アザミは可愛らしい見た目かもしれませんが、除去するとなると厄介な雑草です。努力して維持管理している牧草地にアザミが拡散し、その対処に苦労させられるのはイライラするでしょう。幸いにも、アザミを取り除き二度と生えてこないようにする方法があります。セイヨウトゲアザミなど、特に駆除が難しい品種もありますが、大半は適切な方法を取れば抑制し除去することができます。この記事ではアザミの除去の参考になるよう、牧草地に生えるこの厄介な雑草を駆除し、元どおりの土地を活用できるようにするための手段をまとめました。

方法 1
方法 1 の 10:
晩冬・早春の牧草地を点検する

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    開花前のアザミを探しましょう。最も優れた除去方法は、アザミが育って拡散してしまう前に取り除くことです。アザミを探すのに最適なのは、アザミが芽を出して「とう立ち(花茎が育つこと)」している段階にある、冬の終わりから春の初めの時期です。この頃に牧草地をまわって若いアザミを探し、抜き取りましょう。[1]
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方法 2
方法 2 の 10:
若いアザミを探す

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    アザミは小さなロゼット状に成長します。まだ若いアザミには茎に生える特徴的な鋭いトゲや、紫や黄色のふわふわとした花はありません。この頃のアザミはうねった葉をロゼット状に広げた小さな草です。牧草地を点検する際には、そうした植物が生えていないか注意して探しましょう。[2]
    • アザミの品種により、ロゼットの状態でもトゲや毛の生えたものも、トゲも毛もないものもあります。

方法 3
方法 3 の 10:
アザミが多い場合には野焼きを行う

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    雑草害が深刻ならば、除草剤を撒く前に牧草地で野焼きを行うとよい場合があります。アザミが蔓延した牧草地でも、野焼きを行ったうえで強力な除草剤を使用することで、アザミの問題を一掃できるかもしれません。[3] 当該の地域で必要とされる許可を得たうえ、安全のために散水ポンプや消火器具、防火服を用意しましょう(日本国内では野焼きは原則禁止されています)。牧草地の1箇所に火を起こし、牧草地全体に燃え広がって自然と消えるまで待ちましょう。[4]
    • 意図しない場所へ火が燃え広がってしまったら、散水ポンプや消火器などで消火しましょう。
    • 野焼きは火が広がりすぎて制御できなくなると、深刻な被害をもたらす恐れがあります。
    • 野焼きを安全に行うためのチェックリストはリンク先を参照しましょう:https://extensionpublications.unl.edu/assets/pdf/ec121.pdf (英語)
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方法 4
方法 4 の 10:
小さなアザミには直接除草剤を使う

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    アザミは小さなうちに駆除するのが一番です。できるかぎり、花を咲かせ種をつける前のロゼットの状態のうちに見つけて除去しましょう。クロピラリド、アミノピラリド、グリホサートのいずれかを含む除草剤を選び、直接アザミに散布すれば、アザミが拡散しようとするのを完全に食い止められます。[5]
    • 注意:グリホサートはWHOから人に対して発がん性がある可能性を指摘されており、国や地域によっては使用が禁じられています。地域の法律や条例を確認のうえ、細心の注意を払って扱いましょう。
    • こうした除草剤は地域の園芸店や工場用品店で入手できますし、オンラインでも購入可能です。
    • 除草剤はパッケージに記載の指示に従って混合し、手動の噴霧器やポンプ式スプレーでアザミに直接散布しましょう。

方法 5
方法 5 の 10:
成長したアザミを見つけたら牧草地全体で対策を取る

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    アザミが生えているならば、高い確率で他の雑草も生えているはずです。アザミがすでに緑色の茎を伸ばしはじめている場合、そのアザミだけを取り除いたとしても、牧草地から完全に除去することはできません。さらに、牧草地には別種の雑草も生えている可能性があります。クロピラリド、アミノピラリド、グリホサートなどを含む強力な除草剤を牧草地全体に使用するのが、アザミを含むほぼすべての雑草を駆除する最善の策です。[6]
    • 開花前にアザミを見つけられれば、それ以上の蔓延を防げます。
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方法 6
方法 6 の 10:
一時的対策として、牧草地の草を刈る

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    極力、つぼみがつく前に草刈りをしましょう。草刈りでは根まで取り除くことはできないので再び生えてくる可能性が高いですが、牧草地で育つアザミを素早く簡単に取り除くことはできます。また、アザミが花を咲かせて種を拡散する前に刈れば、蔓延を抑えるのにも役立ちます。[7]
    • アザミがはびこってしまった牧草地では、草刈りをしたうえで除草剤を撒けば完全な根絶につながります。

方法 7
方法 7 の 10:
開花前の小さな株は掘り返して取り除く

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    シャベルでアザミの茎を断ち、根から引き抜きましょう。個々のアザミがまだ成長途中や「とう立ち」の段階にあり、小さな区画にしか生えていないのならば、シャベルで地面から7~10センチほどのところで茎を断って根から切り離します。その後、株の根元をつかんで地面から引き抜き処分しましょう。[8]
    • 丈の高い茎や刺のある葉、紫の小さな花が特徴のセイヨウトゲアザミが生えているならば、シャベルで掘り返すだけでは駆除は難しいかもしれません。根が少しでも残っていれば、再生してまた生えてくるからです。掘り返したうえで除草剤を使いましょう。
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方法 8
方法 8 の 10:
輸換放牧を行う

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    アザミの被害を抑制するには、放牧で事足りる場合もあります。牧草地で牛を育てているならば、アザミが生えた牧草地に牛を移すのが簡単かつ効果を期待できる対策の1つです。牛がアザミを食べ尽くし、蔓延を防いでくれる可能性もあります。アザミが再び生えてくるたびに牛が新芽を食べるので、根に栄養が行かなくなりやがて植物自体が枯れるのです。ただし、牛には好き嫌いがあることがあり、アザミを食べない可能性もあります。[9]
    • 牛が雑草の周辺の草を好んで食べると雑草に日光や栄養が行き届きやすくなり、雑草害がかえって悪化してしまう場合もあります。

方法 9
方法 9 の 10:
過放牧を避けてアザミを抑制する

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    牧草の力で新たな雑草の成長を抑えることができます。牧草地の1つで深刻なアザミの被害があったならば、まずは除草剤を撒いてアザミを駆除し、翌年は牧草を伸ばしましょう。牛に食べさせてしまわずに牧草に根を張らせ、雑草との競争に勝てるようにすれば、雑草の成長を抑えることにつながります。[10]
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方法 10
方法 10 の 10:
毎週牧草地を点検し、アザミがないか確認する

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    わずかな雑草が瞬く間に牧草地にはびこることもあります。アザミが数株でも生えているのに気づいたら、できるかぎり早急に対策を取って除去しましょう。1株のアザミからゆうに4000個以上の種ができます。つまり、今はわずかなアザミでも、わずか1、2年で数百、数千株に増える可能性があるのです。[11]

注意事項

  • アザミの根絶のために野焼きを行う場合には細心の注意を払いましょう。あらゆる安全対策を講じ、火が予定外の場所へ広がった際に備えて消火器や水を用意しておきましょう。
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Ben Barkan
共著者 ::
ガーデン・ランドスケイプデザイナー
この記事の共著者 : Ben Barkan. ガーデン・ランドスケイプデザイナーのベン・バーカンはマサチューセッツ州ボストンにて食用ガーデン造りを主体とする建築会社「Founder of HomeHarvest LLC」を経営しています。オーガニックガーデン造りに関し12年以上の経験があり、創造性に富んだデザインと特別注文の庭づくりを専門に行っています。パーマカルチャー(恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系)デザイナー、マサチューセッツ州建築工事監督、そしてリフォーム建築家の認定資格を保有。マサチューセッツ大学アマースト校にて持続的農学の準学士号を取得。
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