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時折、犬を抱きかかえなければいけない時があるかもしれません。車に乗せる時や、動物病院で診察台に乗せる時がその例でしょう。また、犬が怪我をしたら抱きかかえて動物病院に連れて行く必要があります。そのため、この記事では安全に犬を抱きかかえる方法を学びましょう。そうすれば、誰もが安全に落ち着いて過ごすことができます。

パート 1
パート 1 の 2:
犬を抱きかかえる準備をする

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    犬の体重が重い場合は、助けを借りましょう。多くの人の場合、約18㎏以上の犬を1人で抱きかかえることは避けるべきです。持ち上げられる重さの限界は人それぞれなので、犬を抱きかかえようとする時には犬と自分自身の安全を考えましょう。
    • 犬は、体がきちんと支えられておらず落ちるかもしれないと感じた時、もしくは人が犬の体のある部分を掴もうとする時により激しくもがきます。
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    小型犬を正しく抱きかかえましょう。犬の体重が約9㎏未満であっても、慎重に抱きかかえることが重要です。まず、前足のすぐ後ろの胸の位置を確認します。犬を持ち上げる時には、この部分を支えることになります。そして右手で犬の首輪もしくはリードを掴みます。これで犬が逃げてしまうのを防ぎ、また犬の頭をコントロールすることができます。左腕を犬の背中の上に持ってきてから胸の下を支えて持ち上げましょう。[1]
    • 犬が左脇もしくは左腕の下に来るようにしましょう。また、犬ができるだけ動かないように自分の体に近づけて抱きかかえましょう。
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    体重の重い犬は注意して抱きかかえましょう。犬の体重が約9㎏を超える場合は、片手を首の下に、もう片方の手はお尻を下から支えた状態で持ち上げます。また、この際には板を持ち上げるようにして抱きかかえます。[2] 約18㎏を超える犬の場合は、他の人に手伝ってもらいましょう。1人が犬の頭側に立って片手を首の下に、もう片方の手は胸に配置します。もう1人は、片手を腹部に、もう片方の手をお尻の下に置きます。そして2人が同時に持ち上げるようにしましょう。
    • 犬の頭側に立つ人が主導権を握り、同時に持ち上げる合図をしましょう。例えば、数字を3つ数えて「3」の合図で一緒に犬を持ち上げます。
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    特別な状況で犬を抱きかかえる方法を学びましょう。腹部が出ているのが明らかに分かる妊娠後期に入った犬の場合は、腹部を避けるようにします。犬の首もしくは胸、そしてお尻を支えて抱きかかえましょう。また犬が背中を痛めていると思われる場合は、首とお尻を下から支えて背中を完全に水平に保った状態で抱きかかえます。
    • 必ず他の人の助けを借りましょう。そうすれば皆の安全を守ることができます。
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パート 2
パート 2 の 2:
犬を抱きかかえる

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    犬を持ち上げる時には、正しい体勢を取りましょう。必ず膝を曲げて、脚全体を使って持ち上げます。自分の腰を怪我から守ろうとして犬に覆いかぶさってはいけません。犬を安全に持ち上げるためには、犬に両手を回しましょう。
    • 膝を曲げることで犬の高さに近づきます。つまり、多くの犬が怖がるような、犬の上に体を乗り出す姿勢にはならないということです。
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    犬が落ち着いている時に抱きかかえるようにしましょう。犬が跳び回ったり体をくねらせたりしている時に抱きかかえることは避けます。場合によっては、犬を落ち着かせる訓練をしなければならないかもしれません。
    • 毎日のルーティンを決めて、短時間の訓練を始めましょう。まず、犬を数分間お座りさせることから始めます。そして、徐々に伏せを教えていきます。このようにして犬が落ち着いた時間を過ごす練習をしましょう。[3]
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    タオルもしくは短めのリードを使いましょう。体をくねらせている犬を抱きかかえなければならない時は、短めのリードを使って犬をコントロールしましょう。もしくは、犬の頭にタオルを被せておいて手足を抑えることもできます。
    • 犬の機嫌が悪い時は、口輪をかけて自分自身を守りましょう(犬用の口輪を使用もしくはリードを鼻に巻き付けます)。最低でも、犬を抱きかかえる前には犬の頭にタオルを被せましょう。
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ポイント

  • 怪我をした部分に触るのは止めましょう。担架として、毛布やタオルを使うことを検討しましょう。犬の頭側に立つ人が毛布(タオル)の片端を持ち、反対側に立つ人が反対側を持ちます。また、毛布(タオル)は平らに使うのではなく、タコスのように両端を高く保つようにしましょう。こうすれば、犬が担架から逃げ出そうとしなくなるはずです。
  • タオルを敷いた洗濯かごやプラスチック製の大きな収納ケースに犬を乗せることもできます。こうすれば、動物病院に連れていくまでの間にさらに怪我をするのを防止できます。[4]
  • 自分の顔を保護しましょう。中には、持ち上げられた時に頭を振り回す犬もいます。犬の頭蓋骨や歯が不意に当たってしまわないように、自分の顔は遠ざけておきましょう。また、小型犬を抱きかかえる時には、首輪を使って頭をコントロールしましょう。
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このwikiHow記事について

Sheri Williams
共著者 ::
認定ドッグトレーナー
wikiHow共著者の一人、Sheri Williamsがこの記事を共著しています。wikiHow共著者は、可能な限り正確でわかりやすい記事を提供するため、wikiHow編集者と緊密に協力しあっています。
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