スパイクカラーは、犬にリードウォークを教えるための訓練用の首輪です。スパイクカラーはチョークカラーとは異なり、鉄の輪ではなく尖ったスパイクが使われ、首に巻いたとき犬の首の周りのたるんだ皮膚を効果的に締め付けられるように出来ています。スパイクカラーは、犬同士が権威付けのために甘噛みしたり首の周りを噛んだりする行動をまねることで、犬にリードを引っ張ると嫌な感覚が生じると学習させるものです。スパイクカラーは散歩用の首輪としてずっと使用するものではなく、しっかりとした効果を出すためトレーナーの指示のもと適切に使う必要があります。

パート 1 の 3:
首輪を選ぶ

  1. 1
    資格を持ったドッグトレーナーに相談します。スパイクカラーはハーネスやジェントルリーダーのような散歩用器具の単なる代用品というわけではありません。これは訓練用の道具です。ドッグトレーナーへの相談無しにスパイクカラーを使うべきではありません。
    • 資格を持ったドッグトレーナーであれば、犬をしつけるためのスパイクカラーやチョークチェーンを使ったことがある可能性は高いはずです。正しく使わないと、スパイクカラーは効果がないどころか、犬に苦痛を与えてしまいます。[1]
    • スパイクカラーは犬に引っ張りをやめさせるための、長いトレーニング期間の一環として使います。トレーニングの時間以外の、散歩の時間に使うべきではありません。スパイクカラーを散歩の中で日常的に使ったとしても、犬に引っ張りが良くないことだと教えることはできません。そんなことをすれば、スパイクカラーさえ着けていなければ引っ張りをしてもいいと思わせてしまいます。いつ、どのようにしてスパイクカラーを使うべきか、トレーナーに相談しましょう。[2]
  2. 2
    首輪を購入します。犬に苦痛を与える恐れがあるという理由で、スパイクカラーに対して慎重な意見が多いようです。しかしながら、正しい種類のスパイクカラーを購入すれば、装着時に犬が苦痛を感じる可能性は少ないと言えます。
    • 上質のスパイクカラーは犬が引っ張ったりお行儀が悪いときにしっかりしつけることが出来る上、犬の首の柔らかい皮膚を優しく締めるよう作られています。良い首輪であれば、犬の皮膚を刺してしまうようなことは決してありません。
    • 首輪のサイズが合っていることが肝心です。首輪は犬の体重によって種類分けされていますから、購入の前に飼っている犬の体重を計っておきましょう。30キロちょっとの犬を飼っているのに、「45キロから55キロ」の首輪を選んだりすれば、正しいサイズの首輪と比べて、犬に苦痛や不快感を与える可能性は非常に高くなります。
    • 資格を持ったトレーナーや、トレーナーのウェブサイトから首輪を購入しましょう。一般的なペットショップで売られているスパイクカラーは品質が良くないことが多く、スパイクの先端が尖ったものが売られています。これでは犬の皮膚を締めるのではなく刺してしまい、トレーニング中に犬が暴れ出しかねません。
    • スパイクにゴムキャップの付いたスパイクカラーを購入してはいけません。ゴムをつけた方が倫理的に良いと考える人が多いようですが、ゴムは犬の毛を摩擦し、痛みを与えます。一方鉄であれば、犬の毛皮をこすることはありません。[3]
  3. 3
    首輪の正しい着け方を確認します。スパイクカラーは、安全性とトレーニングの効果を考慮して、正しい方法で装着しなくてはなりません。
    • スパイクカラーは耳の裏とあごの下の正しい位置につけましょう。これより低い位置につけると効果がありません。[4]
    • リードとつながっている部分が上を向くようにしましょう。ちょうど耳の裏側のあたりです。あごの下や耳の横側に向けてはいけません。[5]
    • 正しい位置からずれないよう、首輪はぴったりと装着しましょう。もしも首輪がゆるければ、スパイクを一つ外してみましょう。[6]
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パート 2 の 3:
首輪を正しく使う

  1. 1
    使用は1回に1時間だけにしましょう。スパイクカラーは訓練用の器具であり、長い時間の使用には向いていません。これは犬のメインの首輪ではなく、日常の散歩や外出の際に使うべきではありません。
    • 首輪の使用は1時間だけとし、指定されたトレーニング期間の間だけ使うようにしましょう。それより長い時間の使用は、犬の首元を痛めてしまう恐れがあります。[7]
    • 主な散歩用の首輪としてスパイクカラーを使うのは危険です。犬は連想によって学びます。長い期間に渡って引っ張ることと痛みを結びつける癖がついてしまうと、引っ張るという行為にネガティブな感情を感じるようになってしまいます。人懐っこい犬のほとんどは、他の人や動物を見るとリードを引っ張ります。スパイクカラーが散歩のたびに着けられていると、人や動物を見て苦痛を連想するようになるでしょう。やがて、犬は臆病で、なおかつ他者に攻撃的になり、唸ったり噛みついたりするかもしれません。[8]
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    しつけのために短くリードを引きます。スパイクカラーをつけた犬に、闇雲に引っ張っらせてはいけません。スパイクカラーの使用はトレーニング期間だけにし、しつけのために短い時間だけ使うようにします。
    • 犬が刺激に反応して引っ張ったり飛び出したりしたら、リードを短く、しっかりと引きましょう。それから、力を緩めます。引っ張られているのを感じたら犬は止まるでしょうし、それ以上は引っ張る必要はないでしょう。[9]
    • スパイクカラーは犬に、他の犬に噛まれたような感覚を覚えさせます。群れの他のメンバーから首の後ろ側を噛まれることは、群れのルールを破ってしまったことを意味し、その犬はおとなしく振る舞うことを要求されます。犬の首を絶え間なく引っ張ったり、そこに圧力を加えたりすることは、噛まれた感覚よりもむしろ、やむことのないネガティブな感情を引き起こします。犬が散歩と苦痛を結びつけるようにさせてはいけません。[10]
  3. 3
    スパイクカラーを子犬には使ってはいけません。スパイクカラーはより大きく、しつけのされていない犬に、リードウォークを教えるためにあります。どんな方法でも引っ張りの問題が解決しない犬に、しばしば最後の手段として使われるものです。散歩を初めてまだ間もない子犬に、いきなり最も強い強度のトレーニングをさせるべきではありません。そんなことをすれば、ただ子犬に恐怖を植え付けるだけです。また、スパイクカラーは少なくとも生後5~6ヶ月経つまでは危険であり、それ以上の年齢でも、他のトレーニング方法にすべて効果がなかった場合にしか推奨されていません。[11]
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パート 3 の 3:
使用をやめる

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    ハーネスか、ジェントルリーダーを使います。上述したように、スパイクカラーはトレーニングのために使います。できることなら資格を持ったドッグトレーナーの指示のもと、使用するようにしましょう。散歩の際に使う首輪や胴輪としてより良いのは、ハーネスかジェントルリーダーです。犬の首に不要な負担をかけることなく、強い引っ張りをやめさせることができます。[12]
  2. 2
    犬から目を離している時は首輪を外します。スパイクカラーは、普段の首輪のようにずっと犬の首につけているべきではありません。
    • スパイクは容易に物に引っ掛かり、犬の身動きを取れなくしてしまいます。もしも犬が強く引っ張ったりすれば、窒息し、気絶してしまうかもしれません。犬を監視していないときにスパイクカラーを着けたままにすると、命取りにすらなりかねません。
    • トレーニングをしていない時に、スパイクカラーを着けたままにする必要は全くありません。標準の首輪と違って、スパイクカラーは名札や鑑札などの情報がついていません。スパイクカラーは専らトレーニングのためのもので、それ以外の目的には使用できません。
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    必要がなくなれば、スパイクカラーの使用をやめましょう。スパイクカラーは長期間使用するものではありません。資格を持ったトレーナーの指示を受けながら、犬が正しいリードウォークを学んで引っ張りをしないようにしましょう。あなたの犬がリードウォークをしっかりマスターしたのであれば、もうスパイクカラーを使う必要はありません。
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ポイント

  • スパイクカラーのトレーニングは思っているより長くかかるでしょう。犬が引っ張りをやめるのを覚えるまでに何度か試行錯誤を繰り返す必要があるからです。スパイクカラーのトレーニング期間には十分な時間を設けましょう。

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