スキレット(鋳鉄製の厚いフライパン)は優れた調理器具で、ほぼどのような料理にでも使うことができます。優秀な調理器具である一方で、他のフライパンや鍋よりも手入れに手間がかかるという特徴もあるので、正しい扱い方を知っておくことが大切です。いくつかの簡単な手順で焦げついた食材を取り除けるようになりましょう。何を試しても効果が見られなかった時も、鋳鉄を回復させ、油をなじませることができるようになっておけば、再び新品のように生まれ変わるでしょう。

方法 1 の 2:
手軽にさっと掃除する

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    軽い焦げつきは油で拭き取る 食材が焦げ初めたタイミングで取り出すことができていれば、大さじ1~2の油だけで取り除けるかもしれません。スキレットが温かいうちに油を加え、ペーパータオルで表面を拭き取りましょう。浮き上がった食材はすべて捨て、スキレットを収納しておきましょう。[1]
    • 油を使ってスキレットの汚れを落としたので、次回使用する際は、そのまま調理ができる状態になっています。
    • 煙点が高く、風味にくせのない油を使いましょう。植物油、グレープシードオイル、フラックスシードオイルなどが適しています。[2]
    • この方法は、焦がしてからあまり時間が経過していないスキレットに適しています。かなり酷く焦げついている場合、あるいは長時間放置されていた場合は、より徹底的な手入れが必要かもしれません。
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    重曹や塩で焦げた食材をこすり落とす もう少し焦げていた時間が長く、より頑固に食材がこびりついている場合は油以上に研磨性の高い道具が必要です。コーシャーソルト、粒の粗いシーソルト、あるいは重曹をスキレットにふりかけましょう。ペーパータオルを使ってこびりついた食材の上からゴシゴシとこすります。さっと水ですすぎ、塩や重曹も残さず流しましょう。[3]
    • 粒が粗く研磨性の高い粉末であれば、何でも用いることができます。コーンミールも重曹の代わりとしてかなり効果が高いでしょう。対照的に、砂糖はスキレットの表面で溶けてしまうこともあるので、むしろ掃除の手間が増えることになるかもしれません。
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    さらに頑固にこびりついている場合はスキレットで水を沸騰させる 比較的長時間焦げついたままになっていた場合は、水を沸騰させて浮き上がらせることで取り除けるかもしれません。スキレットに2.5センチほどの深さになるよう水をはり、中火にかけましょう。水がふつふつと沸いてきて徐々に沸騰してきたら木製あるいはプラスチック製のスプーンやへらでこびりついていた食材をこそぎ落としてみましょう。[4]
    • 必ず最後に水を流し、スキレットを完全に乾かしてから保管しましょう(あるいはそのまま使いましょう)。
    • へらは木製あるいはプラスチック製のものを使い、金属製のものは避けましょう。金属製のへらやスプーンなどを用いるとスキレットの表面に傷がつき、なじませた油も取れてしまいます。
    専門家情報
    Kadi Dulude

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    ハウスクリーニング業者
    カディ・ドゥルードはニューヨーク市を拠点とするハウスクリーニングサービス会社「Wizard of Homes」の経営者として、70人以上のプロの清掃スタッフからなるチームの管理を行っています。清掃に関するそのアドバイスは Architectural DigestとNew York Magazineで取り上げられています。
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    水に浸すことでほとんどの焦げつきは取り除けます。効果が見られない時は、こびりついた食材を木製のスプーンで押し上げながら沸騰させましょう。それでも浮き上がってこない場合は、金属製の台所用スポンジでこすり落とします。最後に必ずオリーブオイルを表面になじませてから収納しましょう。

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    スキレットをオーブンで乾かす スキレットの表面を乾いた布で拭き、余分な水気を取り除きます。175~180度のオーブンの中に10分間置くか、強めの中火にかけて、完全に乾かします。[5]
    • スキレットに水分が残った状態で放置すると、錆つく恐れがあります。油をなじませたり、収納する前に、完全に水気がなくなって乾いていることを確認しましょう。
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    仕上げに油をなじませる 毎回、最後に必ず油を薄くなじませましょう。スキレットがまだ温かいうちに、大さじ1~2の油を注ぎ、ペーパータオルを使って全体に伸ばしましょう。きれいになったスキレットは湿気のない場所に次まで収納しておきます。[6]
    • 温かい表面に油を塗ると、鋳鉄が反応し重合体が形成されます。これによって、スキレットがこびりつきにくくなり、長い間、良好な状態を維持できるようになります。[7]
    • 油で汚れを取り除いたのであれば、既に油が塗られているの、この手順は省きましょう。
    • 風味にくせのない、煙点の高い油を選びましょう。植物油、フラックスシードオイル、グレープシードオイルはとても相性が良いでしょう。
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方法 2 の 2:
表面を復活させ油をなじませる

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    スチールウールで表面をこする 何をためしても効果が見られなかった時は、スチールウールで表面の鋳鉄をこすり落としましょう。少量のぬるま湯と食器用洗剤を注ぎ、小さなスチールウールでごしごしとこすります。未仕上げの天然の鋳鉄が現れるまでこすり続けます。青味がかった灰色をしています。[8]
    • スチールウールと洗剤は絶対にスキレットに使ってはいけないという意見もあります。毎日の手入れであれば、それは的確なアドバイスですが、鋳鉄の表面を剥がし、油をなじませる際は必要な道具です。
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    洗剤と温水で洗う 湿らせた布でスキレットの内側をこすりながら、流れる水が透明になるまですすぎ続けましょう。軽く表面を洗い、残っている錆やスチールウールの粒子を取り除きます。[9]
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    熱したオーブンにスキレットを入れて乾かす オーブンを175~180度に予熱しましょう。乾いた清潔な布でスキレットの表面の余分な水気を拭き取り、オーブンに入れて完全に乾かします。10分後、スキレットをオーブンから取り出し、分厚いふきん(ティータオル)の上に置いて休ませます。熱いので直接カウンタートップに置かないようにしましょう。[10]
    • ガス台を使うこともできます。強めの中火でスキレットを10分間ほど、あるいは水気がすべて蒸発し乾いた状態になるまで熱しましょう。
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    表面全体に油を塗る 風味にくせのない、煙点の高い油をスキレットの表面になじませましょう。植物油、グレープシードオイル、あるいはフラックスシードオイル大さじ1~2をスキレットに加え、ペーパータオルで全体に伸ばしましょう。全体が油で覆われたら、もう1枚ペーパータオルを用意して表面の余分な油を拭き取ります。[11]
    • 鋳鉄は多孔性です。つまり表面には無数の小さな孔があり、こうした孔が油を吸収することで料理のしやすい滑らかな表面に仕上がります。油が多すぎると、調理している間にベタついてくるかもしれません。
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    260度のオーブンの中に1時間置く オーブンを可能な限り最も高い温度に設定し、最下段にアルミホイルを1枚置きます。スキレットを上下逆にした状態で最上段に置き、1時間ほど加熱します。こうすると油が閉じ込められ、よりしっかりスキレットになじみます。[12]
    • アルミホイルは、滴り落ちる余分な油を受け止める役割を担っています。オーブンの掃除をするよりも、油のたまったアルミホイルを捨てるほうが格段に楽でしょう。
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    スキレットを冷まし、油を塗る 1時間経過したらオーブンを切り、そのままスキレットを冷ましましょう。汚れも取れ、油も塗られ、いつでも使える状態になっています。油を塗ってオーブンで加熱するという手順をあと1~2回繰り返すと、なお良いでしょう。油のコーティングが増し、スキレットの持ちがさらに改善します。[13]
    • 乾燥した清潔な場所にスキレットを収納しましょう。鋳鉄は錆びやすいので、水気にできる限り触れさせないようにしましょう。
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注意事項

  • オーブンやガス台から取り出したばかりのスキレットに触らないようにしましょう。とても熱くなっているので火傷をする恐れがあります。
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このwikiHow記事について

Kadi Dulude
共著者 :
ハウスクリーニング業者
この記事の共著者 Kadi Dulude. カディ・ドゥルードはニューヨーク市を拠点とするハウスクリーニングサービス会社「Wizard of Homes」の経営者として、70人以上のプロの清掃スタッフからなるチームの管理を行っています。清掃に関するそのアドバイスは Architectural DigestとNew York Magazineで取り上げられています。
カテゴリ: グルメ・食器
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