犬を調教する方法

共同執筆者 David Levin

飼い犬が悪い行動をする場合、調教したいと考えるでしょう。これはつまり、犬にその行動はいけないことだと教えるということです。大声を上げたり叩いたりするのではなく、無視したり自分の注意をそらしたりといった、より効果的な方法をとりましょう。犬は建設的なしつけに応じるので、してはいけないことが何なのか、すぐに学習します。

パート 1 の 2:
悪い行動に応じる

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    飼い犬の行動を正します。自分の犬が悪い行動を取ったら、合図や素振りでそれが間違った行動だということを教えます。明るく、ただし正すような声色で「よく考えなさい」といった言葉を発します。「本当にそれがしたいの?」と問いただすような声色を使いましょう。犬は言葉と同様に声の調子も理解します。[1]
    • 犬は悪意を持ってあなたに逆らおうとしているわけではないことを理解しましょう。犬が自分の意に反した行動を取ったら、同じことをまた繰り返さないように教える必要があります。[2]
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    自分の関心をそらします。犬が間違った行動を繰り返すようなら、背を背けたりその部屋を離れたりして、自分の関心をそらします。[3] 犬は社交的で、物事の中心にいたいと思う動物です。取り残されたり無視されたりすることで、自分の行動を考え直します。悪い行動に早めに気づいたら、根深い問題になる前に止めましょう。[4]
    • 例えば、指示を教えていて犬がそれを拒む場合、「よく考えなさい」と言って背を背けます。犬は間違ったことをしたのに気づきます。振り返り、最初の指示を繰り返します。それでも言うことを聞かない場合は、「よく考えなさい」と言って再度背を背けます。犬が正しい行動を理解するまでこれを繰り返します。 [5]
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    悪い行動に注意を向けないようにします。言うことを聞かない犬に対して取るべき態度が分かったら、どのような反応が悪い行動を助長させるのか理解しましょう。犬は、ただあなたの気を引きたくて悪いことをする場合があります。注意したり怒鳴ったりすることが、犬にとってはご褒美になってしまいます。そして、同じ行動をさらに繰り返すのです。叱るのも怒鳴るのも、犬にとってはご褒美になるということを覚えておきましょう。[6]
    • 例えば、ドアのインターホンが鳴ると、驚いて犬が吠えだす場合があります。それを無視すれば、犬はご褒美を得られず、次にインターホンが鳴っても吠えません。しかし、犬が吠えたのに対して静かにするよう怒鳴ってしまうと、犬にとっては吠えたことで注意を得られ、ご褒美になってしまいます。すると、次回インターホンが鳴った際に、さらに吠えるようになります。
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    犬に対して声を荒げたり叩いたりしないようにしましょう。言葉や暴力による罰は、悪い行動を止めさせるのに効果的ではありません。その代わり、犬は単純にあなたを恐れるようになってしまいます。例えば、家の中で排尿をした場合に叩くと、犬は排尿した場所を隠すようになってしまう可能性があります。内緒で、見えないところで排尿するようになるのです。汚れた場所を探し出して綺麗にするのにより多くの時間を費やすことになるため、これでは問題は解決されません。[7]
    • 犬は暴力や言葉での罰は理解しません。困惑し、傷つき、あなたとの関係性が悪化するだけです。
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    噛まないように調教します。噛み癖は直すべき問題行動です。飼い犬に、噛むと人を傷つけることを教えましょう。犬が自分を噛んだら高い声で叫んで手を引っ込めます。手を引っ込めたら、数分間遊ぶのを止めるか、別の部屋へ移動します。犬は乱暴にじゃれると遊びが終わってしまうことの関連性にすぐに気づき、その行動をしなくなります。[8]
    • 成犬で噛み癖がある場合は、攻撃的な性格なのかもしれません。この場合は、専門家の協力がないと調教するのが難しいでしょう。獣医や犬訓練士に見てもらうことを考えましょう。
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パート 2 の 2:
悪い行動を防ぐ

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    飼い犬が悪い行動を取るきっかけを見つけます。犬は悪気があって悪い行動を取るわけではないことを覚えておきましょう。靴を噛んだり、あなたの外出時に家具を壊したり、他人に唸ったりといった問題行動を起こす場合、あなたがまだ知らない理由があってそのような行動を取るのです。時間をかけて飼い犬の行動の理由を見つけ出しましょう。[9]
    • 例えば、あなたの外出時に家具を噛む場合、あなたがいなくなって退屈していたり、不安になっているのかもしれません。
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    悪い行動の引き金を無くします。悪い行動の理由が分かったら、その引き金を無くすようにしましょう。歩行者や車が通り過ぎるのを見て、興奮すると吠えるということが分かった場合、カーテンを閉めて吠えるのを防ぎましょう。
    • また、犬を驚かせると様々な問題行動の引き金となるため、なるべく驚かせないような工夫をしましょう。例えば、飼い犬の問題行動が郵便配達員といった特定の引き金によるものなら、毎日の郵便配達の時間の前に犬を裏庭に連れて行きましょう。[10]
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    良い行動を褒めます。飼い犬が良い態度で遊んだり、指示に従ったり、正しい場所で排泄できたときには、肯定的な調教をしましょう。ご褒美をあげたり、明るい声で「いい子だ!」といった褒め言葉をかけてあげます。良い行動の直後に褒めて、犬が肯定的な記憶を構築できるようにしましょう。タイミングが早すぎたり遅すぎたりすると、犬はなぜ褒められているのか理解できません。[11]
    • ご褒美は、良い行動を見かけて褒めるときのためにとっておきましょう。
    専門家情報
    David Levin
    David Levin

    専門家からも一言:良い行動にご褒美を与えると、犬はそれがするべきことであると理解しますが、悪い行動を罰しても、あまり犬がいい行動を覚える役には立ちません。悪いことをした時に叱ると絶対ダメ、というわけではありませんが、良い行動を褒めることを強く意識しましょう。

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    飼い犬に運動をさせます。退屈していたり活発でない犬は、よく運動する犬よりも吠える傾向にあります。一日の大半を室内で過ごす犬は、ようやく外に出られたときや、飼い主が帰宅したときなどに、跳び上がったり、吠えたり、感情をあらわにしたりします。毎日少なくとも一時間は外を歩かせたり走らせたりしましょう。運動をさせることで、飼い犬の行動を改善できるかもしれません。[12]
    • 噛む用のおもちゃをたくさん用意しましょう。そうすれば、室内に残しても活動的でやることがある状況を保てます。また、いけないものをかじったり噛んだりする問題行動を防ぐ効果もあります。
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    決まった行動パターンを作ります。犬はストレスを感じたり周囲に不安を感じているときに悪い行動を取ることがあります。簡単な決まった行動パターンを作ると、犬をより安心してくつろがせることができます。例えば、排尿に失敗してしまう犬の場合は、外の特定の排尿場所に定期的に連れて行き、訓練することから始めましょう。これを決まった時間に繰り返せば、正しい場所で排尿することを覚えます。[13]
    • 食事と遊びの時間も決めるべきです。そうすれば、犬は遊んでもらったり世話してもらえることを学びます。遊びの時間が近づいていることが分かれば、感情をあらわにしたり、あなたの気を引くための行動を控えるようになります。[14]
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    助けが必要な場合を理解します。飼い犬の問題行動の理由が分からなかったり、行動が改善しない場合、専門の動物行動学者やペット心理学者の助言を得ましょう。お世話になっている獣医に、経験や資格がある人を紹介してもらいましょう。[15] 獣医に、悪い行動の原因となっている健康上の問題が無いかどうかも確認しましょう。
    • 身体検査を受けるのは、年を取った犬にとって特に重要です。例えば、健康上の問題で失禁してしまう場合もあります。獣医は症状を診断し、医学的または行動科学的治療を提案してくれるでしょう。[16]
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ポイント

  • 小休止を入れる場合や注意をそらす場合は、犬の方を見たり目を合わせたりしてはいけません。犬はあなたが見ているのを察知し、さらに関心を得ようとします。
  • 排尿の失敗などに対し罰を与えるのではなく、外に出たがっているサインを見逃さないようにしましょう。失敗してしまったら、酵素系洗剤で掃除し、臭いの跡を完全に除去しましょう。[17]

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出典

  1. The Power of Positive Dog Training. Pat Miller. Publisher: Howell Book House.
  2. The Power of Positive Dog Training. Pat Miller. Publisher: Howell Book House.
  3. The Power of Positive Dog Training. Pat Miller. Publisher: Howell Book House.
  4. Don't Shoot the Dog. Karen Pryor. Publisher: Ebury Press.
  5. The Power of Positive Dog Training. Pat Miller. Publisher: Howell Book House.
  6. Don't Shoot the Dog. Karen Pryor. Publisher: Ebury Press.
  7. Don't Shoot the Dog. Karen Pryor. Publisher: Ebury Press.
  8. https://www.aspca.org/pet-care/virtual-pet-behaviorist/dog-behavior/mouthing-nipping-and-play-biting-adult-dogs
  9. Don't Shoot the Dog. Karen Pryor. Publisher: Ebury Press.

このwikiHow記事について

David Levin
wikiHow共著者の一人、David Levinがこの記事を共著しています。wikiHow共著者は、可能な限り正確でわかりやすい記事を提供するため、wikiHow編集者と緊密に協力しあっています。
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