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CPR(心肺蘇生法)とは cardiopulmonary resuscitationの略で、呼吸停止、あるいは心臓停止した犬を救助する手段です。犬の呼吸が止まれば血中酸素のレベルが落ち、酸欠状態が続くと脳、肝臓、腎臓などの内臓器官の働きが停止します。呼吸停止から3−4分ほどで脳は機能しなくなるため、迅速な行動が迫られます。[1]

パート 1
パート 1 の 2:
犬の状態を把握する

  1. 1
    まずは獣医、または救急動物病院に連絡します。助けが必要な犬を発見した時はすぐに助けを呼ぶ事が重要です。[2]
    • 犬が呼吸をしていないと判断した場合には、応急処置を施せるように、まず近くにいる友人や通りかかった人に獣医に電話をするように指示します。
    • 救助が来るまでには時間がかかります。待っている間に応急処置を続けましょう。
  2. 2
    犬の呼吸を確認します。犬が意識を失っていても、まだ呼吸はしているかもしれません。息のある犬には心肺蘇生法を施す必要はありません。心肺蘇生法を始める前には、本当にこの処置が必要であるのかどうかを見極める必要があります。[3]
    • 犬の呼吸は、胸が上下に動くかどうかで判断します。通常、犬は1分間に20-30回の呼吸をします。したがって、2-3秒ごとに胸が上下に動くはずです。胸の動きを確認できない時は、自分の頬を犬の鼻に近づけて、犬の呼吸を感知します。
    • 胸が動かず、息も感じられなければ、犬の呼吸は停止しています。
  3. 3
    鼓動を確認します。心臓の位置を確認するには、犬を横に寝かせて前肘を胸壁筋のあたりで曲げます。肋間腔の3番目から5番目に心臓があります。[4]
    • 胸壁筋を目視で観察し、犬の鼓動に合わせて犬の毛が動いてるかを確認します。動きが見られなければ、そこを指で軽く押さえて、鼓動を探します。
    • 鼓動が感じられない時には犬の手首で脈を取ります。犬のかかとの肉球(地面に触れない部分)のすぐ上に指を当て、そっと押して脈を取りましょう。
  4. 4
    犬の気道が確保されているかを確認します。犬の口を開けて、喉の奥に気道を塞いでいるものがないかを確かめます。[5]
    • 喉の奥に何かが詰まっていると、気道が確保できず、蘇生術の妨げになります。心肺蘇生法を始める前に、障害物を取り除いておきましょう。
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パート 2
パート 2 の 2:
心肺蘇生法を実施する

  1. 1
    犬の気道から障害物を取り除きます。心臓が動いているのなら、呼吸を取り戻すことに専念しましょう。犬の気道から吐瀉物、血液、粘液、異物などの障害物を事前に取り除きます。[6]
  2. 2
    犬に人工呼吸の体勢を取らせます。犬の舌を手前に引きます。背中と平行に配置した頭を後ろに反らせて気道を確保します。
  3. 3
    犬の気道に自分の口を当てます。小型犬ならば、鼻全体と口を同時に塞ぎましょう。大型犬は鼻の穴を塞ぎます。
    • 犬のあごの下に手を当てて口を閉じます。同じ手の親指を鼻の上に置き、口を閉じたまま押さえつけます。または、両手で犬の口と唇(大型犬の場合)をしっかりと覆います。犬の口から空気が漏れないようにすることが重要です。
  4. 4
    人工呼吸を行います。犬の胸壁が膨らむぐらいにしっかりと息を送り込みましょう。簡単に胸が膨らむようなら(小型犬に多いケース)、一度息を送り込むだけでやめましょう。吹き込みすぎると犬の肺に損傷をきたす恐れがあります。犬から口を離して、空気が出るのを待ちましょう。
    • 1分間に20−30回、または2—3秒に1回を目安にしましょう。
  5. 5
    心臓マッサージの準備をしましょう。心臓は酸素を含んだ血液を各器官に送ります。しかし、どんなに人工呼吸を行っても、心臓が動いていなければ、酸素を必要な場所に届けることはできません。そこで、人工呼吸と心臓マッサージの両方を行う必要があります。[7]
    • 10-12回の心臓マッサージにつき1回の人工呼吸を目安にします。
  6. 6
    犬の心臓の位置を確認します。心臓の位置を確認するには、犬を横に寝かせて前肘を胸壁筋のところまで曲げます。それが心臓の位置です。
  7. 7
    心臓マッサージを行います。手のひらを心臓の位置に置き、優しく、しかししっかりと押しましょう。胸が三分の一、あるいは半分程度に下がるまで強く押します。心臓マッサージには素早い動きを使います。5秒間に押す、離す、押す、離す、を10-12回行います。
  8. 8
    状況を確認するために時々マッサージを止めます。2分に1度中断して、犬が自ら呼吸をしているかどうかを確認しましょう。呼吸が戻っていなければ、救助が到着するまで蘇生法を続けます。
  9. 9
    大型犬にはお腹にマッサージを施しましょう。大型犬はお腹のマッサージで心臓に血液を送ることができるかもしれません。ただし、心臓マッサージを止めてまでする価値があるわけではありません。
    • 犬の腹部をマッサージするには、脾臓や肝臓などの大きな器官があるお腹の部分を押します。
    • 左手を犬の腹の下に入れ、右手で上からお腹をつかむことで血流を促すことができる可能性があります。これを2分に1回行います。ただし、心臓マッサージと人工呼吸で手が一杯な時には、してはいけません。[8]
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出典

  1. Trauma management in the dog and cat. Houlton & Taylor. Publisher: Wright.
  2. Trauma management in the dog and cat. Houlton & Taylor. Publisher: Wright.
  3. Trauma management in the dog and cat. Houlton & Taylor. Publisher: Wright.
  4. Trauma management in the dog and cat. Houlton & Taylor. Publisher: Wright.
  5. Trauma management in the dog and cat. Houlton & Taylor. Publisher: Wright.
  6. Trauma management in the dog and cat. Houlton & Taylor. Publisher: Wright.
  7. http://www.vet.cornell.edu/news/recover.cfm
  8. Trauma management in the dog and cat. Houlton & Taylor. Publisher: Wright.

このwikiHow記事について

Pippa Elliott, MRCVS
共著者 ::
獣医、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)
この記事の共著者 : Pippa Elliott, MRCVS. Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるピッパ・エリオット獣医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医師、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得し、生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。 この記事は3,132回アクセスされました。
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