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近所の羨望の的になりたいですか?煙が出ないファイヤーピットは簡単に作ることができ、服に煙のにおいがつく心配なく屋外で焚火を楽しめます。庭のくつろぎの場をグレードアップさせたい、またはキャンプで安全に料理をしたい場合は、この記事を参考にしましょう。ここでは、庭で使う煙の出ないシンプルなファイヤーピットを作る方法と、野外でダコタファイヤーホールを作る方法を紹介します。

知っておきたいこと

  • 煙の出ない頑丈なファイヤーピットを作るには、コンクリートで舗装されている場所を選び、角型の敷石、スチール製ストックタンク、砕石を使いましょう。
  • キャンプや一時的な使用には、ダコタファイヤーホールを作りましょう。乾いた地面に穴を掘り、隣に空気穴を掘ってつなげます。
  • 玉砂利や河原の石の上にファイヤーピットを設置するのはやめましょう。これらの石は保水性が高いため、熱くなると弾ける恐れがあります。

方法 1
方法 1 の 2:
敷石を使って煙の出ないファイヤーピットを作る

  1. 1
    ファイヤーピットの中心部として使うために、スチールストックタンクを購入する スチールストックタンクは、亜鉛メッキ加工が施されたスチール製のストックタンクです。シンプルなファイヤーピットを作る材料として人気があり、プランターとして使う人もいます。様々なサイズがあるので、作りたいファイヤーピットの大きさに合うものを探しましょう。[1]
    • スチールストックタンクは、ネットショップで購入できます。
    • 底がついていないストックタンクを用意しましょう。丈夫な底がついているプランター用のストックタンクもありますが、ファイヤーピットには使えません。
    • ファイヤーピットには、直径約90㎝、高さ30㎝のストックタンクが最適です。
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    ストックタンクの上端に沿って1周穴をあける 直径2.5~5㎝の穴を開けられるホールソービットを電動ドリルに取り付けましょう。ストックタンクの上端から約2.5~7㎝の位置に穴を開け、その隣にも同じように穴を開けます。これを繰り返し、ストックタンクの上端を1周するように穴を開けていきましょう。穴を開ける位置を正確に測る必要はありませんが、穴と穴の間隔は約5㎝が最適です。[2]
    • ストックタンクに穴を開ける際は金属片が飛び散る恐れがあるので、保護メガネを着用しましょう。
    • 穴を開ける位置はストックタンクの上部です。これを忘れずに作業しましょう。
    • 穴の大きさや間隔に厳密な決まりはありませんが、ストックタンク上部に左右対称になるように穴を開けましょう。
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    触れたときに手を切らないように穴の周りを削る 電動ドリルで穴を開けると、周囲の金属がギザギザになります。オービタルサンダーを最低速度に設定し、穴の周囲のギザギザな部分が滑らかになるようにゆっくりと削りましょう。[3]
    • 金属片が飛び散る恐れがあるので、保護メガネを着用したまま行いましょう。
    • 必須の手順ではありませんが、こうしておくとストックタンクを動かしたり触れたりしても安心です。ストックタンクを移動する予定がなければ、この手順を省略してもかまいません。
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    見た目を変えたければ、スプレー塗料を使ってストックタンクの内側を塗装する 亜鉛メッキ加工された金属の色が気に入っている場合、この手順は必要ありません。しかし、ストックタンクの内側を塗装したければ、耐熱スプレー塗料を使いましょう。スプレー缶を振り、金属面から30~40㎝離します。スプレー缶を均等に動かしながら、ストックタンクの内側にまんべんなく吹き付けましょう。[4]
    • 耐熱スプレー塗料は、ホームセンターやオンラインショップなどで販売されています。
    • きれいに仕上げるには、複数回塗り重ねる必要があるかもしれません。塗るたびに少なくとも1時間待ち、塗料が乾いてから塗り重ねましょう。
    • 黒色や茶色が適しています。明るい色や派手な色に塗ると、すぐに汚れてしまうかもしれません。
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    ファイヤーピットを設置する場所にストックタンクを置く 建物から離れた耐火性がある平らな場所を選びましょう。コンクリート舗装された場所が最適です。庭がすべて芝生の場合は、ファイヤーピットを設置する場所に耐熱素材を敷きましょう。耐熱性があればどんなものでもかまいませんが、レンガや石、コンクリート、花崗岩、敷石などが理想的です。[5]
    • 玉砂利や河原の石の上にファイヤーピットを設置するのはやめましょう。これらの石は保水性が高いので、加熱すると弾ける恐れがあります。
    • 庭に耐熱素材を敷く場合は、地面を掘る前にガス管や水道管の位置を確認しましょう。
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    ストックタンクの周りを囲むように角型の敷石を並べる ストックタンクの端と敷石の間に約2.5~5㎝の隙間を空けましょう。この隙間を空けたまま敷石を積み重ねていきます。ファイヤーピットを使うと、煙はストックタンク上部の穴から出てこの隙間に入ります。ストックタンクの周りをぐるっと1周取り囲むように敷石を1段並べましょう。[6]
    • 敷石の代わりにレンガやブロックを使ってもよいでしょう。ファイヤーピットの材料としては、円形にきっちりと積み重ねやすい、片端が少し細くなっているレンガが人気です。
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    3つの敷石を取り除く ストックタンクと敷石の間に冷たい空気が流れ込むようにする必要があります。冷たい空気が流れ込むように敷石を3つ取り除き、等間隔に隙間を作りましょう。[7]
    • 別の方法として、敷石を1つだけ取り除き、すべての敷石の間に2.5~5㎝の隙間が空くように等間隔に並べ直してもよいでしょう。[8]
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    ストックタンク上部の高さまで敷石を積み重ねる 1段目の敷石と敷石の境目に2段目の敷石の中心があたるように重ねましょう。こうすると、敷石を取り除いた部分の上に2段目の敷石2つが均等に重なります。この要領で、ストックタンクの上部に達するまで敷石を積み重ねていきましょう。[9]
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    まとまり良く仕上げるために、一番上に幅の広い敷石を重ねて隙間をふさぐ ストックタンクの上部に達したら、ストックタンクと敷石の間に2.5~5㎝の隙間が残っていることを確認しましょう。積み重ねた敷石の一番上に幅の広い敷石を重ねて、ストックタンクとの隙間をふさぎます。こうすると、火を燃やすために必要な空気の通り道を残しながらも、上部に隙間がなくなるので煙が出ません。[10]
    • 下段の敷石の隙間から空気が入り、上に移動して燃えます。ストックタンクに冷たい空気が流れ込むと燃えた後の空気がストックタンク上部の穴から押し出されるため、煙を取り除くことができます。
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    同じ大きさの敷石を重ね、敷石を1つ取り除いて隙間をふさぐ 幅が広い敷石がなければ、同じ大きさの敷石を一番上に重ねてもかまいませんが、ストックタンクの端に近づけるために数を1つ減らしましょう。こうすると、敷石をストックタンクの端にぴったりつけて並べることができます。ストックタンクと敷石の隙間がなくなれば問題ありません。[11]
    • ストックタンクと敷石の間の隙間がなくなれば、一番上に幅の広い敷石を重ねても同じ大きさの敷石を重ねても違いはないので、好きなほうを選びましょう。
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    ファイヤーピットの底に耐火性のある石を敷き詰める 耐火性のある大きな石であれば何でもかまいませんが、溶岩石が最適です。ファイヤーピットに石を入れ、手やこてでまんべんなく広げましょう。こうすると空気が通りやすくなり、薪が燃えるために必要な酸素を十分供給できます。[12]
    • 河原の石や玉砂利を使うのはやめましょう。これらの石は保湿性が高く、湿った状態で火をつけると弾ける恐れがあります。
    • これで完成です。煙が出ないファイヤーピットで焚火を楽しみましょう。
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方法 2
方法 2 の 2:
ダコタファイヤーホールを作る

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    乾いた土に深さ4~5mの穴を掘る 特に、穴の上で料理をする場合は、穴の入り口を穴そのものより少し狭くしましょう。まっすぐ下に堀り、必要に応じてこてで形を整えます。[13]
    • 穴の上で料理をする場合は、穴の幅が鍋やフライパンよりも小さくなるようにしましょう。
    • 葉が生い茂った木の下に穴を掘ると、煙が分散しやすくなります。ダコタファイヤーホールを使うと煙は少なくなりますが、まったく出ないわけではありません。
    • ダコタファイヤーホールは、風が全くない状態や雨が降った後の地面が濡れた状態では機能しません。
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    料理する場合は穴の縁に石を並べる 穴の上で料理をする場合は、小さめの石を拾ってきて穴の入り口を囲むように並べましょう。フライパンなどを置いたときに安定するように高さを均等にします。こうすると、料理中に石の隙間から熱が逃げて、穴が爆発する心配がありません。[14]
    • 石がなければ、穴の縁に太い枝を置いてもよいでしょう。
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    風向きを確認する 風向きを確認する最も早い方法として、指を濡らして上に向けましょう。こうすると、早く乾いて冷たく感じる方向から風が吹いていることがわかります。もしくは、顔の向きをゆっくりと変えて目に風が入る方向を探すか、布の切れ端をかざして風向きを確認しましょう。[15]
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    風が吹いてくる方向に斜め45度の空気穴を掘る 最初に堀った穴から風が吹いてくる方向に25~40㎝移動します。シャベルを使って、幅約20㎝の穴を掘りましょう。初めに掘った穴の底に向かって、約45度の角度で掘っていきます。[16]
    • こうすると、空気がこの2つ目の穴を通って最初に掘った穴の底に届きます。酸素と空気が供給されて燃えやすくなり、煙の大部分が消散するでしょう。
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    地中で2つの穴をつなげる 最初の穴の底にたどり着くまで、シャベルやこてで掘り続けましょう。最初の穴の底にうまくつながらなければ、土で埋めて深さを調整します。最初の穴より深く掘ってしまった場合は、最初の穴をもう少し深く掘ってつなげましょう。[17]
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    最初に堀った穴の底で小さな火を起こす 小枝や枯れ葉などの燃えやすいものを集めて、最初に堀った穴の底に入れましょう。その上に薪を重ねて火をつけます。2つ目の穴から空気が入るので燃えやすく、煙の一部は穴から出る前に消散します。[18]
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必要なもの

角型の敷石を使って煙の出ないファイヤーピットを作る

  • スチールストックタンク
  • ホールソービット
  • 電動ドリル
  • オービタルサンダー(必要に応じて)
  • 耐熱スプレー塗料(必要に応じて)
  • 角型の敷石
  • 少し大きめの敷石(必要に応じて)
  • 砕石

ダコタファイヤーホールを作る

  • シャベル、またはこて

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