犬がものを噛むのは異常な行動ではありません。しかし、普通だからといってこの行動を放置するのは飼い主として良くありません。犬が噛む理由を学ぶことで噛む行為を予防し、止めるのは、犬と飼い主両方を守るという面でとても大切です。

パート 1 の 4:
噛むのを予防する

  1. 1
    犬に去勢・避妊手術を受けさせる 去勢・避妊手術が推奨される理由は多々ありますが、犬が噛まなくなるという事実が挙げられます。去勢・避妊手術をするとホルモンレベルが変わり、おとなしい性格になるでしょう。 [1]
    • 突然どこかへ行ってしまったり、喧嘩したりする頻度が減るでしょう。
    • 去勢手術をした犬はテストステロンの分泌量が下がり、攻撃的な行動が減るでしょう。
  2. 2
    放し飼いを避け必ずやリードを使用する 飼い犬が庭で安全に過ごせるようにするのも、飼い主の責任のうちの一つです。安全で限られたスペースに犬を入れておくと、自分の飼い犬だけではなく他のペットや人を守ることに繋がります。[2]
    • 犬を自由にうろうろさせないようにしましょう。
    • 囲いの中に犬を入れておくと、他のペットと会ったりケンカをする機会が減るでしょう。
    • 安全を確保すると、狩りの時に犬が噛むのを防ぐことができます。
  3. 3
    ストレスが溜まらないようにする 犬が噛むかもしれないと思った時は、不必要にストレスをかけるのは避けましょう。犬を新しい所やごみごみした場所に連れて行ってはいけません。常に犬の行動を観察して、ストレスを感じているサインが見られないかチェックし、感じているようなら直ちにその場を立ち去りましょう。[3]
    • 犬のストレスになる場合は、初対面の人にたくさん会わせないようにしましょう。
    • 人ごみは犬にとってストレスになることがあります。犬が緊張している場合は、人ごみに連れて行くのは避けましょう。
    • ストレスのかかる状況を回避するのは有効ですが、そういった状況下でもリラックスできるように訓練することも大切です。
    • 犬がリラックスできる場所を確保しましょう。
  4. 4
    服従訓練所に連れて行く ペットと一緒に服従訓練の講習を受けると噛む癖を抑制することができるでしょう。講習では、犬と飼い主両方に、噛むのを止めるにはどうしたらいいかを教えます。[4]
    • 犬には他の犬や人と交流する機会が与えられます。
    • 恐怖を感じたときにどう対処するかを犬に教えます。
    • 飼い主は正しい褒め方と叱り方を学びます。
    • 犬と飼い主両方が学べるようになっています。
    • 動物病院で、良い服従訓練講習を知らないか尋ねてみましょう。
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パート 2 の 4:
甘噛みや噛み癖を治す

  1. 1
    犬が遊びで噛んでいるのか攻撃として噛んでいるのかを見極める 全ての犬、特に子犬には甘噛みをする行動が普通に見られます。違いを理解することで犬の態度を理解できるでしょう。ただし、噛んだり甘噛みをすることは許されることではなく、両方とも止めさせるべきです。
    • 遊びの甘噛みは痛くありません。犬のボディランゲージからリラックスしていることが見て取れるでしょう。[5]
    • 攻撃として噛んでいるときは、ボディランゲージから緊張で固くなっていることが分かるでしょう。[6]
    • 攻撃しているときは、素早く、強く噛み、そして噛まれると痛みを伴います。[7]
  2. 2
    噛まないようにしつける 犬は群れで生活する動物で、子供の時に遊んで学びます。子犬が飼い主を噛むのは普通のことですが、絶対に噛まないよう、しつけを始める必要があるでしょう。[8]
    • 噛まれたり甘噛みされたときは、犬と同じような甲高い悲鳴を上げましょう。
    • 数秒遊ぶのを止めます。
    • 犬を褒めて、再び遊び始めます。
    • 飼い主が悲鳴を上げても止めないときは、そのままにして後で再び試してみましょう。[9]
  3. 3
    タイムアウト法で噛み癖を抑止する 悲鳴を上げて短い間遊ぶのを拒否しても犬の反応が変わらないときは、タイムアウト法を試してみましょう。してはいけないことを教えるのに、無視するというのは強力な方法です。[10]
    • 噛まれたら甲高い声を出します。
    • 10~20秒間犬を無視します。[11]
    • 10~20秒間犬を隔離してもよいでしょう。
  4. 4
    良い行動をしたときは確実に犬を褒める 正しい行いを犬に教えることは重要です。甘噛みや噛むのを止めたら必ず撫でるかおやつを与えて褒めましょう。
    • 本当に理想的な行動の時だけ褒めましょう。
    • おやつを手元に置いておき、しつけの時にすぐに取り出せるようにすると良いでしょう。
    • 餌の与えすぎはよくありません。おやつはほんの少量にしましょう。
  5. 5
    おとなしくするようしつけを続ける 犬の噛み方は軽くなってくるでしょう。犬が噛んだときは、声を出して遊びを中断するのを続けます。[12]
    • 噛む力が弱まったとしても、「軽く」でも噛む場合は声を出して叱りましょう。
    • 弱い力だとしても噛むのを止めるまでこの方法を続けましょう。
  6. 6
    犬のおもちゃやゲームを慎重に選ぶ 犬と取っ組み合いをしたり、綱引きをして遊びたいと思うのは自然なことですが、そういった遊びをすると矛盾に繋がり、犬の噛むという本能を抑制するしつけが難しくなります。[13]
    • 指や手を噛ませるより、噛むおもちゃや骨を与えましょう。[14]
    • レスリングをして遊ぶと犬が興奮しすぎたり混乱するため避けましょう。
    • 綱引き遊びについては慎重に考えましょう。支配欲が強くなることがあります。
    • 獣医師やトレーナーに綱引きの仕方についてアドバイスを求めましょう。[15]
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パート 3 の 4:
ひどい噛み癖に対応する

  1. 1
    甘噛みは除外する 甘噛みは家庭での簡単なしつけにより治すことができます。攻撃的に噛んでいるようなら、問題はより深刻でしょう。
    • 噛んで攻撃されると、遊びで噛まれるよりはるかに痛いでしょう。
    • ボディランゲージから犬が緊張して固くなっていることが分かるでしょう。
  2. 2
    獣医師に協力してもらう 犬に攻撃性が見られるようなら、直ちにプロに助けを求めましょう。なぜ攻撃的に噛みついてくるのか原因を探ってくれるでしょう。 [16]
    • 動物病院では、噛みつきに繋がるような病気のケアを提供してくれるでしょう。
    • また、動物病院で正しい褒め方や叱り方の指導も受けられます。
    • 犬のしつけの仕方について動物行動主義心理学者に相談しても良いでしょう。
  3. 3
    犬に予防接種を受けさせる[17]  適切な訓練で犬は飼い主や他人を噛むことはなくなるかもしれませんが、可能性はゼロではありません。万が一誰かを噛んだ時のために、犬の予防接種は必ず受け、手続きや登録情報は常に新しい状態にしておきましょう。 
    • 予防接種を適時受けていると、噛んだ相手を病気から守ることができます。
    • 飼い犬が予防接種を適切に受けていると、誰かを噛んだ時の法的責任が軽くなります。
    • 予防接種を受けておらず、人を噛む犬は自治体が殺処分するため、飼い犬の安全に気を付けましょう。
    • 飼い主としての責任を全うしましょう。公共のスペースでリードを外してはいけません。噛む恐れのある犬を公共の場に連れて行くときは、口輪を付けましょう。
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パート 4 の 4:
犬が噛む理由を理解する

  1. 1
    噛みつき方の違いを知る 子犬や成犬は口を使って遊び、世界を知ります。甘噛みや噛みつき、じゃれて噛む、またより深刻な攻撃としての噛みつきの違いは一般的に区別可能です。
    • 子犬は甘噛みをしたりじゃれて噛んできたりすることがよくあります。一般的な行動ではあるものの、許されることではありません。
    • 成犬でも訓練をしていない限り、甘噛みをしたり噛みついたりすることがあります。
    • 犬の年齢に関係なく、人間に歯を触れることは間違っていると教えましょう。
    • 攻撃的に噛みつく犬は、子犬でも成犬でも緊急の対応が必要です。
  2. 2
    犬に過度の支配欲が見られないかチェックする 犬は所有物を守ろうとします。何が自分の所有物なのかが良く分かっていて、その所有物が危険にさらされると噛みついてくることがあります。
    • おもちゃ、食べ物、テリトリー、人さえも自分のモノと捉えることがあります。
    • こういったものが犬の周りにないかチェックして、何が引き金になって行動を起こしているのか見てみましょう。
  3. 3
    恐怖反応のサインがないかチェックする 他に犬が噛む一般的な原因に、恐怖があります。犬が怖がっているようなら、知らない人や新しい場所等原因になっている可能性を考えてみましょう。犬が怖がっているサインとして下記のような行動が挙げられます。 [18]
    • 震える
    • 尻尾を隠す
    • 服従姿勢
    • 隠れる
    • 逃げる
  4. 4
    どこか痛い所がないか判断する 犬がじゃれている様子ではなく噛みついてくるときは、痛みを抱えている場合があります。痛みがあるとおとなしくて人懐っこい犬でさえ噛むことがあります。痛みがあるようなら、直ちに動物病院へ連れて行きましょう。痛みのある犬には下記のような兆候が見られます。
    • クンクンと鳴く
    • 食べ方や飲み方が変わる
    • キャンキャン鳴く
    • うめく
    • 落ち着きがない
    • 動きにくくなる
    • 足を引きずる
  5. 5
    母親になりたての犬は噛む可能性があることを理解する 妊娠中や出産直後のメス犬は、噛むことがあるため注意しましょう。従順でおとなしい犬でも母性本能は強いため、噛みついてくるような行動を控えるように注意しましょう。
    • 犬に安全で人気のない場所を提供する
    • 母犬や子犬には慎重に近づく
    • 母犬と子犬に近づくときは気を付けるように周りの人に教える
  6. 6
    狩りの行動としての噛みつきを見分ける 捕食本能はほとんどの犬に見られ、非常に強い衝動です。「狩り」を邪魔されると、噛むことがあります。捕食本能で噛みついていると思われる場合は、みんなの安全を第一に考えましょう。犬は下記のものを獲物と考えることがあります。
    • ウサギやリス等の野生動物
    • ジョギングをしている人
    • 自転車に乗っている人
  7. 7
    噛みついてくる前のサインを知る 甘噛みしている訳ではないとすると、より攻撃的な行動と向き合う必要があり、危険を伴います。下記のような攻撃的なサインを知りましょう。
    • 耳を後ろに倒している
    • 背中の毛を逆立てる
    • 白目が目立つ
    • 歯を見せている
  8. 8
    噛みつきそうな犬の扱い方を知る 攻撃的なサインを出している犬に噛まれないようにするには、基本的なコツがいくつかあります。下記の基本ステップを頭に入れ、犬に噛まれないようにしましょう。
    • 目を合わせない
    • ゆっくりと後ずさりして犬から離れる
    • 犬に逃げ道を与える
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ポイント

  • 辛抱強く継続的にしつけをしましょう。
  • 犬が恐怖を感じていたり攻撃的になっているサインを見逃さないようにしましょう。
  • 犬が噛みつく原因が分からないときは、動物病院へ連れて行きましょう。
  • もっと犬と遊びましょう。長い間ケージに入れて飼っているのであれば、里子に出すことも考えましょう。ケージの中の暮らしは犬にとって良くありません。

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注意事項

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このwikiHow記事について

Jaimie Scott
共著者 :
Jaimie Scott
ドッグオーナートレーナー
この記事の共著者 Jaimie Scott. ジェイミー・スコットはカリフォルニア州サクラメントにある「Jaimie Scott Dog Training」の経営者です。15年以上にわたりドッグオーナーを対象に個人トレーニング、グループトレーニング(飼い主のみ、犬は不参加)、ライブビデオクラスを提供しています。犬が安全と幸せを感じる為には「常に誰に主導権があるのかを犬に認識させる必要がある」との確信をもとに、飼い主を訓練することに焦点をおいたプログラムを実践しています。また、トレーニングのコツや犬の行動に関する自身の考えを共有すべく、トレーニングビデオ、ブログ記事、eBooksも出版。パシフィック大学にて数学とコンピューター科学の学士号を取得しました。
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