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この記事の共著者 Michael Noble, PhD. マイケル・ノーブルはプロのコンサートピアニストです。2018年にイエール大学音楽部にてピアノ演奏の博士号を取得。ベルギー・アメリカ教育財団の元現代音楽研究生で、カーネギーホールやアメリカ各地のコンサート会場、またヨーロッパやアジアの国々でも演奏しています。
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ピアノは独特で興味深く、楽しく演奏できる楽器です。着実にピアノの演奏が上手くなるには、高いお金を払って何年もレッスンを受ける必要があると思うかもしれませんが、必ずしもそうではありません。楽譜、調、コードについて少し勉強し、とたくさんの練習をすると、独学でピアノを弾くことができます。
ステップ
方法 1 の 3:
耳で学習する
方法 1 の 3:
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1使用するピアノやキーボードを見つけましょう。家にない場合、知り合いに借りてもよいでしょう。ピアノを使って練習する利点は、その音が弦によって生み出されるアコースティックであることです。また、ピアノの鍵盤は必ず88鍵あります。キーボードは電子音であり、88鍵とは限りません。どちらかを選択する時には、このことを頭に入れておきましょう。
- ピアノの種類(アップライト、ベビーグランド、グランド)によりますが、一般的にアコースティックピアノは電子ピアノよりも高価ですが、楽器屋で購入選択権付きリースをすることができます。
- 正しい音を聞いて耳を鍛えるために、ピアノを調律しましょう。 古いピアノ、特に定期的に弾かれていないピアノは音がずれていることがよくあります。持っているピアノが長い間使われていなかったり、最近動かしたりした場合には、ひどくなる前に専門家に調律してもらいましょう。
- ピアノが見つからない場合は代わりにキーボードを使いましょう。手頃な値段で、音がずれることもなく、いろいろな音を出すこともできて機能も充実しています。簡単に移動することができて、場所も取らないことは言うまでもありません。キーボードは初心者に向いています。まずはキーボードから始めてみて、ピアノに移ってもよいでしょう。
- キーボードの使い方を調べましょう。この楽器は特殊で、曲を早く習得するのに役立つ光る鍵盤機能があります。通常、楽譜の読み方の本やビデオが付いてきます。
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2ピアノやキーボードの前に座って慣れ親しみましょう。真ん中の音(ピアノの白い鍵盤)、フラットの音(左の黒い鍵盤)、シャープの音(右の黒い鍵盤)、低音域の音(低い音)、高音域の音(高い音)を弾いてみて音を確認しましょう。注意して音を聞き、それぞれの違いに注目することが大切です。一音一音の違いが分かるようになるまで練習しましょう。
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3長音階を学びましょう。聞いた音を分かるようになるためには、長音階を学びましょう。長音階を学び、その後に番号を付けていく方法を取る人もいます。例えば、1がド、2がレ、3がミ、4がファ、5がソ、6がラ、7がシ、8がド、などです。8と1が両方ともドではありますが、数字は低いドと高いドを分けて表しています。数字の1は真ん中のドを表します。
- やり方を一度覚えると、文字ではなく数字で曲を表すことができます。例えば、「メリーさんの羊」はミ - レ - ド - レ - ミ - ミ - ミ となります。これは3 - 2 - 1 - 2 - 3 - 3 - 3と表すことができます。
- 音楽の知識が全くない場合は、まずは実践して、試行錯誤して理解していきましょう。
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4和音を学びましょう。曲の大部分は様々な和音でできています。聞こえるのは異なる音ですが、和音は等間隔で作られています。耳で曲を理解するには、和音を作っている音を理解することがとても重要です。そのため、基本の和音の弾き方を学び、ピアノのどの鍵盤を使うのかを理解しましょう。和音を弾いて和音に慣れ親しむと、音を認識できるようになります。和音の名前を知らなくても、どのような音かは知っておきましょう。また、低音域か高音域かを理解し、鍵盤の位置を把握できるようになりましょう。[1]
- ド、ミ、ソから成るハ長調の三和音は、簡単な和音なので覚えましょう。真ん中のドから初めて(右手の指使いは1、3、5で、左手の指使いは5、3、1です)、その後、ドを一番低い音に保ったままオクターブずらしてみましょう。
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5パターンに注目しましょう。すべての曲は音楽パターンから成っています。一定の拍やリズムの和音をよく繰り返しています。パターンやコード進行を聞いて理解できると、聞いた曲を簡単に弾くことができるようになります。どの和音が他の和音と組み合わさっているのかが分かるようになります。主旋律と伴奏がどのように構成されているのかを理解することや、また自分で作曲する時にも役立ちます。
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6ハミングを習得しましょう。ハミングすることで曲を自分のものにできます。そして、ピアノで再現できるようになります。言い換えると、まずハミングで歌います。そして、座ってピアノで弾いてみましょう。和音とその鍵盤の位置を一度覚えてしまえば、曲を聞くだけで同じように弾くことができるようになります。
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7指の位置を確かめましょう。演奏するにあたり、どの鍵盤をどの指で弾くのかを知っておく必要があります。一番良い方法は初心者用の教本を使い、指使いの基本知識を学ぶことです。指には番号が付いています。例えば、親指は1で、小指は5です。教本には、どの音をどの指で弾くのかが一音ずつ書いてあります。
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8練習しましょう。曲を聞きましょう。その後ハミングで歌い、ピアノやキーボードでその曲を弾けるかどうか確かめましょう。もしくは、習得した技術が使われている好みの曲を選び、聞くだけで弾いてみるのもよいでしょう。上達するにはたくさんの練習が不可欠です。最低でも週3回練習をしましょう。[2]広告
方法 2 の 3:
ピアノの基礎知識を学ぶ
方法 2 の 3:
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1ピアノの基礎知識を学びましょう。ピアノは鍵盤が88鍵あります。白鍵は幹音と呼び、半音の変化のない自然音が出ます。黒鍵は派生音と呼び、シャープやフラットなどの半音変化した音が出ます。[3]
- 幹音は7つの音があります:ド - レ - ミ - ファ - ソ - ラ - シ
- 派生音は1オクターブごとに5つの音があり、シャープやフラットとして使われます。
- 右手と左手の譜表に使われる記号、ヘ音記号とト音記号を覚えましょう。
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2教本を使いましょう。先生がいないので教本を使って勉強しましょう。楽器店や書店には、楽譜の読み方や基本のスケールの弾き方、コード進行、簡単な曲の楽譜などが段階的に学べるような本がたくさんあります。[4]
- DVDなどのデジタル機器を利用しましょう。YouTubeの動画も見てみましょう。正確な弾き方を見て学べるので、目で見て勉強するタイプの人におすすめです。
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4指使いを覚えましょう。教本を使って鍵盤の弾き方を学びましょう。正しい指で鍵盤を弾くことは鍵盤の位置を覚えるのと同じくらい大切です。正しい方法で練習しなければ、音階を上がったり下がったりするのが難しくなります。[7]
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5スケールを練習しましょう。スケールを練習して音符やその音を知りましょう。初見演奏を練習している場合、見てすぐ弾くと音符が鍵盤のどこに位置しており、楽譜にどう書かれているのかを知ることができます。
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6簡単な曲を練習しましょう。教本を使って練習を進めていきましょう。指使いを学びながら簡単な曲を練習することができます。簡単な曲の練習を通して音符の位置を覚えることができ、初見演奏も上達していきます。ハ長調から始めましょう。その後、短調に移り徐々に慣れていきましょう。
- 曲を演奏する時には、初めに主旋律と伴奏を片手ずつ分けて弾いてみましょう。片手ずつできるようになったら両手を合わせて弾きましょう。
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7練習して、練習して、練習しましょう。ピアノを上達させるには練習が不可欠です。楽譜を使って初見や、指使い、演奏の練習をしましょう。一週間に3〜4回、30分ほど練習する計画を立てましょう。取り組んでいる課題を完全に習得するまでは次の段階にはいかないようにしましょう。[8]広告
方法 3 の 3:
ピアノの講師を頼む
方法 3 の 3:
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1講師を捜しましょう。一番費用がかかりますが、一番効果的な方法です。良い講師は初心者に音楽を教えることが折り紙付きであるだけでなく、基本を正しく教えてくれます。講師に教えてもらうと、悪い癖が付いてしまって時間をかけて直さなければならないということがなくなります。
- 初見や、指使い、演奏の見直しを講師としましょう。
- 五線譜上の音符の位置や鍵盤の位置の見直しを講師に頼みましょう。
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2講師に会う頻度を決めましょう。独学でピアノを習得することが目標であるため、頻繁には講師に会うことはないでしょう。月に一度講師に会い、できるようになったことの確認をして、分からないことを質問しましょう。例えば、曲を正しいテンポで弾けているかどうかを聞いてみましょう。
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3練習しましょう。再度言いますが、上達するためにはかなり練習しなければなりません。一週間に数回ピアノ教室に行って練習する人も多くいます。一週間に2〜3回、できるなら毎日練習しましょう。最低でも一週間に2回、30分間練習する計画を立て、さらに楽譜や初見を練習する時間も取りましょう。楽譜を読む練習にはキーボードやピアノは必要ありません。[9]広告
ポイント
- ダンパーペダルを踏んで音を響かせるのは魅力的ですが、ペダルは踏まずに弾きましょう。音が明確に聞こえ、間違いに気付きやすくなります。こうすることでさらに上達していきます。
- 他の楽器を他の調子(変ロ、変ホ、ヘ長調など)で演奏している場合、移調の仕方を学ぶと、その楽器で演奏する曲の音を修正してピアノで弾くことができるようになります。変ロ(シのフラット)は、鍵盤の移動が少ないので一番簡単でしょう。ドとファ以外は音を一つ左に移すと変ロ(シのフラット)と変ホ(ミのフラット)にそれぞれ移調できます。インターネットで移調の仕方を調べてみましょう。移調できるようになると、新たな可能性の扉が開いてどの曲をどの楽器でも演奏できるようになります。
- 主旋律は右手で弾き、両手で旋律を弾かないようにしましょう。始めたばかりの頃は両手で弾く方が簡単かもしれませんが、そのうち直さなければいけない悪い癖になってしまい、後悔することになるでしょう。
- 教本や動画を利用しましょう。
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出典
- ↑ http://www.pianomagic.com/PMMOcourse/whatispm.html
- ↑ http://www.limelightmagazine.com.au/Article/317393,ten-piano-practice-tips-with-jonathan-plowright.aspx
- ↑ http://www.piano-lessons-for-life.com/piano-keyboard-layout.html
- ↑ http://takelessons.com/blog/piano-books-for-beginners
- ↑ https://quizlet.com/3823889/piano-notes-flash-cards/
- ↑ http://www.true-piano-lessons.com/piano-notes.html
- ↑ http://www.pianoscales.org/fingerings.html
- ↑ http://www.davidnevue.com/pianomyths.htm
- ↑ http://www.davidnevue.com/pianomyths.htm
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