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飼い犬にお手を教えるとは、つまり前足を差し出すことを教えるということです。 これは、すでに前足を使って遊んだり、前足で飼い主の注意を引いたりできる犬には、簡単に習得できる芸です。[1] ほんの少しの辛抱とたくさんのおやつさえあれば、飼い犬がこの芸を学ぶのにそれほど時間はかからないでしょう。

パート 1
パート 1 の 2:
お手を教える準備

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    おやつを準備する おやつは訓練の中で非常に重要な部分です。それは、どんなに些細なことでも、犬が望ましい行動をとった時に美味しいご褒美になるからです。通常、訓練用のおやつは犬にとって特別に美味しいものでなければならず、与えるのは訓練中だけ限ります。
    • 砕けやすいおやつは避けます。砕けたかすのにおいを嗅ぐと、それを食べようとするのに一生懸命になり、 教えようとしていることに注意を払わなくなります。[2]
    • 適切なおやつにはチーズやソーセージの切れ端、小さなレバークッキーなどがあります。[3]
    • お手を教えている間におやつを与える時は、同時に言葉を使って褒めます。[4]
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    号令を選ぶ 号令も訓練中に役に立つ要素です。この芸での一般的な号令は「お手」「お手ちょうだい」などです。[5] どんな号令を選んだとしても、訓練中は犬が混乱しないように1つの号令に統一します。[6]
    • 家族も必ず同じ号令を使いましょう。[7]
    • 号令は短く簡潔なものが適しています。犬たちは、長いフレーズや長い文(例「お手をする時間ですよ」)より、短い言葉をよく理解し、反応します。[8]
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    訓練する場所を選ぶ お手を教えるのが比較的簡単だとはいえ、気が散らない場所のほうが訓練は断然スムーズに行えます。そこで、犬が集中できるエリアを室内に作ります。テレビは消して、その空間には他のペットや人が入らないようにします。また、気が散るおもちゃは片付けます。気が散る物が周りにないほど、訓練の効率が上がります。[9]
    • 庭に囲いがあれば、屋外でも比較的気を散らさずに訓練できます。
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パート 2
パート 2 の 2:
お手を教える

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    お座りの号令を出す お手を教える時に犬がすでに座っていると比較的簡単に教えることができます。まだお座りができない犬にお座りを教えるには、犬の鼻の前におやつを握って出しますが、犬がおやつに届かない程度の距離を空けます。次にゆっくりとその手を犬の頭の上にあげます。犬がそのおやつを追って頭を上げた時に、優しくお尻を押して座らせます。[10]
    • お尻を押しながら、号令(「お座り」「座れ」)を出します。お尻が床に着いたと同時に褒めて、おやつを与えます。[11]
    • 立ち上がっておやつに近づこうとしたら、おやつは与えません。この行動をとったときは強く「ダメ」「ノー」などと号令をかけます。[12]
    • 1回10分から15分を1日に数回繰り返します。最終的に、犬はお座りを覚えて、おやつをもらいたいがためにずっと座り続けます。[13]
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    鼻の前におやつを握って出す お座りを教えている時とは違い、お手を教える時は犬におやつを見せないようにします。犬の注意をひく時だけにおやつを見せて、後は手を握っておやつを隠します。[14]
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    おやつを握った手に前足を伸ばしてくるのを待つ 飼い犬が注意を引いたり遊んだりする時に前足を使っているならば、これができるようになるまでに時間はかからないでしょう。前足を使わない犬は、最初は口を使っておやつを取ろうとします。口を使った場合には飼い主は何もしません。これは望ましい行動ではないからです。[15]
    • 犬が前足を上げたら、たとえ床から少し離れただけでも、すぐに言葉でほめ(「いい子だね」「よし」など)、手を開いておやつを与えます。[16] [17]
    • 前足を上げようと体重を移動させただけでも、ほめておやつをあげましょう。これは、望ましい行動をとるための努力を見せてくれたからです。[18]
    • クリッカーを使う場合は、犬が前足を上げたと同時に(または前足を上げようと体重を移動した時に)クリッカーを鳴らします。[19]
    • 犬が前足を上げた時、おやつを持っていないほうの手でその前足を掴みます。[20] これは、クリッカーを使わない場合に適した方法です。
    • 口を使ってしまっても叱ってはいけません。望ましい行動(前足を上げる)をとった時だけにご褒美を与えて、望ましくない行動(口を使う)をとった時は無視します。これにより、望ましい行動を繰り返すように教えることができます。
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    言葉で合図を送る 握ったおやつを見て常に前足を上げるようになったら、言葉で合図を出し始めます。[21] 訓練開始時に選んだ号令を使います。飼い主がおやつを握った後で、犬がおやつを取ろうと前足を上げる直前にその号令を出します。
    • 号令に応えて前足を上げたと同時にほめておやつを与えます。
    • お手を教える最終ゴールは、鼻の前でおやつを握らなくても、号令だけに反応して前足を上げられるようになることです。何度か訓練を繰り返してくうちに、おやつをあげる回数を少しずつ減らしていきます。[22]
    • 命令に従わせようとして1度に何回も号令を出さないようにしましょう。[23] 飼い主の号令に従わないのは、まだその号令を理解していないからかもしれません。[24] その場合は、号令が理解できるように何度も訓練を重ねていきます。
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    難易度を上げる 犬がこの芸を習得していくに従って、訓練の難易度を上げていきます。例えば、集中しにくい異なった状況や場所(車の多いところ、人やほかの犬がいるところ)でこの芸を練習します。[25]
    • 両足上げを教えることもできます。これを教えるには、片足を上げた時とは異なる号令を使って、片足を上げるのか、両足を上げるのかを犬が混乱しないようにします。[26]
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ポイント

  • お手を教えるプロセスは簡単です。[27] おそらく犬は2~3日で習得できるでしょう。
  • 訓練の時間が長いと、犬は飽きてしまいます。1回5分から10分、1日数回にとどめましょう。[28]
  • 訓練中は、たくさんのおやつをポケットに入れておきましょう。[29]
  • 犬がこの芸を覚えなくてもがっかりすることはありません。単にこの芸が好きではなくて、他のことがしたいのかもしれません。この場合、他の芸、例えば死んだふりやゴロンなどを教えるとよいでしょう。


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このwikiHow記事について

Beverly Ulbrich
共著者 ::
ドッグトレーナー
この記事の共著者 : Beverly Ulbrich. ビバリー・アルブリッチはサンフランシスコ・ベイエリアにて犬のプライベートトレーニングを提供している会社「The Pooch Coach」の設立者です。ドッグトレーナーと犬の行動主義心理学者として17年以上の経験があり、不安症や恐怖症、そして攻撃行動の改善を専門に行っています。犬の行動専門家としてテレビ番組にも取り上げられました。アメリカンケネルクラブよりCanine Good Citizen評価員の認定資格を与えられており、アメリカ動物愛護協会と犬の保護団体「Rocket Dog Rescue」の理事を務めていたこともあります。SF ChronicleとBay Woofから4年連続でサンフランシスコ・ベイエリアにおける最優秀プライベートドックトレーナーに選ばれました。ラトガース大学にて経済学の学士号を、サンタクララ大学にて修士号を取得。 この記事は1,528回アクセスされました。
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