犬同士が取っ組み合いをしたり、軽く噛み合ったりしていても、大抵の場合はただじゃれ合って遊んでいるだけです。しかし、じゃれ合いがエスカレートして収拾がつかなくなり、本格的な喧嘩に発展してしまうこともあります。すぐに喧嘩が収まる気配がなければ、犬が怪我をする前に止めることが重要です。

パート 1 の 3:
犬から離れて仲裁する

  1. 1
    冷静になる 犬の喧嘩は大抵の場合数秒で収まります。犬が喧嘩を始めたら、冷静でいることが肝心です。喧嘩をやめさせる効果的な方法は、犬を驚かせて注意をそらすことです。[1]
    • 首輪を掴んで止めようとしてはいけません。衝動的に首輪を掴んでしまいがちですが、まったく攻撃性のない犬でも、喧嘩の最中であれば、反射的に人に向かってきて噛む可能性があります。犬が体を固くし、遊びではなく明らかに喧嘩をしている状況であれば、手を出さないほうが賢明です。
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    できるだけ大きな音を出す 犬の喧嘩は長続きしません。手元にある物を使って大きな音を立てましょう。
    • 大声を上げる、甲高い声で叫ぶ、足を踏み鳴らす、手を打ち鳴らすなど、犬の注意を引く行動をとりましょう。
    • 金属製の犬用のボウルやゴミ箱などが近くにあれば、互いに打ち鳴らすのも効果的です。[2]
  3. 3
    犬に水を掛ける 水(できるだけ大量に)を使って犬の注意を引くことができます。喧嘩中の犬にホースやバケツで水を掛けるか、何もなければコップの飲み物でもよいでしょう。大抵の場合は問題なく犬は離れていきます。少し濡れてしまいますが、怪我をさせずに済みます。
    • ドッグランなどの初対面の犬がいる場所へ行く際、緊急時に備えてスプレーボトルを用意しておくとよいでしょう。
  4. 4
    バリアを使って犬を引き離す 2匹の犬の間に入れて引き離すことができる物を探しましょう。大きな段ボール、ベニヤ板、ゴミ箱のふた、太い棒などを使うと、手に怪我をする危険を冒さずに犬を引き離すことができます。
  5. 5
    犬に毛布を投げ掛ける 相手を見ることができなくなると、喧嘩をやめる犬もいます。大きな毛布、タープ、上着などの不透明な物があれば、喧嘩中の犬に投げ掛けて落ち着かせましょう。[3]
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パート 2 の 3:
喧嘩を止めるべき時と方法を知る

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    仲裁に入るべき状況を知る 前述のように大抵の犬の喧嘩はすぐに収まり、傍から見るほど深刻ではありません。しかし、闘犬種は、他の犬からの社交上のサインをうまく読み取れないことがあるため、喧嘩していたら止める必要があります。また、大きさが極端に違う犬同士や発情期の雌犬同士の喧嘩、または過去に他の犬に怪我を負わせた犬、すぐに立ち去りそうにない犬の喧嘩は仲裁が必要です。[4]
    専門家情報
    獣医であり、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるエリオット医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得してます。エリオット医師は生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。
    Pippa Elliott, MRCVS
    Pippa Elliott, MRCVS
    獣医

    ピッパ・エリオット(Pippa Elliot)獣医師のアドバイス:「水を掛けるなどの一瞬の不意打ちは、犬の喧嘩の仲裁には非常に効果的な方法ですが、注意をそらすことができれば、他の物を使ってもよいでしょう。2匹の飼い犬が喧嘩していたら、軽い掛け布団を投げ掛けてみましょう。」

  2. 2
    犬の間に割り込まない どのような状況でも、噛み合っている犬の間に入ってはいけません。混乱している犬が新たな敵と勘違いし、噛まれてしまう恐れがあります。
    • 小型犬であれば、2匹の犬の間に入ってお互いの視界を遮り、喧嘩を止めることができるかもしれません。
  3. 3
    犬を掴む 犬の背後から近づき、後ろ足の上部を掴みます。次に、手押し車を押すように後ろ足を持ち上げます。犬が振り向いて噛まれないように、左右どちらかに円を描くように後ずさりします。[5]
    • この方法は、他の誰かがそばにいて、相手の犬の足も掴んで引き離すことができる場合に効果的です。
    • 喧嘩中の犬の間に腕を入れてはいけません。噛まれてしまう恐れがあります。
    • リードを後ろ足に巻き付けて引っ張り、犬同士を引き離すこともできます。
    • 犬を引き離したら、お互いが見えない場所に移動させます。相手が見えると、再び喧嘩を始めてしまうかもしれません。できるだけ早く車内に入れるか、閉めたドアの向こう側に連れて行きましょう。リードを付けていない場合は、ベルトやネクタイでも代用できます。他に誰もいなければ、一方の犬を動かない物に縛り付け、もう一方を他の場所に移しましょう。
  4. 4
    自分の足を使う どの方法もうまくいかない場合は、犬が大怪我をする前に自分の体を使って喧嘩を止める必要があるかもしれません。ズボンと丈夫な靴を着用していたら、足を使って犬を引き離すことができる場合があります。
    • 小型犬に限りこの方法を試しましょう。ただし、噛み合っている犬にはこの方法はとるべきではありません。足を噛まれる恐れがあります。自分が怪我をするリスクがあることを念頭に置きましょう。股間を噛まれて負傷する危険性があるため、この方法をジャーマンシェパードなどの大型犬に試してはいけません。
    • この方法は、複数人で行うと特に効果的です。
    • 犬を蹴ったり、傷つけたりしてはいけません。犬同士を引き離すことが目的です。
    • 犬を引き離した後、自分の身を守ることを忘れてはいけません。特に犬が自分に対して攻撃的になっている場合、犬から逃げてはいけません。ひき続き犬と向き合い、動かずにじっとして、アイコンタクトは避けましょう。[6]
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パート 3 の 3:
喧嘩を事前に阻止する

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    飼い犬と他の犬との交流の仕方を観察する 飼い犬が吠えたり、飛びかかったり、噛みつくような素振りを見せますか?普段は激しい遊びを好みますか?飼い犬が他の犬にとるいつもの行動が分かっていれば、喧嘩の兆候を知ることができます。
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    犬の体に注意を払う ただ遊んでいるだけでも、喧嘩しているように見えることがあります。[7]犬は遊んでいても唸ったり、噛みつくように威嚇したり、乱暴に噛み合ったりします。犬が発する声ではなく、体の状態を観察しましょう。体がゆったりとリラックスして尻尾を振っていれば、ただ遊んでいるだけでしょう。しかし、体に緊張感があり硬直して尻尾が下がっている場合は、まさに喧嘩が始まる状況かもしれません。[8]
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    ちょっかいや過激な遊びをやめさせる 一方の犬がプレイタイムだと思っていても、もう一方の犬はそうとは思わないことがあります。この場合は、犬を引き離すのが賢明です。[9]
    • たとえ双方の犬が楽しんでいるように見えても、過激な遊びに発展することがあります。大型犬が誤って小型犬に怪我を負わせてしまう場合もあります。
  4. 4
    競合させない 犬は餌やおもちゃに対して占有欲を示す場合があります。他の犬種に比べてお気に入りの物により執着する犬種がいる一方、他の犬とうまく共有できる犬種もいます。飼い犬の性格を熟知していると、他の犬が近づいて来た時に喧嘩を防ぐことができます。
    • 飼い犬が他の犬と遊んでいる時は、おやつ、餌、おもちゃを遠ざけましょう。
    • 多頭飼いの犬に餌を独り占めする傾向があれば、それぞれ別の部屋で餌を与えましょう。
  5. 5
    仲良く遊ぶようにしつける 犬を初めて家に迎える際、他の犬を攻撃しないように教えることは飼い主の責任です。良い行いを褒めてあげましょう。また、噛んだり、唸ったりするなどの攻撃的な行動をとったら、他の犬から離して落ち着かせます。
  6. 6
    呼んだら来るようにしつける 飼い犬が「来い」の指示にいつも従うのであれば、大抵の場合は状況が悪化する前に解決できるはずです。子犬のうちに「来い」や「待て」などのコマンドを教え、特に他の犬がいる場所で従うように練習しましょう。
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注意事項

  • 安全を考慮して、屋外では常にリードを付けましょう。訓練された犬でも誘惑に勝てない時があります。
  • 初対面の犬には徐々に慣らしていきます。犬に勝手に挨拶をさせるのではなく、徐々にお互いの距離を縮めることで、喧嘩を避けることができます。
  • 犬に噛まれてしまったら、医療処置を受けましょう。大事には至らなくても、念のため診察を受けることは大切です。
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Pippa Elliott, MRCVS
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この記事の共著者 by Pippa Elliott, MRCVS. 獣医であり、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるエリオット医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得してます。エリオット医師は生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。 この記事は3,566回アクセスされました。
カテゴリ: ペット・動物 |
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