毛の先端を浸し、塗料缶の淵で余分な塗料を落とします。後で塗料を塗る予定の木材と同じ素材の木片を用意し、塗料を塗り広げたら、雑巾を使って塗料を刷り込みます。木材についた余分な塗料を拭き取り、塗る前と比べて、明るさがどうなっているかを確認しましょう。[15]
    • 塗料を塗った直後の色と、完全に乾いた後の色は異なる場合があります。1晩置いて、乾いた後の木材の色を確認しましょう。

    ポイント: 木片に塗料を塗るときは、うすめる前の塗料とうすめた後の塗料を並べて塗りましょう。こうすれば、明るさの変化を直接比較できます。

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    色をさらに明るくしたい場合は、うすめ液を足す 塗料の明るさが足りない場合は、うすめ液を120mlずつ足し、スターラーで全体をしっかり混ぜ合わせます。木片で塗料の色の仕上がりをテストし、必要に応じてうすめ液を追加しましょう。好みの色になったら、後で使えるように塗料缶に蓋をしておきます。[16]
    • 今後また同じ色を複製できるよう、追加したうすめ液の量を記録しておきましょう。
    • 塗料が明るくなりすぎた場合は、オリジナルの塗料を60~120ml追加します。
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ポイント

  • 120グリットのサンドペーパーで塗料を削り落とし、塗料を塗り直す方法もあります。
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注意事項

  • 有害なガスが発生する恐れがあるため、ミネラルスピリットや漂白剤を使用する際はしっかり換気を行いましょう。
  • 強い薬品は刺激となる場合があるため、使用中はゴーグルや手袋を着用しましょう。
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必要なもの

木材を漂白する

  • 剥離剤
  • 刷毛
  • ゴーグル
  • 手袋
  • プラスチック製のスクレーパー
  • シュウ酸または2剤式の漂白剤
  • スポンジ
  • 白酢
  • 雑巾
  • 180グリットのサンドペーパー
  • ポリウレタン系のコーティング剤

スチールウールで塗料を落とす

  • スチールウール(#0000)
  • ゴーグル
  • 手袋
  • 雑巾
  • ミネラルスピリット

塗る前に塗料を薄める

  • うすめ液
  • 塗料
  • 計量カップ
  • 塗料缶
  • スターラー
  • 刷毛
  • 木片

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Crystal Chadwick
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Crystal Chadwick
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カテゴリ: 木工芸
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