炭火を起こす方法

共同執筆者 wikiHow編集チーム | 13 出典

この記事には:火起こし器を使う着火燃を使う強い火を起こして維持する

強い火を起こして維持するのは怖いと感じるかもしれません。炭を使うとなるとなおさらでしょう。しかし、基本的な道具と知識があれば、誰でもプロ級のバーベキューを楽しめます。

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火起こし器を使う

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    最小限の労力で安定した強い火を起こすため、火起こし器を使います。火起こし器は良い炭火を作るのに最も簡単な方法で、着火燃も不要です。底に紙を入れ、その上に炭を詰め、紙に火をつけます。すると火起こし器の中が熱され、間もなく炭に火がつくので、それをバーベキューコンロに移して調理します。
    • 火起こし器の価格は通常1,500円~3,500円程度で、大きさによって異なります。オンラインやホームセンターで購入できます。
    • プロの料理人らも火起こし器を強く勧めています。着火燃を使うと、煙の香りに影響が出るのと、火の温度を均等にするのが難しいからです。[1]
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    軽くつぶした新聞紙の塊を2~4個、火起こし器の底に入れます。新聞紙は軽く丸めるだけで問題ありません。強く丸めすぎると、火が十分な酸素を得られなくなってしまうからです。新聞紙が大きなマッチの役割を担い、炭に素早く火をつけます。
    • 火起こし器の底がしっかりしていない場合は、新聞紙をバーベキューコンロの火床に置き、火起こし器をその上に乗せます。
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    火起こし器に練炭かウッドチップを詰めましょう。好みの炭を火起こし器いっぱいに詰めます。練炭とウッドチップを混ぜ合わせても問題ありません。火起こし器を使えば全てに均等に火がつくので、バーベキューコンロの容量に対し十分な炭を用意しましょう。通常の22インチ(約57cm)のコンロであれば練炭が約40個必要ですが、単純に火起こし器いっぱいの炭でおおよそ必要な分量になるでしょう。[2]
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    底の2、3か所から新聞紙に火をつけます。火傷を防ぐため、長めのマッチやチャッカマンを使いましょう。新聞紙はすぐに燃え尽きますが、一か所に集中した炎と熱により、底の炭が着火し、やがて火起こし器全体の炭に火が回ります。[3]
    • 火起こし器はコンロの火床の上か、耐熱性のある物の上に置いて熱しましょう。非常に熱くなり、火事にもなりかねないので目を離さないようにしましょう。
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    上の方の炭が灰白色の灰で覆われたら、炭をコンロに移します。火起こし器の中で熱が上昇すると、上の炭は灰白色の灰で覆われ始めます。通常、十分熱するのに10~15分かかります。これで食材を焼き始める準備が整いました。[4] コンロ全体を熱くしたい場合は炭をコンロの中心に入れます。直火焼きと間接焼きにエリア分けしたい場合は、コンロの半分のみに炭を入れます。
    • 30分以上調理する場合は、炭が燃え尽きてくるので手のひら数杯分の新たな炭を加えましょう。[5]
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    火がしっかり燃えるように、通気口は必ず開けましょう。通気口を開けて空気と酸素を入れることで、火がより早く燃え上ります。炭を入れて食材を焼いている間、ふたは開けておきます。肉をいぶすときやゆっくり調理したいときは閉じます。

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着火燃を使う

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    コンロの底の通気口を開け、火床を取り外します。火床を取り外し、蓋も外したらコンロの底の通気口を開けます。均等で強い火を起こすために、できるだけたくさんの空気が炭まで届くようにします。
    • ここで灰を綺麗に取り除きます。灰があると、火が消えたり、炭が均等に燃えなくなったりするためです。[6]
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    練炭をピラミッド型に積み、頂点がコンロの中心に来るようにします。練炭を入れる際にコンロの中心をめがけて袋を開けると、自然とピラミッド型になります。そして、手や長い柄のトングを使ってピラミッドの周りの炭を積みなおします。まずは以下に箇条書きした量の約半分の量の炭で始めましょう。熱くなったら、5~7個ずつ炭を足してコンロの火力を最強にします。
    • 小さい携帯用コンロの場合、調理開始時に25~30個の練炭や木炭を用意しましょう。
    • 中型コンロの場合、練炭を約40個用意しましょう。
    • 大型コンロや業務用コンロの場合、1袋分以上の炭が必要です。[7]
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    ピラミッドの中心に向けて少量の着火燃を吹きかけます。着火燃で炭をびちょびちょにしないようにしましょう。燃えるまで時間がかかるうえ、嫌な臭いの濃煙が発生するからです。なるべくピラミッドの中心に目がけ、2秒以上は吹きかけないようにしましょう。
    • 内側の練炭に着火燃をかけてからピラミッドを作る方法もあります。全体に熱が行き渡るよう、ピラミッドの頂点が着火燃をかけた練炭の上に来るようにします。
    • 着火燃の使い過ぎは、多くの人が陥りやすい失敗です。着火燃を使い過ぎると、食材に石油のような臭いがついてしまいます。着火燃はあまり多くは必要ありません。数個の炭から煙が出る程度で十分で、これらの炭から全体に火が広がっていきます。
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    2、3分間、着火燃を練炭に浸み込ませます。すぐには火をつけないようにしましょう。待つことで着火燃が炭の表面の層に浸み込み、均等に燃えるようになります。
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    着火燃を少量加えます。ピラミッドの数か所に着火燃を軽く吹きかけ、浸み込むのを数秒待ちます。着火燃に火が燃えつくので、炭を浸しすぎないようにしましょう。炎が燃え上がって危険です。着火燃は数か所に少量かければ火を起こせます。
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    長めのマッチやチャッカマンで安全に火をつけます。着火燃は急激に燃え上がるものではありませんが、気を付けて取り扱う必要があります。着火燃をかけた2、3箇所に火をつけ、可能であればピラミッドの中心にも点火します。火は大きな炎となって炭を包みますが、これは着火燃が燃えているだけです。
    • 炎が収まると、中心部の炭から煙が出て灰白色の灰ができているはずです。これは、きちん着火したことを意味します。
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    練炭の大部分が灰白色の灰で覆われたら、それを広げます。黒い部分がほとんどなくなったら、調理ができる状態です。ピラミッドの内側の炭は赤く光っているはずです。好きなかたちに炭を広げましょう。長時間調理する予定であれば、炭を追加します。大体、30分ごとに手のひら1、2杯の炭を追加するのが目安です。
    • コンロ全体に炭が1、2層重なるようにしましょう。炭がまばらになったり一つ離れたりしないようにします。炭は重なり合うことで熱を保つのです。袋に入った氷の方が、ばらの一粒ずつよりも冷たく長持ちするのと同じです。
    • 炭を加えたら、着火するまで5、6分待ちましょう。周りの炭が十分熱いので、あまり時間はかからないはずです。
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    未使用の練炭は次回のために密封保存します。使い残しがあれば、袋の口をクリップ止めしましょう。炭に含まれる添加剤が気化すると、次回の使用時、着火燃を使っても使わなくても火がつきにくくなります。[8]

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強い火を起こして維持する

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    強い火を作るため、炭どうしを一つにまとめます。調理中、トングを使って炭どうしが一つにまとまるようにしましょう。孤立した練炭はすぐに熱を失い、燃料としての役割をほとんど果たしません。空気が入らないほどぎゅうぎゅうに詰めてもいけませんが、たくさんの小さな離島のように離ればなれにしてもいけません。[9]炭の置き方には、調理方法によって2通りあります。
    • 均等調理  コンロの底全体に炭を2層に広げます。これにより、コンロ全体に均等に熱が行き渡ります。急いで調理していて、間接焼き(大きな肉の切り身をゆっくり焼く方法)をする必要がない場合は、この方法を選びましょう。
    • 2区分調理  全ての炭を混ぜてコンロの片側半分に平らに敷き、もう片側は空けておきます。この方法では、炭の上では食材を直火で早く調理することができ、反対側では間接焼きでじっくり調理することができます。また、炭が無い側で調理済みの食材を保温したり、燻製を作ったりもできます。[10]
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    火力を維持するため、定期的に炭を追加します。練炭が無くなりかける前に新しい炭を足しましょう。炭が半分程になったら5~10個の新しい炭を追加します。大体30分に1回のタイミングです。新しい炭に着火し、灰白色の灰ができ始めるまで5~10分待ってから調理を再開しましょう。[11]
    • もっと炭が必要だと感じたら追加しましょう。炭を増やせば火力も上がります。必要な温度に達するまで、5、6個ずつ徐々に加えていきましょう。
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    高温を保つため、上下の通気口は開けておきます。火がより多くの空気を取り込むほど調理温度は上がるので、通気口を開けておくことが高温で強い炭火を作る鍵となります。より多くの酸素を火に送るほど、コンロは熱くなります。温度調節が必要な場合は、片方、または両方の通気口を半分閉めます。両方を同時に閉めると、酸素不足で火が消えてしまう可能性があります。[12]
    • 上の通気口を閉じるのは燻製を作る際にも使える方法です。火の温度を下げ、コンロ内の煙を食材周辺に追い込むからです。
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    こまめに灰を掃除します。コンロの底の通気口を開閉するための小さいレバーがあり、このレバーは通気口から灰を取り除くのにも使えます。灰は空気のスペースを奪い、積み重なっていくと酸素不足で炭火が消えてしまいます。
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    硬材の木炭を加えて風味と火力を上げます。木材は練炭よりも燃焼温度が高く、燻製の香りが得られ、調理も簡単にできます。練炭よりも早く燃え尽きるので、多くの人が木炭と練炭を混ぜて使用しています。それにより、長持ちし、高温で、香りのある火が得られ、ステーキや大きめの肉の切り身を焼くのに適しています。[13]
    • ヒッコリーやリンゴの木の木炭を使うと、最高水準の香りと強い火が得られます。

ポイント

  • 定期的に炭を加えてなるべく長く火を維持する練習をしましょう。また、新しい炭を加えたときや通気口を半分閉めたときに温度がどのように変わるか注意しましょう。
  • 火をより注視するため、バーベキュー用の温度計を購入しましょう。

注意事項

  • 着火燃を燃えている炭にかけては絶対にいけません。重傷につながる可能性があります。上記の手順に従えば、火を再度つけたり補ったりする必要はありません。
  • 決して、火を起こすのにガソリンを使ってはいけません。着火燃はゆっくり制御された火ができるように作られているのです。

記事の情報

この記事は、経験豊富なwikiHowの編集者と調査員から成るチームによって執筆されています。調査員チームは内容の正確性と網羅性を確認しています。

カテゴリ: アウトドア

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