犬の健康状態を知るうえで、週に一度の耳のチェックはとても大事です。人間の耳は頻繁にチェックしないかもしれませんが、垂れ耳の犬やアレルギー持ちの犬の耳のチェックは特に重要になります。耳のチェックをしてみると汚れていることが多く、掃除が必要なことが分かります。感染症や傷がない限り耳掃除は自宅でとても簡単にできます。垂れ耳ではなくても、愛犬の耳のチェックと掃除を習慣化して、正しい方法で耳のケアを行いましょう。

パート 1 の 2:
犬の耳チェック

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    犬の耳をチェックしましょう。耳の中が良く見えるよう、犬を自分のそばに座らせるか立たせましょう。通常の汚れや耳あかが見えるだけなら耳掃除を始めましょう。
    • 耳から液体(透明または灰色・茶色)が出ていないか、ドロっとした耳あかがないか、傷やかさぶたがないか注意しましょう。これらの症状があった場合は、絶対に耳掃除をしてはいけません。獣医の診察を受けましょう。
    • 耳の奥(「外耳道」と呼ぶ)は、耳の根元と頭との境目で急カーブしており外からは見づらくなっています。獣医の指示なしで外耳道の掃除をするのはやめましょう。また、絶対に綿棒だけで外耳道を掃除しないでください。外耳道に耳垢を押し込んだり、鼓膜を傷つける恐れがあります。
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    耳の中に寄生虫や異物がないか確認しましょう。犬の耳の中にはいろいろなものが紛れ込んでしまいます。草むらや木の生い茂った場所を走ったりすると、草や穂、種などが耳に入ってしまうことが良くあります。それらは優しく取ってあげるか掃除をしながら取り除きましょう。自分で取れなかった場合は動物病院に連れていきましょう。
    • ダニやノミは犬の耳の中や回りの隠れた場所を好みます。ダニが耳に入り込むと、激しい痒みを起こしたり、耳の中にドロっとした茶色の液体を発生させます。この場合は獣医の診断と治療を受けましょう。ノミやダニは塗り薬で殺傷(および発生防止)が可能です。こうした薬は動物病院で簡単に手に入ります。
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    耳にイースト感染の症状がないかチェックしましょう。[1] 耳のイースト感染が起こると悪臭や痒みを引き起こし、茶色の液体を発生させます。このような真菌感染症には、感染を治す特別な薬が必要となります。感染は耳掃除では治らず、悪化させてしまうこともあります。このような症状が見られた場合には、直ちに獣医の診察を受けましょう。
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    耳の外側に細菌感染の症状がないかチェックしましょう。[2] 耳の細菌感染症には、薬で治せる軽度のものから犬の健康状態までをも脅かす重度のものまであります。深刻な合併症の可能性もあるため、獣医の診断と治療を受けましょう。
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    まれなケースですが、腫瘍の兆候であるしこりに注意しましょう。[3] 時々、耳の周りにしこりやこぶができることがあります。多くの場合は、皮膚嚢胞(皮膚の内側に袋状のスペースができ、その中に垢などの老廃物がたまってできる腫瘍)や外傷反応、虫刺されです。
    • 1週間ほど様子を見て、しこりが大きくなったり、犬が気にしているようであれば獣医の診察を受けましょう。
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パート 2 の 2:
犬の耳掃除

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    市販の犬の耳洗浄液を購入するか、家にある物で作りましょう。耳の内側(外耳道の手前まで)の掃除にはどちらも使えます。市販の犬の耳洗浄液での耳掃除の方法と、家で手作りした液体での耳掃除の方法は同じです。
    • 酢と消毒用アルコールをそれぞれ大さじ3杯ずつ、清潔な容器に入れて混ぜ合わせます。犬も人間と同じように、冷たい液体が耳に入るのを嫌がるため、混ぜた液体は室温に保つように注意しましょう。この液体は耳の内側の見える部分に使用しましょう。耳の感染症の疑いがある場合は絶対に使用しないでください。また、絶対に外耳道に直接液体を注がないでください。
    • 市販の犬の耳洗浄液は数多く販売されています。近くで購入できる商品について獣医に尋ねましょう。近所のペットストアでお薦めを聞くのも良いでしょう。
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    コットンを液体に浸します。液が垂れないように余分な液を絞ります。超小型犬には半分にしたコットンを使いましょう。
    • 人差し指にゆるく巻いたガーゼを液体に浸したものでも代用できます。ガーゼも液が垂れないように気を付けましょう。液をつけ過ぎてしまった場合は、軽く絞って使いましょう。ガーゼは綿棒の代用となるため、犬が少し違和感を覚えるかもしれません。親指と人差し指でしっかり持ちましょう。
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    犬の耳の内側を優しく掃除します。目に見える汚れやゴミを取り除きましょう。汚れがひどい場合はコットンをいくつか使いましょう。外耳道の手前までを優しく掃除している限り、犬も問題なく我慢できるはずです。
    • 耳の中の皮膚はとても傷つきやすく、酢とアルコールは傷に沁みますので、優しく掃除しましょう。
    • 汚れや耳垢は隙間に溜まりやすいため、忘れずに掃除しましょう。
    • 両耳を掃除しましょう。
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    獣医の提案があった場合のみ、耳内部の掃除をしましょう。耳の汚れや耳垢がひどく、獣医の指示があった場合のみ、洗浄液で耳内部の洗浄をしましょう。この方法を使うと、外耳道からもたくさんドロっとした汚れが取れます。
    • 耳内部の洗浄をする場合、ボトルの先を外耳道の入口に持っていきます。外耳道を洗浄液で浸し、耳の根元を親指とその他の指で優しくこすり合わせ、マッサージをしましょう(とても優しく行いましょう)。 これを60秒ほど行います。
    • 耳から出た汚れをガーゼかコットンで拭き取ります。耳が汚れでいっぱいだった場合は、ガーゼやコットンをたくさん使って汚れを拭き取りましょう。
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    洗浄後は犬が自然に頭を振って余分なものを出そうとします。その時、外耳道に残った洗浄液も排出されますので、液体や汚れが自分の目に入らないように注意しましょう。
    • 犬が余分な洗浄液を出し切ったら、再度耳をガーゼかコットンで拭き取りましょう。これで犬が頭を振った時に出てきた汚れも取り除くことができます。
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    耳掃除を定期的に行いましょう。週に一度の耳のチェックとそれに応じた耳掃除を習慣にすれば実行しやすく、耳の健康状態を常に把握することができます。耳の汚れは想像以上に早く溜まり、感染を引き起こすこともあります。垂れ耳の犬であれば、特に注意が必要です。
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ポイント

  • 耳掃除の後にご褒美をあげると犬もリラックスし、次回もおとなしくしていればご褒美がもらえると気づくでしょう。
  • 犬が泳いだ後は耳掃除の絶好の機会です。洗浄液で耳掃除をすれば、耳に入った水も一緒に取り除くことができます。耳の中の水をそのままにしておくと、感染の原因になります。
  • 獣医に適切な耳掃除の方法を教えてもらいましょう。特に過去に耳の問題があった犬には重要です。
  • 耳掃除中には、犬が急に動いて取り返しのつかない事故につながることがあります。安全には十分注意しましょう。

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注意事項

  • コットンは絶対に外耳道の奥まで入れないでください。犬の耳が聴こえなくなる事故につながる恐れがあります。
  • 水で耳掃除をしないでください。水が外耳道まで流れ込み感染を引き起こす恐れがあります。
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必要なもの

  • 犬の耳洗浄液(手作り、市販のもの)
  • コットン、またはガーゼ

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出典

  1. Kirk and Bistner’s Handbook of Veterinary Procedures and Emergency Treatment. Ford and Mazzaferro. Elsevier.
  2. The Merck Veterinary Manual. Overview of Otitis Externa.
  3. The 5 Minute Veterinary Consult. Canine and Feline. Tilley and Smith. Williams and Wilkins.

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カテゴリ: | ペット・動物
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