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指や足の爪に時々、点や線となって現れる小さい白いしるしは、医学用語で爪甲白斑と言われています。通常は良性で、怪我やアレルギー、ビタミン欠乏症が原因です。大半の場合、この白い斑点は 、様々な自然療法を用いて家庭で治療することができます。白い斑点が消えない場合は、医者の診断を受けましょう。爪に白い斑点が現れるというのは、稀に医療的な問題が潜んでいることがあります。

方法 1
方法 1 の 3:

家庭での治療を取り入れる

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    毎日、爪の保湿を心がける 手だけではなく爪もしっかり保湿します。就寝前に毎晩、手専用の栄養成分が配合されたオイル又はビタミンEオイルを爪にすり込みます。こうすることで、折れにくい健康的な爪になり、爪にある白い斑点が少なくなることもあります。[1]
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    精油を試す 精油は、爪の怪我や爪真菌が原因でできた白い斑点を治癒すると言われています。その中で最も高い効果が得られるのは、ティーツリーオイルとオレンジオイルです。好みの精油数滴をオリーブオイルなどのキャリアオイルで薄め、爪にすりこみます。オレンジオイルは染み込むのに45分ほどかかりますが、ティーツリーオイルは15分から20 分ほどで染み込みます。[2]
    • オイルをすりこんだ後は、水で爪を軽く洗い流します
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    酢水に爪を浸す ボウルに酢と水を1対1の割合で混ぜ合わせ、その中に爪を浸します。10分経過後、水で爪を軽く洗い流し乾かします。週に4回程このお手入れを続けると、白い斑点が消えていきます。[3]
    • 肌が敏感な場合は、水の配合を酢より多めにします。
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    レモンのスライスを爪にこすりつける レモンはビタミンCを多く含んでいますが、ビタミンCが不足すると爪に白い斑点ができることがあります。レモンは半分に切ってから、爪にこすりつけます。レモンの汁をつけたまま20〜30分待って水で爪を軽く洗い流し、乾かします。[4]
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    無糖ヨーグルトに爪を浸す 風味が加えられていない無糖のナチュラルヨーグルトは爪を強くする効果があり、爪にある白い斑点が消えていくことがあります。大さじ3杯程のヨーグルトをボウルに入れ、爪を浸します。10〜15分後に、ぬるま湯で爪を軽く洗い流します。[5]
    • ヨーグルトに、レモンの汁またはビタミンEオイルを数滴加えても良いでしょう。
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    アルカセルツァー錠剤を使う 海外で販売されているアルカセルツァーという鎮痛剤入り制酸剤は、爪の白い斑点を減らすと言われています。ぬるま湯にアルカセルツァーを2〜3錠入れ、爪を5分間浸します。[6]
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    自然に消えるのを待つ ほとんどの場合、爪の白い斑点を消すには根気が必要です。通常、白い斑点は 徐々に薄くなっていくか、爪が伸びて消えていきます。何らかの手順を踏んで白い斑点を早く消すことができる場合もありますが、消えるのを待つ以外に方法がない場合もあります。[7]
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方法 2
方法 2 の 3:

生活スタイルを変える

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    食事の習慣を変える 亜鉛やビタミンC、カルシウム、たんぱく質の不足が原因で爪に白い斑点ができる場合があります。こうしたビタミンやミネラルの摂取を増やすと、白い斑点が減ることもあります。[8]
    • ビタミンCの摂取を増やすために、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、りんごなどのフルーツを食べましょう。
    • ブロッコリーやキャベツ、ケール、カブ、鴨や鶏肉、魚、ナッツ類も健康な爪を保つために必要な栄養素です。
    • 食料品店や薬局で購入できるマルチビタミンを摂取してみても良いでしょう。食物から直接栄養を摂取すると過敏に反応する人には、マルチビタミンが役立ちます。
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    爪を噛んだりむしったりするのをやめる 爪を噛んだりむしったりといった癖がある人は、自分で自分の爪を傷つけていることがあります。爪をいじる癖のある人は、いじらないようにします。爪を噛んだりむしったりしなくなると、白い斑点が減っていることに気づくでしょう。[9]
    • 爪を噛んだりむしったりする癖がなかなか治らない場合は、爪にバンドエイドを貼ってみます。また、マニキュアを塗ると、綺麗に塗ったマニキュアが剥がれないようにと意識するようになるので、癖を治すのに役立つかもしれません。
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    靴を変える 足の爪にも白い斑点ができやすい場合は、普段履いている靴を変えましょう。きつい履き心地の良くない靴を履いていると足の爪が傷んで、白い斑点ができることがあります。普段履く靴をゆったりした履き心地の良いものに変えて、白い斑点が減るか様子を見てみましょう。[10]
    • 靴を変えるのは、ランニングやジョギングなど激しい運動をする人にとって特に重要なことです。 健康な足の爪を維持するためには、履き心地の良い運動靴は欠かせません。
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    掃除をする時は、手袋をはめる 皿洗いやホコリ取りなど、家事を素手でしてはいけません。このような家事は、それほど爪を傷めるように思われないかもしれませんが、実際には爪を損傷し乾燥させてしまうことがあります。爪の健康を最適な状態にするために、清掃の際にはめるゴム手袋を一つ購入しましょう。[11]
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    マニキュアを頻繁に塗るのをやめる 定期的にマニキュアを塗っている人は、2日続けて塗るのは避けるようにします。マニキュアを塗ると、爪が乾燥したり傷んだりして、白い斑点ができるといった問題に繋がります。自分の爪が、マニキュアにどのように反応しているか、気をつけて見るようにもしましょう。特定のマニキュアを塗った後に白い斑点ができやすくなっている場合は、そのマニキュアに対してアレルギー反応を起こして、白い斑点ができているのかもしれません。直ちに、そのマニキュアの使用をやめましょう。 [12]
    • マニキュアを塗る回数を極力減らします。爪に白い斑点ができやすい場合は、特別な機会がある時だけ、ネイルサロンで塗ってもらうようにしましょう。
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方法 3
方法 3 の 3:

専門医に相談する

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    白い斑点がいつまでたっても消えない場合は、医者に相談する 家庭で治療を試してみても白い斑点が消えない場合は、予約を取って医者に相談しましょう。爪に白い斑点があっても健康には何の問題もない場合がほとんどですが、貧血や肝臓の疾患などの健康問題が潜んでいる兆候かもしれません。[13] また、爪の真菌感染症を患っている場合は、処方薬が必要なことがあります。
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    医者から経口抗真菌薬を処方された場合は、その薬を服用する 白い斑点の原因が真菌感染であると医者が診断を下した場合は、経口抗真菌薬が処方されることがあります。通常、この薬を6〜12週間服用すると、白い斑点ができる原因になった爪真菌の症状が次第に改善されていくはずです。[14]
    • 現在、何らかの健康上の問題を抱えている場合は、抗真菌薬の服用を開始する前に、医者に相談しなければなりません。抗真菌薬は、発疹の原因になったり、肝臓を損傷したりすることがあります。
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    薬用のマニキュアや薬用クリームを試す 医者が爪専用の抗真菌クリームまたはマニキュアを処方することがあります。 抗真菌クリームは、通常、特定の期間塗るように指示されます。その期間は様々で、数週間から1年の間です。[15]
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ポイント

  • 必要に応じて、中間色のマニキュアを使用して、白い斑点を覆うこともできます。
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このwikiHow記事について

Luba Lee, FNP-BC, MS
共著者 ::
治験審査委員
この記事の共著者 : Luba Lee, FNP-BC, MS. ルーバ・リーはテネシー州に住む家庭医療を専門とするナース・プラクティショナー(一定レベルの診断や治療を行うことが許可されている上級看護師)です。2006年にテネシー大学にて 看護学修士号を取得しています。 この記事は11,024回アクセスされました。
カテゴリ: 髪とネイル
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