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愛犬の皮膚の下にやわらかいしこりがあるのを見つけても、慌てることはありません。それは、たぶんリポーマと呼ばれる脂肪腫でしょう。犬によく見られるリポーマは健康を害することはありませんが、しこりを除去して愛犬の不快感を和らげてあげたいと思うかもしれません。この記事では、リポーマができる原因と見分け方を紹介します。また、家庭でリポーマを小さくする効果的な自然療法も掲載しています。ただし、ここで紹介する治療法はリポーマ(脂肪腫)に限られたものであり、他の種類の腫瘍を治療するための方法ではありません。

方法 1
方法 1 の 4:

リポーマができる原因は何ですか?

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  1. リポーマは良性(非がん性)の腫瘍で、一般的に免疫機能が低下する高齢の犬によく発生します。リポーマは皮下にできる脂肪組織の集まりで、肥満の犬にも多く見られます。[1] その他には、次の原因も考えられます。
    • 不適切な食事(特に加工されたドライフード)
    • 殺虫剤や除草剤の被ばく、特定の薬剤の使用[2]
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方法 2
方法 2 の 4:

腫瘍がリポーマであると判断する方法は?

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  1. 獣医師は細い針の注射器で腫瘍から細胞を採取し、顕微鏡で観察して腫瘍が悪性でないかを診断します。診察時間は短くて痛みもなく、費用も比較的安価なため、確認のために診察を受けるとよいでしょう。[3]
    • リポーマが悪性腫瘍ではないこと確認するために、生体検査が望ましい場合もあります。
    • 他のがん性細胞を含有するリポーマもあるため、慎重な診察と定期的な検査が必要です。
  2. リポーマは皮膚下でどこにも繋がっていないため、簡単に動き弾力のある触感をしています。通常痛みはないため、触れても気にならないでしょう。それでも、リポーマが大きくなったり、厄介な場所(まぶたなど)に発生したら、不快に感じるかもしれません。[4]
    • リポーマは少しずつ成長するため、大きな腫瘍が突然現れた場合は、獣医師の診察を受けましょう。[5]
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方法 3
方法 3 の 4:

リポーマは除去する必要がありますか?

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  1. 愛犬に腫瘍が見つかったら驚きますが、ほとんどの場合リポーマに関しては心配ありません。不快感を感じていたり、動きが制限されていたりしない限り、獣医師は手術を推奨していません。自然療法を用いたり、生活習慣を変えたりすることでリポーマを小さくできるため、獣医師は手術をする前にそれらの対処法を勧めるはずです。[6]
    • 自分で腫瘍を除去しようとしてはいけません。リポーマは、内容物を排出して治療することができる嚢胞とは異なるため、皮膚に穴をあけてはいけません。感染症を引き起こす恐れがあります(外科的除去が必要になります)。
方法 4
方法 4 の 4:

リポーマを自然療法で小さくする

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  1. リポーマは皮膚の直下にあるため、ニームオイルを塗布すると効果的です。腫瘍に直接1滴塗布し、やさしく擦り込みましょう。これを1日2回、1か月繰り返し、腫瘍の大きさを観察します。腫瘍が小さくなってきたら、必要に応じて引き続きニームオイルを塗布しましょう。[7]
    • ニームオイルは天然由来のオイルで、細胞繁殖を抑制し、既存の細胞を減少させる効果が期待できます。
  2. ひまし油には抗炎症作用があり、腫瘍の細胞を減らす効果も期待できます。ニームオイルと同様に皮膚から吸収させますが、安全性に問題はありません。ニームオイルに効果がなければ、ひまし油に替えて様子を見ましょう。[8]
  3. フィッシュオイルやクリルオイルなどのサプリメントにはオメガ3が多く含まれており、代謝速度を速めてリポーマを小さくする場合があります。犬の体重が23kg以下の場合、500mgのオメガ3脂肪酸を1日2回与えましょう。体重が23kgを超える場合は、1,000mgを1日2回与えます。[9]
    • フィッシュオイルやクリルオイルのサプリメントには、液体、カプセル、またはソフトチュアブルなどのタイプがあります。液体タイプを使う場合は、ウエットフードに混ぜて与えましょう。カプセルの場合は、愛犬が好きなおやつに包んで与えるとよいでしょう。味のついたチュアブルタイプのサプリメントは、普段のおやつのように与えましょう。[10]
    • 数日おきに腫瘍の大きさを観察しましょう。うまくいけば、数週間以内に効果が現れるはずです。[11]
  4. どのような種類でも免疫機能を向上させ、減量効果もあり、リポーマを小さくすることが期待できます。日本での入手は困難ですが、Mifloranは土壌に生息する微生物からなるプロバイオティクスで、特にリポーマを小さくする効果があります。[12]
    • 適切な摂取量は、製品の使用説明書に従いましょう。
  5. L-カルニチンは自然の力で犬の新陳代謝を活発にし、リポーマを小さくします。犬の体重が23kg以下の場合、500mgのL-カルニチンを1日2回与えましょう。体重が23kgを超える場合は、1,000mgを1日2回与えます。[13]
  6. 普段通りに緑茶を淹れ、完全に冷ましてから与えます。犬の体重が23kg以下の場合、120mlの緑茶を1日2回与えましょう。体重が23kgを超える場合は、240mlを1日2回与えます。[14]
    • 愛犬に緑茶をそのまま与えてみましょう(好んで飲む犬もいます)。飲むのをためらうようであれば、水のボウルに加えて様子を見ましょう。
    • 緑茶の他に十分な水も与えましょう。愛犬が適切に水分を摂取することが重要です。緑茶は水の代わりに与えるのではなく、あくまでもサプリメントとして与えます。
  7. 加工されたドライフードには、犬(特に高齢の犬)には消化しにくい保存料や炭水化物が含まれています。愛犬がドライフードを好む場合は、タンパク質が豊富な良質のオーガニックフードを与えましょう。[15]
    • 家庭で鶏レバーを調理して与えてもよいでしょう。鶏レバーはタンパク質が豊富ですが、脂肪も多く含まれています。そのため、1サービング(1食分として食べる量)を週に1、2度、特別なおやつとして与えましょう。小型犬であれば、1サービングは10~15g程度です。中型犬の場合は25~30g、大型犬は40~60gほどです。[16]
  8. 毎日の運動量を増やすと、体重は減少します。高齢の犬の場合、若いころより運動をしたがらないかもしれませんが、それは自然なことです。それでも、ほとんどの犬は高齢でも喜んで散歩に行きます。毎日のルーティンに運動をさらに取り入れる努力をしましょう。[17]
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注意事項

  • 特定のハーブやチンキ剤などの自然の治療薬が、リポーマに効果があると耳にしたことがあるかもしれません。「自然」とされていてもすべて「安全」とは限らないため、専門家の指導なしで使用するのは控えましょう。ホリスティック治療(西洋や東洋医学、健康食品などを用いた総合的な治療)を行う獣医師を訪れ、自然療法について問い合わせてもよいでしょう。
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このwikiHow記事について

Natalie Punt, DVM
共著者 ::
獣医師
この記事の共著者 : Natalie Punt, DVM. 獣医師のナタリー・パント博士は、「mPet」の創設者兼CEOです。小動物の救急医療、一般医療、獣医開業の経済的側面を専門としています。カリフォルニア大学デービス校にて生化学・分子生物学の理学士号を、バッファロー大学にて生化学の理学修士号を、ウェスタン健康科学大学で獣医学博士号を取得。
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