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些細なことに思えるかもしれませんが、タイトルは物語のイメージを大きく左右するものです。大抵はタイトル次第で、その物語を読んでもらえるか、読んでもらえないかが決まります。幸か不幸か、物語の執筆に費やした時間と労力には関係なく、タイトルで人を惹きつけることができるのです。タイトルは短時間で決めたいと思うかもしれませんが、じっくり考えたほうがよいでしょう。
ステップ
パート 1
パート 1 の 3:ストーリーから発想する
パート 1
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2重要な設定に関連したタイトルにする ある特定の設定が中心となる物語なら、その設定をタイトルに使用してもよいでしょう。
- ワシントン・デポットという町で何かが起こるという物語なら、シンプルに物語のタイトルを『ワシントン・デポット』としてもよいかもしれません。または、そこで起こる事件からインスピレーションを得て、『ワシントン・デポットの亡霊』や『炎のワシントン・デポット』などのタイトルをつけてもよいでしょう。
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3作中の重要な出来事からタイトルをつける 物語の中の重要な出来事、またはストーリーを左右するような出来事があれば、それをタイトルに盛り込みましょう。
- 例:『朝の出来事』『泥棒の死』
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4主人公の名前をタイトルにする 重要な登場人物の名前を使ったタイトルは、見た人を惹きつける効果がありますが、タイトルとしてはシンプルなものになるでしょう。ただ、その登場人物の名前が目立つ、または記憶に残りやすいものであれば、人の目に留まりやすくなります。[3]
- チャールズ・ディケンズの『デイヴィッド・コパフィールド』と『オリバー・ツイスト』、シャーロット・ブロンテの『ジェーン・エア』、ミゲル・デ・セルバンテスの『ドン・キホーテ』など、多くの著名な作家がこの方法でタイトルを決めています。
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5物語の中の印象的なセリフを参考にする 物語の重要な要素やテーマを表す、センスの光るフレーズや独特のフレーズがある場合、それをそのままタイトルにするか、アレンジして使いましょう。
- 『To Kill a Mockingbird(邦題:アラバマ物語)』や『They Shoot Horses, Don’t They?(邦題:ひとりぼっちの青春)』、『Sleepless in Seattle(邦題:めぐり逢えたら)』などは、すべて作中のセリフを基にしたタイトルです。[4]
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パート 2
パート 2 の 3:別の観点から発想する
パート 2
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1調査をする 物語の主要な要素、特に物や場所について調べます。それらの場所や物の情報からタイトルを考えてみましょう。[5]
- 例えば、一族に代々受け継がれてきたエメラルドを題材にした物語を書いたとしましょう。エメラルドについて調べてみると、エメラルドが古くから信仰と希望を連想させるものであるとわかります。これらの情報から『希望の岩』などのタイトルにつなげることもできるでしょう。
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2自分の本棚をチェックする 自分の本棚に並ぶ本のタイトルを眺め、目に飛び込んできたタイトルをメモしておきましょう。
- 眺めている時に目に飛び込んできたタイトルと、単純にタイトルに惹きつけられた本の両方を書き留めておきます。[6]
- 作成したリストを見直して、五感に訴えるものがある、読者の想像力に訴えてくるなど、よいタイトルに共通するものは何なのかを考えてみましょう。
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3引喩を使う 引喩とは他の文学作品や歌、あるいは有名なブランド名やスローガンなど、別のところから言葉を引用したり、参考にしたりする手法です。
- ウィリアム・フォークナーの『Sound and the Fury(邦題:響きと怒り)』は『マクベス』の一節を引用しています。[7] また、ジョン・スタインベックの『Grapes of Wrath(邦題:怒りの葡萄)』は『共和国の戦いの歌』の一節を引用したものです。[8]
- 他に、ロンドンのコックニー(下町言葉)の格言「時計じかけのオレンジのような変人」を基にした、アンソニー・バージェスの『時計じかけのオレンジ』をはじめ、特定の地方の慣用句から考え出されたタイトルもあります。
- また、カート・ヴォネガットのように、大衆文化の標語からタイトルをつけた人もいます。カート・ヴォネガットは、自身の著書『Breakfast of Champions(チャンピオンたちの朝食)』でウィーティーズシリアルのスローガンを引用しました。
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パート 3
パート 3 の 3:やりがちなミスをしないためのポイント
パート 3
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1作品のジャンルに合ったタイトルにする あるジャンルをイメージさせるタイトルをつけておきながら、実際の内容は別のジャンルである作品の場合、潜在的な読者を混乱させ、遠ざけてしまう可能性があります。
- 実際には現代のウォール街のブローカーについての物語であるのに、見るからにファンタジー風の『古い塔のドラゴン』というタイトルをつけたとします。この場合、ファンタジー作品を求めて作品を手に取った人を遠ざけるだけでなく、現代小説や金融のエリートの世界を舞台にした物語を探している読者まで、逃すことになってしまうでしょう。
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2長さを制限する 長くて覚えにくいタイトルよりも、短くてもインパクトのあるタイトルの方が印象に残る場合が多いでしょう。
- 例えば、『ユーコン準州を通る一人旅の危険に直面した男の話』よりも、短くて想像力に富んだ『To Build a Fire(直訳:火を焚く)』というタイトルのほうが、潜在的な読者の心を掴めるでしょう。[9]
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3興味を引くようなタイトルを考える 詩的な言葉や、イメージが鮮やかに浮かぶような言葉を使ったり、ちょっとした謎を含んだタイトルにしたりすることで、潜在的な読者を惹きつけることができます。
- 『エミリーに薔薇を』や『風と共に去りぬ』など、詩的な言葉が使われたタイトルの場合、そのエレガントな表現が、詩的なストーリーや詩的な文体のイメージにつながり、読者を惹きつけます。
- 作品のイメージが鮮やかに浮かぶようなタイトルにし、意味のあるものを具体的に想像させることで、読者の心に訴えることもできるでしょう。『Midnight in the Garden of Good and Evil(邦題:真夜中のサバナ)』などは、長いタイトルでありながら、見た瞬間に善(good)と悪(evil)の戦いのイメージが鮮明に浮かびます。[10]
- タイトルに少し謎めいた雰囲気を盛り込むことで、読者を惹きつける方法もあります。『Something Wicked This Way Comes(邦題:何かが道をやってくる)』(『マクベス』からの引用でもあります)や『黒猫』といったタイトルには、読者に疑問を抱かせ、物語に引き込む効果があるでしょう。
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4頭韻法は控えめかつ慎重に使う 頭韻法(先頭の音が同じ単語を連続で繰り返す手法)を使うとタイトルがよりキャッチーになり、記憶にも残りやすくなります。ただしうまく使わないと、古臭く陳腐な響きになってしまうでしょう。
- 『I Capture the Castle(邦題:カサンドラの城)』や『The Count of Monte Cristo(邦題:モンテ・クリスト伯)』のように、さりげなく頭韻法を用いることで魅力的なタイトルになります。
- 一方で、『The Guileless Guide of Gullible Gus(直訳:騙されやすいガスの正直なガイド)』や『The Especially Exciting Endeavors of Elanor Ellis(直訳:エラノール・エリスのとてもワクワクする取り組み)』など、あからさまに、または無理矢理にこの手法を使うと、潜在的な読者も作品を手に取ってくれなくなるでしょう。
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ポイント
- とてつもなく長いタイトルにせず、シンプルなものにしましょう。
- 気に入ったタイトルがあっても、いつまでもそのタイトルにこだわっていてはいけません。タイトルを決定する前に、いろいろなタイトルと比べてみて、他に合うものがないか確認しましょう。
- そのタイトルの本を目にしたとき、自分だったらそれを読むか読まないかを考えるようにします。
- 他の作品とタイトルが重なってしまうのが心配なら、そのタイトルをインターネットで検索してみましょう。
- 作中の主な出来事を、タイトルを考える際のヒントにしましょう。
- 物語の中でも重要な出来事を思い浮かべ、その出来事を完璧に説明できるような言葉を考えてみます(必要に応じて言葉を調べたり、類語辞典を参照したりしましょう)。
- 作品に登場する魔法のおもちゃなど、作中のアイテムにちなんだタイトルをつけてもよいでしょう。
- 読者がすぐに思い出せるような、覚えやすいタイトルにします。
- タイトルを考える前に、物語を書き上げましょう。物語を読み返し、何らかのフレーズを引用するか、作中の出来事を基に考えるかなど、タイトルのつけ方を選ぶことができます。
- 迷ったら、タイトルのアイデアを友人や家族の前で披露し、セカンドオピニオンをもらいましょう。
- 見覚えのあるタイトルだと感じる場合、すでに使用されていて、ありきたりなタイトルなのかもしれません。そうしたタイトルをつけないように気をつけましょう。[11]
- 煮詰まってしまった場合は、フリーライト型、クラスター型、リスト型など、自分に合った方法でブレインストーミングをしてみましょう。[12]
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出典
- ↑ http://www.writing-world.com/fiction/titles.shtml
- ↑ http://www.writing-world.com/romance/title.shtml
- ↑ http://www.helpingwritersbecomeauthors.com/book-title/
- ↑ http://blog.karenwoodward.org/2013/05/4-things-to-keep-in-mind-when-choosing.html
- ↑ http://www.writing-world.com/romance/title.shtml
- ↑ http://www.writing-world.com/romance/title.shtml
- ↑ http://drc.usask.ca/projects/faulkner/main/criticism/deshaye.html
- ↑ http://www.iasj.net/iasj?func=fulltext&aId=63113
- ↑ http://www.writing-world.com/romance/title.shtml
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