みなさんの中で、うっかり携帯電話を流しに落としてしまった、あるいはさらに悲惨なことに、トイレの便器に落としてしまった、という経験をされた方はいらっしゃるでしょうか?携帯電話をポケットに入れたまま気付かずに洗濯してしまう、または、悪ふざけで友達にプールに突き落とされてポケットに入った携帯電話もろともずぶ濡れになってしまう、などというのも珍しくありません。大雨に打たれて濡らしてしまう、ポケットに入れているのを忘れて泳いでしまう、いずれもありそうなことです。あるいは、ペットを飼っているみなさんの中には、何かのはずみでポケットから落ちた携帯電話が水皿に入ってしまったという経験のある方もいらっしゃるでしょう。携帯電話が濡れた時は、多くの人が買い替えを考えます。しかし時として、素早く対応できれば、濡れた携帯電話を救うことができるのです!あきらめて新しい携帯電話を買う前に、これからご紹介する対処法をステップ1から順に試してみましょう。

ステップ

  1. 1
    できるだけ早いうちに携帯電話を水から引き揚げましょう。たとえ携帯電話にしっかりカバーがかかっていたとしても、ハンズフリーキットのポートやマイク接続のための小さな穴、そして充電器やUSBケーブルの接続口などから、ほんの数秒の間に水が機械内部へ流れ込みます。素早く携帯電話を掴んで、即電源を切りましょう。電源を入れたままだとショートを起こす危険があります。水中に落とした場合は、たとえ作動していても、すでに機械内部にまで浸水していると考えたほうが良いでしょう。
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    すぐに水から引き揚げれば、それほどダメージはないかもしれません。長時間水に浸かっていた場合、例えば洗濯機で回してしまった場合には状況はかなり厳しくなるでしょう。そうはいっても、あきらめるのは、以下の方法に従って携帯電話を救えるか試してからでも遅くはありません:
    • もし携帯電話が、壁のコンセントを使って充電している最中に浸水した場合は、水から引き揚げてはいけません。すぐに専門家を呼び、しかるべき手順を踏んで安全を確保しましょう(例えば、建物のブレーカーを落とすなど)。電気と水の組み合わせは最悪です。不用意に触ると感電する危険があります。しかしながら、コンセントに接続していない場合は、できるだけ早急に携帯電話を引き揚げて、次のステップを試してください。
    • 携帯電話を水によるダメージから救えるかどうかは、素早い対応にかかっているといっても過言ではありませんが、そうはいっても、慌ててはいけません。プレッシャーのかかる場面では、冷静な判断こそがより効率の良い作業をするための鍵となります。
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    水から引き揚げた後は、すぐに数枚のキッチンペーパーまたは柔らかい布を用意し、その上に携帯電話を置いてバッテリーカバーとバッテリーを外します。これは携帯電話を救うにあたって、最も大切な作業の一つです。普段は携帯電話内部の多くの電気回路が動力源(バッテリー)に接触しています。本体が濡れた際に、バッテリーパックを素早く取り外すことで、それらの回路を浸水から守ることができるのです。[1]
    • 携帯電話が水によってダメージを受けているかどうか見極めるには、バッテリーを取り付ける箇所の近くの角をチェックしてください。白い四角または円のマークがあるはずです(中には赤い線が描かれているものもあります)。そのマークがピンクまたは赤く変色していれば、みなさんの携帯電話は水によるダメージを受けているということです。
    • バッテリーの取り外し方が分からない場合は、すぐに取扱説明書を読みましょう。
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    SIMカードが挿入されていれば抜き取ります。いくつかの、あるいは全ての大切な連絡先(およびその他のデータ)はSIMカードに保存されているはずです。多くの人にとって、SIMカードは携帯電話本体よりもよほど大切で、真っ先にダメージが気になるでしょう。
    • SIMカードにはある程度の耐水性はありますが、速やかに抜き出すのが賢明です。軽く布を押しつけて水気を取り、再び携帯電話をネットワークに繋ぐまで、脇へ置いて乾かしておきましょう(SIMカードが入っていない携帯電話の場合は、このステップを飛ばしてください)。
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    全ての周辺機器、例えばイヤホン、メモリーカード、およびケースや保護カバーなどはすべて取り外してください。あらゆる隙間やスロットや裂け目を塞ぐものを取り外して空気乾燥させます。
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    柔らかい布きれやタオルを使って水気を取ります。水分が一滴でも内部に残っていれば、やがて携帯電話は腐食によって使い物にならなくなり、中の回路が腐ってショートを起こす可能性もあります。何よりも、最初の段階で、できるだけ多くの水気を速やかに取り除き、水分が携帯電話の内部に入り込まないようにする必要があります:
    • 携帯電話を落とさないように気を付けながら、できるだけ多くの水気を慎重に拭き取りましょう。携帯電話を振ったり、激しく動かしたりすると水気が中まで入り込んでしまうので注意してください。
    • タオルやキッチンペーパーを使って拭きましょう。キッチンペーパーを隙間や溝に詰め込まないように気を付けてください。慎重に、残りの水滴をできるだけ多く拭き取りましょう。
    • 首尾よく時間内にバッテリーを取り外せた場合は、携帯電話の内部をアルコール付きの布で拭くだけで済むこともあります。
  7. 7
    掃除機を使いましょう。携帯電話の内部に入り込んだ水気を取る場合、手元に掃除機があればぜひ使ってみましょう。一か所につき20分程度掃除機を当てて湿気を吸い出します。濡れた箇所すべてに行いますから、友人と交代で作業をするのが良いでしょう。
    • これは最も手早い方法で、みなさんの携帯電話を完全に乾かすことができます。30分もあれば復旧するでしょう。もっとも、水に浸っていた時間が極めて短い場合はともかく、通常は、そこまで短時間のうちに電源を入れるのは賢明とはいえません。
    • 掃除機は携帯電話に近づけすぎないように注意しましょう。掃除機は静電気を発生させます。静電気は、携帯電話にとっては水よりも危険です。
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    ヘアドライヤーを使って携帯電話を乾かすのは禁物です。世間に広まっている対処法の一つかもしれませんが、ドライヤーを使うのは(たとえ冷風モードであっても)おすすめできません。ドライヤーを当てると、かえって最深部の電気部品へとつながる溝に水気を押し込むことになります。ドライヤーが熱風に設定されていれば、なおさらそうなるでしょう。
    • 湿気が中に深く入り込むと、液体中のミネラルが回路に堆積し、腐食や酸化によって携帯電話内部の電気部品が故障します。
    • 携帯電話の内部に向けて風を送り込むのは禁物ですが、一方で、ヒーターや扇風機といった送風機を使って、風を携帯電話の表面上を通過するように当てて乾燥させるのは効果的です。ベルヌーイの法則により、暖かく乾いた空気が携帯電話の上を高速で通過すると、気圧の低下とともに、徐々に水気が携帯電話から吸い上げられるというわけです。この方法の優れたところは、面倒な作業もなく、ただ温風の前に数時間置くだけで濡れた携帯電話を復旧できるということです。
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    湿気に対して高い吸収性のある物質を使ってみましょう。安価な方法として、乾燥した米や玄米フレークの入ったボウルまたは袋の中に携帯電話を入れて一晩そのままにします。あるいは代わりに、キッチンペーパーをかぶせておくだけでも良いでしょう。米が残った湿気をある程度は吸収してくれるでしょう。[2]
    • できれば、乾燥剤を使うのが理想的です。乾燥剤は米よりもさらに吸収性に優れています。[2] また、携帯電話をビニール袋に入れて口にシールをしたり、プラスチック容器(密閉性のもの)に入れておくのも良いでしょう。その際、携帯電話とともにシリカゲルなどの乾燥剤を入れておきます。シリカゲルはしばしば新しい靴や財布、あるいは麺類などに付属しています。難点として、付属品としての乾燥剤は、濡れた携帯電話に使う頃にはすでに効力がなくなっている可能性があります。 ドライフラワーに使う乾燥剤であれば、通常ほとんどの工芸店で購入することができます。できるだけ長時間(少なくとも一晩)、携帯電話を乾燥剤や米とともに置いて湿気を取り除きましょう。
    • 寝るまでの間、1時間ごとに携帯電話を回転させて向きを変えましょう。逆さにすることで内部に残った水滴を下に流し、上手くいけば、すべての水分を排出することができるでしょう。
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    細かい箇所に入り込んだ水分をさらに取り除くために、携帯電話を日当たりの良い場所に置いて乾かしましょう。
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    携帯電話を吸収性のあるタオルやナプキン、その他の紙の上に置きます。米または乾燥剤で湿気を取った後は(あるいは、そのどちらも手元にない場合は)、携帯電話を吸収性に優れた素材の上に横たえます。目的はあくまでも器機からすべての水気や湿気を取り除くことです。
    • 4時間から6時間ほどそのままにします。1時間ごとに吸収素材をチェックしましょう。もしまだ水気が残っているのが明らかであれば、もう一度掃除機による吸引や乾燥剤のステップを繰り返してください。
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    携帯電話をテストします。少なくとも24時間、あるいは場合によってはそれ以上かけて乾燥させた後、携帯電話のすべての箇所がきれいになって乾いているか確かめましょう。すべてのポートや仕切り部分をチェックして、隙間に水気や汚れが残っていないか確認してください。器機やカバーから埃や汚れを拭き取り、バッテリーを取り付けます。電源を入れ、おかしなノイズが出ていないかよく聞き耳を立てながら、携帯電話が正しく作動しているかよく見てみましょう。
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    完全に乾いているにもかかわらず作動しない場合は、バッテリーを外した状態で充電プラグを繋いでみましょう。それで作動するようでしたら、おそらく新しいバッテリーが必要ということでしょう。
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    その携帯電話を購入した携帯ショップに持って行きましょう。時として、修理してもらえることもあるでしょう。携帯電話が濡れたことは正直に話しましょう。携帯電話の内部には水気を感知するステッカーが取り付けられています。修理業者にも携帯電話に起こったことを正確に理解してもらった方が、よりみなさんの助けになってくれるはずです。
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    よほどの訓練を積んで技術を身につけていない限り、携帯電話を分解してはいけません。感電したり、有害な化学物質や電気部品に晒される危険もありますから、専門家に任せましょう。
    • 乾かした後、起動するにもかかわらず、正しく作動しない場合は、水分がまだ残っているか、もしくはすでに腐食が始まっている可能性があります。もう一度すべてのカバー、バッテリー、カード、その他外部の取り付け部品を外し、本体を清潔で乾いたペイントブラシまたは歯ブラシで丁寧に磨きましょう。ユーチューブなどでこの作業に関する教則ビデオをチェックしてください。
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    保護ケースを購入しましょう。落としたりぶつけたりした際に、きっとみなさんの携帯電話を守ってくれるでしょう。また、スマートフォンの場合、画面保護シートは必須です!
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ポイント

  • すべてのパーツを外してから携帯電話を米に入れましょう。
  • バッテリーを外したら、24時間は米の袋に入れておきましょう。
  • 補聴器を扱っている店でも乾燥剤を販売しています。ひとたび主な水気を拭き取り、すべての端子カバーを開ければ、乾燥剤が残った水気を取り除くのに役立ちます。湿った米は携帯電話の小さな隙間や接続口に入り込んで汚してしまうこともあるため、やはり乾燥剤を使うのが賢明でしょう。
  • 電源を入れた状態で濡らしてしまうと、携帯電話の電気回路はショートを起こします。回路が焼け付く前に電源を切ることができれば、きっと水に浸かった携帯電話でも復旧できるでしょう!
  • 真空チャンバー(多くの高校や大学にあります)に携帯電話を入れ、チャンバーを起動させましょう。知り合いがいれば、大学や特殊な工場にある真空チャンバーを使用できるかもしれません。真空チャンバーの中では、十分に時間が経過すれば、水は外気と同じ温度で沸点に達します。つまり、加熱されなくても水分は泡となって蒸発するわけです。この方法は、30分ほど部屋と同じ温度で真空状態を維持できれば成功するはずです。真空チャンバーを使えば、みなさんの手の届かない箇所の水気もきれいに取り除くことができるでしょう。真空チャンバーが使えない場合は、(もう少し現実的に)上記の掃除機を使う方法を参照してください。
  • 携帯電話が塩水に晒されて結晶化した場合は、本体やICチップをプラスチック製のもの(例えばドライバーの柄など)で軽く叩きましょう。上手くいけば、叩いた振動で、異物が剥がれ落ちるでしょう。本体やチップを強く叩かないように注意してください。鋭い衝撃はチップを破壊してしまいます。複数の箇所を、ごく軽く何度か叩くのがポイントです。特にチップの周りを叩く時は注意しましょう。その後、適切な溶剤を使って残りの酸化物を取り除きます。
  • どのみち水による損傷に対するメーカー保証はありませんから、上記の方法に従って乾かしてもなお携帯電話が正しく作動しない場合は、トルクスドライバーを一式購入し、思い切って本体のケースを開けましょう。携帯電話にはそれぞれ決まったトルクスネジのサイズがあります(例えば、モトローラ社のRAZRの場合、ケースを開けるには#4、#5、そして#6のサイズのドライバーが必要になります)。ケースを開けたら、コンタクトスプレー(接点復活剤)を内部に吹きつけます。吹き付けられたクリーナー液はすぐに乾燥します。毛先の軟らかい歯ブラシで内部を擦って残り滓を取り除きます。そして、数分間、エアーダスターまたは掃除機を使ってさらに水気を取り除きます。乾いたのを確認して、再びケースを取り付けます。
  • 決して濡れたものを掃除機で吸引してはいけません。感電する危険があります。
  • 携帯電話を海に落としたり、他の塩水に浸けた時は、速やかにバッテリーを取り外し、内部で塩が結晶化する前に水で洗い流しましょう。
  • 緊急に電話をしなければならない時に濡れた携帯電話しか手元にない場合は、電源を切って乾かす前に、すぐにその携帯電話を使用してください。その時点でまだ作動しているようであれば、完全に機能停止するまで多少の時間はあるはずです(腐食は直ちに起こるわけではありません)。
  • 常に携帯電話に注意を払いましょう!トイレやビーチに持ち込んではいけません。食卓やその他濡れる可能性のある場所に放置しないようにしましょう。'

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注意事項

  • バッテリーを熱に晒してはいけません。漏電や爆発を起こすことがあります。リチウムイオンのバッテリーは繊細です。もしヘアドライヤーを使う場合は、必ず最初にバッテリーを取り外してください。もっとも、ドライヤーを携帯電話にあてるのはおすすめできません。
  • 間違っても、携帯電話をオーブンや電子レンジに入れて乾かそうとしてはいけません。
  • 多少なりとも機械の心得があれば、ネジを少しだけ緩め、ケースと本体の隙間から水気を逃がすという方法を試してみましょう。通常携帯電話にはある程度防水性があり、小雨や湿度の高い環境でも使用に耐える設計になっています。裏を返せば、ひとたび水気が内部に入り込むと、乾かすのが非常に難しいともいえます。
  • アルコールを使う場合は、必ず外で作業を行い、決して熱に晒さないように注意しましょう。モニターの熱ですら危険です。また、アルコールの匂いが消えるまでは、バッテリーを接続しないようにしてください。
  • たとえ上記の手順に従って乾かしたとしても、水に含まれるミネラルが基板のハンダやピンに堆積して、腐食やショートを引き起こすことがあります。特に最近の携帯電話の基板に使われるピンは一か所に密集しているため、わずかの水を被るだけでショートを起こし、携帯電話を使用不能にします。
  • 近年のほとんどの携帯電話のメーカーは、携帯電話に水気を感知するステッカー(LCI)を取り付けています。水気が携帯電話の内部に入り込むとステッカーが変色します。これによって、修理業者にはみなさんの携帯電話が水没したことが分かります。ほとんどの携帯電話の場合、水による損傷は保証修理の対象外ですから、メーカー側にとっては重要です。おそらく、バッテリー付近のステッカーが変色している場合、みなさんがアクセスできない内部のステッカーもすでに変色しているでしょう。そうなると、結果的にみなさんは保証対象外の料金を支払うことになります。ともかく、水による製品の損傷はメーカー保証の対象外であることを肝に銘じておきましょう。保険に入るという手もありますが、全ての保険会社や保険プランが水による携帯電話の損傷をカバーしてくれるわけではありません。さらに注意すべき点として、上記の水気を感知するステッカーは、極度に高い湿気によっても変色することが知られています。
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必要なもの

  • 猫砂
  • 米やシリカゲルなどの乾燥剤(新しい靴や、麺類、バックパックなどに付属)
  • タオル、キッチンペーパー
  • 掃除機
  • ボウル
  • 密閉バッグ、または容器
  • 綿布

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