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この記事の共著者 : Pippa Elliott, MRCVS. 獣医であり、Royal College of Veterinary Surgeons(王立獣医師会)のメンバーでもあるエリオット医師は、30年以上にわたり、かかりつけ獣医、そして獣医外科医として獣医療の実践に努めてきました。1987年にグラスゴー大学にて獣医科学と獣医外科学の学位を取得してます。エリオット医師は生まれ故郷の町にある動物診療所に20年以上勤務しています。
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足首の捻挫とは、腱、靭帯、および足首の関節付近の筋肉を損傷することです。これは激しい運動や日常のちょっとした事故が原因で起こります。捻挫を悪化させないためには、兆候の早期発見がカギとなります。
ステップ
パート 1 の 2:
捻挫の兆候を認識する
パート 1 の 2:
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1犬の生体構造を理解しましょう。犬は、前足と後ろ足に体重をかけて歩きます。犬が立つと、後ろ脚の足と膝の間に足首があるのが分かります。人間も、つま先立ちをすると、これに似た格好になります。[1]
- 犬の前脚には足首はありません。人間の腕に足首がないのと同じです。しかし、前脚にも別のタイプの捻挫が起きることがあり、足首の捻挫と同じように対処します。
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2足首に捻挫が起きる理由を理解しましょう。たいていの犬は激しく動き回ります。犬の激しい動きは関節に多大な力と負荷をかけ、時にはこれが怪我を招きます。[2]
- 走る、跳ねる、急に方向転換をするといった動きは関節に大きな負担をかけます。
- 犬の運動量は一様ではありませんが、犬によっては許容量以上の負荷を関節にかけてしまうことがあります。他にも、転ぶ、高所から落ちる、穴に足がはまるといったアクシデントや、ソファーの上り下りのような日常的な行動が原因で捻挫が起こることがあります。
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4外傷の有無を確認しましょう。捻挫した犬は、足首のまわりが赤く腫れているかもしれません。[5]
- 捻挫した箇所をよく舐める場合もあります。
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5犬の行動に注意しましょう。怪我をした犬は、普段とは違う行動をとることがあります。以下の行動の変化に注意しましょう。[6]
- 食欲の変化:怪我をしている犬には食欲の減退が見られます。
- 運動量の変化:睡眠時間が増えたり、動くのを嫌がるようになります。
- 声での訴え:足首を動かしたり触られた時に、吠える、唸る、クンクンと鳴くなどして不快感を訴えます。
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パート 2 の 2:
捻挫の処置
パート 2 の 2:
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4症状の改善や悪化を観察します。怪我をしてから最初の48時間は安静にさせ、怪我の状態が改善または悪化していることを調べます。十分な休息を取り、適切な治療を受ければ、たいていの捻挫はすぐに治ります。
- 48時間後に状態が悪化しているようなら、動物病院に連絡しましょう。[13]
- 怪我の症状に改善が見られないときは、獣医師に処方された薬を与え、さらに休息させましょう。
- 場合によっては捻挫の他に別の怪我をしている恐れもあります。脱臼や骨折などの深刻な怪我は、獣医の診察と、場合によってはレントゲン撮影が必要になります。
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ポイント
- 捻挫には早急な治療が欠かせません。治療が早ければ早いほど、回復も早まります。また、怪我の悪化を防ぐこともできます。
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注意事項
- 獣医のアドバイス無しに患部に包帯を巻くのはやめましょう。間違った巻き方をしてしまうと、皮膚を刺激するなどの問題を引き起こす原因となり得ます。包帯がきつ過ぎると、血行の妨げになり、組織が刺激されて怪我の回復が遅れます。
- 獣医のアドバイス無しに薬を与えないようにしましょう。人間用の薬(市販薬、処方薬、共に)は犬に有害なものが多々あります。人間の抗炎症剤が犬に使われることもありますが、投与量は人間のそれとは異なります。
- 48時間以内に患部に改善が見られないときは獣医の診察を受けましょう。症状が悪化していることに気づいたら、すぐに獣医に連絡しましょう。ただの捻挫だと思っていても、もしかすると別の怪我をしているかもしれません。専門医による早急な治療が必要です。[14]
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出典
- ↑ http://pets.webmd.com/dogs/dog-sprains-strains
- ↑ http://www.pethealthandcare.com/dog-health/dog-leg-sprain.html
- ↑ http://www.pethealthandcare.com/dog-health/dog-leg-sprain.html
- ↑ http://www.medicinenet.com/pets/dog-health/dog_is_limping.htm
- ↑ http://pets.webmd.com/dogs/dog-sprains-strains
- ↑ http://pets.webmd.com/dogs/dog-sprains-strains
- ↑ http://www.whole-dog-journal.com/issues/10_3/features/Dog-Injuries_15914-1.html
- ↑ http://pets.webmd.com/dogs/dog-sprains-strains?page=2
- ↑ http://www.whole-dog-journal.com/issues/10_3/features/Dog-Injuries_15914-1.html
- ↑ http://www.whole-dog-journal.com/issues/10_3/features/Dog-Injuries_15914-1.html
- ↑ http://www.whole-dog-journal.com/issues/10_3/features/Dog-Injuries_15914-1.html
- ↑ http://www.whole-dog-journal.com/issues/10_3/features/Dog-Injuries_15914-1.html
- ↑ http://www.dogingtonpost.com/need-to-know-information-on-canine-leg-injuries/
- ↑ http://www.vets-now.com/pet-owners/pet-care-advice/dangers-of-human-pain-killers-to-pets/
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